名古屋からこんにちは、サヲトメ(@saunawotome)です。

突然ですが「名古屋」と聞いて、みなさんは何を連想しますか?

名古屋城、ひつまぶし、味噌煮込みうどん……名古屋を代表するものは沢山ありますが、サウナ好きの多くはこう答えます。

「名古屋と言えばウェルビー!」と

今回ご紹介する「WELLBE(ウェルビー)栄店」はサウナ界のゴッドファーザーの異名で知られる米田行孝社長が手掛けるサウナ施設です。

人生を変えるほどの体験だったと語るフィンランドでのサウナ体験を、日本でも再現したい。その想いから、「日本で感じられるフィンランド」を栄店に作り上げました。

湖畔での森林浴気分を味わえる緑ゆたかな休憩スペースや、室温マイナス25℃・水温2度のアイスルームはまさしく冬のフィンランド。

普段は男性専用施設なのですが、レディースデーに運よく参加できたのでレポートしていきたいと思います!

森のサウナ(約70~80℃)

洗体をすませたら、まずは「森のサウナ」へ。サウナ前には入室待ちの列ができていました。

入室してみると、かなり控えめな照明にドキッとします。正面にストーブがあり、両サイドには変形のベンチ。闇に目を徐々に慣らして、空いているところに着席。

あらためて室内を見回すと、6〜7人くらいが入れそうな大きさです。小窓からは浴場の光が柔らかく差し込んでいます。

テレビのない静寂のサウナには、人々の息遣いといつもよりクリアに聞こえるロウリュ音。

ヴィヒタのいい香りに包まれながら、70〜80℃のサウナで深呼吸。本場フィンランドでは、このくらいの温度のサウナが多いのだとか。

じっくりサウナで蒸されることで、肌表面だけでなく体の内部までしっかりと温まる事が出来るサウナです。

高温サウナ(約96~100℃)

もう一つのサウナ、高温サウナは20人は入れるビッグサイズ。

扉を開けた右側には、画像緩やかに傾斜のついた座面が。こちらはなんと寝サウナができる特等席です。サウナで寝転がる……誰しも一度は憧れるものの、貸し切りサウナ以外で体験する機会ってなかなか無いんですよね。

寝転がってみるといい具合にテレビも見られちゃう。悪いことしてるわけじゃないけど、背徳感を味わえちゃうシロモノです。

対する左側には、大きなガラス窓。「浴室の様子がよく見えるなぁ」と目線をおろせば、そこにはチャプチャプ波打つお湯。

サウナに隣接する浴槽と足元部分が繋がっていて、足湯スタイルでサウナに入れるという衝撃! 冷え性の私はサウナで足先だけ温まりづらく感じることがあるのですが、この画期的システムにより簡単に全身ぽかぽかになりました。

ストーブ左側はテレビ音が聞こえない!

さらにこの高温サウナ、音響にもこだわっていて「指向性スピーカー」なるものを導入しています。これにより、テレビ側はテレビの音が、足湯側は水の音が聞こえる仕様になっております。凄い、凄すぎるよウェルビー!

室温マイナス25℃!?凍てつくアイスサウナ

ウェルビー栄といえば、アイスサウナも欠かせません。

樹木が凍り付きホワイトアウトしたかのような感覚に陥るアイスサウナは、室温マイナス25℃! 家庭用の冷凍庫がマイナス18℃前後といわれているので、冷凍庫よりも冷たい空間ということになります。

アイスサウナのなかには水風呂があり、水温はなんと2℃。冬場にはうっすら氷が張ることもあるのだとか。1年のうち7か月は冬、というフィンランドの外気と湖が再現されています。

尻込みしてしまいそうになるアイスサウナですが、この向こう側には覚悟を決めて入水したものにしか味わえない、至福のととのいタイムが待っています。

左:フォレストレイク/右:水風呂

アイスサウナはちょっと覚悟が……という方もご安心ください!

森のサウナすぐ隣には、水深深めの25℃の水風呂、その名もフォレストレイク。沈められたベンチに腰かけたり、立ち膝スタイルでまったりクールダウンもいいですね。

高温サウナの正面には、水温は約14℃のスタンダードなタイプの水風呂があります。ベーシックなものがちゃんとあるからこそ、エッヂの効いたものが光るんですよね。攻めも守りもおさえてるかっこよさ、シビれます!

冷凍サウナと名のついたこちらのお部屋は、ほどよい冷気が心地よいクールルーム。

体を冷やす選択肢が4つもあるので、その日の自分にピッタリのクールダウンをチョイスしてお気に入りのセットを見つけたいですね。

フィンランドの空気を感じる休憩スペース

サウナと水風呂で骨抜きにされたら、おまちかねのご褒美タイム。

ウッドデッキにウッドチェア、壁には本物の白樺の幹とヴィヒタがあしらわれ、まるで白樺の森に迷い込んだような空間が広がっています。

頬をなでるそよ風と、小鳥のさえずり。目をつむり、大きく深呼吸すると、そこはもう栄ではなくフィンランドの湖畔。

「自分が体験したフィンランドのサウナを日本でも体験してほしい」という米田社長の想いが、こうしてお客様ひとりひとりに伝わっていく。サウナ好きの殿方にウェルビーが支持される理由のひとつを垣間見た気がします。

ボリューム満点の無料朝食

ボリューム満点の和朝食、宿泊者なら無料でいただけてしまうというのもウェルビーの凄いところ!

種類豊富なおかずの一品一品が美味しくて、普段朝食を食べないのにしっかりと完食してしまいました。

さらに今回のレディースデーは、オリジナルMOKUタオルまでセットになって4,400円、これはもはや事件。

ウェルビー栄店の濱井さんにお話を聞いてみました!

ここだけの話、今回のレディースデー、価格設定間違えておられませんか……?

大丈夫です(笑)。今回はJR東海さんの「あいち冷やし旅」とのコラボ企画、たくさんの女性にウェルビー栄店を体験して欲しかったので、頑張っちゃいました!

ありがたすぎる…(涙)栄店では今回が4度目のレディースデーですね。女性にもウェルビーチャンスをいただきありがとうございます!

回を重ねるごとに、どんどん女性サウナファンが増えているのを感じます。わたし自身も入りたいし、お客さんも凄く喜んでくれる。女性が利用できるサウナってまだまだ少ないので、そういう場を提供していきたいなと考えています。

新しいものを取り入れた、革命ともいえる挑戦を続けられている印象のウェルビー。変わらないものがあるとすれば何でしょうか?

「街にサウナという木を植え、森を育て人びとに元気を育てます」というチームミッションが軸になっていますね。あとはスタッフのみんなが和気あいあいとして、楽しんで仕事しているところかな。

今後挑戦したいことはありますか?

個人的にはレディースデーを年2~3回開催できたらいいなと思っています。レディースデーの回ごとに、前回とはちがった新しい取り組みを折り込んでいきたいです。私自身、レディースデーの企画や実施を楽しんでいるので、他店と協力しながら開催していきたいです。

多くのサウナファンを驚かせ、楽しませ続けてくれるウェルビーから、今後も目が離せませんね!

WELLBE栄店 施設概要

HP:https://www.wellbe.co.jp/sakae/

住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目13−12 3F
アクセス:地下鉄「栄駅」8番出口より徒歩3分

営業時間:5:00~26:00(25:00最終受付)
宿泊者チェックイン14:00~/チェックアウト~12:00

【利用料金】
1時間/1,100円 2時間/1,650円 3時間/2,200円 フリー/3,300円 ナイト2時間/2,000円

【宿泊料金】3,850円~

Instagram:@wellbe_jp
Twitter:@wellbe_jp

取材・執筆:サヲトメ(@saunawotome)

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