台湾で「伝説の童貞」になったから、現地でYouTuberに挑んできた
東大生で童貞の高野りょーすけが、渋谷のハロウィンに童貞と書いたTシャツを着て行ったところ、台湾のメディアやテレビでも放送されたので、「台湾に童貞Tシャツを着て行ったらどうなるか」を検証してきました。九份や101等の台湾の人気観光地を回りながら自分の人気を確かめつつ、台湾の人気Youtuber三原さんに挑みます。
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11月 都内
「初めまして。東京大学2年生の、高野りょーすけと申します」
三原 慧悟 Mihara Keigo
■ 台湾 で活動するYouTuber (日本人)
■ 今年2月にフジテレビを退社、台湾・日本に向けた 動画配信 や LIVE を行いながら台湾アイドルを目指す。
■ Facebookフォロワー数, YouTubeチャンネル登録者数はともに 15万人以上。
「‥‥‥‥‥‥‥」
「僕、先日のハロウィンに『童貞』と書いたTシャツを着ていったんですよね。20年間守り切ってきたので、どのコスプレよりも目立ちまして。おかげさまでたくさんのお姉さんたちと写真を撮れたんです。そしたら、ほら」
「そのことが台湾版の2ちゃんねるみたいな所に書かれまして。『勇者』『大草原』『模範的な魔法使い』といったコメントがバコバコ乱舞し、日本でいえば読売新聞・朝日新聞みたいなところに『最も悲しく勇敢な日本の童貞がたくさんの女性を引きよせた』みたいな感じで載ったんです。LINEのIDもさらし上げられ、台湾の方たちから鬼のようにメッセージが飛んできました」
「中には知り合いの女性を紹介してくれる人も登場。向こうのサイトをきっかけに、一夜にして台湾で伝説の童貞になったわけです」
「‥‥‥‥‥‥」
「三原さんは1年以上前から台湾で奮闘されてる、YouTuberですよね。一方僕は、ご覧のとおり秒速で台湾のスーパースターになった男。正直なところ‥‥」
「いま、どんな気持ちです?」
「どうといわれると‥‥‥その‥‥正直すごかったですよ。自分もリアルタイムで見てましたから。PTT(台湾版2ちゃんねる)以外にも向こうのメディアがこぞって高野さんの童貞ハロウィンを取り上げていましたし、載せられたのは台湾で一番読まれてる新聞で、たくさんの方が‥‥」
「三原さん」
「僕が台湾で有名なのは、サルでもわかる客観的事実です。僕が聞いているのは、今まで台湾でブイブイ言わせてたところに伝説の童貞が現れてしまった、三原さんの気持ちなんですよ」
「‥‥‥」
「僕のLINEに友だち追加してくれた台湾の方々は、およそ300人。『君の勇気に感動した』『力をもらいました』『童貞さん、ステキ^^』といったメッセージが多数届き、なかには似顔絵を描いてくれた女性もいましたし、なにより童貞シャツを着てハロウィンに突撃した物語は香港・マカオといった台湾以外の中華圏にまで到達しましたからね。各国からくる膨大なメッセージで、LINEが一時破壊されました」
「1日でだいたい300人ですから、半年ぐらいたてば東京ドームが埋まる勢いです。三原さん、どうですか」
「‥‥‥」
「質問を、変えますね」
三原慧悟 Facebookページ , YouTubeチャンネル
「三原さんは、台湾でなかなか有名みたいですね。なぜ、大企業のフジテレビさんを辞めてまで、台湾で活動しようと思われたのでしょう」
「‥‥‥‥きっかけは、高校生のときに参加したサマースクールなんです。いろんな国から人が集まるんですけど、ベッキーちゃんっていう巨乳の台湾女性にぼくがなぜかすごい好かれて。影からこっそり写真を撮られたり、ぼくを見る目が芸能人を見るような目に近くて。人生でそこまでモテた経験がなかったので、台湾に興味を持ちはじめました」
「うーん。僕も台湾にいけば、隠し撮りぐらいされると思いますけど」
「‥‥‥‥‥それで、大学生のとき台湾に行ってみたんです。国立台湾大学っていう日本の東大みたいなところに行ったら、向こうの方々がとても親切にしてくれて。一緒に写真撮りながら観光に付き合ってもらったり、夜ご飯を食べれて、このあたりから『台湾すごい、熱い!』って思いはじめました。フジテレビを辞めたのも、本気で台湾のアイドルになりたいからなんです」
「‥‥たとえばですけど、三原さんが台湾の街を歩いたら声かけられますか?」
「えっと‥‥たぶん、はい‥‥。気づいてはもらえるのかなと‥‥」
「僕だったら、ハグぐらいされますよ」
「‥‥」
「あの、ぼく自身も友人と童貞軍団みたいなのをつくったり、童貞を卒業するまでの過程を動画にしていたぐらいにはこじらせていたんです。なので童貞の気持ちはわかってるつもりで‥‥。
高野さんが童貞シャツを着てらっしゃったのを見て、『この方は童貞捨てたそうにしつつも自分のアイデンティティの童貞がなくなるのが怖いんだろうな』ってすぐわかったんですよ。ぼくもまさに‥‥」
「三原さん」
「もういいです。僕は台湾でめちゃくちゃ有名みたいですし、20年目にしてまだ童貞であることに誇りをもってます」
「‥‥‥」
「本題です、三原さん。聞くところによれば今週末の3日間、台湾で全国ツアーするらしいですね」
「はい。YouTubeで活動してる三原ジャパンというグループで、歌や劇を混ぜたライブをしながら台湾の3都市をまわります。‥‥僕は25歳からアイドルを目指していて、いつか台北アリーナにいきたいんです!」
「なるほど。今回のそのライブに、三原さんの全てが詰まっているというわけですね?」
「はい!」
「ということは、そこで三原さんをギッタンギッタンにすれば僕が真のスターというわけですね」
「はいっ‥‥‥え?」
「そうですか、わかりました。では僕も台湾で3日間ツアーします。最終日のライブでどちらが多くのファンをとりこめるか、勝負といきましょう」
「‥‥‥‥」
‥‥‥台湾の皆様。
長らくお待たせしました‥‥‥‥。
僕が来ました。
伝説の童貞による台湾ツアー、はじまりです。
引導を渡してやりますよ、三原さん