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誰に聞いても言うんですよね。「京都のぎょうざ湯はいい」って。
そんなこと言われたら、一度この目で確かめたい!というわけでやってきました、京都。
「京都 夷川餃子 なかじま 団栗店」の奥に佇む『ぎょうざ湯』は、なんと餃子屋さんの奥にお店を構えるプライベートサウナ。
飲食店の中にサウナって、それはもう異色すぎる組み合わせのはずなのに「ぎょうざ湯はいい」と言われる理由って一体……?
そんなぎょうざ湯の魅力、みなさんにレポートさせてください。
目次
1.なんで餃子屋さんの奥にサウナ?
京都駅から電車で30分ほど。ぎょうざ湯は、京阪電鉄本線「祇園四条駅」から徒歩わずか1分の場所にあります。
お店の入り口に到着したところで、店長の大薮さんにお出迎えいただきました!
「餃子屋さんの奥にあるサウナ」なんて、日本中どこを探してもここだけだと思うんですが、どんなきっかけで「ぎょうざ湯」がオープンすることになったのか聞いてもいいでしょうか?
前々から飲食店が集まる「飲食会館」をやりたいなと思っていて、このビルをグループ会社が買い取ったところからスタートしました。
1階に二条城前駅で営業してた「夷川餃子なかじま」を入れることは決定していたんですが、ちょうどそのお店の奥スペースが空いていて。
ビルの構造上奥まった部分だし、飲食店を入れるのはどうかな……と思っていたときに、「サウナをつくるのはどうか」って話になったんです。
そこで「サウナだ」と思った理由はなんだったんでしょうか?
ぎょうざ湯がオープンしたのは2021年なんですが、その少し前から、仲間と地方のサウナに行って、おいしいご飯を食べる……いわゆる「サウナ旅」みたいなものにはまっていたんです。
サウナに入ったあとってご飯もお酒も、ずっとおいしく感じるじゃないですか。
じゃあ、サウナに入って、そのままうちのぎょうざを食べてもらえたらいいんじゃないか?と思って。周りにサウナ好きが多かったこともあり「せっかくだし、自分たちが心から入りたいと思えるサウナを作ろう!」とスタートしたのが、ぎょうざ湯のはじまりです。
ぎょうざ湯なら必然的にサウナ→おいしいぎょうざがセットになりますもんね。これはさらにサウナ入るのが楽しみになりました。
2.餃子屋さん→洗練されたサウナ空間のギャップにやられる
ぎょうざ湯の歴史をひも解いたところで本題のサウナへ。
ぎょうざ湯専用の入り口はなく「夷川餃子 なかじま」の店内で受付するところからスタート。「いつものサウナとはひと味違うぞ」感に少しドキドキ。
案内してもらいながら中へと進むと……
きた!「サウナ」の文字!ここから先が完全プライベート空間。
「サウナ、水風呂、餃子」と、ぎょうざ湯を象徴する3点セットが刻まれた専用キーで扉を開けると……
さきほどまで居た餃子屋さんの雰囲気から、ガラリと印象が変わってびっくり!
広くて使いやすいロッカーに脱衣スペース、アメニティスペースもピッカピカ。
これは期待が高まる……!早速準備して浴室へ。
ぎょうざ湯感動ポイント①今日はわたしが一番のり?清潔感あふれる空間に感動
浴室に入って一番最初に目にいくところ、みなさんはどこですか?
わたしは正直、足元の「ぬめり」やカランの「整い具合」に目がいってしまうんですが……。
ぎょうざ湯の浴室、すみずみまでピッカピカなんです。もう大感動。
髪の毛ひとつおちてないのはもちろんのこと、まさかの水滴もゼロ。「ぬめり?なんですかそれ?」と言わんばかりの清潔感!
汚れやすいカランもこの整い具合。
もしかして今日はわたしが一番客?!と思いましたが、前にしっかり2組利用者がいたとのこと。……恐るべしぎょうざ湯。
人気のひみつが少しだけわかったところで、洗体してサウナへ!
ぎょうざ湯感動ポイント②小上がりの座面で最高セッティングのサウナ
サウナ室は、手前に2人掛け、奥に1人用の座面が用意された、ちょっぴり変わった形状。
入り口から座面まで高さがあるのも特徴で、座面に上がった瞬間グッと熱気を感じます。ストーブ位置と座面の高さが近いので、足元までしっかり温まるのもうれしいポイント!
ロウリュ水は、オープン当時からずっと生ヴィヒタを使用。そっちの方が香りもいいし、ストーブにもやさしいからとのことですが、これを継続する粋な計らい……サウナ愛を感じますよね。
ストーブの真横に座ってゆっくりゆっくりロウリュすると、ヴィヒタのいい香りが広がって、まるで森の中にいるような感覚に。ただし、かなりアッチアチになるので、顔や身体を守るタオルは必須!
天井がバレルサウナのようにドーム型になっているのも、ぎょうざ湯サウナの特徴。ロウリュすると蒸気の周り具合がよくわかります。
ロウリュなしだとじっくりゆっくり楽しめるサウナ、ロウリュすればアッツアツのパワフルサウナ。2つの顔を持つのも「ぎょうざ湯はいい!」と言われる所以かもしれません。
落ち着いた照明とノスタルジーなレンガ調の壁、浴室でかかるBGMがサウナ室に届く粋な設計も、まるっと推しポイント。何度出ても「また入りたい」と戻ってきたくなる、そんな魅力的なサウナ室でした。
ぎょうざ湯感動ポイント③水深110センチのとろける水風呂
サウナの後は、地下水をくみ上げた気持ちのいい水風呂へ。
水深はなんと110センチほど。サウナでアツアツに仕上げた身体を一気に冷却できます!
奥の壁に設置されたこのボタンを押してみると……
脳天直撃、頭上から大量の水が降り注ぐ最高の仕掛けが!実はこれ、西の聖地と呼ばれるあの施設の「MADMAXボタン」をオマージュしたものなんだとか。
身体も頭もしっかり冷やされてもう大満足。まさかプライベートサウナでここまでの水風呂体験できるとは……!
ぎょうざ湯感動ポイント④大優勝の外気浴
開放感にあふれた露天スペースで自由気ままに外気浴できるのも、多くのサウナーたちがぎょうざ湯に魅了される理由のひとつ。
ととのいイスに座り、見上げれば青空が。外気がよく抜けて気持ちいい。
頭上から降り注ぐミストも心地よさを倍増させてくれるポイント!霧雨の中で外気浴しているような、チルな気分を味わえました。
サウナだけでなく「湯船」にも入れるのがぎょうざ湯の罪深いところです。
湯船の温度は43度とすこし熱め。サウナ前に、角度のついた湯船でゆったり身体を温めるのもよし。ラストを湯船で仕上げるのもよし。
今回は日中の体験でしたが、夜空を見上げて外気浴と湯船を満喫するのも、最高な時間になるなと確信しました!
ぎょうざ湯感動ポイント⑤ドリンク注文できるチルな小窓
ぎょうざ湯に来たら、これだけは体験してほしいこと。それは……
外気浴スペースに設置された小窓から、ドリンクを注文すること!!
リモコン通話でドリンクを注文すると、小窓の中にドリンクを置いてくれるので、着替えることなくつめた〜いドリンクが受け取れるんです。すごいシステム!
わたしは迷わずオロポを注文。
周りを気にせず、プハーッ!と飲むオロポは、いつもより数倍おいしく感じました!これはクセになるな〜!
3.「一度体験するとまた必ず戻ってきたくなる」こそがぎょうざ湯の魅力
いいサウナ、いい水風呂、休憩がととのっているのはもちろんですが、とにかくすみずみまで清潔で。
またここに帰ってきたくなるし、「すごく良かった!」と誰かに行ったことを自慢したくなる……ぎょうざ湯さんにはそんな魅力があるなと思いました!
ありがとうございます。
ぎょうざ湯の設計担当者も大のサウナ好きで、サウナ→水風呂→休憩までの動線を意識したり、気心しれた仲間と本気でサウナを楽しめるよう細部までこだわったり。妥協せずつくったからこそ、こうしてサウナ好きの方に注目してもらったのかなと思います。
それに、「清潔感」をほめてもらえるのが正直一番うれしいかもしれないですね。予約時間が終了したらすぐに清掃に入って、すみずみまでピカピカにしてますから。
利用時間が80分と、あ〜〜名残惜しい!と思うくらいの時間なのも絶妙ですね。
腹八分目がいいなんて言いますけど、サウナも「あ〜もうちょっと入りたかった」くらいがいいんじゃないかと思って、あえて80分設定にしているんですよ。
ただ、決して安い利用料じゃないので、その分清潔感に力を入れた空間と、いいサウナと水風呂、いいアメニティを揃えてお迎えしてます。
最後に、今後、ぎょうざ湯を利用した方にどんな気持ちになってもらいたいか教えてください。
「また来たい」「この体験を誰かに共有したい」「今後は誰かを一緒につれてきたい」そんな風に思ってもらえたら最高です。
プライベートサウナなので、サウナ接待で使う方もいらっしゃいます。わたしたち自身も「最高だ」と思えるこの環境で、ぜひサウナと餃子を満喫してもらえたらうれしいです。
4.締めはもちろん「夷川餃子なかじま」でサウナ飯
ぎょうざ湯に来たら、「ぎょうざでサウナ飯」これだけは外せません!
というわけで、サウナ後はそのまま「京都 夷川餃子 なかじま 団栗店」で餃子をいただきました!
ご覧ください。この美しいビジュアルを。
小ぶりで薄皮のぎょうざが特徴の夷川餃子 なかじまの餃子。
餡には、うま味の強い京都ポークが使われていたり、極力油を使わないようにしていたり、お子様でも安心して食べられる餃子を目指しているとか。
シンプルだけどジューシーで、パクパクと食べられる大変おいしい餃子でした!
サウナ、水風呂、餃子。ぎょうざ湯は、非の打ち所が無い極上のサウナ体験ができる場所でした!
また絶対リピート訪問したいです。みなさんもぜひ、京都に行ったら「ぎょうざ湯」へ!
ぎょうざ湯 施設情報
HP:https://www.nakajimagyoza.com/gyozayu
公式Instagram:https://www.instagram.com/gyoza_yu_/
住所:〒605-0806 京都府京都市東山区六軒町206-1 どんぐり会館1階
アクセス:京阪電鉄本線「祇園四条駅」1番出口徒歩1分
入浴料:7,700円(2人まで)/3人目より+1,650円
設備アメニティ:シャンプー・トリートメント・ボディソープ・化粧水・乳液・洗顔・ドライヤー・ヘアアイロン
※レンタルタオル有料200円
取材・執筆:はせがわみき