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こんにちは、ライターのはせがわです。本日は東京都墨田区「両国」へやってきました!
両国といえば、「江戸東京博物館」、大相撲で使用される「両国国技館」、自然豊かな庭園など……昔ながらの日本文化を感じる街。
そんな両国に「現代版湯屋」と呼ばれる極上スパがあるのはご存知ですか?
2019年6月にリニューアルオープンし、多くのサウナー達を魅了してきた「両国湯屋江戸遊」です。
今回は、江戸遊の山本さんのお話を交えながら、みなさんに魅力をお伝えしていきます!
6つのお風呂に、サウナ、岩盤浴、お休み処、ワーキングスペース、食事処、リラクゼーションと……かなり充実した温浴施設かと思いますが、江戸遊はどういった施設なのでしょうか?
一言でお伝えするのは難しいですが、いつ来ても皆さんに気持ちいいなと思ってもらえる「癒し処」となる施設だと思っています。
すごく気になります……! 早速館内へ入っていきましょう!
目次
両国の街にとけこむ外観・空間デザイン
おっと、江戸遊の魅力を語る上で、印象的な外観デザインは外せません。
リニューアルの際、両国の街並みにすっと馴染む雰囲気をかなり意識したそう。他の温浴施設には見られないデザインで、入り口に来るだけでワクワクさせられます!
入り口入ってすぐには、レトロな下駄箱。
そして、伝統工芸「江戸切子」をはめ込んだ印象的なフロントがあります。
外観といい、館内の空間デザインといい、江戸情緒を感じさせるものがありますね!
下駄箱の金具の部分、江戸切子は墨田区の職人さんが手がけたものです。地元の伝統工芸をふんだんに取り入れることで、両国の街にとけこむ温浴施設を意識しています。
フロントの奥には、墨田区出身の絵師・葛飾北斎の作品も!細部に江戸文化がちりばめられ、まるでタイムスリップした気分です。もう入り口だけでお風呂やサウナへの期待値がどんどん上昇しています……!!
「現代版湯屋」という名にふさわしい浴室
女性浴室は白が基調となって清潔感たっぷりですね。それに壁一面の『赤富士』!ここにも葛飾北斎の作品が取り入れられているんですね。
女性浴室は、浴槽を「雲」に見立て、お湯に浸かりながら富士山を眺めるイメージに仕上げています。
一方で男性浴室のタイル絵は、『神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)』を使用し、浴室のイメージは『波』。浴槽は岩場のような雰囲気で、女性浴室とは違い全体的にブラックを基調とした雰囲気にしています。
男性・女性浴室を比べるとその差が如実に!
洗礼されたデザインと、江戸文化の浮世絵を組み合わせることで見事な「現代版湯屋」の空間に仕上がっています。しっかりコンセプトがあって素敵だなぁ〜
「ほっ」と癒される2種類のサウナ
男性浴室には中温サウナとフィンランドサウナ! 女性浴室には、「フィンランドサウナ」と「アロマスチームサウナ」!
それぞれ2種類のサウナがあります。
絶妙な湿度が気持ちいいフィンランドサウナ
フィンランドサウナに入るとまず目に入るのは、大きなサウナストーブ!
1時間に2回(毎時15分と45分)サウナストーブが「パッ」とスポットライトで照らされ、オートロウリュがじゅ〜っとはじまります!
サウナ室の全容はこちら。照明は少し明るめです。女性フィンランドサウナは86〜88度くらいの設定。熱すぎず、ぬるすぎず絶妙な温度設定で、じわじわと汗が吹き出します。温度といい、雰囲気といい「ほっ」とできて非常に心地いいです。
男性サウナ室は90℃前後とのこと!
座るところがコロッと丸くなっていてかわいいですね!このデザインももしかして……?
はい!女性サウナ室内も『雲』をイメージした空間に仕上げています。男性側のフィンランドサウナも同じように、岩場をイメージしていますよ!
女性のための「アロマスチームサウナ」ここにあり!
アロマスチームサウナは、女性浴室限定!アロマは2週間で入れ替えるそうで、今回はウッド系の香り。
え、なにこのサウナ室……か、かわいいっ!淡いピンクが基調となっていて、座るだけで女子力アップできちゃいそう。温度は50度前後で、アロマのいい香りがふわ〜っとただよっています!癒される〜蒸気も強め!
なんだか足元がとってもあたたかい気がするのですが……?
「スチームサウナは足元が温まりにくい」という点が女性のスタッフからも多数意見が出ていまして。リニューアル時に、しっかり足元まであたたかいスチームサウナにしようと設計しました。
これは、このスチームサウナ目当てに江戸遊に来たいレベル!めちゃくちゃ気持ちいいです!!!!「中で働く人たちが利用者の目線に立っていること」これこそが「満足度」にあらわれているのかもしれませんね。
水風呂、極上の外気浴でととのう
サウナ室から出るとすぐ目の前にあるのが、はいそうです、「水風呂」です。もうね、動線カンペキなんです。
女性水風呂は、17~18度前後の設定。無理なく入れる温度設定を意識されているそう。キンキンに冷たいわけではないのですが、水質がやわらかくてめちゃくちゃ気持ちいい。♫や〜さしさに〜つつまれたなら〜って歌い出しそうになるくらい、包まれます。
水風呂で体を冷やしたら、お待ちかねの露天スペースへ!
雲の吹き抜けから明るい光が差し込んできます。
ととのい椅子もしっかり用意!
中でも凄まじい存在感を放っているのが、このととのいイス。ちゃっかりこのイスで休憩したんですが、「ここは天国か?」と感じるくらい多幸感がすごい……!
見上げれば青空。(ここにも雲のモチーフがしっかり)
背中からそよそよと流れてくる、心地いい風。
ふわふわ〜と本当に雲の上で浮かんでいるような感覚に。気持ちよすぎて、このまま一生ここにいたいと思うほど!最終立つのが億劫になりました……。
座ったらわかります、これぞ「飛びます」という表現がふさわしい!!
さらに女性浴室では、喜ばない人はいないだろう「泥パック」のサービスも! パックのおかげで次の日がさらに楽しみになりますね。
まさに癒し処の休憩スペースへ
ちょっとゴロゴロしたくなって「お休み処」がある3階へやってきました。
休憩スペースもかなり充実しています。雑魚寝できる絨毯スペースは「庭」、畳スペースは「縁側」。畳の間とリクライニングスペースは「部屋の中」と見立て、4つの空間で日本家屋をイメージしているそう。
木のぬくもりや落ち着いたカラーで統一された空間は、自然とリラックスできて癒されます。畳があるのも、江戸湯屋を連想させて素敵!
湯船の中でワーキング!湯workの裏話
ちょっと仕事がしたいなと思ったら、男性・女性フロアそれぞれにある「湯work」へ。不思議な形をしていますよね?
実はこの「湯work」、浴室だったフロアをリノベーションした空間なんです!おしゃれ〜
中央の円卓テーブルは、かつて水風呂だった場所、もともとサウナ室だった場所は、予約制の会議室に大変身!「フィンランドサウナ」「ミストサウナ」と書かれた看板がそのままなのも愛おしい〜
コンセントやwifiもかなり充実しているので普通に仕事しに来れちゃうYO!
男女別でコワーキングスペースがあるのは非常にめずらしいですね!
女性お客さまからも「女性専用のフロアがあるのは嬉しい」とお声をいただいてます。男性フロアはワーキングスペースを多く取り入れる一方で、女性フロアは遊びゴコロのあるソファベット、ハンモックなど、ゴロゴロできる空間を増やしました。ハンモックやソファなどは当初からあったものでなく、利用者の様子をスタッフにヒアリングして後から取り入れたものです。
湯workに限らず、利用者の声、スタッフ目線の意見をしっかり取り入れている印象を受けました。
お客さまからいただいた声はすぐに共有してもらってます。江戸遊は「小回りが利く」のも良さの一つです。新しい取り組みはどんどん取り入れていきたいと思っています。
働き方が大きく変わっている今、江戸遊の湯ワークは、ON・OFFをしっかり切り替える場というよりも、どこか中間的な立ち位置を意識しているとか。
例えば、仕事で煮詰まったらサウナに入ってリフレッシュしてもいいし、湯workのハンモックでお昼寝、ゆっくりとご飯を食べるのもOK。人それぞれ働き方が違うように、自分にあった過ごし方ができるのが江戸遊の魅力です。とにかく過ごしやすく、癒される空間がギュギュッと詰まってます!
江戸遊のこれから
江戸遊はこれからどんな施設になっていくんでしょうか?
江戸遊は、イベントを実施してワイワイ!というよりも、落ち着いた空間の中に癒されに来てほしい想いがあります。これからも何か奇抜なことを始めるというよりは、当たり前にいいものをずっと提供し続けていきたいと思っています。
す、素敵すぎます……!なんだか温浴施設の原点を感じる心に残る一言でした。ありがとうございました!
今回は紹介できませんでしたが、お風呂やサウナ以外にも料金内で楽しめる【岩盤浴】やメニュー豊富な【お食事処】も完備。
江戸遊はサウナ・お風呂・岩盤浴・仕事・食事……心の赴くままに堪能できる施設です。ぜひ江戸遊でしか出来ない「極上の癒し体験」を味わいに行ってみてください!
「両国湯屋江戸遊」施設概要
HP:https://www.edoyu.com/ryougoku/
住所:〒130-0014東京都墨田区亀沢1−5−8
アクセス:都営大江戸線「両国駅」A3出口徒歩1分
営業時間:10:00 – 翌8:30
利用料金:【入館料金】大人/2,750円(税込)中人(12歳以上18歳未満)/2,050円 【深夜料金】1時間ごとに340円(深夜1:00-6:00まで)
Instagram:https://www.instagram.com/edoyu_official/
Twitter:https://twitter.com/edoyu_official
取材・執筆:はせがわみき(@hamigaki_write)