東京都

森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス

東京・お台場に位置する「チームラボボーダレス」は、境界のないアート群による「地図のないミュージアム」です。光や音など、様々な角度から五感を刺激する境界のない作品群の中に実際に入り込むことで、他にはない体験を味わうことができます。家族や友人、恋人など、誰とでも何時間でも楽しめる施設です。

何度でも行きたくなる!リピーター続出の「チームラボボーダレス」に行ってみた

開館して以来注目を浴び続けている「チームラボボーダレス」。人々を魅了し続けるその魅力について取材してきました!


「チームラボボーダレス」は東京・お台場に位置する境界のないアート群による「地図のないミュージアム」”がコンセプトの美術館です。

電車でのアクセスは、りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩5分、

または、新交通ゆりかもめ「青海駅」から徒歩3分。

提携駐車場があるので、車で向かうのもオススメです。

大観覧車下の看板が目印

駅からは「メガウェブ トヨタ シティショウケース」を通り抜けて、パレットタウン2階の大観覧車乗り場を目指して進むと、「チームラボボーダレス」の入口に到着します。

「チームラボボーダレス」は、2018年6月に世界初のデジタルアートミュージアムとして開館して以来、注目を浴び続けてきました。

そんな「チームラボボーダレス」は、

「Borderless World」

「運動の森」

「学ぶ!未来の遊園地」

「ランプの森」

「EN TEA HOUSE 幻花亭」

全部で5つのエリアに分かれており、

Borderless World《向日葵鳳凰》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

作品を見たり、

Borderless World 《花と共に生きる動物たち II》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

運動の森《重力にあらがう呼応する生命の森》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

実際に触れたり、

Borderless World《地形の記憶》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

Borderless World《Wander through the Crystal World》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

作品の中に入り込んだり、

EN TEA HOUSE 幻花亭   teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

作品と一緒にお茶を味わったり、

運動の森《裏返った世界の、巨大!つながるブロックのまち》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

その場で参加したり、など、他にはない体験を味わうことができます。

今回は、そんな「チームラボボーダレス」の魅力を広報の方に伺い、実際に体験してきました!

ちなみに… 事前にネットで調べたところ、” 白い服が映える ”との情報を得たので、レクリム編集部スタッフの1人に、全身” 白 ”の服装で来てもらいました!

これで準備万端です!

 

「チームラボボーダレス」の最大の魅力

さっそくですが、「チームラボボーダレス」の最大の魅力を教えてください。

やはり” ボーダレス=境目がない ”という点が最大の魅力だと思います。

Borderless World《追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして境界を越えて飛ぶ》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

壁の作品に手で触れることで花びらが散っている様子

境界のないアートは部屋から出て移動し、他の作品とコミュニケーションし、 影響を受け合い、時には混ざり合う。

そのような作品群によって境界なく連続してつながっていく1つの世界を作り出しています。

床に映し出された水が人に反応して人を避けている様子

館内通路の様子

作品と作品との境目がないため、通路さえも作品の一部であり、同じ場所にいても作品が次々と入れ替わります。

飽きることなく何時間でも眺めていることができる空間となっていますよ。

境目がないことで作品が生き物のようですね。

アート作品がより近くに感じます。

壁の作品に触れている様子

柱部分の作品に触れている様子

また、作品と人との境目もないため、実際に触れることもできますし、触れることによって作品も変化し互いに影響し合います。

境界のないアートに身体ごと没入し、10,000㎡の複雑で立体的な世界を、さまよい、意思のある身体で探索し、他者と共に新しい世界を創り、発見していく。

そんな他にはない体験が最大の魅力です。

まさに” ボーダレス ”な世界でしか味わえない体験ですね。

 

初の大規模リニューアルでさらに魅力アップ!「運動の森」

実は今回、開館して以来初の大規模リニューアルをし、様々な作品がアップデートされたり、新しく加わったりしています。

そこでリニューアルした作品の中から、子供も大人も、複雑で立体的な空間で体を動かしながら楽しめる「運動の森」エリアの注目作品を3つご紹介します。

運動の森《タイフーンの上のエアリアルクライミング》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

まずは《タイフーンの上のエアリアルクライミング》という作品です。

こちらは、ロープでつられた棒が、空中に立体的に浮かんでいる空間となっています。

運動の森《タイフーンの上のエアリアルクライミング》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

人が棒に乗ると人の下にができ、は乗っている棒の色やまわりの人の影響を受けて色・形が変わります。棒を渡って運動しながら、様々な影響による変化を楽しんでいただける作品です。

編集部スタッフが体験している様子

棒に乗ると自分も空中に浮かんでいるような感覚になり、次々と変化していくアートにワクワクしますね!楽しみながらも、結構いい運動になります。

運動の森《インビジブルな世界のバランス飛石》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

続いては《インビジブルな世界のバランス飛石》という作品です。

ここでは、様々な形をした「バランス飛石」を踏むと、自分の動きに応じて、音色が響き、飛び石の色も変化します。

運動の森《インビジブルな世界のバランス飛石》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

運動の森《インビジブルな世界のバランス飛石》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

バランスをとりながら踏み進んでいき、影響し合いながら広がる微生物の世界を体感することができる作品です。

編集部スタッフがバランスを取りながら進んでいる様子

意外とバランスを取るのが難しい!

グラグラする足場の中、不思議な音や微生物たちに包まれていてまるで微生物の世界にいるようです!

運動の森《弾む水の天才ケンケンパ》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

「バランス飛石」の次にあるのが《弾む水の天才ケンケンパ》という作品です。

運動の森《弾む水の天才ケンケンパ》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

その名の通り、ケンケンパ をテーマにしています。

フワフワと弾む床に描かれた○△□の形をケンケンパの要領で踏み進むと、リズミカルなが鳴り、が生まれます。同じ形や同じ色を上手に連続して跳ぶことで、美しい豊かな世界が広がっていく作品です。

編集部スタッフがケンケンパしている様子

水の音や生き物の声もきこえて自然の豊かさを感じます。五感で自然を感じながら体を動かすと、子供の頃に戻ったような感覚で楽しめますね!

物体同士の空間的な関係を理解し、記憶する能力である「空間認識能力」は、「言語能力」や「数学力」に匹敵するほど重要だと近年いわれています。

皆さんに「空間認識能力」を高めてもらえるような、楽しい空間になっているので、動きやすい靴で作品を体験しながら体を動かしてくださいね!

 

思い出を持ち帰れる!《お絵かきファクトリー》が新設

今回のリニューアルによって《お絵かきファクトリー》も新設されました。

《お絵かきファクトリー》では、「学ぶ!未来の遊園地」エリアのリニューアル作品《世界とつながったお絵かき水族館》または《グラフィティネイチャー》の作品内で描いた自分の絵をグッズにすることができます。

その場で自分が描いた絵がグッズに!?

まずは《世界とつながったお絵かき水族館》または《グラフィティネイチャー》でお絵かきをしましょう!今回は《世界とつながったお絵かき水族館》で体験していただきます。

ここでは自分が描いた魚が目の前で泳ぎ出すという体験ができます。

お絵かきの紙「クラゲ」

編集部スタッフが描いた「クラゲ」

まずは好きな魚の紙を選び、自由に魚の絵を描きます。

編集部スタッフが「マグロ」を描いている様子

紙に魚の輪郭が描かれているので、絵が苦手という人でも描きやすいです。

描き終わった絵をスタッフがスキャンすると、描いた絵に命が吹き込まれ、目の前の巨大な水族館で、みんなが描いた魚と共に泳ぎだします。

手で触れて「クラゲ」が反応している様子

泳いでいる魚に触れると魚が逃げ出したり、海の中にあるエサ袋に触ると魚にエサをあげたりすることもできます。

自分が描いた魚が、まるで生きているように泳いでいるのを見て触れることができるのは嬉しいですね。

「Born San Francisco」の旗を持った「マグロ」

「From The World」の旗を持った「マグロ」

回遊魚であるマグロを選んでお絵かきをすると、なんと世界の他の場所で行われている「お絵かき水族館」や「スケッチオーシャン」まで泳いでいきます。

現在は、サンフランシスコ上海の展示とつながっているので、他の国で描かれたマグロと一緒に、目の前の「お絵かき水族館」の海の中に泳いで帰ってきたりしますよ。

” 今 ”ここにいる人だけで目の前の作品を作り出し、世界とも繋がれるなんて夢がありますね!コロナ禍で繋がりが減っている今、世界と繋がれる体験は貴重です。

《お絵かきファクトリー》目印の看板

そんなふうにして体験を楽しんだ後に《お絵かきファクトリー》へ行くと、作品内で描いた自分の絵を、缶バッジやタオル、Tシャツ等のグッズにすることができるんです。

自分が描いた絵が動き出すだけでも楽しめるのに、その場でグッズにもなるなんてすごい!

《お絵かきファクトリー》内にある注文端末

まずは《お絵かきファクトリー》内にある注文端末にて、自分が描いた絵を選んでいただきます。絵は全部で2つまで選ぶことができるので、友人や家族はもちろん、気に入ったものがあれば自分以外の絵も選ぶことができます。

注文端末で「缶バッジ」のデザインを選ぶ画面

注文完了から5分ほどで完成した「缶バッジ」

そしてグッズのデザイン種類個数を選ぶだけで、その場で制作が完了。その場の思い出や出会いを、世界に二つとない自分だけのオリジナルグッズとして持ち帰ることができます。

予想以上に可愛い!

ただプリントされるだけでなく、選んだ絵同士が融合しデザインされている点が、他にはない人気のポイントです。

グッズまでも” 境目のないアート ”ということですね。「チームラボボーダレス」ならではのお土産です。

行くなら今がチャンス!移転前に遊びに行こう

ちなみに、チームラボボーダレスは動画だとこんな雰囲気です。

写真や動画でも美しいですが、生の迫力が本当にすごかったです…!

Borderless World《人々のための岩に憑依する滝》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

2018年6月に開館後、初年度は約230万人が来館。国内外において権威ある賞を多数受賞してきた「チームラボボーダレス」ですが、

実は、2023年に東京都心部において新たなチームラボボーダレスを開館する準備に入るため、2022年8月31日をもって閉館します。

発表されて間もないので意外と知らない人も多いかもしれません…!

2022831日の最終日まで残り約一年間、引き続き、10000平米の複雑で立体的な「地図のないミュージアム」で、

境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する体験を皆様に楽しんでもらいたいと思っています。

Borderless World《Light Cave Ⅲ》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

ランプの森 teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

リニューアル作品はもちろん、季節時間によって、また違ったアートに出会えるので、行ったことのある方でも楽しんでいただけると思います。

リピーターが多いのも納得です。

館内の壁の様子

館内の壁は抗ウイルスコーディングを採用、各エリアには消毒ブースを設置、入場制限も行なっており、安心して楽しんでいただけるようコロナ感染対策は万全にしています。

提携の駐車場があるので、公共交通機関を使わずに車で行けるのも安心な点ですね。小さなお子さんがいるご家族でも行きやすい!

入場制限のある今なら、混雑を気にせず楽しんでいただけるので、ぜひこれを機にリニューアルして間もない「チームラボボーダレス」に足を運んでいただければと思います!

 

「チームラボボーダレス」施設詳細

Borderless World《人々のための岩に憑依する滝》teamLab Borderless, Tokyo © teamLab

「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」

 公式ウェブサイトFacebookTwitterInstagram

営業時間

【2021年9月】

 平日 10:00-17:00

 土日祝日 9:00-19:00

※最終入館は閉館の1時間前です。

※開館時間・休館日はシーズンによって異なります。公式ウェブサイト をご確認ください。

チケット

 大人(高校生以上):¥3,200

 子ども(中学生以下 ※3才以下無料):¥1,000

 障がい者割引(手帳お持ちの本人様/同伴者1名迄 ※1人1枚必要):¥1,600

※チケットは 公式チケットサイト でお買い求めいただけます。

※新型コロナウイルス対策により、日時指定予約制です。

持ち物・服装について

【持ち物】

 ロッカー・ベビーカー置き場あり

 ※撮影用にカメラや携帯、自販機や《幻花亭》用にお財布など

  最低限の荷物で身軽にしておくのがオススメです。

【服装】

 「運動の森・未来の遊園地」は、ヒール・厚底・サンダルNG

 ※スニーカーレンタルあり

 ※光や色が映りやすい白い服装、動きやすいパンツスタイルがオススメです。

 ※マスク着用必須

アクセス

〒135-0064 東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン 2階

2022年8月31日で閉館、2023年東京都心部に新たに開館予定

【電車をご利用の方】

 ・りんかい線「東京テレポート駅」出口Aより徒歩5分

 ・新交通ゆりかもめ「青海駅」北口より徒歩3分

※提携駐車場あり(来場者は2時間無料になります。詳細は 公式ウェブサイト「来場のご案内」から「車をご利用の方」をご覧ください。)

※その他詳しいアクセス情報は 公式ウェブサイト をご覧ください。

 

 

取材・執筆:せき かえで