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港町の原風景が残る平戸市で、伝統の郷土料理とお礼の品へのこだわりに触れてきました

平戸市(ひらどし)ってどんなところ?

潜伏キリシタンの歴史が残る平戸は、ほんのり甘いしょうゆが定番

おでかけ体験型メディア「SPOT」の人気ライターが取材。他の観光メディアでは紹介しきれない、地域の魅力を深堀して紹介します。

はじめまして。フリーライターのちぷたそと申します。

実は、取材当日の平戸市は年に数回もないという、実に珍しい強風の日でした。そんな天気の中、印象に残ったのは海の色!波が高いのに、すごいきれい。しかも3月なのに海が温かそうな色をしてる。私が暮らす関東なら、もっとどす黒い色になっていますね。

ちなみに、天気の良いときの平戸の海と町はこんな感じです。

平戸城はこんな様子。白い外壁と店主下の緑、青い空とのコントラストが絶妙です。

巨大で真っ赤な平戸大橋。シーズンによっては、こんな赤・青・緑だけの世界が広がります。インスタ映えする橋だと思いませんか?

というわけで、今回は長崎県は平戸市をご紹介します。平戸市といえば、鎖国以前はポルトガルなどとの国際貿易で栄えた所と習った記憶があります。さて、いまはどんな様子なのでしょう。

そんなわけで平戸市役所に聞きに行きました。平戸ってどうなんですか! いろいろ教えてください!



【目次】
市役所の方に「平戸市」のことを聞きました
平戸市は「ふるさと納税」最先端地域だった
平戸のうまいものが集結する平戸瀬戸市場
若い方も味わって!平戸伝統食のクジラなら吉善商店へ
スギ花粉がほとんどない!避粉地として注目の的山大島へ
こちらも名物!おっ母の漁師飯しは大島村漁協女性加工部
平戸っ子の‟ソウル干物”といったら、マルイ水産商事
漁師と一緒につくり上げた究極の刺身しょうゆ、岩野上醸造場
大阪出身の店主が思いを込めた平戸産小麦のパン、Pain Chiki-Chiki
平戸市のふるさと納税「お礼の品」はポイント制!

市役所の方に「平戸市」のことを聞きました

今回の取材で平戸市を案内してくださった平戸市職員のみなさんです。左から原田さん、土田さん、近藤さん。メインでご案内くださったのは土田さん。原田さんは、東京の民間企業から出向されているのだそうです。地元の方とはまた違った内容のお話が聞けそうです。

土田さん:
平戸へようこそ。ここ平戸市は、九州本土の西北端、平戸瀬戸を隔てて南北に細長く横たわっている平戸島と、その周辺に点在する大小およそ40の島々から構成されています。教科書で習ったかもしれませんが、潜伏キリシタンの歴史もあるところなんです。

ちぷたそ:
平戸市について予習をしました。平戸とキリシタンは切っても切れない関係ですよね。観光サイトでキリシタンコースというのがあるのも見付けました。なぜかそのページで「平戸ヒラメ」を見付けて。すっかり食い気に走ってしまいますが、泊まった宿で食べた平戸の海の幸のおいしさに感動しました。やっぱりヒラメがおいしかったです。小ねぎをくるりと巻いて食べましたが、味も食感も今まで食べたことのないものでした。後味も良くて余韻にうっとり、最高でした!

近藤さん:
特に平戸市は天然ヒラメの水揚げが日本有数の漁獲量なんです。ヒラメは春先がおいしい魚で、平成30年の今年は1月20日~3月末までの期間、平戸観光協会の主催として、ホテルや飲食店とのコラボレーション企画「平戸ひらめまつり」を開催しました。産地の特権ですが、ヒラメをたっぷり味わえますよ。それ以外にも、季節によっておいしい魚をいつでも味わうことができます。

ちぷたそ:
うう、こちらの魚のおいしさに慣れてしまったら、これからの生活が大変じゃないですか?

原田さん:
そうですね。東京で食べていたものとは違いますね。米もおいしいし、満員電車もないし。私は半年間限定で平戸市に出向しています。もうすぐ帰京なんですが、まだ引っ越しの準備をしていません。平戸市を離れて生きていけそうな気がしません。

ちぷたそ:
すっかり平戸の人になってる~。

平戸市は「ふるさと納税」最先端地域だった

ちぷたそ:
こちら平戸市は、ふるさと納税に力を入れているとの話を聞きました。2014年度のふるさと納税寄付額が、全国1位だったそうですね。

土田さん:
そうなんです。平戸市は、ふるさと納税に取り組むのが全国でも早い方だったんですよ。地元の特産品が今までなかったルートで全国へ広がっていくので、やはり地元経済が潤っていくように思います。2014年度に寄付額が全国1位になったことで、平戸市の知名度も上がりました。それは目に見えて効果がありましたね。

ちぷたそ:
市役所にへ来る途中に、ふるさと納税の寄付で整備されたものを見かけましたよ。「ふるさと納税を使用して整備されました」とステッカーの貼ってあるホース格納箱はデザインがかわいい。景観に配慮しながら必要なものをきちんとそろえておく、大切ですよね。使い道が見えやすいというのは寄付する側からしても安心ですし、うれしいですよね。「私のふるさと納税でバスが走った!」みたいな、ワシが地域を育てた感。

土田さん:
これから、お礼の品の生産者さんとお会いするのですがご一緒しませんか?

ちぷたそ:
ぜひぜひ!ふるさと納税について、そして平戸についてもっと知りたいので同行させてください。お願いします。

というわけで、平戸市職員の皆さんに同行・案内していただいて、お礼の品の生産者さんに取材をさせていただけることになりました。やったあ!
待っててよ、海の幸、山の幸、そして平戸市の皆さん。

平戸のうまいものが集まる!平戸瀬戸市場

平戸の海・山・それに伝統菓子など、平戸市のすんごいうまいものが全て集まる平戸瀬戸市場(ひらどせといちば)へやってきました。お礼の品で人気のウチワエビ、季節の魚、野菜など、メイドイン平戸の宝庫なのです。

これはウチワエビ。初めて見ました。「手裏剣にすると痛そう」て、土田さんがしきりに言っていました(笑)。お礼の品では、生きたままで発送するそうです。

さすが手馴れてらっしゃいます。パッと裏返しにして頭部から胸部にかけて包丁を入れていきます。

ウチワエビを刺身にしてもらいました。食べられる部位は多くありません。早速、一口。あ、甘い!さっきまで生きていたこともあり、新鮮プリプリ。刺身もおいしいけど、地元の人たちはみそ汁で食べることが多いそう。甲羅からおいしいダシが、たっぷり染み出すんですって!

平戸瀬戸市場でお会いした、チーム・イケメンの皆さんです。ここ平戸市は、気持ちの良い人ばっかりで、コミュニケーションに自信のない私にも気さくに話しかけてくださいます。温かいよ、平戸。ダメだ、私も帰りたくなくなってきました、原田さん。 

では、平戸瀬戸市場の堀田さんに話を聞きます。

堀田さん:
ここ平戸瀬戸市場は、魚好きな方が必ず立ち寄る場所ですね。平日でも福岡近郊から足を運ぶお客さまも珍しくありません。GWや夏休み・年末年始ともなると、本州からもたくさんのお客さまがいらっしゃいます。それから釣りをしに平戸に来る太公望たちが、いまどんな魚がいそうか下調べに立ち寄って買って行かれることもあるくらいです。

ちぷたそ:
やっぱり平戸といったら魚!なんですね。

堀田さん:
平戸は何を食べてもおいしいのですが、中でも魚は自慢です。自信があります。平戸市にふるさと納税をしていただく際には、お礼の品として平戸地魚詰め合わせが私のおすすめです。一匹ずつウロコと内臓を処理してお送りしています。その方が鮮度を保ったまま届けられるんですよ。ありがたいことに出荷数は年々増えて、1番人気に推されています。

上の写真が、本日のおすすめラインアップ。手前の赤い魚がカナガシラ、隣の黒い魚はメバル、そしてササイカ、銀色の魚はクロムツ、一番奥に見えるのがメジナです。

その日に水揚げした魚から、その時期に一番おいしい魚を選び、手早く下処理をします。職人さんは真剣そのものです。さばいた魚の腹部に吸水紙を入れ、鮮度を損なわないように処理をしてすぐに発送します。ちなみに、買い物した魚もさばいてもらえるのです。

平戸市でおいしいものを食べたいと思ったときも、平戸瀬戸市場は外せません!場内には「平戸瀬戸市場シーサイドカフェ」があり、お礼の品にあるような旬の魚介を、取れたて新鮮のまま味わうことができるのです。

平戸瀬戸市場を案内してくださった堀田さん、市役所の原田さん、近藤さんと一緒にランチをしました。刺身が3品、てんぷら、小鉢。デザートは大粒のあまおうです。

見てください。ブリと、タイと、大トロマグロの刺身です。切り身が型崩れすることなく、きりっと立っている!脂がのっていて絶品でした。

※このお礼の品は受付を終了しております

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若い方も味わって!平戸伝統食のクジラなら平戸口吉善商店へ

次に来たのは 平戸口吉善商店(ひらどぐちよしぜんしょうてん)。平戸名産の海産物や干物をたくさん扱っているお店です。こちらで特筆すべきはクジラの肉を買い求められること!お礼の品として、クジラのさまざまな部位をいろんな方法で味わうことができるセットを用意しています。

経理を担当している吉永純子さんにお話を伺いしました。

ちぷたそ:
クジラが食べられるなんて、珍しいですね。平戸のクジラなんですか?

吉永さん:
現在は、商業捕鯨が禁止されています。いま平戸の海で捕鯨はできないのです。ですから調査捕鯨で捕獲されたクジラのみを扱っています。ではなぜクジラが平戸の味として紹介され、またこの店でたくさんのクジラを扱っているのかというと、平戸の食文化の歴史が関係しています。

こちらは平成21年に舘浦漁協に届いたザトウクジラのひげ。

ちぷたそ:
平戸の食文化の歴史がですか?

吉永さん:
その昔、同じ市内の生月島に捕鯨の大きな組があったんですね。そこではクジラがよく取れて「クジラ一頭を取れば島全部が潤う」という感じだったようです。だから捕鯨が盛んになりました。その文化が平戸にも伝わって、クジラの食文化が根付いたのです。

ちぷたそ:
それでクジラが平戸の味なんですね!

吉永さん:
そうですね。でも今の若い方のご両親がクジラを食べて育っていない可能性がありますから、子どもに食べさせることもないでしょうし、クジラ離れが進む一方ですね。昔は給食にクジラ料理が出たものです。中高年の方で「クジラの竜田揚げを食べたなあ」という記憶のある方もいらっしゃると思います。いまは商業捕鯨が消えて流通量が少ないですから、価格も高騰しました。それも食卓に並ばなくなった一因ですよね。

ちぷたそ:
クジラっておいしいんですか。どんな味がするんだろう?

吉永さん:
独特のくせのある食材ですがおいしいですよ。こちらはうちが扱っている「懐かしの鯨セット」で、開けたらすぐに食べられるように、ゆがいた状態とかスライスした状態のものをそろえています。塊もありますが、切って食べるだけですから手間が掛かりません。

ちぷたそ:
これなら、初めてクジラを楽しもうという方でも安心ですね。せっかく届いたクジラ、おいしく食べたいです。

吉永さん:
そうですね。‟クジラ通”の方向けのセットも用意しています。こちらは、クジラ丸ごと食べ尽くしのセットです。「百ひろ」と呼ばれるクジラの小腸をはじめ、尾っぽの部分や皮などもあって、クジラを目いっぱい楽しめますよ。
吉善商店では、クジラの各部位の食べ方、どう調理するとおいしく味わえるかを記載したものを用意しています。懐かしい味を楽しみたい方、まだ食べたことがない方、ぜひお礼の品として選んでみてください。

ふるさと納税がクジラを食べる文化をいまにつないで行くきっかけにもなっているのかもしれません。と同時に、関東で食べるクジラがもしかしたら平戸経由のクジラなのかも、と。東京の空は平戸につながっているんだなー。

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スギ花粉がほとんどない!避粉地として注目の的山大島へ

いま私は平戸港からフェリーに乗っています。平戸島からフェリーで45分ほどの「的山大島(あづちおおしま)」へ渡るためです。平戸の周辺にはたくさんの有人無人の島があります。私が平戸で泊まったホテルからも無人島が幾つも見えました。関東で育ち、島を見渡す環境が身近ではない自分にとっては、すごく新鮮な眺めでした。的山大島は、平戸港から渡れる有人島の一つです。

的山大島の神浦は、江戸初期に鯨漁で栄えた小さな漁村です。いまもどこか当時の雰囲気を残し、港町の原風景が偲ばれます。

そんな的山大島は、杉の木が少ないことから避粉地として「避粉地体験ツアー」なども行われているそう。花粉症のつらい方は、その季節だけでも的山大島に逗留してはいかがでしょうか。

こちらも名物!おっ母の漁師飯しは大島村漁協女性加工部で

立ち寄らせていただいたのは、大島村(おおしまむら)漁協女性加工部です。働いている方々は、漁師の夫や息子を持つ“おっ母”です。そしてこちらでは、おっ母の味をふるさと納税のお礼の品として全国に届けています。この日は、お礼の品の鯛のお茶漬けの調理風景を見学させていただきました。いまタイを三枚におろし、ひいているところです。

三枚におろして残った骨から、お吸い物のだしを取ります。そして今回は特別に、茶の代わりとしてタイのだし汁をたっぷりかけて頂きます。海の恵みを一切無駄にしないのも、漁師料理ならではです。

ちぷたそ:
「おっ母の漁師飯」が完成です。もー、うまいに決まっているじゃないですかーッ。まずは一口。お、おいしい。これが的山大島のおっ母の味か。新鮮なタイとほんのり甘めのだし汁のハーモニーがくせになります。

土田さん:
ハフッ、ハフハフ、ズルズルーッ。

ちぷたそ:
本当にめちゃくちゃおいしいんだけど、輪をかけておいしそうに見えるな、この人の食べ方は。茶漬けCMに出られると思うなあ、絶対。

ちぷたそ:
負けてらんねえ(ズルズル)。

おっ母:
ワサビを入れてもおいしかですよ。

ちぷたそ:
うわ、本当だ!味がキュッと引き締まるというか、より大人の味になりますね。これもおいしい。ちなみにこちらの茶漬け、一日にどれくらいつくっているんですか?

おっ母:
多いときは40kgぐらいつくりますね。200瓶くらいです。

ちぷたそ:
そのうち、お礼の品になる割合はどれくらいですか?

おっ母:
約半分がお礼の品として寄付者さんに届きますよ。残り半分は、配送やバラ売りです。平戸瀬戸市場でも売られていますよ。

お礼の品は冷凍でのお届け。「活き〆鯛茶漬け」と「さざえ茶漬け」、それぞれ2本入りです。手軽に大島のおっ母の味が楽しむことができるとあって人気を集めています。


ちぷたそ:
ふるさと納税ってすごいですね。お礼の品が半分占めているなんて。漁師の味もお礼の品になるというのも驚きです。

土田さん:
タイ茶漬けもいいけど「てんぷら」もうまかよね!あ、てんぷらって、さつま揚げみたいな食べものがあるんですよ。

ちぷたそ:
あ、平戸瀬戸市場で食べました。てんぷらもつくってらっしゃるのですね。

そう、私は平戸瀬戸市場でてんぷらを食べていたのでした。「てんぷら」とは、甘さ控えめの少し歯ごたえのある、さつま揚げのような食べものです。

話は戻りまして、見てください、このゴールド(黄金)のダシ汁!最後に「活き〆鯛茶漬け」のダシを取ったアラとダシ汁をもいただいたのです。初めはタイの淡い口当たりが舌の上に広がり、次の瞬間、タイのお茶漬け同様の豊かで余韻までおいしい、しっかりとしたタイの旨味が押し寄せてきます。もう、このお茶漬けは絶対のおすすめですよ!

※このお礼の品は受付を終了しております

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▼大島村漁協女性加工部のお礼の品・一覧ページはここをクリック


さて、平戸市内に戻ります。余談ですが帰りのフェリーでは、けたたましく山口百恵のいい日旅立ちが流れていました(カラオケでも始まったのかと思った)。そして島を出て都市に就職する青年が、桟橋に紙テープを投げる場面に遭遇しました。

ちぷたそ:
これがテープカットか、泣ける。

土田さん:
シーズンになると、もっとたくさん見られるんだけど、泣けるよ(めっちゃドヤ顔してた)。

青年と、それを見送る家族や友人の姿は本当に感動的でした。的山大島内は、ほとんど知り合い同士、もう親戚みたいな空気感があって。見ていて込み上げてくるものがありました。島を出て働く、初めて出会った青年に幸あれ!見ず知らずの青年の幸せを祈るとか、普段はしたことないよ。

平戸っ子の‟ソウル干物”といったら、マルイ水産商事

次にやってきたのは、生月地区にあるマルイ水産商事です。こちらは地元の人が愛してやまない、平戸のソウルフードが買える店として高い支持を受けています。つまり「平戸の味」を手軽に楽しむことができる店なのです。さて、その味とは何でしょうか。

その味とは、干物や煮つけなど、魚の加工品です。お礼の品として「平戸いきつきの島うまかもん」のAセットとFセットの2種類がマルイ水産商事から提供されています。上は「平戸いきつき島のうまかもんAセット」。アジ開きやブリみりんなどが入っています。旬の魚をいろんな食べ方で手軽に楽しめると評判です。

こちらは「平戸いきつき島のうまかもんギフトFセット」鯛茶漬けが入っています。セットの内容は毎年変えられていて、飽きが来ないよう工夫がされているそうです。

魚の脂がじわじわ染み出すの見ながら遠火でじっくり焼いてはいかがでしょうか。干物の立ち昇る煙がまた良い香り。朝昼夕問わず、いつ食卓に並んでも食指が働きます。見るからにおいしそう~。

マルイ水産商事の専務・末永三千夫さん

ちぷたそ:
もともとは地元に住んでいる方や、休日で地元に帰ってきた方々がまた都会に戻って行くときに買うことが多かった「地元の味」のお店なんですね。

末永さん:
はい。でも、ふるさと納税のお礼の品に取り上げてもらってからは、全国の皆さまに味わっていただく平戸名物の一つになっているかもしれませんね。地元での一番人気は「いわし桜干し」です。今年のお礼の品セットにも入っていますよ。

土田さん:
ああ、イワシ桜干しね。ちゃんとご飯の共になりますもんね。つまみにも最高ですけど。

生産者さん:
魚には旬がありますから、その時期で一番おいしい魚をお出しするように心掛けています。夏ならアジ、秋冬はサバですね。加工で使うのは地元平戸のしゅうゆです。他の地域に比べてちょっと甘いため、過去に関東のお客さまから「ちょっと味がおかしい」とか言われることもありました。関東は辛口の味ですもんね。

ちぷたそ:
最初は私もしょうゆの甘さに驚きました。でもこれが魚に合うんですけどね。

生産者さん:
最近では東日本の方々にも受け入れられている感じがあります。ご注文も多くてありがたいですね。

※このお礼の品は受付を終了しております

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漁師と一緒につくり上げた究極の刺身しょうゆ、岩野上醸造場

生月地区で抜群のシェア率を誇る岩野上醸造場さんです。佐世保市や平戸市内のスーパーでも、こちらの商品は大人気なんだそうです。生月地区の味から、すでに長崎県民の味になっています。

ちぷたそ:
おいしい平戸の魚を食べるなら、やっぱり刺身しょうゆは甘くないと!という感じでしょうか。

岩野上さん:
そうですね。私の父親が地元漁師から「刺身に合うしょうゆをつくってくれ」と頼まれたのが始まり。試行錯誤しながら改良を重ね、たどり着いたのが今の刺身しょうゆなんです。

ちぷたそ:
魚の味にうるさい漁師さんの要望に応え行きついた、究極の刺身しょうゆなんですね!

生産者さん:
いまから4、50年前になりますね。漁師さんが認めてくれたら、必ず多くの方々も認めてくれるんじゃないかと。それが親の考えでした。漁師さんは毎日刺身を食べ、いろんな港に入ります。他のしょうゆが口に合わないものだから、うちでしょうゆを買って行って「このしょうゆは、うまか!」と、あちらこちらで口コミしてくださったんです。それで一気に広まりました。

ちぷたそ:
漁師さんたちのネットワークってすごいんですね。でも本物の味だから広まったんじゃないですか。

生産者さん:
町民の方々の情報交換だったり、他の地域で働いている方に送ったり、帰省したときの土産になったり、さまざまなケースでこのしょうゆを紹介してもらえているのです。私たちが宣伝しなくても、町民の方や漁師さんがしょうゆの営業マンになってくれたんです。

こちらは新商品!調味料セットに入っている、うまいッ酢とかえし(白・黒)です。かえしというのは、しょうゆと砂糖とみりんを配合した万能たれのこと。あごだしなどで割って使うと、自宅でもプロの味が再現できるという超絶便利アイテムです。

「自分で言うのもなんですけど、配送の包装がかわいいんです」と、包装を見せてくださいました。

かっわいいい!毎日使うもの、特に調味料を選ぶのは女性の方が多いのかもしれません。だから、包装は大きなポイント。女性はこういったところを見逃さないものです。一つひとつ心を込めて包装して配送してくれます。ギフトにもぴったりですよね。

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大阪出身の店主が思いを込めた平戸産小麦のパン、Pain Chiki-Chiki

最後はPain Chiki-Chiki(パン チキチキ)さんを訪ねました。パスタも評判のベーカリーレストラン。こちらのパンは全国にも配送されています。

店主の小林さんです。元々は大阪の洋食店でコックをしていて、大阪でも今の店名と一緒のPain Chiki-Chikiを経営されていました。なぜ平戸に出店しようと思ったのでしょう?

小林さん:
大阪の店は昼までにパンが完売してしまう人気店だったんです。いまはもう店の経営権を弟子に譲っています。のれん分けみたいな形で頑張ってもらっているのです。

ちぷたそ:
お店をスパッと譲っちゃったんですか⁉

小林さん:
ほんまに好きで始めた仕事だったのに、だんだん‟つくらなあかん”、そしてつくることが「義務」になっていって、それがすごい嫌になったんですね。大阪は人が多いところ。お客さまは、たまたま店に入って来ているのか、それとも自分の店を目指して来てくれているのかが分からないんです。

小林さん:
もちろん、私の店を目当てに来てくれる方がいてるのも分かってはいたんです。でも私はもっとシンプルに「お客さまが足を運んでくれる理由が、確かに私の店にはある」、そう実感を得られる場所で挑戦してみたいと考え始めたんですね。

ちぷたそ:
その舞台に平戸市を選んだということですか。でも、なぜ平戸市だったんですか?

小林さん:
妻の実家が平戸市なんです。帰省の折によくこの場所に来ていました。僕は大阪出身ですが、海や山が近くにない地域で育ちました。ここは山があるし、田んぼも畑もある。海が近くて、食材に海のものも使える。ここで自分ならではのものづくりをできないかな、と考えたのです。

ちぷたそ:
平戸大橋とか平戸城という平戸のランドマークが見えるっていうロケーションも最高ですもんね。この日は荒天のせいで、ラスボスが控えているダンジョンに続く橋みたくなってますけど…。

小林さん:
そう!こんな美しいロケーションを一望できたことも決め手でしたね。しかも、この場所に来るには車が必要ですし、他の用事のついでに立ち寄るというのもない。この店を目指して来ようと思わなければ、決して足を運ばない場所です。だからこそ、ここを選びました。

ちぷたそ:
こだわりと熱意がすご過ぎる!お礼の品のパンについても、こだわっているとお聞きしました。

小林さん:
お礼の品のセットは、平戸産の小麦をさまざまなバリエーションで味わっていただけるように、数種類のパンを焼いています。朝食をイメージしてつくっているもの、ディナーにぴったりのフランスパンなど、シチュエーションを考えながら焼いています。中に具が入っているようなパンではなく、何かと一緒に食べて、平戸小麦のおいしさを感じてもらえるとうれしいです。

小林さん:
実は、地元の農家にお願いをして、平戸小麦やパンに適した品種を入れてもらえるようお願いをしているのです。そして私も、農業を始めました。

ちぷたそ:
え、お店と配送と農業の両立ですか?お休みはされないんですか?

小林さん:
前から休みのない生活が続いていましたからね(笑)。いまは自分のイメージのものを、自分でつくることができていることに喜びを感じているのです。

こちらは「平戸産小麦パンとジャム・バターのセット」


小林さん:
そうそう、パンばかりではなく、ジャムとガーリックバターも手づくりしているんですよ。ジャムに使っているブルーベリーは近くで栽培したものです。季節の果物を使っているので、春はイチゴジャムになります。添加物不使用、糖度を抑えて、パンに合うジャムですよ。

取材時にパンを食べさせてもらいました。噛みしめるたびに小麦の香りと甘みが口いっぱい広がって、鼻からも香ばしい匂いが抜けていきます。おいしいパンでした。あくまでも「自分にしかできないこと」として自分のものづくりをして平戸産小麦を全国に届けているPain Chiki-Chikiさん。品種から栽培の仕方、製粉にもこだわった平戸産小麦のパンを、ぜひ召し上がってみてください。

※このお礼の品は受付を終了しております

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平戸市のふるさと納税「お礼の品」はポイント制!

いかがでしたか。
平戸は町並みがきれいで、歴史も面白いし、おいしいものがたくさん。ふるさと納税をすれば平戸市から心のこもったお礼の品が直接届きますし、何より寄付を通じて貢献できます。平戸市では地域を担う人事育成、文化遺産の保存や伝統の継承、そして地域の方々が住みよい場所になるような施策に寄付金を利用しているそうです。

そして特徴的なのは、平戸市のふるさと納税は「ポイント制」ということ!ふるさと納税で寄付をするとポイントが付与されますが、寄付するごとにポイントを積み立てして、目当てのお礼の品と交換することができるのです。つまり、好きなタイミングでお礼の品に交換できるということ!ふるさとチョイスから寄付をして、お礼の品カタログが届くのを楽しみに待ちましょう。

誰かの役に立てて、地域の特産品を楽しむことができる。よく考えると、本当に良い時代だなーと思いました。
この原稿を書きながら、平戸に帰りたくて仕方ありません。また絶対行くぞ~。

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長崎県観光に行ったらぜひ「平戸市」にも!平戸市のおすすめ観光地!詳細情報を知りたい方は以下をクリック!

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