京都府

新風館

2020年6月、京都の街のランドマークとして新たに誕生した新風館は、関西初のテナントが総勢20店舗も集結した複合施設です。アジア初進出のエースホテルや関西初の映画館アップリンクなど、京都の街の賑わいを作り出す施設として新しい風を吹き込んでいます。

6月で1周年!京都の「新風館」に行ってみた!新しい風が吹く関西初のテナントがいっぱい!

京都に新たに誕生した「新風館」は、昔からある伝統を大事にしながら、現代の新しいものと調和していく、最先端の複合施設でした!


「新風館」は、2020年6月にオープンしたばかりの複合施設です。

京都市営地下鉄「烏丸御池駅」から南改札口直結の好立地に加え、京都の玄関口JR京都駅からも地下鉄で5分ほどで遊びに行くことができます。

2001年、旧京都中央郵便局の跡地に「新風館」はオープンし、再開発のために一度閉館。

2020年に新たにオープンした「新風館」には、7時から24時まで自由に通り抜けできる通路や、自然を感じることができる温もりのある空間を取り入れました。

ショッピングはもちろんのこと、アートを大事にしているアジア初進出のエースホテルや、

関西初進出のミニシアター、アップリンクで映画を鑑賞したり、

(引用元:焼鳥 京都スエヒロガリ

これまた関西初進出の飲食店で、美味しいご飯を食べることができるんです!

今回は、2021年6月で1周年を迎える、京都の街のランドマーク「新風館」を実際に訪れて魅力を調査してきました!

 

京都の街を再現した館内が特徴の新風館

新風館に足を踏み入れると、両脇にお店が連なって、カクカクとした印象を受けるはず。そうです!新風館の魅力は、ズバリ「京都の街並みを再現した館内」です。

カクカクとしているのは、京都特有の東西と南北の道が直角に交わっているから。京都の雰囲気にぴったりで、歩いているだけでも楽しくなっちゃいますね!

他にも、歩行者が自由に通り抜けできる商店街のような造りをしているのが特徴。外にいるような感覚で、新風館を楽しめるのも魅力のひとつです。

新風館は、建物も特徴的です。

隣接するエースホテルさんを起点に、街並みを楽しんでもらえるよう、建物には全て木を使用する徹底ぶり。館内にも、自然いっぱいの小さな水路を取り入れて、温もりのある空間を演出しています。

見渡す限り、自然の緑と木の温もりに溢れた空間!
京都の街の中で、ゆっくりと過ごすには最高の場所でしょう。自然を感じながら、お買い物や食事を楽しめるのは、ここ、新風館だけです!

新風館のコンセプトは、「伝統と革新の融合」。

伝統の中に現代の新しいものを取り入れ、形にしていくことを大事にしています。京都の街並みを再現した館内や、関西初のテナント、アジア初のエースホテルなど、京都に新しい風を吹き込んでくれる施設として愛されること間違いなしです!

ちなみに、2021年6月で新風館は誕生して1周年を迎えました。京都にある老舗の「小嶋商店」さんとコラボをして、館内の至る所に「提灯」を配置する企画を実施中。取材時には、多くの提灯を見つけることができました!ぜひ、探してみてください〜!

 

関西初進出のテナントが目白押し!ここでしか買えない商品も

(引用元:お茶と酒 たすき 新風館

新風館には、主に関西初進出や京都初進出のお店が多く入っています。

ちょっと大人なジンライムソースを使用したかき氷が食べられる「お茶と風 たすき 新風館」や、本屋さんで野菜を中心にしたヘルシーなメニューをいただける「本と野菜OyOy」など新業態のお店も勢揃い!

お酒好きの私としては、ジンライムソースのかき氷、たまりません!暑い夏に、大好きなお酒でかき氷を味わえるなんて、この上ない幸せだ〜〜

今回は、編集部が気になったお店をご紹介します!
関西初進出、全国でも3店舗しかない「BEAMS JAPAN」です。

こちらのお店は、日本全国の伝統工芸品とBEAMSがコラボした、ここでしか買えない商品が盛り沢山なんです。雛壇になっている商品は、打ち出しアイテムと言って、3週間ほどで入れ替わってしまうので、常連さんも多く訪れてくれるお店のひとつだそう。

すぐに買わないと入れ替わっちゃうなんて…!ちなみにこの打ち出し商品はどのようにして選んでいるんですか?

昔から日本にある、伝統的な商品を選んでいます。商品には、その土地の魅力がたっぷり現れているんですよ。今は、青森ひばを販売しています。青森ひばは、檜科の一種で、抗菌作用やリラックス効果、脱臭に消臭までしてくれる優れものなんです!

青森ひば、知りませんでした!こんな商品があるなんて!

※打ち出し商品のため、現在は販売を終了しています。

お店にある伝統工芸品は、お値段が高い商品からお求めやすい商品まで幅広く取り揃えています。お値段に関係なく、日本の伝統工芸品としてお手にとっていただけたら嬉しいです。

こちらで取り扱っている商品は、他の伝統工芸品と違って、橙色もあるんですよ。気づきましたか?

あれ、本当だ!見たことのある商品が、橙色だ!何か意味があるんですか?

橙色は、「代々担ぐ」ですとか「代々縁起を担ぐ」など昔から縁起がいい言葉なんです。「BEAMS JAPN」では、そんな演技のいい橙色をイメージカラーとしているので、日本の伝統工芸品とコラボして、橙色の商品を多く取り揃えているんですよ。ここでしか買えない商品なので、すごくおすすめです。

ここでしか買えない商品、惹かれますね!

 

 

「伝統と革新」を目指した新しい着方を提案する着物屋さんも

提供写真:Y. & SONS

こちらも京都に新しい風をもたらすテナント、着物屋さんの「Y. & SONS」です。東京の神田にある店舗と新風館の2店舗しかないんです!こちらのお店では、現代の洋服と着物を合わせた着方を提案しています。

一体どういうお店なんでしょうか?お邪魔してきました!

よろしくお願いします。洋服と一緒に着る着物とは、どういうことでしょうか?

日常的に着られるスタイルをご提案しています。例えば、着物に革靴を合わせたり、シャツを合わせたり、と昔ながらの着物として着ていただきながら、今の生活に合わせた着方をおすすめしているんです。

着物と洋服を合わせることで、日常的に取り入れやすいですね。着物を着る素敵な機会になりそうです!

東京の神田に本店を構え、2店舗目に京都を選んだ理由はありますか?

「Y. & SONS」は「メンズきものテーラー」をコンセプトに、伝統と革新を掲げています。新しいものを取り入れながらも、伝統的なものを生かしていくことに力を注いでいるんです。

新風館のコンセプトも「伝統と革新の融合」で、コンセプトが合致してたのですね!

京都自体も昔から、伝統を大事にしていますよね。「伝統と革新」が似合う都市なので、「Y.&SONS」にぴったりなんですよ!

確かに、京都では着物を着ている方も道でよく見かけます!

「Y.&SONS」では、一人ひとりにあった着物をオーダーメイドでお作りしています。2週間程度で完成しますので、お気軽にお越しください。

 

ニッチな映画が鑑賞できるミニシアター文化の牽引「アップリンク」も登場

新風館の地下、エスカレーターを降りた先にあるのは、関西初進出のミニシアター、アップリンク京都です。とてもコンパクトで、ネオンがいい感じですよね。

アップリンク京都では、4つのスクーリンに計214席を構え、通常の映画館では扱わないようなニッチな映画を上映。アート系からお子様向けの作品まで上映作品は幅広く取り扱っています。

ひとりでふらっと映画鑑賞するのには、最高の環境ですね!
映画を見終わったら、食事やお買い物へレッツゴー!

 

アジア初進出のエースホテルはアートのホテル!

新風館に隣接するのは、アジア初進出のホテル、エースホテル京都です。アジア初だけではなく、世界に10店舗しか展開していないというのも驚き!

エースホテルの特徴はなんと言っても、それぞれの地域で独自のデザインを施す、唯一無二のアートホテルということ。世界にあるエースホテルですが、一つひとつ手がけるアーティストが違って、それぞれ個性が豊かで、雰囲気も違うんです。

京都のエースホテルを味わうことができるのは、ここだけです!なんて贅沢なんだ〜!

ただひとつ、共通しているのは、エントランスを入ると誰でも使用できるフリースペースがあることです。

地域との共生を目的にしているので、自由に使用できますよ〜!

現在エースホテル京都では、壁一面にポストイットで思いを貼り付ける「サブウェイセラピー」を実施中です!コロナでイベントができない中、何か形にしたい!という思いから、開催を決定。

自分たちが今感じていること、希望、夢、将来への不安などをポストイットに書いて、エースホテル京都の壁に貼り付けていきましょう。壁一面にポストイットが埋まった未来に、今まで通りの平和な日常があることを願いましょう!

 

新風館は、日本の伝統を大事にしながら現代と調和している場所でした

新風館は、コンセプトである「伝統と革新の融合」を大事にしながら、京都に新しい風をもたらす場所でした。

昔ながらのいいものを、現代と調和させることで進化していく。新風館を訪れる人も、きっと新しい「京都らしさ」を発見することでしょう。

京都の新たな観光スポットとして賑わい、街に賑わいをもたらす魅了たっぷりの複合施設でした!ぜひ、実際に行ってみてくださいね〜!

 

新風館の施設情報・アクセス

新風館公式HP:https://shinpuhkan.jp/

営業時間

物販:11:00〜20:00
飲食:8:00〜24:00

※店舗により営業時間が異なる場合があります
※新型コロナウイルスの影響で営業時間に変更が生じる場合があります。詳しくはHPをご確認ください。

休館日
1月1日

アクセス
住所:〒604-8172 京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2
【電車でお越しの方】京都市営地下鉄「烏丸御池駅」から南改札口直結

※駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。

 

取材・執筆:むなげちゃん