こんにちは。サ飯(めし)ハンター協会、初代会長のヨッピーです。
急に出てきたおっさんが「 サ飯ハンター」などと言ったところで「なんの話?」ってなると思うので説明します。
サ飯とは?
サ飯とはサウナ後に食べるご飯の事で、サウナのあと、深くととのった状態では味覚が8倍、嗅覚も8倍になるため、8×8の64倍普段よりメシが美味くなるそうです※。
※編集部注……「サ飯ハンター」を勝手に自称するヨッピーさんがこれまた勝手に言ってるだけの計算式です。科学的な根拠は一切ありません。
まあさすがに64倍は言い過ぎなのですが、「サウナ後のメシは美味い」という事実に関しては割とみんな共感してくれるのではないでしょうか。ちなみに僕は鶯谷にある都内屈指の名銭湯「萩の湯」のサウナをキメた後、これまた都内屈指の名焼肉店、「鶯谷園」に行く事を「月イチの天国(ヘブン)」と呼んでいます。
そんなわけでサ飯ハンターとして「サウナ後に食べるメシは何が美味いのか?」を追及した結果、気づいたら青森県八戸市に来てしまったのでご報告させて頂きます。写真は第一回 全国丼グランプリの海鮮丼部門で金賞を取ったヒラメの漬け丼です。サウナ後に食べたら美味すぎて失神するかと思いました。本当にありがとうございます。
よーし!八戸満喫するぞ~~!
実は銭湯日本一、青森
というわけで、八戸を盛り上げるべく活動されている一般財団法人「VISITはちのへ」の古川さんのお話を聞きました!
ちなみに、後ろの派手なのは八戸三社大祭の山車。ヤケクソみたいな派手さ。
いやー、「サ飯」を追求して八戸、というのは 完全に正解のルートですね。
でしょう。気づいたら北へ北へと向かっておりました。何かにとりつかれたように。あれはサウナの神が呼び寄せたんだと思います。
実は、人口10万人あたりの銭湯の数だと、 青森県がダントツで全国1位なんですよ。
「銭湯」の数が多い都道府県ランキング! 1位は「青森県」【人口10万人当たり / 2019年データ】 https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/545385/summary/
そう!銭湯って北陸とか関西が強いイメージがあったんですが、青森は意外!
そうなんです。もちろん八戸市にもまだまだたくさんの銭湯が残ってますし、八戸市民はみんな車に銭湯グッズを積んでる、って言われてます。それに、八戸は漁師町なので 早朝から銭湯も食堂も開いてるんですよ。つまり、早朝から銭湯のサウナに入り、そのまま朝ご飯を食べられるのは八戸だけ!
よっ!最高!
ちなみにこちらは日本一の朝市と呼ばれる館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)なんですが、新鮮な魚介類はもちろん、肉も果物もスイーツもなんでもござれの朝市です。
いやー、良いですね。
更に、八戸には横丁文化もあるので、朝は朝市、夜は横丁という感じで攻めると 良い感じに仕上がります。
ありがとうございます。では早速、サウナに突撃してこようと思います。
八戸の銭湯
そんなわけでまずは壽(ことぶき)浴場にやって参りました。
こちらは 八戸の聖地と呼ばれている銭湯です。
サウナーなら全員読んでる「サ道」2巻の巻末にも紹介されていたりします。
地方の銭湯に行くとけっこう寂れてる事が多かったりするのですが、さすが日本一の銭湯県だけあってお客さんがたくさん!
入浴料450円でサウナ込み!水風呂は地下水の飲める水風呂!カーッ!ととのった~~~!
そしてバッチリととのったら八戸市民の台所、八食センターに突撃!
この八食センターは八戸中から魚介類、野菜、肉、果物などなどありとあらゆる食材が集まってくるのですが、こんな風にわけわからんサイズの生牡蠣が売ってたりします。
デカいホタテも食える!
「この弾力と甘みはなに!?」ってなってる顔。
夕方にお邪魔したので3パック1,000円とかの見切り品が売ってたりしたので、白ごはんと一緒に大量に買ってバカが作った全部乗せ海鮮丼みたいなやつを自作しました。
更に、八食センターでは七輪と炭を貸して貰えるBBQコーナーがあるので、市場で買った食材をその場で食べる事も出来る。もちろんお酒だって飲めるので、飲む気満々の人は車じゃなくバスで来よう!八戸駅から100円で来れるぞ!
八戸に来たら絶対に来てください!来ない理由が無い!
更にサ飯を追求
八食センターでサ飯を堪能したら、更に追いサウナをキメていきましょう。
何故なら八戸には行かなきゃいけない名銭湯がたくさんあるからです。
こちらは「ニュー朝日湯」さんで、八戸の中心部ほど近くにあります!
こちらもお客さんがたくさん!水風呂はまったり仕様の20度くらい!
キンキンに冷えた水風呂も良いけど、これぐらいの温度の水風呂にじっくり入るのも好きなんだよな~~!
そんな感じでしっかりととのったら横丁を攻めに行きましょう。
料理の名前とかを完全に忘れたのですが、よくわからんけど美味い貝です。
「よくわからんけど、美味い!」って思いました。ホタテだったかな。
そして、この日は調子に乗って3軒くらいハシゴしてしまったのですが(せっかくだから色んなお店に行きたい)、美味いもの揃いの八戸でも感動的に美味かったのが「銀鯖の串焼き」です。めちゃくちゃ脂が乗ってて最高。ミキサーですり潰して点滴みたいに血管に打ちこみたい。
八戸では“脂ノリ日本一”と評価される「八戸前沖さば」というブランド鯖が獲れるのですが、その中でも特に大きいものを「銀鯖」として認定しているそう。
日本最強のサ飯へ
そして翌朝。前日はついつい飲みすぎてしまったのですが、頑張って早起きして早朝6時からあいてる「柳湯」さんへ。
「こんな朝早くから来る人居るの……?」などと思ったのですが、普通に繁盛しててびっくりしました。
八戸の人たちは朝、銭湯でひとっぷろ浴びてから会社に出勤したりするらしい。
もちろんサウナ→水風呂もばっちりキメます!
そしていよいよ、サ飯に日本最強海鮮丼「ヒラメの漬け丼」を食べに「みなと食堂」へ!
こちらの食堂も朝6時からのオープン!調子に乗ってイクラのトッピングもお願いしてしまいました。
食べた直後はこういう顔になるよね。魂が抜けてる。ちょっと美味すぎです。
マジでこれ、 国内最強サ飯かもしれん。
そして十和田湖に
さあ、今までのところ割と「古き良き銭湯」という施設を紹介してまいりましたが、実はここ青森にもサウナブームの風は吹いておりまして、新進気鋭のフィンランドサウナがここ、十和田湖にあるという事でやって参りました!八戸からは車で2時間程度!
取材したのは冬だったのですが、冬季期間は車で入ってこれない場所にあるので、スノーシューを履いて、集合場所から15分-20分程度森の中を歩いていきます!
湖面が凍っとる!
そして到着したのが十和田サウナ!
ちなみに水風呂は十和田湖です!
なにこれ。 ほぼフィンランドじゃん。
一撃でととのいました。
休憩スペースもばっちりあります!
ちなみに、タイミングによっては「ツララロウリュ」という新機軸のロウリュも出来るそうです。
氷はジワジワ溶けるからロウリュが長く続くんだよな……。
これはヤバい。 フィンランドは青森県にあったのか……。
そんな十和田サウナは十和田湖畔に住む方々の、サウナにかける情熱で支えられております!
元々、十和田湖畔で地元の方々がテントサウナを建てて遊んでいたところ、「こんなに良いロケーション、常設のサウナ作った方が良いんじゃね!?」と話が持ち上がり、バレルサウナをロシアから輸入、十和田湖畔に住む仲間と北東北のサウナ好きが総出で組み立てたそうです。
こちらの管理人の樋口さんも、某有名大学を卒業後、働いていた大手企業を勢い余って退職して移住、今ではサウナ小屋の番人として十和田サウナを盛り立てているのだ。
ロケーション最高ですね。ほぼフィンランド。
最高ですよね。冬も良いんですけど、春夏秋冬どれも違った表情を見せてくれるので本当に 会社辞めて良かったなと思ってます。
サラリーマン時代に比べて、生活にどういう違いが出ます?
季節のうつろいがすごく身近になるんですよ。「あ、花が咲いてきたな」とか「風が冷たくなってきたな」とか。サラリーマンだとそういうちょっとした違いに気付かないんですよ。これこそが本当の贅沢なんじゃないかと。
ああ、わかるなぁ……。
ちなみに、十和田サウナは県内のお客さんも多いらしい。
銭湯が充実した県だけあって、青森県民にはサウナーの割合がかなり高いのではないか?との事です。
そして八戸市内に戻り、また美味いものをたらふく食べてしまいました。
天国かよ。
ちなみに、八戸の横丁近くには安定のドーミーインがあるので、寝る前にもサウナに入って締めに夜鳴きそば食べて寝ましょう。最高。
青森の他の施設もご紹介ー!
ちなみに、知らない方もまだ多いと思うのですが、2021年7月27日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました!
17の遺跡で構成されているのですが、青森県にはそのうち「三内丸山遺跡」や「是川石器時代遺跡」をはじめとする8つの遺跡が存在します。
そんなこんなで、今後青森にいくサウナーの方も増えると思うので!!青森県の施設をまるっとご紹介していきます!
気になるところは是非記事の詳細ページに飛んでみてね!
空港でも温泉サウナ
八戸等、青森の東の方に飛行機で行くには「三沢空港」の利用がおすすめですが、そんな三沢空港近くには早朝から深夜まで空いている温浴施設「三沢空港温泉」があるぞ!
営業時間は5時から24時までと長く、源泉掛け流しの温泉にサウナもついて、料金370円と破格!
地域交流センターでも温泉サウナ
「大鰐温泉もやし」でも有名な青森県大鰐町(おおわにまち)にある、地域交流センター「鰐come(わにかむ)」には、
日本にここしかない、METOS製「アルパインサウナ」を使ったサウナ施設があります!
アルパインサウナは、熱せられたサウナストーンが、やじろべえみたいに約15分間隔で自動的に水槽へ運ばれ、オートロウリュする仕組み。
メンテナンスをお願いできる業者さんもかなり限られているとのことですが、これ目当てに来るお客様も増えており、なんとか維持しているそう!
狂気のオロポ自販機がある温泉サウナ
青森駅周辺でサウナを楽しむならこちら。コスパ最高の青森まちなか温泉!
狂気のオロポ自販機もあるし、めちゃくちゃご飯もこだわりあるし、漫画も5,000冊あるし、熱波イベントもやってるよ!併設のホテルで宿泊もできる!
三内丸山遺跡近くにも温泉とサウナ
山内丸山遺跡から車で10分、旅の疲れを癒すべく立ち寄ってほしい「あおもり健康ランド」。
青森ヒバのお風呂もあるし、健康ランドというだけに休憩スペースも充実!
青森市内には他にも温浴施設がたくさんありますが、あえて紹介するならこちら「あすなろ温泉」。
ここのサウナは99度のドライサウナ。同行したJALサ旅プロデューサー岡本さんは「昭和ストロングスタイルですごく好き」と言ってました。
バイブラ水風呂なので水風呂もしっかり冷える!
サウナはないけど、ととのう。日本で初めて湯治場に認定された「酸ヶ湯温泉」
日本有数の豪雪地帯でもある「酸ヶ湯」。そこには日本で一番初めに湯治場に認定された「酸ヶ湯温泉」があります!
写真の「千人風呂」は、源泉が浴槽に注がれるのではなく、お風呂の下から湧き出ており、一度も空気に触れずの源泉掛け流しが楽しめます。
サウナはないけど是非立ち寄っていただきたい場所です!湯気が立ち込めて幻想的な雰囲気が良いんだよな~~!
ただし、かなりの豪雪地帯なので冬季は通行止めなんかに注意!
また、その近くには風情最高なログホテル「八甲田ホテル」が。
こちらにはサウナがあり、大自然に囲まれた環境で、大人な時間を過ごすことができます!
津軽地方にも良い温泉とサウナ
こちらは「津軽おのえ温泉 日帰り宿 福家」。
一緒に取材に行ったJALサ旅プロデューサー岡本さんがすごく良いサウナだったと太鼓判を押す施設です!
少しレトロをモチーフとした空間となっており、ドライサウナは95℃前後、水風呂は18℃前後。また、ミストサウナもあります。
ちなみにどちらのサウナも総ヒバ造りで、芳香な香りは安らぎを与えリラクゼーション効果があります。
これだけの施設でも、入浴料は450円です!青森は「どう考えてもスーパー銭湯だな」という施設も、公衆浴場料金の450円以下のところが多く、サウナ巡りにも最高!
津軽観光にもドーミーイン
ドーミーインは八戸にもありますが、弘前にも!
サウナーの方の津軽方面の旅の拠点にはもってこいです。
青森のドーミーインの朝食は「せんべい汁」や「いがめんち」等の青森ご当地グルメを揃えていますので、朝からサウナ→サ飯も最高です。
八戸には他にもたくさん
八戸は本当に色々な温浴施設があるのですが、編集部のおすすめとしてはこちらの「熊ノ沢温泉」です!
室内と露天それぞれに水風呂が設置されており、導線も完璧。
アルカリ性温泉の源泉掛け流しで、もちろんこちらも450円で楽しめる!
こちらはブライダル等も実施している「グランドサンピア八戸」。
お部屋からは八戸市街を見渡すことができるホテルです。
そしてここにも日帰りで利用できるサウナ付きの温泉施設があります!
青森すごいなー!!
十和田から八戸の間にも
サウナーの方にとって「十和田サウナ」は外せないと思うのですが、八戸 – 十和田間にあるのが、こちらの「ポニー温泉」。
宿泊施設「ホテルポニー温泉」の横に位置する公衆浴場です。
「ぬるぬる温泉」と呼ばれるアルカリ性の温泉なのですが、本当にトロトロしたお湯で、これだけのためにも是非立ち寄ってみてください!
北海道のセイコーマート、青森のオレンジハート
あとは青森にしかないローカルコンビニ「オレンジハート(通称 : オレハ)」を見かけたら是非立ち寄ってみよう!
コンビニなので特に面白くないんじゃないと思うかもしれませんが、
お惣菜や、マジででかいメガ盛りビッグバーガー、クレープ等のオレハオリジナルメニューが置いてあります。旅のお供にどうぞ!
青森のサウナ旅は是非JAL「サ旅」で
羽田空港 – 青森の三沢空港、JALの飛行機だけ往復予約すると3万円程度するのですが、
「サ旅」から2022年3月26日土曜日の羽田出発、JAL航空券つき1泊2日のドーミーイン本八戸2名での宿泊プランを選ぶと、
宿泊付きで一人21,700円で行けます!
※3月9日現在です/旅行代金は空席状況により変動します
念押しするけど、往復のJAL航空券 + 宿泊つきだからね!
もちろん空港から宿までのレンタカー代とかは別にかかるけど、めちゃくちゃお得ー!
詳細はこちらから
https://www.jal.co.jp/domtour/jaldp/satabi/thu/
十勝や佐賀、静岡等はもういったよーなんてサウナーの方は是非青森にも!
世界遺産や、美味しい食べ物が楽しめますよ!