2023年4月9日、北海道・弟子屈にあるゲストハウス「TES…
和歌山県・那智勝浦(なちかつうらちょう)町に、お寺がつくる「新感覚の禅サウナ」がオープン。
場所はなんと、1200年の歴史あるお寺「大泰寺(だいたいじ)」。3年前より「お寺×アウトドアサウナ」を実施してきた場所に、天候に左右されない本格的サウナが誕生します!
世界遺産・熊野古道沿いにあるお寺に佇む「禅サウナ」とは?今回は、注目ポイントを紹介します!
目次
熊野の木材を使った本格フィンランド式薪サウナ
今回サウナが新設されるのは、大泰寺の前住職が蘭小屋として使っていた場所。その場所に地元の木材を使用した、本格フィンランド式薪サウナが誕生します。
大泰寺のある和歌山県熊野エリアは、古くから良質な木材の産地として知られている場所。年月をかけて育った大きな一枚板を贅沢に使用するなど、通常のサウナ室では目にできないような個性的な素材を取り入れる点にも注目です。
サウナストーブはサウナの本場フィンランドのNarvi社のものを採用予定。セルフロウリュウも可能です。
禅や仏教のエッセンスを感じられるサウナ室
サウナ室内では坐禅で使う「坐布(ざふ)」にすわれたり、護摩木(ごまき)に願いを書いて薪ストーブに投入したり。禅や仏教のエッセンスが感じられるのも、禅サウナの魅力。
坐禅の醍醐味である「禅問答(ぜんもんどう※)」を学べる映像コンテンツも作成予定。サウナ室で汗をかきながら、禅問答のモヤモヤした心境を体験できます。
※「禅問答」禅の代表的な修行法の一つで、修行者が疑問を問い、師家がこれに答えるもの(引用元:コトバンク)
水風呂は井戸水かけ流し
水風呂は地下の井戸水掛け流し。
チラーで冷やされたキーンッと感じる水風呂ではなく、しっとりと気持ちのいい水風呂を計画中です。
枯山水作りが楽しめる外気浴エリア
外気浴エリアには、本堂の横にウッドデッキが作られます。
エリアの中央では日本庭園でよく見る「枯山水」作りが体験可能。デッキにゆったりと腰かけ、空間全体でお庭の意味を感じながら、静かに自分自身と向き合うことができます。
ととのいの状態で自由に模様を描くことで、究極のリラックスを体感してください。
サウナのプロが設計監修
サウナの設計監修は、今行くべきサウナを評するサウナシュランや国産材活用を推進するウッドデザイン賞の上位受賞経験のある株式会社アーティストリーの大西功起(おおにしあつき)が担当。
北海道「北こぶし知床ホテル&リゾート UNEUNA」や兵庫県「組紐KOBE 円相サウナ」を手掛けたプロが創るお寺のサウナ……期待が高まります!
サウナ以外のお寺体験も楽しめる
サウナ利用は、日帰りプランと宿泊プランを用意。大泰寺で提供する「坐禅」や「写経」もサウナ体験とあわせて楽しむのもおすすめです。
10月31日よりクラウドファンディング実施中
大泰寺では現在、禅サウナを実現するためクラウドファンディング実施中です。
ぜひチェックしてみてください。
プロジェクトページ:https://motion-gallery.net/projects/ZenSaunaDaitaiji
期間:2024年10月31日〜11月29日 23:59
※本プロジェクトは税金の控除が受けられる「ふるさと納税型」です。詳細はプロジェクトページをご確認ください。
今後のスケジュール
2024年10月末~11月末 クラウドファンディング挑戦
2024年12月~2025年2月 サウナの製作施工
2025年3月 支援者向けの先行体験会
2025年4月 グランドオープン予定
※スケジュールは変更になる場合があります。
大泰寺 施設概要
公式HP:https://oterastay.com/daitaiji/
公式Instagram:https://www.instagram.com/daitaiji_shukubo/
住所:〒649-5148 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田775
サウナのグランドオープン:2025年4月(予定)
※現在はテントサウナによる禅サウナのみ提供中。詳しくは公式HPをご確認ください。
ライター:青井千夏
校正・編集:はせがわみき