日々の疲れをサウナで癒やしているビジネスパーソンの皆さんこんにちは。ご当地サウナ委員会編集部です。

サウナ歴が長くなると、熱さや冷たさに慣れてきますよね。

そして社会生活歴も、長くなると喜びや悲しみに慣れてきますよね。

「慣れ」って良いことも多いですけど、いつか何も感じない心の枯れた人間になってしまうんじゃないかと不安になったことはありませんか?

ほら、ここにも心が枯れた会社員がひとり……。

 

そしてこっちには、

心が豊かそうなプロの熱波師がひとり。

 

この記事では、日本を代表する熱波師・アウフギーサーである五塔熱子さんに、枯れた心を復活させる『鳥取サウナ旅〜日帰り生き返りコース〜』を紹介してもらいます。

サウナに入って鳥取の風を感じることで感受性が豊かになると断言するその理由とは……。五塔さんの鳥取愛や、アウフグースの風に乗せる思いも必見です!

今回は忙しい社会人向けに、日帰りでも鳥取を満喫できるコンパクトなサウナ旅コースを教えてもらいましたので週末日帰り弾丸旅行の参考にしてみて下さい!

(あと、せっかく五塔熱子さんに来ていただくならということでJALの格納庫でたくさん写真を撮ったので、そちらもお楽しみ下さい!)

 

 

 

登場人物


鳥取県のサ旅紹介を担当するJALサウナ部メンバー。
仕事には慣れたが感受性が乏しくなっていることが悩み。
30歳。

日本を代表する熱波師・アウフギーサー。
とっとりサウナCEA(最高経営熱波師)。
鳥取県のサウナ旅情報に詳しい。
今回、JALサ旅チームの依頼で鳥取サウナ塾塾長に就任した。

ご当地サウナ委員会の編集部。
記事の編集をする。

 

心が枯れてきた全ての人に『鳥取サウナ旅〜日帰り生き返りコース〜』

 


はあ〜。最近なににも感動しないな〜〜〜〜!

 


羽田空港の格納庫の隅っこでうずくまってどうしたの?

 


はあ〜。最近なにを見ても心が動かないんです。
入社当時は凄いと思ってたこの格納庫にも慣れちゃいましたし……

 


そういう時、あるよね。
ちょっとサウナーの大先輩にアドバイスをもらってきなよ。
熱波師の五塔熱子さん、知ってるでしょ?

 

熱波師・アウフギーサー 五塔熱子さん

 


最近、五塔熱子さんにサウナ塾塾長に就任してもらってさ、ちょうど会議室にお呼びしてるんだよ。

サウナー達を楽しませたり感動させたりするパフォーマンスをする 熱波師さんなら、感受性豊かで居続ける秘訣を知ってるはず。アウフグース世界⼤会でも準優勝してる五塔さんの⾵を受ければ、絶対にたかぶ の心も蘇るよ。

 


風で……心が……?
………サウナ塾塾長ってなに?
よく分からないけど、とりあえず行ってみますね。

 


失礼しまーす。五塔熱子さんいらっしゃいますでしょうか。

 


えっ……?

 


サウナ番長……?

 


サウナ塾塾長です。⼼が枯れたんですって?

 


サウナ塾塾長だ!

最近強い刺激がないと⼼が動かないんです。
サウナも100℃以上、⽔⾵呂もシングルじゃないととのえなくなってきました。

 

 


大丈夫!
鳥取でサウナ旅をして風を感じれば、サ室80℃ +水風呂 15℃でもととのえるようになる!

 

 


鳥取で風を感じる???

⿃取県って砂のイメージならありますけど……

 

 


!!

 

 


県外の人はすぐそうやって砂いじりを!

砂丘も自慢だけど、鳥取県は砂丘だけじゃないんです!
綺麗な水や緑、海や山、心地よい風などなど自然の魅力が全てあるんです。

 


自然のエネルギー溢れる鳥取でサウナ旅をすれば、日々の忙しさの中でぼんやりしてきた生命力が呼び覚まされるはず。

 


僕の中にもその感受性は残っていますかね。

 


便利で刺激的な暮らしの中で忘れてしまったかもしれないけど、自然の中で自分をリセットすれば復活させられますよ。

 

 

 

 

その点、自然が豊かな場所は全国にたくさんあるけど、良いサウナと良い水と良い景色がギュッとまとまった鳥取県は特別な旅先だと思ってるんです。

より強い刺激を求めて週末のナイトレジャーやインターネットで精神のバランスをとっている人こそ、一度思い切って鳥取サウナ旅に行けば、個人の内面的な悩みはだいたい解決します!

 


筋トレは全てを解決する、みたいな話ですね。

 


というか鳥取サウナ旅を楽しむ最高のチャンスなのかもしれない。
サウナも疲れて冷え切った体で行くのがいちばんととのいますよね。

 

 


今日は私がアウフギーサーとして自分をリセットしたいときに訪れるとっておきの周遊コースを教えちゃいます。

サウナもやっぱり感受性豊かな状態のほうが、熱や風、蒸気や香りをさらに楽しむことができるので、元気なサウナーにも疲れたサウナーにもオススメできるコースです。

 

それ知りたいです!!
せっかく来ていただいたのでぜひ、格納庫でアウフグースをしながら教えてください!
機体を「ととのえる」場所なので! ワハハ!

 

オヤジギャグ言って自分で笑うのはだいぶ心が疲れてそう。

 

五塔熱子塾長推薦「心を生き返らせる鳥取サウナ旅」モデルコース

 

〜JALメンテナンスセンター1 格納庫〜

 


格納庫広い〜〜〜!! 飛行機大きい〜〜!!

そして格好良い!

 


こちらは今JALの大型機の主力になっているエアバス A350型機です。

 


JALは鳥取県に就航していないみたいなので、今回は島根県の出雲空港からも行きやすい鳥取県西部でリフレッシュできるとっておきのルートを紹介しますね。

 

 


この旅は、私自身が鳥取の風を感じたいときに戻ってくる道でもあるんです。
風って、繋がってるので。

 

風が繋がっている?

 


ほら、鳥取の風だよ〜。

 


??

 


風って地球上全ての場所で繋がっているから。
もしかしたら、ここに吹いている風も鳥取から来た風かもしれないって思ったことありませんか?

 


!! 宮沢賢治みたいな感性ですね。

 


このサウナ旅コースは私にとって「鳥取の風を感じ、持ち帰るための旅」でもあるんです。

 


そうか! これが鳥取の風なんですね!

なんか深い!(浅い感想)

 


早速、旅の行程に沿って「心を生き返らせる手順」を説明していきます!

 

 

①オーシャンの清めの雨で体を清めるべし!

 


米子入りしたらまず、空港から2~30分で着く『日帰り温泉 オーシャン』に向かいましょう。

ここで体を清めることで「⿃取に来た!これから⼼を⽣き返らせるぞ!」という気持ちになります。
私は「清めの⾬」って呼んでるんですけどクリアミストサウナが最⾼なんです。

 


私は「清めの雨」って呼んでるんですけどクリアミストサウナが最高なんです。

 


早速サウナに入って清めるんですね。

 


もちろんオーシャンの高温サウナも良いんですけど、クリアミストサウナは低温ながらしっかり体が温まるし水が体に染み渡るので気に入っています。

優しく温めた体を⽇本海を感じる⽔⾵呂で洗い流すと、⽇常の悩みを切り離してまっさらな⾃分になれるんです。

 

 


開放的な眺めですね。

 


海と空の下で体を清め、鳥取を吸収できる状態にする。
水も空気も綺麗な鳥取県で最初に入るのにぴったりなサウナでしょ?

 


はい!
都会の泥水を吸い込んだ濡れ雑巾みたいな自分を洗い流せそうです!

 


そこまでは言ってない。

 

『日帰り温泉 オーシャン』施設情報

公式サイト:https://www.ocean-g.com/
営業時間:10:00~24:00
住所:〒683-0801 鳥取県米子市新開3-2-46
電話:0120-475-203

 

②植田正治写真美術館から見る伯耆富士で価値観を問い直せ

 

体を清めた次は、自分の価値観を見つめ直す時間です。

 

植田正治写真美術館は、世界的写真家の残した作品も建物自体の建築もすばらしい、鳥取県が誇る美術館です。
ここでは鳥取らしい、鳥取でしかできない体験ができるので絶対に立ち寄ってほしいんですよね。

 

美術館の中にサウナがあるんですか?

 


ないよ!

 

 


普通に考えて、美術館にサウナはないよ〜〜!!

せっかくの心を復活させる旅行に、刺激ばかり求めちゃダメ。
サウナにたくさん⼊れば⼼が復活するわけじゃないんです。オーシャンでととのった状態で美術館に来て、⾃分が何を美しいと思うのかを問 い直してほしいんです。

 


何を美しいと思うのか……?

 

 

 


植田正治写真美術館の中には、中国地方の最高峰・大山を水に映して見ることができる特別なフォトスポットがあります。

大山は伯耆富士(ほうきふじ)と呼ばれ、鳥取県民から愛される美しい山です。

 

たしかに山頂の雪の感じが富士山っぽい。

 

この最高のロケーションから大山を見ていると「そういえば私は何を綺麗と思う人間なんだっけ」「モノの善し悪しをどう判断する人間なんだっけ」と問い直して、価値観をリセットすることができるんですよね。

 

普通に写真映えしそうなのも良いですね。

 

そうやってすぐに写真を撮ろうとするから心が枯れる!

 

!?

 

写真を撮ることで、解釈することを、感じることを後回しにしているんだ! すぐに自分のスマホのカメラフォルダを見てみろ! 心の動きを言語化しなかった写真でいっぱいでしょ! 感情の墓場だよそれ! その点インスタ女子とかは感想もひとこと添えて投稿するから良いけど、感情が枯れたって言うたかぶはSNSにも投稿しないでしょ!

 


僕は……僕は写真を撮るたびに自分の心を縛り付けていたんですね!

 


撮るのは良いんだけど、その前に伯耆富士を見た自分の気持ちと向き合ってほしいです。

私が好きな鳥取の景色のひとつだから。

 


ありがとうございます、大事なことを思い出すことができました!
もうスマホのレンズも破壊します!!

 

皆さんはたかぶみたいにスマホは壊さず、撮った写真を「#ととのうとっとり」でシェアしてくださいね。

 

『植田正治写真美術館』施設情報

公式サイト:https://www.houki-town.jp/ueda/
営業時間:10:00-17:00(入館は閉館30分前まで)
住所:〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
電話:0859-39-8000

 


心も体もまっさらになったら、本格的に鳥取のエネルギーを充填していきましょう!
鳥取サウナ旅はまだまだ続きます!

 

>>【後編】心身を満たす編 & 五塔熱子さんインタビュー

 

※なお記事内の写真は全て、安全確保の上、ヘルメットを外して撮影しております。

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