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2022年7月にグランドオープンしたばかりのサウナ施設『SAUNALAND ASAKUSA(サウナランド浅草)』。
ホテル事業を運営する株式会社7gardenと、箕輪厚介さんが編集長を務めるサウナ専門雑誌「サウナランド」のコラボから生まれたことで話題ですが……
何だろう、この絶妙に厨二心をくすぐられるアングラ感……(褒めてます)。これがサウナ施設なん? ファイトクラブじゃなくて???
そんな謎のベールに包まれたサウナランド浅草にいざ潜入。その魅力を徹底レポートして行きたいと思います!
目次
圧倒的アンダーグラウンド感。なのに、ラグジュアリーで心地いい。
いや、中に入ってもやっぱりアングラ感がすごいな。
地上にいるのに地下に潜ったかのような不思議な感覚。まずはサウナへ。話はそれからだ。ということですね。
というわけで、早速お着替えルームへ。アメニティもバッチリですね!
サウナランド浅草は水着着用の男女共用サウナ。
「サ友なんていないよ……」という人でもご安心あれ。貸切のほかにパブリックで利用できる時間帯もあり、リア充にもぼっちにもやさしいサウナです。
ヘルシーなデザインでお馴染みの37°の水着もレンタルできるので、手ぶらでも訪れることができちゃいます。
ひ、広い! 貸切サウナってもっとコンパクトなイメージでしたが、ここが全部ひとりじめできちゃうなんて。
間接照明で落ち着いた雰囲気も良き。まだ何もしてないのに副交感神経優位になりそうです。
一見「なんだここは!」と思いつつ、なかに入るとラグジュアリーで心地いい。そんな一部の人だけが知っているような、秘密基地感を意識されているのだそう。それでこのアングラ感なんですね……!
薪×電気ストーブのハイブリットが生んだ“まろやかサウナ”
準備ができたところで早速サウナへGO!
扉を開けた瞬間、ふんわりとした熱波に包まれます。何だろう。肌にあたる感触がすごくやわらかい。
サウナランド浅草の目玉はこちらの薪ストーブ。
フィンランドから輸入したというMondex社のストーブは、LAMP野尻湖にある『The Sauna』の3号棟・4号棟にも導入されている、ハイパワーのサウナストーブなのです。
薪ストーブの良さは、何と言ってもこの火のゆらめき。これを眺めているだけであっという間に1セットがおわります。
……が、ここのサウナ、単なる薪ストーブサウナじゃないんです!
熱源付近に吸気口、対角線上に排気口をそれぞれ設けることで、
さらに、こちらに仕込まれた秘密の電気ストーブが対流の中央部分もしっかりあたため。これが薪ストーブと電気ストーブのハイブリッドが練り上げた空間……!
ちなみに設定温度は75〜85度。
一般的に、日本ではカラカラのドライサウナが主流。乾いていて、熱ければ熱いほど良いとされていますよね。
一方で、フィンランド式サウナというのは実際の設定温度は低め。そのぶん、ロウリュで体感温度を上げるというのがスタンダードなのだそう。
ほかにも、「サウナ室のクオリティにこだわっている」ということだけあって、細やかなこだわりが!
たとえば、サウナマットの下に「サウナマット下敷き」を取り入れることで、やわらかい座り心地を実現。
水分が下に落ちてびしゃびしゃにならないため、不快感ゼロ。これは『湯乃泉 草加健康センター』でヒントを得たそう。
そして、サウナの背もたれをよく見ると、ちょっぴり斜めになっている…? これは『サウナ&カプセルホテル ウェルビー』で得た知見だそう。たしかにこれは寄りかかりやすい。
さすがサウナヲタクたちが作ったサウナ、全国のサウナの知見が詰まりまくっている……。
神秘的な水風呂は、つねに冷え冷え15℃
水風呂はチラー付きでいつでもキンキンの15度前後。
昼夜問わずライトアップされていて何だか神秘的。
注目すべきはこの完璧な導線。サウナから飛び出し、シャワーを浴び、水風呂に飛び込むという完璧な流れが最小限の移動で実現できます。3歩ぐらいしか歩かないんじゃないか?
オロポセットを注文すると、こんな感じで氷がたっぷり入ったビニールバッグがもらえて、サウナスペース内でお好きな調合でオロポを作ることができます。
この氷を使って氷水をかぶる方もいるのだとか。
水に足を浸しながらこんなことも。優雅だ……。
ちなみに近くにあるレバーをひねると……
ザバァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
水風呂に浸かりつつ、脳天から思い切りシャワー を浴びるという贅沢もできますよ!
外気浴スペースにはフランスのアウトドアブランド・ラフマのリクライニングチェアが3つも。水風呂でよく冷やした身体を横たえました。
サウナ後までがサウナ体験。自由に使えるダイニングラウンジ
サウナを心ゆくまで堪能したあとは、2Fへ。またもやアングラ感満載の階段を昇りまして……。
えー! ここ全部使えるの!?
サウナー北の聖地『白銀荘』の食堂では、地元のスーパーで買ってきた食材をみんなで料理して楽しむスタイルなのだそうですが、そこで「サウナ後までがサウナ体験だよな」と実感したことが着想のヒントになったそう。
ビルドインの鉄板の上では、さまざまな具材を自由に組み合わせて楽しむサウナランド浅草のオリジナル料理「もんじゃランド」がいただけます。
「納豆ゾーン」「パクチーゾーン」など、それぞれの具材が混ざったところをみんなでワイワイ突つき合う。そんな体験をイメージしたのだそう。
もちろん、Uberでお好み焼きを注文して鉄板で焼き直したり、浅草の街でテイクアウトした食事を楽しんでもオッケーです!
ここでダラダラしたいな……。
「誰かが決めた“気持ち良いサウナ”」に従わなくていい
寝たり………
仰いだり………
水風呂の隣にあるお湯風呂を足湯みたいにしながらどうでもいいこと話したり……
何だかやたら自由な時間を過ごしてしまったのですが、最後に『
サウナランド浅草のコンセプトには、“みんなの中にある「あ、これいいかも」に素直に気づけるサウナ”とありますよね。これはどういう意味なんですか?
ここは別にととのう施設じゃないんですよ。
「いいサウナ」というのは画一的になってきていると思うんです。「水風呂が冷たい」とか、外気浴スペースがある」とか。
でも、僕が思うに、自分なりに良ければどんなサウナでも気持ちいいと思うんですよね。
たとえ温度が低くてもゆるゆると楽しむサウナもあると思うし、実際に、フィンランドの人たちって誰もととのってなくて、サウナの合間に外でビールを飲みながら喋っていたりしますからね(笑)。
だから、サウナランド浅草では「みんなで楽しめるサウナ」を軸にしました。
サウナのなかで寝転んでもいいし、外気浴をせずに水風呂に足をつけたままのんびりしていてもいいし、だらだら喋っていてもいい。それぞれが好きなような時間を過ごしてもらえたらいいんですよ。
5分サウナして水風呂入って外気浴! みたいなのに縛られなくていいんですね。
そうそう(笑)。「世界を変えることは難しいけど、
だから「ととのう」に囚われずに自由に過ごしてほしい。
素敵なコンセプトです。今後やっていきたいことはありますか?
イベントをやりたいですね。ゲームとサウナを掛け合わせたり、燻製料理を楽しんだり、DJを呼んでライブハウスみたいにするのも面白いかもしれない。いろんなイベント開催していきたいです。
サウナランド浅草は日々アップデートします。なので、ぜひ何度でも訪れて自由に過ごしてもらえたら嬉しいですね。
1日2組限定で”プライベートサウナ付き”ホテルルームに宿泊も!
さらに、サウナランド浅草には、3Fと4Fに1フロアに1室限定のひろ〜い客室が。
各部屋にサウナとチラー付きの水風呂が併設。
プライベートサウナでは珍しい、3段のサウナ! もちろんロウリュもできちゃいます。贅沢すぎる。
ベランダの外気浴スペースでゆっくりしていたら、ホテルから一歩も出ずにおわりそうなほど。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
『SAUNA LAND ASAKUSA(サウナランド浅草)』施設詳細
■料金
<パブリック>
全枠共通:3,480円(税込)/人
※お一人から利用可能
※貸切ではありません
サウナスタート時間(90分)
①10:00、②13:00、③16:00
→ラウンジ利用時間 9:00-17:00
④19:00、⑤22:00
→ラウンジ利用時間 18:00-24:00
<貸切>
昼3hコース:33,000円(税込)/枠
夜5hコース:55,000円(税込)/枠
<ホテル客室>
3F:49,800円/部屋
4F:34,800円/部屋
※ホテルの料金は時期やプランによって変動します。
■アクセス
〒111-0032 東京都台東区浅草1丁目34-2
東京メト口銀座線 浅草駅 徒歩2分
都営浅草線 浅草駅 徒歩2分
■各種SNS
HP:https://seven-garden.com/ja/hotel/saunalandasakusa
Twitter:https://twitter.com/SAUNA_ASAKUSA
Instagram:https://www.instagram.com/saunaland_asakusa/