続・日本スープカレー協会広報オススメのスープカレー店を7店舗巡った

突然ですがみなさん。

スープカレーはお好きですか？

北海道札幌発祥の名物グルメとして定着し、今や全国でもお馴染みの定番メニューとなったスープカレー。
そんなスープカレーを愛し、一般社団法人「日本スープカレー協会」の広報宣伝担当理事を務める金髪のこの人。

https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/archive/202111161/

わたしが10年以上ファンをやっているヴァイオリニストのNAOTOさんです！

2021年11月16日、TBS系列「マツコの知らない世界」で、【スープカレーの世界】が放送され、番組内でNAOTOさんオススメのスープカレー店が15店紹介されました。

持ち前のフットワークの軽さと、「推しが紹介したお店、全店行く以外の選択肢がない」というオタクの使命感からすぐさま札幌へ飛び立ち、3日間で8店舗のスープカレー店を巡る旅に出ました。

日本スープカレー協会広報オススメのスープカレー店を8店舗巡った

今回は、前回訪問することができなかった残りの7店舗を巡るべく再び札幌に足を運び、全てのお店を制覇したいと思います！
オタクは聖地巡礼が好きなので。

初めてスープカレーを食べる全人類が頭を抱えてしまう、各店で異なるスタバのカスタマイズ呪文のような難解なオーダー方法もわかりやすくご紹介します！

札幌で制覇！

ソウルストア

1軒目のこちらは、商店街の一角、階段を上がった2階にある小さなお店です。
伺ったのが日曜のお昼時ということもあり、12時の時点でお並びの方が3組いらっしゃいました。

カレーの種類は定番のチキンはもちろん、「紅茶豚と大きいなめこのカリー」や「道産牛のネギ塩煮込みとまいたけ天のカリー」など、キノコを使った珍しいメニューが目を惹きます。
スープは4種類から選ぶことができ、今回は鶏や魚介、野菜の旨味が凝縮された「CLASSIC」をチョイス！
辛さは、全く辛みが入らない1番から辛口の5番まで選べるので、辛いのが苦手な方やお子様も安心ですね。
今回は、番組で紹介されたこちらをオーダー。

チキンと野菜のカリー　1,200円

注文方法は、ベースのスープカレー＋スープの種類＋辛さ＋ライスの量＋（トッピング）。
唱えた呪文は「チキンと野菜のカリー、クラシック、辛さ3番、ライス半分」

マツコさんも思わず「博多うどんじゃないの？」とおっしゃっていた強めのビジュアルが最高！
番組でも話題に上がっていましたが、かぼちゃを貫通するこのごぼう天がとにかくおいしい……！
秘伝のタレに一晩つけられてサクサクの衣を身にまとったごぼう……人生でこんなにやわらかいごぼう天を食べたの初めて……
和風ダシのやさしいお味が染みわたるスープで、あ、これ関西人が好きな味ですわ！！　と一口でメロメロになってしまいました。

辛さ3番で市販の辛口程度とのことでしたが、激辛にはあまり耐性のない一般的な辛さを好むタイプのわたしにはちょうどいい辛さ加減でした！

混雑する時間帯でも、並んでいる間に先にオーダー取ってくださるので提供も早く、なによりお店の方の明るい笑顔と対応がとってもステキでした！

奥芝商店　実家店

2軒目、札幌駅直結というアクセス抜群のこちらは今年2月に東京駅にもオープンした人気のお店。
「実家店」の名の通り、店内に入ると「おかえりなさ～い」と迎え入れられます。
お座敷もあり、本当に実家のようにくつろげそう！

大きなやかんでドンと用意されるお冷

「フェニックス」「社長が一番好きなやつ」「俺のカロリー」など独特なメニュー名が並びますが、中身はチキンやきのこなどの定番メニューなのでご安心ください。
辛さはお子様でもOKの0番から12番まで、4番で市販の辛口程度です。

宗谷黒牛100%おくしばーぐスープカレー　1,680円

注文方法は、ベースのスープカレー＋辛さ＋ライスの量＋一品無料トッピング＋（トッピング）。
唱えた呪文は「おくしばーぐカリー、辛さ4番、ライス小盛、ブロッコリー」

海老の主張がとにかくすごい！！！
お口の中で海老が「どうも！！！　海老です！！！」ってクソデカボイスで挨拶してくる！圧倒的海老のパワー……
これスープカレーじゃなくて海老スープでは……？

と思いはじめた数秒後にスパイスが走ってきて、「いえ！　わたくしはスープカレーです！！！」と主張してくる、個人的には結構衝撃のスープでした。

この世の全ての海老好きたちに食べてもらいたい！！

実家店は全てのメニューが海老スープで提供されますが、ベースのスープを選べる店舗もあります。
そしてなにより、メイン具材のハンバーグがめちゃくちゃおいしい！
ハンバーグって、こんなにお肉のうまみを感じられるんだ……

カレー食堂 心　札幌本店

夜遅くまでの営業が嬉しい3軒目のこちらは、秋葉原や西新宿など都内にも複数店舗があります。

スープカレー屋名物、広報宣伝担当理事のポスター

チキンや野菜、納豆やシーフードなどスープカレー店ではお馴染みのメニューが並ぶ中、「ラビオリとニョッキのスープカレー」という、初めて出会うメニューもありました。
四角いパスタの中にひき肉が入ったイタリア版餃子だそうで、スープカレーの無限の可能性を感じますね……！

辛さのレベルは1～100番まで、5番で市販の辛口程度だそうです。
100番は一体どのくらいの辛さなんだ……
辛味が得意ではない友人は、「1番でも辛い」と言っていたので、自信がない方はスパイスを別皿で提供してもらって調整するのもオススメです！

とり野菜のスープカレー　1,480円

注文方法は、ベースのスープカレー＋（トッピング）＋（スープの量）＋辛さ＋ライスの量。
唱えた呪文は「とり野菜のスープカレー、辛さ5番、小ライス」

すごい具沢山だ～～～！！！　お野菜モリモリ！
冒頭で都内にも店舗があるとお伝えしましたが、なんとこの「とり野菜のスープカレー」は札幌でしかいただくことができないのです！！

こちらのカレーはトマトベースで、濃厚な旨味とビーフシチューのようなまろやかな甘味を兼ね備えた独特のスープが特徴。
このスープがめちゃくちゃおいしい～～～！
トマトの酸味とコンソメスープのような甘みのマリアージュよ……

スープとお野菜たちの相性も抜群で、お鍋をいただいているかのような満足感のある一皿でした！

マジックスパイス

4軒目、スープカレーの元祖と呼ばれているこちらは、スープカレーを食べたことがなくても名前は知っているという方も多いのではないでしょうか。
それにしても、閑静な住宅街とは思えないすごい店構えだ……！

札幌店は靴を脱ぎスリッパに履き替えて入店するシステムなのですが……

広報宣伝担当理事いる～～～！
理事が新譜を発売するたびスープカレー店にポスターが増えていく現象、おもしろすぎる。

オープン30分後くらいに伺ったのですが、平日の昼間にも関わらず1階席は満席！
わたしのような旅行者よりも、ご近所の方やお仕事中の方など地元の方が多くいらっしゃる印象で、案内された2階席もすぐに満席になっていました。

ベースのカレーは10種類以上あり、何度来ても違ったメニューが楽しめるのも嬉しいですね！
スープはチキンベースとトマトベースの2種類から選ぶことができます。

初見でとにかく悩まされるのが辛さのレベルで、「虚空」や「極楽」、「悶絶」など全てが火を噴きそうなワードで辛さの想像が全くつかない……
お店の方曰く、「涅槃」 が普通の辛口よりちょい辛でオススメとのことだったので、今回は「涅槃」をチョイスしました。

トッピングの種類も豊富で、とろろ昆布とすりおろしたとろろが入った「トロロカンタービレ」は、なんとNAOTOさん考案のメニューなのです！

・チキンスープカレー　1,045円

注文方法は、ベースのスープカレー＋スープの種類＋辛さ＋（トッピング）。
唱えた呪文は「チキン、チキンベース、涅槃」

心地よいスパイスの香り……シンプルでありながら芳醇なスパイスの旨味を感じることができるスープ……全身から力が抜けるような包み込まれるおいしさよ……
一口食べただけで健康になった気がする、身体に染み渡るスパイスが最高！

個人的に、もう少し辛くても大丈夫かな？　と思ったのですが、もしや数々のスープカレー店を食べ歩いたことで、辛さの耐性がパワーアップしている……！？

スープカリーイエロー

5軒目のこちらは、わたしが人生で初めてスープカレーを食べた原点のお店です！

日本スープカレー協会広報コンビ

これまで訪れたスープカレー店で数々の珍しいメニューを見てきたので、もうどんなメニューがあっても驚かないと思っていたのですが、「もつ鍋風スープカリー」という未知のメニューとの遭遇に自分の未熟さを感じました。
スープカレーって、もつ鍋風にもできるんだ……
辛さは1～20番まで、2番で市販の辛口程度、11以降は「ほとんどの人が完食できません」という注意書きがあるほど……！
ライスは無料で大盛りに変更できるので、食いしん坊たちは元気いっぱいオーダーしよう！

チキン野菜カリー 1,400円

注文方法は、ベースのスープカレー＋（トッピング）＋辛さ＋ライスの量。
唱えた呪文は「チキン野菜カリー、辛さ3番、ライス少なめ」

番組内でも、まるでラーメン店のような個性あふれるダシのお店と紹介されていましたが、鶏ガラと豚骨、魚介ダシをブレンドした唯一無二のスープがめちゃくちゃおいしい～～～！
サラサラなのに濃厚でクリーミー、スパイスが引き立つコクのある旨味が最高！

目を惹くイエローカラーのスープには、ココナッツミルクや豆乳などの乳製品は一切含まれておらず、このクリーミーさは一体どこから……？　と考えているうちにあっという間に完食してしまう中毒性の高いスープです。

そして、北の大地を存分に堪能できるこのツヤッツヤのお野菜たち……ホロッホロに煮込まれたチキン……
スープカレーに入っているお肉とお野菜のポテンシャルの高さに毎回驚かされます。

都内の店舗も！

spice & smile

東京に戻ってきました

6軒目のこちらは、番組で紹介されたスープカレー店の中で唯一都内のみで営業しているお店。四谷の駅近にあります。
スープカレー店では珍しくダイニングバーとしても営業されていて、アルコールメニューが豊富なのも嬉しいですね。
番組内で、カレー屋さんばかり行くので友達が減ったとNAOTOさんが嘆いておられましたが、こちらならお友達を誘えるのでは……！

メインのスープカレーは6種類のレギュラーメニューと、マンスリーなど季節限定のメニューも複数あるようです。
鶏ガラ、豚ガラ、香味野菜で丁寧に作られたベースのスープは、スパイシーなスタンダードや、豆乳、トマト、生クリームのコクが自慢のクリーミーの4種類から選ぶことができ、追加料金でスープを大盛に変更することもできます。

番組内で紹介された粗挽きジャンボフランクのスープカレーは、ベースの「12種野菜」にトッピングで「粗挽きジャンボフランク」を追加したメニューになるので、早速こちらをオーダー。

粗挽きジャンボフランクのスープカレー 1,350円

注文方法は、ベースのスープカレー＋辛さ＋スープの種類＋ライスの量＋トッピング
唱えた呪文は「12種類野菜、3辛、スタンダード、ライス中、粗挽きジャンボフランクトッピング」

「辛口より辛い！？辛口～辛辛口程度」とメニューに記載がある3辛ですが、わたしはもう一つ上の4辛でもいけそうな感じでした。
優しいお味のスープに、盛りだくさんのお野菜たちがとにかくおいしい！
大根が入っているのが珍しくて驚きましたが、スープカレーのお味とよく合っていて新しい発見でした。

東京らっきょブラザーズ

いよいよラスト、7軒目のこちらは「札幌　らっきょ」の東京初進出店です。早稲田駅から徒歩1分！
札幌滞在中、どうしても時間を作ることができず訪問できなかった唯一のお店です……無念。

こちらは番組内でマツコさんが人生初体験されたスープカレー！
定番のスープカレー以外に、珍しい「パイ包みスープカレー」の取り扱いがあります。
スープカレーとパイ包みスープカレーのハーフサイズセットもあり、パイでもライスでもスープカレーを楽しみたい！　というよくばりさんにもオススメですよ！

注文方法は、ベースのスープカレー＋辛さ＋ライスの量＋（トッピング）
唱えた呪文は「チキンスープカレー、レベル4、ライス中」

鶏や豚骨、牛骨のスープは、サラっとしているけれど口当たりがよく、旨味をたっぷり感じることができます。
番組内でも、洋食系をベースにしているホンドボーに近いと紹介されていました。

マツコさんが「芋だけで食べてもおいしい」とおっしゃっていましたが、素揚げされたお野菜がスープと絡んでとってもおいしい～～～！
ザ・王道のスープカレーといった感じで、個人的に初めてスープカレーを食べる方にオススメしたい一品です！

おわりに

日本スープカレー協会広報宣伝担当理事オススメのスープカレー店15店舗制覇したぞ～～～！

わたしは基本的に飲食店は気に入ったお店をリピートするタイプで、新規開拓をすることはあまりありませんでした。
しかし今回、スープカレー店15店舗を巡って、食べれば食べるほど他のお店の味もさらに知りたくなってしまうスープカレー沼にどっぷりハマってしまうという結果に！
スープカレーって、マニアが好む玄人向けのメニューでしょ……？　と思っていたのですが（失礼）、スパイスに詳しくないわたしも気軽においしくいただけるメニューでした。

きっとアレだ……奥深さゆえにマニアが育ちやすいジャンルなんだ！！！

これまでスープカレーにご縁がなかった方も、これを機にぜひお店に足を運んでいただきたいです！
みなさんもお気に入りの店舗を見つけてみてください！

前回の記事はこちら

日本スープカレー協会広報オススメのスープカレー店を8店舗巡った