https://travel.spot-app.jp/nii…
ご当地サウナ委員会のタカヤマ（@takayamasauna）です。取材予定がなかったのですが、たまたま訪れたサウナが素晴すぎたので、アポなしで取材許可を頂きこちらの記事を書いています。この興奮と感動、今すぐ皆様にお届けしたい！
名古屋駅からタクシーでワンコイン！
まるで高級料亭のような佇まいの施設！
極蒸体験に全振りした本格設計！！
圧倒的没入感へと誘う瞑想サウナ！！
水深2メートルかつ水質抜群！！！
軟かすぎて全身溶けそうになる水風呂！！！
名古屋に突如として現れた彗星のような施設。よもやよもやとは、まさにこういったことかもしれません。オープンしてまもなく、既に入店待ちの行列ができることもある「KIWAMI SAUNA」。その全貌を明らかにしていきます。
名古屋駅から極めて近い好立地
東京から新幹線で名古屋に降り立ち、タクシーでワンコイン。地下鉄でも2駅乗車、駅から徒歩1分とKIWAMI SAUNAは非常に便利な場所にあります。関西方面に向かうとき、サクッと途中下車してととのうのもアリかもしれません！
名古屋の中心部からさほど離れていないにも関わらず、この落ち着き。まるで高級料亭のような外観に心が躍ります。休みの日は何してる？と聞かれたときに「高級料亭のような建物で過ごしてる」と答えられると格好良いかもしれない・・・！
さっそく建物の中に入ると、KIWAMI SAUNAのオーナーである中島さんにお出迎えいただいました。中島さんは大手銀行から脱サラし、エリートからサウナオーナーに職を変えるという珍しいキャリアを歩まれた方です！
KIWAMI SAUNAではLINE登録を頂いて、まず最初に施設の利用方法を動画で見ていただきます。滞在時間ごとに料金が変わる仕組みになっており、退館時にキャッシュレス払いのみでお支払い頂くスタイルですね。飲み物は何か飲まれますか？
とてもスマートな入館方法ですね！では「アイスボックス×炭酸水」でお願いします。
ご注文ありがとうございます！ちなみに頼んで頂いたドリンクは、サウナ室内で飲むことができます。サウナ室の中でも水分を補給できるように、水が外にこぼれない、サウナ室専用のマグカップにお入れしますね。
えっ？サウナ室の中で飲み物を飲んでも良いんですか！？
めちゃくちゃユニークな体験！
はい。飲み物以外でも、お客さんが自由に過ごすことのできるひとときを提供したいと思って、自由なルールを多く取り入れています。脱衣所でも、床がびしょびしょにならないように予め濡れた身体を拭くように動画でご案内しています。
たしかに脱衣所の床がびしょびしょだとテンション下がりますよね。飲み物もそうですが、お客さんが最低限のルールを守るという代わりに、自由な仕組みを取り入れるというのはとても素敵な考え方ですね。まさに大人のための施設だ・・・！
脱衣所のすぐ隣にはシャワーブースがあるのですが、シャワーで身体を清めたあとはシャワーブース内で身体をしっかり拭いてから、外に出るルールがあります。そのルールのおかげか、床がびしょびしょになっていることがほぼありませんでした！
これがKIWAMI SAUNAの極蒸体験だ
身体を清めたあとは、いよいよKIWAMI SAUNAのサウナ室へ向かいます。SNSなどでも事前に写真を見たりもしましたが、とても洗練された大人のサウナ室という印象でした。さて実際のサウナ室はどのな体験だったのでしょうか？
サウナ室の扉を開けると、部屋の真ん中にはストーンが山盛りになったサウナストーブが鎮座。左右それぞれに二段のサウナベンチが設置されており、漆黒の配色に最低限の照明で抑えられた大人の空間がそこには広がっておりました。
壁側には鏡面が設置されているのですが、その隙間に照明が設置されていて、まるで鏡の先にもサウナ室が広がっているかのような、不思議な感覚なのです。天井は低く、決して広いサウナ室ではありませんが、とても奥行きがあるような空間でした。
サウナストーブはどのメーカーでもなく、KIWAMI SAUNAのための特注ストーブであることに驚きました。数多くのサウナストーンを収容することができるモデルで、一度ロウリュをするだけでもしっかり蒸気を発するのを感じました。
そしてここからが目玉、最大2ｍの水深を誇る巨大な水風呂！浴室自体はコンパクトなのですが、水風呂だけが規格外。熊本にある「湯らっくす」などが思い当たりますが、これほど巨大な水風呂はそうお目にかかれないのではないでしょうか・・・？
水風呂の中は段差になっており、奥側が最深部になっています。チラー付きのキンキンな水風呂ですが、いざ入ってみると肌あたりがとても柔らかい！その柔らかさは静岡の「サウナしきじ」や京都の「白山湯」などを彷彿とさせます。
実は名古屋はとても水質が良い土地なんです。なので地下を掘って天然の水風呂を掛け流しにして、あとは2mの水風呂を作るという想いをとにかくぶらさなかったです。水風呂のタイル選びや照明にもこだわっています。水風呂さまさまですね。
入る前は普通の深い水風呂かと思ってましたが、実際に体験してみると爽快感がものすごいですね・・・。名古屋は真夏は特に蒸し暑い季節と聞きますので、夏にキンキンの2m水風呂に入れるとなると最高ですね！
水質抜群の極上水風呂のあとは放心状態。古民家の庭園を上手に活かしたスペースで外気浴をします。インフィニティチェアやととのいチェアなどが数多く用意されており、サウナ好き同士で場所の取り合いになることはありません。
外気浴スペースで一風変わったものを見掛けました。こちらは「CHILL DIVE」と呼ばれるととのいベッドで、頭の方にある空洞に顔を埋めて、うつぶせの状態でととのいを楽しむことができるとのことです。これを考えた人は変態ですね・・・
外気浴で身体が冷えてきたら、内気浴スペースに移動して暖を取ります。内気浴ではやかんから薬草の匂いがほのかに香り、癒しの時間を過ごすことができました。薬草は中島さんが直々に、毎週岐阜まで薬草を仕入れに行っているそうです。
サウナできわまったあとは極上サウナ飯
サウナ、水風呂、外気浴。それら全てが高いレベルで、ととのいどころではなく「きわまって」しまうのがKIWAMI SAUNAの特徴なのです。そしてサウナできわまったあと、サウナ飯でさらにきわめていくのがKIWAMI SAUNA流の楽しみ方です。
食堂「きわみ」のドリンクメニューにはKIWAMIと銘打ったアルコールドリンクがこれでもかと並んでおります。しかもただのビールやサワーだけではなく、トマトサワーやクラフトジンまであります。これはきわまり不可避と言わざるを得ないでしょう。
KIWAMI SAUNAの定番サウナ飯は二種類。まずは「KIWAMI濃厚アジフライ」。サクッとした衣に、濃厚なタルタルソースが決め手。そして「KIWAMIラムカレー」。カレースパイスとラムの独特な味がサウナ後にぴったりと合う逸品です。
食堂「きわみ」は古民家スペースの二階にあり、サウナできわまったあとに知人友人とサウナや水風呂の感想をわいわい話しながら、KIWAMI特製のサウナ飯に舌鼓を打ちます。こんな体験、極上としか言いようがない！アポなしで取材依頼して良かった・・・
オープンして実際どうなの？話を聞いてみた
このようにサウナ好きの心をぐっと掴む要素満載のKIWAMI SAUNAですが、取材時はオープンしてからまだ2ヶ月ほど。実際にお客さんは来ているのか？どのような想いで施設運営をしているのかを引き続き中島さんに聞いてみました。
実際にオープンしてみて、手応えはいかがですか？取材中もお客さんが次々入ってきてましたが・・・
それが有難いことに、休日は最大2時間待ちになることもありまして。お客様に快適にお過ごし頂くために、一回の入場者数を制限しているというのもあるのですが、開業準備時に多くかかった初期費用は、予想よりも早く返済できるかもしれません。
それはめちゃくちゃすごいですね！実際体験してみて、ここにしかない施設だな、と思いました。
有難うございます。施設を開業するにあたって、オリジナルの価値をどのように作るかはとても試行錯誤しました。KIWAMI SAUNAのような体験を作るには、どんな物件でやるのかもとても大事なことで、これまで50軒以上の物件を見て回りました。
気が遠くなるような数ですね。。でもそのおかげで、このような素敵な物件に巡り逢えたのですね。
はい。この古民家はかつて、伝統ある傘を販売するお店でもあったんです。なので受付には傘をモチーフにしたガラス模様や、食堂にも工芸品である机を設置しています。そういった伝統を受け継ぎ、こうして有難くサウナをやらせて頂いてます。
サウナと聞くとよくフィンランド式とか言われますが、こちらでは和の文化が見事に融合している感じがします。「かま風呂」と呼ばれる和のサウナが日本にもありますが、また違った形で、日本式のサウナを表現している素晴らしい施設だと思いました！
そうおっしゃっていただけると、とても有難いです！KIWAMI SAUNAは名古屋の方はもちろん、これまでサウナに入ったことがない方にもぜひご体験いただきたいので、ぜひ日本文化に触れるような気持ちで、様々な方にお越し頂けたら嬉しいですね。
以上がKIWAMI SAUNAのレポートになります。名古屋の方だけでなく、サウナ旅目的で県外から数多くの方が足を運んでいらっしゃるのがとても印象的な取材でした。立地もさることながら、今後は名古屋サウナ旅の定番として選ばれうる最有力候補なのではないでしょうか。
サウナ好きも、サウナ初心者の方も、ぜひ足を運んでみてください！
KIWAMI SAUNA 詳細
HP：https://twitter.com/kiwami_nagoya （Twitter）
時刻：全日11:30〜23:30（毎月第4日曜日はレディースデー）
場所：愛知県名古屋市西区浅間二丁目14-24
料金：平日1時間：1600円（以降15分ごとに400円） Free：3200円
土日祝1時間：1800円（以降15分ごとに450円）Free： 3600円
取材・執筆：タカヤマ（@takayamasauna）
