東京都

SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)

渋谷最高峰の展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」。足元にはスクランブル交差点やSHIBUYA109、タワレコなど馴染みの景色を見ることができ、屋上からは360度遮るものなく、東京の景色を見渡すことができます。さまざまな文化が入り混じる渋谷らしいイベントを開催することも。何度も訪れたくなる魅力が詰まっています。

東京の景色を360度見渡せる「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」に行ってみた!

2019年11月にオープンして、3年を迎える「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」。周囲に遮るものが何もないので、新宿のビル群やスカイツリー、東京タワーなど東京の景色を一望することができます。今回は、SHIBUYA SKYの展望施設とそれだけではない魅力をお伝えします。


「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」は、渋谷駅直結の大規模複合施設「渋谷スクランブルスクエア」の14階、45階、46階、屋上に位置している展望施設です。

渋谷駅直結で、アクセス楽々。

周辺に高いビルが少ないため、360度東京の景色を見渡せます。スカイツリーや東京タワー、晴れていれば富士山まで目にできます。

提供:渋谷スクランブルスクエア

オープンエアなので、解放感があり非日常を味わえます。

屋内展望回廊もあり、気温や雨風の影響を受けず、景色を堪能したり、

ウィンターシーズン限定の特別イベント「Sparkling View」 2022年11月17日から12月25日まで開催/提供:渋谷スクランブルスクエア

景色だけでなく屋内で企画展を楽しんだりすることもできます。

景色と共に、音楽や軽食、お酒を楽しめるミュージック・バー、

オリジナルグッズを販売しているスーベニアショップもあります。

今回は、開業から3年を迎えるSHIBUYA SKYの魅力を、プロモーション担当者の中川さんにご紹介いただきました。

多様な明日へとつながる場所「SHIBUYA SKY」

「渋谷スクランブルスクエア」1階(平日は2階も利用可能)のエレベーターから、14階にあるSHIBUYA SKYのチケットカウンターまで行くことができます。

14階に到着すると、チケットカウンターがあり、その先が入り口です。


まずは、SHIBUYA SKYのコンセプトや構成について教えてください。


SHIBUYA SKYは渋谷上空229mから広がる360度の景色を眺めるにとどまらず、一連の体験を通じて知的好奇心を刺激し、想像力を育む展望施設です。掲げているキーメッセージがこちらです。

展望せよ。
渋谷。
世界。
自分。
未来。

非日常への移行空間としての「SKY GATE」、開放感あふれる屋上展望空間「SKY STAGE」、天候に関係なく楽しめる屋内展望回廊「SKY GALLERY」の3つのゾーンを通して、お客さまの知的好奇心を刺激する体験型展望施設になっております。


ただ眺望を楽しむだけではないんですね。ワクワクします!


ちなみに14階からも、再開発が続く渋谷の街並みやスクランブル交差点を見下ろすことができます。


すごい! 14階でも十分高いと感じますね。

非日常への移行空間「SKY GATE」


チケットのQRコードをかざしてゲートを入場していただきます。
こちらの14〜45階は「SKY GATE」といい、日常空間から非日常空間への移行空間です。

外に出た瞬間に解放感をより味わってもらえるよう、黒をベースに暗く、あえて少し抑圧感のある空間となっています。


なるほど。早速暗くなりましたね。


エレベーターホールには人に反応して光がついてくるデジタルコンテンツがあり、これから始まる非日常を感じ始めることができる空間となっています。


ホントだ。光が追いかけてきますね!

人がたくさんいるとその分、光が増えます


これから屋上に上がるので、意識を上に向けていただくために天井にこのような仕掛けをしています。

エレベーターで45階へ上がる際も、引き続き天井にご注目ください。


すごい、宇宙にでも行くかのようですね。


非日常へ向かう気持ちを盛り上げていただければと思います。

45階からは、エスカレーターで46階へと上がります。


ここもまだ暗い空間ですね。ん? 何か音が聴こえてきましたね?


シャカシャカとした玉砂利のような音、わかりますか?

神社の参道を歩いているような、神聖な場所に上がっていく雰囲気を表現しているんです。


それは面白い!


46階では、屋上に行く前にロッカーに荷物を預けていただきます。


物を落とさないよう、全部預けないといけないんでしたね。


ポケットに入るスマホやネックストラップ付きのカメラはお持ちいただけますよ。それ以外のお荷物は専用ロッカーにお預けください。


お召し物にポケットがない場合には、貸し出しのバッグ(小・大)もあります。替えのレンズなどを入れてお持ちください。


それはカメラ好きには嬉しいポイントです!

渋谷エリアを見渡せる「SKY STAGE」


屋上へは、自動ドアを出て、さらにエスカレーターを上がります。


ここから先が、天候によってはクローズしてしまうエリアですね。


お客さまの安全のため、雨、雪、強風の場合に加え、熱中症の恐れがある猛暑日にも閉鎖しています。


天気が回復した場合は、途中から再度オープンすることもあります。

ぜひTwitterホームページで状況を確認してからご来場ください。


わかりました!


わー! 見晴らしが良いですね!!
雨でもこの景色!


上空229mの高さの「SKY STAGE」は渋谷エリアで最高峰なんです。渋谷には高い建物が少ないということもあり、遮る物なく360度を見渡すことができます。

提供:渋谷スクランブルスクエア

※晴れていたらこのような景色がみられます!

提供:渋谷スクランブルスクエア


屋上の広さは約2500㎡あり、展望施設では日本最大規模を誇っています。

高さでは他の展望施設にかないませんが、オープンエアで解放感を味わっていただける点がSHIBUYA SKYの自慢です。


確かにすごく広々としていて、気持ちが良いですね。


主要都市の方向と距離が書かれたこのジオコンパスが、SHIBUYA SKYの一番高い場所です。


ここに立つと柵よりも目線が高くなって見晴らしがより良いのでオススメです。


ホントだ! ガラスの上から景色が見えますね!

提供:渋谷スクランブルスクエア


北東側には、スクランブル交差点を眼下に見下ろすことができる「SKY EDGE」があります。他のエリアよりもガラスの柵が低く設計されており、空と一体となったような気持ちを体感いただけます。


ここだけ柵が低いんですね! 角に1人立っている写真をよく見ますが、みなさんここでは順番に撮影されてるのですか?


混雑時は手前の白線に沿ってお待ちいただいてます。

1人で訪れた時や友達全員で写ったものが欲しい場合は、データ購入も可能なフォトサービスをご利用いただけます。

・写真のみ 1,500円
・データのみ 1,300円
・写真とデータ 1,800円
※屋上での撮影ができない場合は、46階の展望回廊での撮影になります。


思い出に残って良いですね! データも購入できるのは嬉しいです!


ありがとうございます。
また、個人的にこの「SKY EDGE」から真下を見る眺めが好きなので、ご来場時はぜひチェックしてみてください。

「SKY EDGE」からスクランブル交差点を見下ろす眺め


真下ですか。


SHIBUYA SKYは、眺望だけでなく足元の街並みを見るのも楽しい展望施設だと思います。


世界的にも有名なスクランブル交差点を始め、SHIBUYA109、東急百貨店、タワレコなどもあり、宮下公園が宮下パークへと変わるなど、街の変化も思い出とともに振り返ることができる面白い場所だと感じています。


確かに、SHUBUYA SKYのすぐ周りにそれぞれ思い出の場所がありますもんね。


はい、真下をみると大勢の人が歩いていたり、再開発が進んでいたり、耳を傾けると街の息遣いがここまで聞こえてきたりして、渋谷の街のダイナミズムを感じていただけると思います。

提供:渋谷スクランブルスクエア

提供:渋谷スクランブルスクエア

提供:渋谷スクランブルスクエア


もちろん、地平線を見渡す眺望もオススメです。

SHIBUYA SKYは季節や方角、時間帯によって眺めが全然違うので、何回来ても楽しんでいただけると思います。


その瞬間だけの良さがあるんですね。
おすすめの時間帯などはありますか?


どの時間帯もおすすめですが、お客様が多いのはサンセットのタイミングです。

青い空が赤く染まって、日没の30分後くらいには夜景になるので、1回で3度おいしい時間帯です。


渋谷から見る夜景なんてとてもロマンチックですよね。


例えば東側はスカイツリー、東京タワー、六本木ヒルズといった東京を代表するビル群とともに、夜景を見ることができます。


スマホに写る景色をカメラで撮ると、後ろの夜景がキラキラとボケて写るのでぜひ試してみてください。


また、夜19時以降は30分に1回サーチライトが上がり、光と音の演出を楽しむことができます。

演出は季節によっても異なるんですよ。


何回も来たくなりました! 年間パスポートも販売されているんですよね?


はい、今年の4月から年間パスポートの販売を開始しました。

3回で元が取れてしまうお得なもので、カメラ好きの方はもちろん、ワーカーの方にも気分転換になると大変ご好評いただいております。


お仕事で行き詰まった時にこの開放感は良いですね。私も来たいです!

ルーフトップバーやハンモックでくつろぎの時間を


こちらは期間限定でオープンしているルーフトップバーです。16時以降にオープンし、ドリンクやスナックを景色と共に楽しんでいただけます。

提供:渋谷スクランブルスクエア


ソファエリアは16時以降完全予約制で、50分ごとの交代制になっています。空いていれば当日でも申し込みは可能です。


16時より前であれば予約せずソファを使えるのですか?


はい、ルーフトップバーオープン前は自由に腰掛けて、ゆっくり景色を堪能していただけます。


空いていたらラッキーですね!

提供:渋谷スクランブルスクエア


こちらはいつでも使えるハンモックです。寝っ転がって空をみたり、ちょっと居眠りしたりと過ごしていただけます。


くつろげる要素がたくさんありますね!


はい。過ごしやすい春秋は、屋上でくつろがれる方もいらっしゃいます。

天候に関係なく楽しめる「SKY GALLERY」


屋上を満喫して46階に戻ったら、荷物をピックアップして3つ目のゾーンである屋内展望回廊「SKY GALLERY」を回っていただく流れになります。

こちらは雨の日でも眺望を楽しんでいただけます。


天候に左右されずに眺望が楽しめるのは良いですね。


そうですね。「SKY GALLERY」では、屋上で開放的な気持ちになった後、いつもより視野を広げたり、非日常的な視点で地上の世界を見つめ、物思いにふけっていただいたりして、少し何か新たしい気づきを得ていただけるような空間になればと思っております。


全体的に黒くてスタイリッシュな雰囲気ですね。


はい、眺望や夜景がより綺麗に見えるように、黒色をベースに照度も暗めに設定しています。


光が反射すると外の夜景が見えにくくなるので嬉しいです。


こちらは時の流れを視覚化した「Time River」です。この装置を触ると画面にも変化が起きます。


おぉ! 連動してるんですね。


川に手を入れると水の流れが変わるように、時の流れを自分のタッチで変化させることができるんです。

誰かと同時に触ると色が変わったりしますし、開業から現在まで何回触れられたかも表示されています。


ホントだ! 触るとカウントされていく!


屋上では360°の眺望をご覧いただけたので、屋内展望回廊では目に見えないものにも視点を拡げるようなコンテンツをご用意してます。


3つの画面が並んだ「Parallel Windows」は、違った視点からの風景を写し出しています。

「時間の窓」
今とは違う時間帯の景色が見られます

「世界の窓」
いろんな世界の現在の時刻の景色が見られます

「自分の窓」
自分が景色に映り込みます


3つとも違うんですね。世界のいろんな景色が見れる「世界の窓」が気に入りました! 向こうが今何時なのかがわかるのも面白いですね。


そしてこちらは「Data Scape」です。

渋谷の昔の写真、今日の気温、渋谷に関するツイート、渋谷の人流データなど、さまざまな渋谷のデータをビジュアライズ化して、放映してます。コンテンツによっては、1分1秒たりとも同じ映像が流れないようになっているんです。


今見たこの映像はもう流れないんですね。すごい……!

夜に訪れた際の様子

夜に訪れた際の様子


夜になるとこのデータが窓に反射して、リアルとデータが掛け合わされるという面白い景色を見ることもできます。

窓の外のリアルな渋谷と、回廊に映るデータの渋谷を重ねて楽しんでみてください。

レトロ・フューチャーミュージックバー「Pradise Lounge」


こちらは、軽食を楽しめるミュージック・バー「Paradise Lounge」です。


さっきまでの空間とはまたガラッと変わって、レトロでおしゃれな雰囲気ですね。人気メニューはなんですか?

意外と濃厚なミルク味にラムネの風味がほどよく合わさりとてもおいしい”SKY”ラムネソフトクリーム


“SKY”ソフトクリームが人気です。眺望をバックにしてみなさん写真を撮られています。


青くておいしい! これは人気なのも納得ですね。


ミュージック・バーなので、DJブースもあります。FPM田中知之さんが音楽を監修してくださっています。

定期的にDJイベントも開催しており、田中さん自身にご出演いただいたこともあるんです。


イベント時はかなり盛り上がりそうですね!

豊富なお土産を揃える「SHIBUYA SKY SOUVENIR SHOP」


ハチ公のぬいぐるみがたくさん!


はい、こちらがお土産ショップです。オリジナルグッズや渋谷土産などを取り扱っています。


特に人気のお土産などはありますか?


人気があるのは、こちらのハチ紅茶です。ハチ公がカップに浸かっているように見えて、とても可愛いんですよ。


カップに引っ掛けるんですね。かわいい!


他には、目を模した「SHIBUYA SKY」のコンセプトビジュアルが入ったオリジナルグッズもご好評いただいております。


かっこいいですね。グラデーションがキレイ!


コンセプトビジュアルのグラデーションは、青空だったり、夕焼けだったり、さまざまな色になるとてもキレイな空の色をモチーフにしているんです。


素敵です。


お土産のディスプレイ越しに外の景色が見られるのも良いですね。


景色を活かしたディスプレイになっています。


Suicaのペンギンのグッズもあるんですね。


はい。渋谷スクランブルスクエアは、JR東日本・東急・東京メトロ(東京地下鉄)の合弁事業なので、各社のグッズも揃えています。


そうなんですね。

こちらで一通り全てご紹介いただいきましたでしょうか。


はい。このあとは45階に戻り、そこから再びエレベーターに乗って日常の世界に戻っていただく流れとなります。

SHIBUYA SKYが大切にしていること


これまでにいろいろお伺いしてきましたが、ぜひ知っておいて欲しいことなどあれば教えてください。


渋谷は、昔から、たくさんのヒト、モノ、コトが流れ込み、商業施設やストリートなど、街の様々な場所から、独自の文化や価値観を生み出してきた街です。そのような文化的背景の中で、SHIBUYA SKYも単なる展望施設ではなく、文化と想像力を育む場所になりたいと考えております。


確かにこれまでご案内いただいて、眺望だけではない楽しみがたくさんあるなと感じました。

提供:渋谷スクランブルスクエア


常設のデジタルコンテンツの他にも、色々なアーティストの企画展を年に2回ほど開催しています。

アーティストの方に実際に足を運んでいただいて、そのインスピレーションを元に作品を作っていただくこともあります。

企画展は約2ヶ月ほど開催するので、機会があったら会期中にいらしてみてください。


企画展中はまた雰囲気が違いそうですね。


そうなんです。そして実は企画展以外にも、たくさんのイベントを企画しているんです。

提供:渋谷スクランブルスクエア


2022年9月には渋谷にある映画館「イメージフォーラム」と一緒に、最新の映像アートを発信する『イメージフォーラム・フェスティバル』の特別上映イベントとして、屋上で世界の音楽映画を流し、ご好評頂いたほか……

提供:渋谷スクランブルスクエア


月に1回、総合光学機器メーカーである「Vixen」にご協力いただいて天体観測のイベントを開催して月が地平線から上がってくる様子を見たり……

提供:渋谷スクランブルスクエア


元旦には、初日の出と初詣のイベントを開催したりもしています。

屋上に特別な祭壇を設けて、みんなで初日の出を拝んだ後に、渋谷の「金王八幡宮」の神主さまに新春祈願をしていただいたんです。


渋谷の真ん中で初日の出を眺められるなんて贅沢! 本当に様々なイベントを行っているんですね。


「渋谷スカイの記録」で検索していただくと、過去のイベントの写真や動画ををご覧いただくこともできますので、もし興味あるイベントがあれば、次回開催時にぜひお越しいただければと思います。


SHIBUYA SKYは、近くにお住まいの老若男女の皆さまから、地方・海外からの観光のお客さままで、色んな方にお楽しみいただける施設だと考えております。

日々変わる眺望を楽しんでいただいたり、リフレッシュがてら解放感を味わっていただいたり、もしくは企画展を見てアートやカルチャーに触れていただいたり、渋谷を訪れる多種多様な人に色んなシーンでご利用いただけますと幸いです。

SHIBUYA SKYの施設詳細、アクセス

公式サイト:https://www.shibuya-scramble-square.com/sky/

住所:東京都渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア14階、45階、46階、屋上

チケット

WEBチケット 当日窓口チケット
大人(18歳以上) 1,800円
(900円)
2,000円
(1,000円)
中学生・高校生  1,400円
(700円)
1,600円
(800円)
小学生 900円
(450円)
1,000円
(500円)
幼児(3歳~5歳) 500円
(250円)
600円
(300円)

※SHIBUYA SKYのチケットは数に限りがございます。ご希望日時のチケットが完売の場合は購入いただけません
※3歳未満のお子さまは無料です
※( )内は障がい者料金です

営業時間

公式HPをご参照ください。

アクセス

渋谷駅直結

取材・執筆:都築空
一部写真提供:渋谷スクランブルスクエア