【奥出雲観光】たたらと刀剣館に美肌の湯…島根県奥出雲町の名所を全身で味わってきた

島根県奥出雲町の「鬼の舌震」、純そば一風庵、亀嵩温泉 玉峰山荘、斐乃上温泉、奥出雲たたら刀剣館などの観光スポットを、実際に巡りつつご紹介します。奥出雲へお越しの際は、ぜひこちらの記事を参考に観光してみてください。

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古武術みたいなポーズでこんにちは。シスコンライターの佐々木かえでです。

上で渦巻いてる龍みたいなオブジェは「ヤマタノオロチ」。
神話とロマンの町、島根県は奥出雲町に来ています。

奥出雲町の特産品の生産者さんたちにお話を聞いていくうちに、奥出雲町が気になる存在になってしまった私。

そこで、この記事では大人も子供も無邪気に楽しめる、奥出雲町での楽しい観光をおすすめしていこうと思います。

ちなみに、奥出雲町はここです。

 

それでは、場所を確認したところで!

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いざ!

奥出雲町で見て歩いて撮って食べて飲んで浸かって遊ぼう!

奥出雲町は歴史が古く、なんと1300年以上も前からたたら製鉄が行われていた歴史があります。(奥出雲町の歴史については生産者さんへの取材記事で詳しく書きました)

そんなに前から存在するので、当然、おとぎ話や神話も無数にあるのです。
中でも有名なのは、あのヤマタノオロチの伝説と、それに比べると知名度はないけれど観光名所になっている、一途すぎるワニ(サメ)の恋の伝説。

ヤマタノオロチの伝説は、「毎年美しい娘を1人ずつ食べていってしまう恐ろしい怪物をスサノオノミコトが来てやっつけてくれたので、最後の1人は食べられなくて済み安心しました」という内容でしたが、ワニ(サメ)の恋の伝説の方はというと……?

これからレポートする「鬼の舌震(おにのしたぶるい)」とともに解説します!

鬼の舌震を散歩して写真を撮りまくれ

鬼の舌震は、ワニ(サメ)の恋の伝説とともに楽しめる、美しい緑の峡谷です。

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ということで、鬼の舌震に連れてきていただきました。各日、奥出雲町役場の渡部さんと土江さんにそれぞれ同行していただいてます。

取材日はあいにくの雨、買ったばかりのスニーカーで山道を歩いていくことになりました。南無。
まあ山道と言っても、舗装されているルートがあるのでそっちを歩いていけば全く問題はないですので。

ちょっと行くと、すぐ右手に石碑が。

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林霞丹という松江の歌人が詠んだ、鬼の舌震の歌碑でした。ここは与謝野晶子夫妻も立ち寄った地であるなど、文化人との関係が深いです。

 

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この日は営業していませんでしたが、普段はお店が開いていて、飲食もしていけるしおみやげも買えるそうです。

 

お店で売られている「玉日女命(たまひめ)まんじゅう」。か、かわいい…!

 

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鬼の舌震の由来
鬼の舌震とはいかにも恐ろしそうな名前ですが、この名の由来は出雲風土記によれば、阿伊(現在の馬木)の里に美しい姫(=タマヒメノミコト)が住んでおり、この姫を慕って日本海に住む悪いワニが夜な夜な川をさかのぼってきた。姫は、このワニを嫌って大岩で大馬木川をせきとめ、姿をかくしてしまった。しかしワニの姫に対する気持ちは変らず、その後も幾度となく川をさかのぼってきたと記されています。この”ワニの慕ぶる”が転訛して鬼の舌震と呼ばれるようになったといわれています。

素直に読むと「姫に一途なワニ(サメ)のお話」として受け止められるのですが、一方で姫が嫌がっているのにもかかわらずワニ(サメ)が夜な夜な川をさかのぼるあたりはなかなか物騒で、現代なら炎上待ったなしなのでは…と感じました。「押しが強い人」と「事案」の境界線を考えさせられる神話だ。

 

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橋の前で道が分かれます。左が旧道、右が舗装されている安全で楽な道です。なんとバリアフリーですって。

今回は雨で足を滑らせても困るし、何よりスニーカーが新しいので迷うことなく右を選びました。
晴れている時は左側の旧道を選べば、水の流れがより近くで感じられて迫力があるそうです。旧道といえども険しくはないので、気分で選んでください。

 

舌震の“恋“吊橋 大馬木川

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この場所は見晴らしがとても良く、まっすぐ伸びていく橋がとても良い写真スポットなので雨が悔やまれます。
悔しいので傘を投げ捨てて歩いたら、一瞬でずぶ濡れになりました。思うようにはいきませんね、人生ってやつは……。

 

大橋

編集部注:晴れているときは非常にすばらしい撮影スポットになります。

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橋の上から見た景色。雨降ってるにしても最高じゃないですか……? 日本昔ばなしでよく描かれる構図ですよね、これ。

 

晴れているときに撮影した橋からの風景。いい眺めだ~

橋を渡り終えたら、あとはひたすら順路を回っていけば良いです。

 

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バリアフリーの遊歩道を、景色を見ながら写真撮りながらひたすら進みます。

 

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藤の木です。取材時(5月初旬)は満開は過ぎていましたが、十分に美しい。

 

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岩一面に苔が生えていて、さらにそこから木が生えるという珍しい光景。これが、鬼の舌震ではたくさん見られます。

 

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鬼の舌震の岩はとても柔らかいため割れやすいのが特徴。ぱっくり割れた大きな岩がそこらじゅうにあるのが面白いです。
阿伊の里に住むタマヒメノミコトは、この岩でワニを退けました。

 

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プーさんの頭蓋骨みたいな岩も見つけました。

 

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途中で少し旧道に降りると、こうして屋根のあるところに座って川の流れを見つめることができます。雨の日は靴がぐちゃぐちゃになりますがおすすめです。

バリアフリーの遊歩道に戻りまして、水瓶岩(はんどいわ)。

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この角度で落ちてこないのがすごいですよね。もちろん、人工的に設置したわけではありません。自然の神秘です。

 

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このように、見どころは目立つボードで逐一解説してくれているので、見逃しの心配はありません。

他にもたくさんの見どころがありますが、多すぎて紹介しきれないので詳しくは現地でご自分の目で見てみてください!ぜひ!

素人が撮っても美しく写せる鬼の舌震の良さを感じてくれ!

鬼の舌震
住所:島根県仁多郡奥出雲町三成
電話:0854-54-2260(奥出雲町観光協会)
料金:無料

 

セルフ会計の「鬼蕎麦」で十割蕎麦ランチ

さて、たくさん歩いてお腹が空いたのでランチです。

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風情ある古民家のようなお蕎麦屋さん、「鬼蕎麦」にやってきました。

 

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マイペースな看板に心が緩みます。

 

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「鬼の舌震」散策で疲れ切った身体に蕎麦が染み渡る想像をしてなんとか立っている。

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平日限定の鬼クンおにぎりランチ(温)を注文。

 

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めちゃめちゃおいしそう! これ本当に1,000円でいいんですか。

 

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雨で冷たくなった身体を湯気が誘います。蕎麦はもちろんのこと、燻製が非常においしい! 特に、カリっと焼かれた肉厚ジューシーな燻製豚バラが素晴らしかったです。

 

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土江さんは「ぶっかけ(冷たい・950円)」を食べていました。奥出雲の有名な割子蕎麦ではありませんが、こちらもめちゃめちゃおいしそうでした。

 

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デザートで出してくださった蕎麦クレープ(あんこ入り)がもっちりしていてよかったです。

 

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お金むき出しのセルフ会計が新鮮でした。お客さんを信頼していないとできないですよね。店主の懐の広さを感じます。
蕎麦が無くなり次第終了の鬼蕎麦さん、お邪魔したのは14時くらいでしたが、私たちが出たときには終了になってました。早めに行くか、事前に確認をするといいかもしれません。

鬼蕎麦
住所:島根県仁多郡奥出雲町三成1415-27
電話:0854-54-2101
営業時間:11:00~18:00(無くなり次第終了)
定休日:第1水曜日
参考サイト:ぐるなび

 

亀嵩温泉玉峰山荘のおすすめを聞いて客室を見せてもらった

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亀嵩温泉玉峰山荘。単純アルカリ泉という泉質がお肌にとても良いと大人気の温泉宿です。

 

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写真提供:亀嵩温泉玉峰山荘

こちらは大浴場。浴槽が広くて爽快感があっていいな~!

 

33.玉峰山荘宿泊割引券

写真提供:亀嵩温泉玉峰山荘

こっちは露天風呂。日帰り入浴もできるとのこと。

 

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建物に入るや否や、かめきちくんとたまちゃんが出迎えてくれました。
かめきちくん、私が小学校2年生の時に飼ってた亀と同じ名前です。

 

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ロビーは広々&豪華なソファーとクッションでリラックスできますね。

おみやげ屋さんもあり、日本酒や仁多米など、奥出雲の特産品をひととおり買えて便利です。

今回は宿泊ではなかったのですが、特別に客室を見せてもらえることになったので嬉々としてついていきました。

 

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中でも私のイチオシは3部屋しかないという洋室!

の、

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ソファー!!!

外国から輸入したというソファーが、見た目も座り心地も吸い込まれるような良さ!これはこのソファーのために洋室を予約したくなります!!

と言いつつ、和室の掘りごたつも捨てがたいのですが。

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和室は全室掘りごたつ付き。

あ、ところで、最近ホテルよく歓迎の印として折り鶴が置かれているのを見るのですが、ここ亀嵩温泉玉峰山荘さんは、

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亀。

鶴じゃなくて亀。さりげないアピール。ずっと一緒にいた幼馴染がある日突然香水をつけ始めた衝撃のような、新緑が揺れる夏のさざめきを己の胸に認めました。

亀嵩温泉玉峰山荘さんには、バリアフリーの客室もあります。

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どのドアも車いすが楽々通れる広さで、トイレや浴室のドアなんか小指1本で開け閉めできるくらい軽い。

 

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小指1本で開けられる。

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お風呂も広々。

 

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バリアフリールームはベッドだけじゃなく和室もついている和洋室タイプなので、多少大人数でも大丈夫。家族・仲間みんなで楽しめるようになっていました。

 

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どの部屋も景色は抜群に良いです。曇りの日もそれはそれで魅力的。

今回は入れなかったのですが、温泉の方へ歩いていくと、こんなオブジェが……

 

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怖い。

 

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「三成愛宕祭(みなりあたごまつり)」で実際に使われる御輿とのことです。かなり迫力があるので、亀嵩温泉玉峰山荘にお越しの方はぜひご覧ください。温泉に行く通路に鎮座してます。

 

52.玉峰山荘サンドバス 

写真提供:亀嵩温泉玉峰山荘

亀嵩温泉玉峰山荘ではサンドバスも楽しめます。ふだん砂風呂に入る機会ってなかなかないですし、この砂風呂はただの砂風呂じゃなく、天降石という鉱物を丸い粒状にした特殊な砂風呂なので体験の価値アリだと思います!

亀嵩温泉玉峰山荘
住所:島根県仁多郡奥出雲町亀嵩3609-1
電話:0854-57-0800
営業時間:10時~22時(最終受付21時30分)
定休日:なし
料金:中学生以上600円、3歳~小学生300円
参考サイト:Yahoo!トラベルじゃらん楽天トラベルるるぶ

 

純そば一風庵で割子そばと横田小そば「野の香(ののか)」を食べた

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さて、2日に渡って取材をしたので、ランチ第2弾です。

THE☆奥出雲が味わえるという「純そば一風庵」にやってきました。

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店主の島啓司さんに、ランチの傍らインタビュー。

人物アイコン_かえで「このお店はいつからやられているんですか?」

人物アイコン_島さん「今年で15年目です」

人物アイコン_かえで「始められたきっかけは?」

人物アイコン_島さん「いや~、お遊びで」

人物アイコン_かえで「お遊びで!?」

人物アイコン_島さん「いやいや(笑) お遊びで仲間と蕎麦を打っていたのでね。それが高じて」

人物アイコン_かえで「なるほど!びっくりしました(笑)」

 

元々はJAの職員で、生産者と一緒に蕎麦を作っていた島さん。
その中で「これは他とは全く味が違う、美味しいそばだ」という品種を見つけたそう。特に香りが段違いだ、と。それが奥出雲原産の幻の在来種「横田小そば(よこたこそば)」です。
山奥にひと塊だけ自生していた、何からも干渉されず生き残っていた純粋な在来種の横田小そば。
純そば一風庵を始めたのは、この横田小そばを後の世まで残していこうという精神が大きかったといいます。

「横田小そば」に限らず、純そば一風庵で使用している玄そばは全て奥出雲産。香りを大事にしているお店です。

 

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粉は毎朝5時からこうして石臼で挽いています。
「そばの味は粉でほぼ決まるので、必ずその日に挽いた粉を使っています」とのこと。

もちろんランチなのでメニューを見るわけですが……

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人物アイコン_かえでののかください」(編集部注:佐々木かえでさんの実姉の名前が”佐々木ののか”のため、テンションが上がったようです)

人物アイコン_島さん「いいですね! それがさっき言ってた横田小そばなんですよ!」

人物アイコン_かえで「そうですか!ちょうどよかった」

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こうして細く切って、

 

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このような工程を経て……

 

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野の香(ののか)

おいしそう……。気品の良さが見た目からもビシビシ伝わってきます。

 

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てんぷらにしている湯葉も奥出雲産。「ここに来ないと食べられない」ことを大切にしている、と島さん。

それでは「野の香(ののか)」、いただきます。

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おいしい!!!

まず、舌触りが最高です。これで十割そばというのがすごいです。ふつうの十割そばのようにボソボソ切れたりしない。
そして、香り。とても良い香りがするんです。あまりそばに詳しくないのでどのようにとかは言えないのですが、とにかく、良い。

そば湯もおいしくいただきました。非常にフルーティーな味わいでした。

それにしても「野の香(ののか)」、いい名前だ……。

 

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こちらは同行してくださった渡部さんが頼んだ天ぷら割子そば。

出雲地方に古くから伝わる「甘皮挽きぐるみそば」と、揚げたての天ぷらが味わえる品です。
そばが段になって提供される「割子」はTHE☆奥出雲。

 

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見ただけでおいしいということが判断できてしまう。

 

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横に置いて香りを嗅ぎ比べ、味を食べ比べしました。

野の香(ののか)の方は割子そばの方よりもより細切りで繊細な印象。割子はコシと喉ごしが最強に良かったです。これが甘皮挽きぐるみ……。

同じ蕎麦でも、野の香と割子そばでは香りが違いました。もちろんどちらも素晴らしかったのですが、強いて言えば野の香(ののか)のさわやかさが強く記憶に残っています。

人生24年、今まで食べた蕎麦の中で最もおいしく感じました。とんでもないものを食べてしまった……。

 

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島さん、開店前だったにも関わらずありがとうございました!

みなさんもぜひ行ってみてください!

純そば一風庵
住所:島根県仁多郡奥出雲町下横田89番地2
電話:0854-52-9870
営業時間: 11:00~16:00(L.O.15:45)
定休日:毎週木曜日(木曜日が祝日の場合は営業)
料金:野の香(ののか)税込1,120円・1日15食限定、天ぷら割子そば 税込1,230円
参考サイト:ぐるなび

 

奥出雲たたらと刀剣館で刀を眺めて「たたら場」の体験をしたよ

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ヤマタノオロチのオブジェが超かっこいい、奥出雲たたらと刀剣館。

奥出雲町の歴史とたたら製鉄所のアレコレがたっぷり味わえます。

 

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案内してくださったのは奥出雲町役場、商工観光課の石原淳子さん。めちゃくちゃ詳しく説明してくれた優しい人です。

 

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日本刀の材料になる和鋼、玉鋼は、たたら製鉄でしか作ることができない特別な鉄です。
上の写真は20年ほど前に発見された6,7世紀の鉄剣です。たたら製鉄が始まっていたのかはわかりませんが、腐食が少なかったので砂鉄を材料にした鉄でできているようです。

 

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昔の銃の展示。

 

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かっこいい美術刀の展示。

人物アイコン_かえで「この刀は血を浴びていますか?」

人物アイコン_石原さん「これは違うと思いますね。美術刀なので」

人物アイコン_かえで「そうなんですね……」

不謹慎な想像をしながら順路を進んでいくと、吹子(ふいご・風発生器)体験コーナーが。

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人物アイコン_かえで「ちょっと!これ楽しそうじゃないですか!おふたりでやってください」

人物アイコン_石原さん人物アイコン_渡部さん(1)「えっ」

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役場職員の皆さんにやってもらいました

「地団太を踏む」という言葉がありますが、これが由来だそうです。語源に出会ってしまった。
写真下の方で紐がヒラヒラしているところから風が出ています。

人物アイコン_かえで「ちょっと!あっちにも面白そうなやつありますよ!」

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人物アイコン_かえで「たのしい!!!!!!」

 

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たのしい!!!!!!!!!!!

大人でもみんなはしゃいでいるそうなので、安心してお楽しみください。人気コーナーです。本当に楽しかった。
もののけ姫のたたら場にもこのシーンがあるので、要チェックですよ。

 

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たたら製鉄の炉と地下構造の再現模型が見られます。この下にもなるほどな機構が詰まってる。

 

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他にもたくさんの刀の展示がありました。とても気持ちが高まるのでオススメです。

紹介しきれなかった部分がたくさん&撮影禁止エリアもあったので、みなさん訪れるべき!

 

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ちなみに、刀鍛冶の実演を月に2回(第2日曜日・第4土曜日)やっているそうですよ。

奥出雲たたらと刀剣館
住所:仁多郡奥出雲町横田1380-1
電話:0854-52-2770
営業時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
料金:大人520円、小中学生250円(刀剣鍛錬実習は大人1250円、小中学生620円)

 

「斐乃上温泉」で日本三大美肌の湯に浸かって美肌と化した

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斐乃上温泉。ここはなんと日本三大美肌の湯のうちのひとつで、トロットロのお湯が自慢の温泉。
「日本三大美肌の湯」って響き、素晴らしいですね。

 

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入ってすぐ出迎えてくれるのはヤマタノオロチ。奥出雲町にはヤマタノオロチ伝説が根付いているようです。

 

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あっ!こっちにも!!!

 

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もれなくこういう図が撮りたくなる。

 

人物アイコン_渡部さん(1)「担当の方が来られるまでまだ少し時間がありますね」

人物アイコン_かえで「と、いうことは……?」

「温泉に入ってこられては?」

人物アイコン_かえで「その言葉を待っていた」

ということで誘導尋問が成功したので、美肌の湯に浸かってきました。

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こちらが斐乃上温泉の大浴場!広々とした窓から山々を望めます。

~~15分後~~

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ご覧ください、無修正です。

超綺麗になりました(当社比)。なんなら化粧してるときよりも肌が良かったので、美肌の湯の名は伊達じゃないですね。むかつく顔はわざとやりました。

斐乃上温泉に入ってみた感想ですが、まるでしっとり系化粧水のような感触で、浸かってるときはヌメヌメ、上がってからはスベスベでした。洗面台に化粧水やジェルなどのスキンケア用品が置いてあったのもポイント高いです。浴槽は1つでしたが、それがかえって景色を楽しみながらゆっくりできる要因になっていて良かったです。

景色、めちゃめちゃいいですからね。

 

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上がったら、タイミング良く担当の堀江さんが到着しました。

人物アイコン_かえで「斐乃上温泉、熱くもなくぬるくもなく最高でした。毎日入りたい

人物アイコン_堀江さん「それは良かったです。斐乃上温泉はとにかくお湯がいいんですよね」

人物アイコン_かえで「こんなに美肌(当社比)になるとは思ってませんでした。それでいて日帰り入浴が500円なのも嬉しいです」

人物アイコン_堀江さん「遠くからわざわざ来てくださる方も多くて。日帰り入浴はもちろん宿泊もできますし、食事もおいしいですよ」

斐乃上荘様 懐石料理

こちらは斐乃上荘の懐石料理。なんて豪華なんだ…!

人物アイコン_堀江さん「食堂はお昼も営業しています。また来たときはゆっくりしていってくださいね」

人物アイコン_かえで「超魅力的……!泊まったときは何度も浸かりたいです」

 

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帰るとき、脱力系のパンダと犬が見送ってくれました。

奥出雲の山奥にある美肌の湯、斐乃上温泉。一度は浸かってみてほしいです。

斐乃上温泉
住所:島根県仁多郡奥出雲町竹﨑488-1
電話:0854-52-0234
営業時間:10:00~20:00(受付19:30まで・冬季は要連絡)
料金:大人500円、子ども250円

 

酒造が併設されている!?道の駅・酒蔵奥出雲交流館

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最後に紹介するのは、道の駅・酒蔵奥出雲交流館。

全国的にも珍しい、酒造が併設されている道の駅です。

 

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森田醤油店(生産者さんへの取材記事を参照)の商品が並んでる!

 

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奥出雲酒造の日本酒、純米大吟醸「仁多米」が並んでいました。
このお酒は、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」の大吟醸部門で金賞を受賞しています。また、米ニューヨークで開催されたワインの権威あるコンペティション”Ultimate Wine Challenge 2017 純米大吟醸部門”でも、最高賞であるチェアマンズ・トロフィーを受賞したとのこと。すごいお酒だ~!

 

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奥出雲酒造の日本酒がたくさん並ぶ。

 

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日本酒以外にもたくさんのおいしいものが並んでいました!
オススメ商品を4点、さくさくと食レポしていきます。

 

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この酒粕クリームチーズ。アルコール分が含まれるということでホテルに帰ってからいただきましたが、酒粕がチーズの深みをさらに強くしていておいしかったです。大人な味なので、大人かつ料理する人へのおみやげには喜ばれると思います。

 

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大人気のノンアルコール・砂糖不使用のあまざけ。

 

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甘酒特有のクセがなくて驚きました。スーパーで売ってる缶の甘酒が得意じゃないという人でも、これなら飲めると思います。ただただ甘くておいしい。砂糖を使っていないのにここまでの甘さを出せるのか……と思いました。最初に飲む甘酒がみんなこれだったら、甘酒に苦手意識を抱く人は激減すると思います。

 

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奥出雲酒造の日本酒を使用した「山椒あさり煮」の試食。

 

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いい具合にしょっぱい。これは酒のツマミに良いのではないでしょうか。山椒の風味がとてもおいしいです。
特別に1ついただいたので、自宅にて「山椒のあさり煮の炊き込みご飯」に挑戦しました。炊きたてのごはんに山椒のあさり煮を適量混ぜ込んで、醤油をピャってかけて混ぜてから1口食べてみたところ、かきこみを余儀なくされました。最高!おかわり!

 

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甘酒ソフトクリーム。ソフトクリーム大好きっ子なので、もちろん食べました。

 

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美しい……。

 

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なめらかな食感、普通のバニラよりも上品さをたたえた味、記憶の彼方で香る甘酒。少し大人になった気がした。

 

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桝や、日本酒をおいしく飲むためのワイングラスもあったりと、日本酒のことならなんでも任せろ!な雰囲気の「道の駅・酒蔵奥出雲交流館」。
ハンドルキーパーをキープした上で、試飲&試食&お買い物を存分に楽しんでほしいと思います。(私は運転があったので飲めませんでした…)

 

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ちなみに、敷地内の「温泉スタンド」では亀嵩の湯も持ち帰りできます!

 

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20リットル10円。安すぎでしょ……。

道の駅・酒蔵奥出雲交流館
住所:島根県仁多郡奥出雲町亀嵩1380-1
電話:0854-57-0888
営業時間:8:00~19:00(温泉スタンドは24時間)
定休日:なし

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

奥出雲町はとにかく景色が良いほか、温泉も峡谷も体験もおいしいご飯もお酒もあります。

リフレッシュには最適です。ぜひみなさんも、五感を使って奥出雲町を楽しんでくださいね!

 

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ライター・佐々木かえで(Twitter:@_sasaki_kaede_ ブログ:かえでパンの皮