〜これまでのあらすじ〜

「鳥取の風を感じれば心が生き返る!」

心が枯れ果てた会社員たかぶの前に現れた、サウナ塾塾長五塔熱子。彼女が提案したのは『鳥取サウナ旅〜日帰り生き返りコース〜』だった。

熱子塾長は始めに、『日帰り温泉 オーシャン』と『植田正治写真美術館』で心身を清める方法を伝授。

いよいよここから、鳥取の風を感じるための秘技が明かされる。

 

記事の前編はこちら

 

③ラピスパの天然温泉でゼロになるべし!

 


体も心も綺麗になったら、体の中の水を入れ替える準備をしていきます。
湧くわく天然温泉 ラピスパは、その名の通り超広くてワクワクする楽しい⽇帰り温浴施設です。

 


すごい!! 家族や友達と行ったら盛り上がりそうですね!

 

知る人ぞ知る、鳥取を代表する温浴施設です。

実は⾒た⽬がすごいだけじゃなく、実はこの温泉、100%源泉かけ流しなんで す。
さっき眺めた⼤⼭の地下1,200mから汲みあげられた天然温泉に優しく包まれて、サウナに⼊ったら、⼼も体も空っぽでフワフワになります。そしてここから が重要

 

なんですか?

 

完全にゼロリセットしつつ体を温めたら、最後の外気浴は我慢してラピスパを出てください

今回の鳥取サウナ旅の大事なポイントです。

 

えーなんでですか!? 

 


すぐ近くに、とてもととのえる場所があるんです。
本当は、本当に人に教えたくないんですけど、次で説明しますね。

 

『湧くわく天然温泉 ラピスパ』施設情報

公式サイト:https://www.rapi-spa.com/
営業時間:10:00~22:00
住所:〒689-3402  鳥取県米子市淀江町淀江2-38
電話:0859-56-1111

④むきばんだ史跡公園で風を感じろ!(重要)

 


ゼロになった体で向かうのは、ラピスパから車で5分、弥生時代の集落跡を保存するむきばんだ史跡公園です。

 

完全に「史跡公園」って感じですね。
お勉強以外で史跡に来る発想ってあまりありませんでした。

 


だからこそ超穴場で、人に教えたくないんですよね。
ここに私はコーヒーを買って外気浴をしに行くんです

 


史跡公園で外気浴を?

 

公園にある竪穴式住居を見て「ほぼサウナじゃん(笑)」とか思いながらコーヒー片手に散歩して、小高い丘を目指します。

日本海と弓ヶ浜半島、中海、そして米子の街を見渡して、悠久の弥生の風を感じる

すると、よくある表現ですけど「自分ってちっぽけだな」という気持ちになるんです

 


史跡でととのえちゃうんですね。人生で本気で「自分ってちっぽけだな」を感じられたことがないので、その弥生の風、感じてみたいです。

 


特に私はアウフグースという⾵を送る仕事をしているので、ここで⾵を感じてインスピレーションを得る時間がとても⼤切なんです。

中海から吹く⻄⾵や、⽇本海からの東寄りの⾵、背後の⼤⼭からおりてくる⾵、⽊々の間に吹く森の⾵と、その時々によって全く違う⾵が吹いてくるんです。出 会った⼼地よい⾵を再現したいと思いながらアウフグースをしています。

 


風を感じようなんて、思ったことなかったです。
むきばんだ史跡公園に行って、五塔さんの感じた風を自分も体感してみたくなりました。

 


多彩な⾵が吹く、本当に良い場所ですよ。私にとっての原点みたいな場所です。

数百年前もこの丘に⾵は 吹いていたはずで、それってとてもすごいことだと思うんです。
サウナー旅⾏者は⾵への感度も⾼いと思うので、ぜひ⾵を感じに⾏ってみてくだ さい。

 

 

『むきばんだ史跡公園』施設情報

公式サイト:https://www.mukibanda.jp/
営業時間:9:00-17:00
住所:〒689-3324 鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4
電話:0859-37-4000

 

⑤真名井おばあちゃんの蕎麦とパフェで心身を満たすべし!

 

心身ともにゼロになってととのったら、最後は鳥取の大地と水の恵みを体内に取り込みに行きましょう!

⾞で5分ほど⾏くと、名⽔百選にも選ばれた天の真名井という湧⽔スポットがあ
ります。その美味しい⽔をたっぷり使った料理を楽しめる、真名井ばあちゃんの せせらぎレストランがこの旅の締めくくりになるサ飯スポットです。

 

 

おいしそうなお蕎麦ですね!!

 

名物「真名井そば」はその名の通り、真名井の名水と、大山で作られている蕎麦粉、小麦粉を使った、大山の恵み100%な絶品です。真名井おばあちゃんが自分でとった季節の野菜天ぷらもおいしいですよ〜!

 

 


地元の食材と地元の水を使ったおいしい料理があるって、旅行をする上でとてもありがたいですよね。

 

 

ここまでの旅で空っぽになったお腹も心も、鳥取県の美味しいご飯で満たしてください。
あと、真名井おばあちゃんはみんなのお母さんみたいな方でなんでも話せちゃうので、とても癒やされます。

 

 

かなり有名なので知っている人も多いかもしれませんが、真名井おばあちゃんの作るパフェは美味しくてかわいいので、デザートも満喫してほしいです!

 


なにこれすごい! まるで完璧に積み上げられたサウナストーンのように美しいです!

 


季節によってイチゴやシャインマスカットなど、おばあちゃんのお眼鏡にかなった良い食材だけで作られていて、本当に美味しいし体に良い最高のパフェです。いちばんのオススメはトマトパフェなんですけど、トマトの旬の関係で1年に2週間ほどしか出していない幻のスイーツになっています。

 

これは通い詰めて全種類食べたくなっちゃいますね。

 

鳥取県は水も食材もとてもおいしい場所なので、それを一発で感じられる真名井ばあちゃんのせせらぎレストランには必ず立ち寄って欲しいです。

鳥取の自然の恵みをお腹いっぱいいただくと、野生の力というか、明日も生きようというエネルギーが湧いてきますので。

 


風立ちぬ、生きねば。的なことですね。


そうじゃないけどそういうことなのかも。

 


これで鳥取県で心を生き返らせるサウナ旅は完了ですね。
たしかにこの行程なら僕でも何かを感じて帰ることができる気がします。
あとは出雲空港に帰るだけですね。

 


いやまだもう一箇所、鳥取に来たら寄りたい場所があるんです。

 

『真名井ばあちゃんのせせらぎレストラン』施設情報

公式Instagram:https://www.instagram.com/amanomanai
営業時間:11:00~18:00(火曜日定休)
     蕎麦&パフェ 11:45〜 
     パフェのみ  13:45〜
住所:〒689-3412 鳥取県米子市淀江町稲吉285−2

 

⑥サウナに入り足りないなら四季荘に寄って帰るべし!

 

 

ここまでの鳥取サウナ旅で完全にリフレッシュして枯れた心も復活すると思います。でも、まだまだサウナに入り足りない人は帰りがけに四季荘に寄ってから帰ってください。サウナがかなり最高なので。

 

この鳥取サウナ旅、僕もとても行きたくなりました。でもお話を聞いていて、五塔塾長の感受性の豊かさに驚いたといいますか、言われなければ気付かない鳥取の楽しみ方を教えていただいた気がします。

どうしてここまで五感でサウナ旅の良さを感じて、人に伝えることができるんですか?

 

それはね……

 

『四季荘』施設情報

公式サイト:https://shikisou.com/
日帰り入浴営業時間:AM10:00~PM21:30
朝サウナ:AM6:00~9:00 
住所:〒699-0501 島根県出雲市斐川町学頭1369
電話:0120726525

 

鳥取で風を感じると、生き方を思い出す

 

さっきも少し言いましたけど、私は風を送る仕事をしているので、忘れられがちな「風は地球上どこにいても吹いている」ということに気付きやすいんだと思います。特に私は熱波師でもありアウフギーサーでもあるので、風の違いについても日頃から考えています。

 


風の違いですか。

 

日本の熱波師のアツい直風も、ヨーロッパのアウフグースの心地良い風もどちらも大好きです。でも私は「癒しの風」って森の中にしかないと思っていて、それをインプットしに鳥取に行くんです。

そして良い風に出会えたら「この良い風作りたい~~~!」と思って修行しています。なかなか伝わりませんけど(笑)。

 


そんなことを考えながらアウフグースをしていたんですね……!
風の違いについて、強弱以外考えたことがなかったので気付けませんでした。本当に風のことをいつも考えているから、五感というか感性も磨かれていらっしゃるんですね。

 

いつも空間にどういった風を吹かせるかを考えているんです。だから実は、ほとんど人を直接扇いでいなくて、風の流れを作っています。

私が扇いでいない方向からお客さんに風が吹いて驚かれたりするんですよ。

 

それはとても興味深いですね!
っていうか普通にすごい。

 

個人的に現場の1本目は調査アウフグースと呼んでいて、必ず決まった同じアロマでサウナ室内の香りの広がりや熱を確認しています。同じ施設で回数を重ねるとどんどん思い通りの風を吹かせることができるようになっていくので、完成した最終回のアウフグースを狙って来てくれる方もいます。

 


世界大会でも活躍できる人って、こういうことなんだなぁ……プロの生き様、純粋に感動しました。そして感受性が鈍くなっている自分にとって、五塔塾長の風の感じ方はとても参考になりそうです。

 

 

改めて風を感じてみようと思ったら、鳥取の豊かな自然って最適なんです。水田の風、海の風、畑の風、山の風、どれも香りがぜんぜん違います。そういった風の違いをひとつひとつ感じることで、感覚もリセットされて、自分の良い状態に気付けるようになります。

そして、美しいもの見て美しいと感じたり、良いものを食べて美味しいと感じたり、生きることの根源を体験、感じることができるのが鳥取だと思うんですよね。色んな大変なことあるけど、生きるってこれで良いんだなと思い出して帰ってこれる、本当に良い旅先です。

 

貴重なお話をありがとうございました。

僕も心が枯れたとか言ってうじうじしてる場合じゃないな、もっと五感を研ぎ澄ませて生きていきたいなと思いました!

 

だからまずは、鳥取に行こう!

 

そして鳥取へ

今回は五塔熱子塾長が、忙しい日々に心が枯れてきた社会人向けに、日帰りで行ける『鳥取サウナ旅〜日帰り生き返りコース〜』を紹介してくれました。五塔熱子塾長が秘密にしておきたかった、アウフグースの風のルーツとも言えるコースなので、サウナーやアウフギーサーだけでなく五感を使う表現者の方は絶対に一度は行きたい、人気のサウナ旅コースになりそうです。

 

たかぶも今回の五塔熱子塾長の熱いお話を聞いて、実際に鳥取サウナ旅に行ってきたそうです。撮ってきてくれた写真を見ると、とても楽しかったようですね。

 


鳥取サウナ旅どうだった?

 


とても楽しかったです!!

ラピスパのサウナ、100%源泉かけ流し温泉からのむきばんだ史跡で感じた風、目の前一面に広がる広大な景色が最高でした!


お〜! 満喫してるね!
心は復活した?

 


はい!
東京に戻ってきてからも、歩いている時にふと「今の風、鳥取で海から吹いてきた風に似ているな」と鳥取サウナ旅のことを思い出します。


それは素晴らしいね!

今回のルートに周辺のサウナ関連スポットを追加した、サウナ旅用の情報をまとめた記事も別で作るから、次に行く時は参考にしてみてね。

 

 


塾長、本当にありがとうございました!!



また何か悩んだらいつでも来てね。
今回は西部エリアしか紹介してないし、悩みに対応した鳥取サウナ旅コースを考えるから。

 


はい!!

 

 

おわり

 

 

※なお記事内の写真は全て、安全確保の上、ヘルメットを外して撮影しております。

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