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ご当地サウナ委員会、九州支部のサヲトメ(@saunawotome)です。
鹿児島移住ライフを満喫している私のもとに、グッドニュースが舞い込んできました。
県内初の外資系シティホテル「シェラトン鹿児島」の大浴場に、サウナが付いているらしい…というではありませんか!
ということで、5月16日の開業に先駆けて行われたメディア向け試泊会に参加してきました。
気になるサウナの様子を先に少しだけお見せして…ご紹介したいことが沢山ありますので、詳細はのちほど!
それでは、県内外から大注目のシェラトン鹿児島を早速レポートしていきたいと思います。
目次
シェラトン鹿児島の場所はどのあたり?
旅の玄関口となる鹿児島中央駅までおよそ1.2㎞、南九州一の繁華街とうたわれる天文館はおよそ1.4㎞の鹿児島市高麗町。
市街地を南北にわけ錦江湾へと続く甲突川(こうつきがわ)と、鹿児島市電1系統が交差する鹿児島市交通局跡地に開業するシェラトン鹿児島。
周辺は西郷隆盛や大久保利通生い立ちの地など、明治維新で活躍した薩摩の偉人たちゆかりの場所が多く、いわば長きにわたり鹿児島の歴史と人を見守ってきた地といえます。
そんな歴史的な地に誕生するシェラトン鹿児島のコンセプトは、「世界の人々が集う場所」。この場所から鹿児島の魅力が世界の人々に伝わっていくことを想像すると、ロマンを感じずにはいられません。
【5階】温泉・スパ・フィットネスフロア
まずはサウナのある5階から見てまいりましょうか!
エレベーターをおりて右手には24時間利用可能なフィットネスルーム。
トンネルのような廊下を進んだ先には…
全4部屋5ベッドのスパと
お目当ての大浴場への入り口がありました!
大浴場には、内風呂と露天風呂が1つずつ。たっぷりの採光がとれる大きな窓が、開放的な空間を演出しています。
少し黄色がかったお湯は、地下1100mからくみ上げる天然温泉。泉質は「あたたまりの湯」として知られるナトリウム塩化物泉。
のんびりと浸かるのにちょうどよい、すこし低めの温度設定なのは、湯あたり防止の配慮でしょうか。
洗い場の数は、客室数から見るとそこまで多くはない印象ですが、これが『世界の人々が集う場所』をコンセプトに掲げるシェラトンらしさなのかも…!
公衆浴場に親しみのある国の方は大浴場、そうではない文化圏の方は全客室に備えられたシャワールームを利用するため、過不足のない洗い場数となっているのだと理解しました。
窓つきのボナサウナは嬉しいMETOS製!
さて、いよいよサウナ室へ。男女どちらにも窓がついているのが特徴的です。
座面の配置に少々違いがありますが、定員はいずれも6名、座面は2段のベンチタイプ。私が入室した際には、床・座面・背もたれ部分に触れた肌がチリチリするくらいの、いい熱さでした!
温度計に光るは「METOS」の文字…!温度計は入室時84℃を示していました。
背面と床面に熱源が格納されたボナサウナで、電気を熱源としています。天井が高めに作られているので、2段目でもガツンとした熱さではないのですが、そこはさすがのMETOS。温泉効果も相まって、10分もたてばしっかりと汗が流れ落ちます。
ドライサウナですがカラカラのストロング系の熱さではなく、さわやかな夏の日差しのような熱さがいい心地です。10分しっかり入っても、上唇の輪郭がすこしヒリっとする程度でした。
窓から水風呂を眺めつつ、待ち受けるご褒美に想いをはせながら蒸される時間も良いものですねぇ。
水風呂ですが、日中の見学時に手で確かめた際には、水温20℃以上ありそうに感じたのです。
そのため、実際入った時に思ったよりも冷たくて驚きました! 体感18~19℃、クールダウンには申し分ないひんやり具合で、冷たさに尖った感じもなくクセのない印象です。
勝手に高めの温度を想像していた私にとっては嬉しい誤算でした。
もうひとつ、オーバーヘッドシャワーを使用してのクールダウンもおススメです。頭のてっぺんから冷水を浴びる爽快感は、癖になりそう!
正直に申し上げますと、私はこの記事を大急ぎで仕上げたかったため、サウナをとことん堪能したい気持ちを抑えてさっくり切り上げようと思っていました。しかしながら、想像以上にサウナ&水風呂&オーバーヘッドシャワーが気持ちよく、追加セットしてしまうほどの満足度でした!
湯上りどころに嬉しい足湯スペース
湯上りにはシェラトン初導入となる足湯スペースへ。
男湯・女湯それぞれの入り口から同エリアへアクセスができるようになっているのは、性別にとらわれず体験を共有できる空間を作ろうとの思いからだそう。
様々な理由でお風呂に入れない方たちにも、気軽に鹿児島の温泉を楽しんでもらえることができる素敵な設備。お風呂の待ち時間も、この空間でのんびり待っていられるのは嬉しいですね。
湯上りにこちらで夜風を感じながら休む「時間差外気浴」が思いのほか心地よくて、なかなかお部屋に戻れませんでした(笑)
【6階~18階】鹿児島らしさを感じられるモダンな客室
お部屋タイプはなんと10種類。客室名に「桜島」とつくタイプのお部屋は、大きな窓から雄大な桜島を望むことができます。
109㎡を誇る桜島インペリアルスイートルーム(2部屋)は、ベッドにいながら桜島を眺めることが可能な贅沢設計。朝起きて最初に目に飛び込んでくるのが桜島だなんて、いい一日がスタートできそう!
全室シャワー付き、スイートルームにはバスタブがある仕様になっています。
私が宿泊したのはこちらの桜島キングルーム(35㎡)、お値段は3.4万円より。
ベッド上部にあしらわれた稜線をイメージさせるデザインにご注目ください。
山が多い鹿児島県では、霧や霞で幻想的にうかぶ稜線を目にする機会が多くあります。客室内でも鹿児島らしい風景を感じられる工夫がされてることに気が付いて、感動してしまいました!
太陽の高さや噴煙の向きで表情をかえる桜島に見守られながらのお仕事も、心なしかいつもより捗る気がします。
個性豊かなレストラン・バーで鹿児島の食材をいただきます!
5つのレストラン・バーでは、シェフチームが作り上げる鹿児島ならではの上質な食材を使用した一品を頂くことができます。
19階 FLYNG HOG GRILL(フライングフォググリル)
こちらは19階、FLYING HOG GRILL(座席88席)。桜島と錦江湾に加え、甲突川を見下ろす展望は最上階ならでは。
店内の新窯でじっくりと焼き上げた県内産の食材をはじめ、シェフたちの手で丁寧につくりこまれた一品をいただくことができます。
お味はもちろんのこと、見た目の美しさに目でも美味しく頂くことができました。
19階 VIVARIUM(ビバリウム)
同じく19階のVIBARIUM(席数46) は、たくさんの緑で彩られた自然の豊かさを感じられるバー。
店内ディスプレイで栽培しているハーブや野菜を使用したカクテルなどを楽しむことができます。
夜になると雰囲気が一転、しっとりと落ち着いたムードが漂います。
4階 Daily Social(デイリーソーシャル)
4階・Daily Social(席数131)は朝食からディナーまで、マルチな利用が可能なビュッフェスタイルのオールデイ・ダイニング。
自宅のキッチンにいるかのような温かみのある店内、天気のいい日にはテラス席を利用するのも気持ちが良さそうですね!
鹿児島ならではの食材や、太陽を沢山浴びて甘みたっぷりの南国フルーツなど沢山のメニューがならび、美味しくてついつい食べ過ぎてしまいました!
4階 SATSUMAGMA(さつまぐま)
Daily Socialの奥に位置するSATSUMAGMAは、和食をいただくことができる席数16のモダンな酒処。
季節ごとの食材とあうプレミアム焼酎を常時7~8種類用意。スリーMとよばれる魔王・村尾・森伊蔵も並びます。
1階 &More(アンドモア)
1階の&More(席数108)は、誰もが気軽にホテルの雰囲気を楽しむことが出来るカフェ。
クレープなどを目の前で調理するライブキッチンが併設されており、シェラトンのケーキやサンドイッチなどを楽しめます。
シェラトン鹿児島の開業をもって完成した「キラメキテラス」は、総合病院やスーパーなどの商業施設を備える複合施設。
市民や県内外からの旅行客にとっての要所となるであろうこの場所から、今後も目が離せませんね!
「シェラトン鹿児島」施設概要
HP:https://www.marriott.co.jp/hotels/travel/kojsi-sheraton-kagoshima
住所:鹿児島県鹿児島市高麗町43-15
アクセス:市電武之橋駅から徒歩1分
チェックイン/チェックアウト:15:00/12:00
宿泊代金:部屋タイプ・シーズンにより異なる
取材・執筆:サヲトメ(@saunawotome)