【世界の旅の面白エピソード】「Clubhouse」のアプリで世界196ヶ国の旅の話を聞いてきた

KOH

こんにちは、イヤホンは常に3本持ち、Clubhouse依存症ライターのKOHです。
みなさん「Clubhouse」というアプリはご存知でしょうか?簡単に言うと「みんなでラジオ配信」みたいなサービスです。

日本ではものすごいブームと共に、最近少し落ち着いてきてはいますが、私はClubhouseが日本でリリースして以来、もうClubhouseに住んでいると言っても過言ではありません。

そんな生活を送るなかで、とある達成をしたひとを見つけました。

静岡出身の20歳のRuiくん。

まだ一人旅として海外に行ったことがない彼は、Clubhouseで「世界196カ国のアナザースカイ」と題し、242時間をかけて多くの人々から世界中のエピソードを集めたのです。

最終的には、196カ国目となった「ナウル共和国」は、Ruiくんが海外1人旅でアナザースカイを探しに行くという壮大な企画になりました。

この記事では「世界196カ国のアナザースカイ」で印象深かった5つのストーリーを、スピーカーさんの掲載許可を得てみなさんにシェアします。

企画概要

この企画って日テレで長年の人気番組「アナザースカイ」のパクリですか?

いやあ……パロディって言ってもらえると嬉しいです……笑

すいません! パロディというと、本家と違った点があるのでしょうか?

ルームのタイトルを見かけて入ってきたひとの中から

・面白かったところ
・思い出深かったところ
・感動したところ
・初めて行った国
・etc…

そんなエピソードを持ったひとが登壇して、旅の思い出をシェアしてもらうんです。

なるほど!とくに話のネタが思い浮かばないひとってどうすればいいんですかね?

けっこうゆるゆるとやってたので、必ずしもアナザースカイを話さなくても、リスナーとしてラジオ感覚で世界中の旅話を聞くことができます。国数のカウントだけを目的としないので、アナザースカイを語る国が被ってもいいし、常にアナザースカイの話ではなく、みんなで旅の話をしてもいい柔らかい雰囲気です。

アナザースカイってそんなにポンポン出てくる話でもないですもんね。柔らかい雰囲気のなかでもコレといったオリジナルルールはあったのでしょうか?

基本的にはひとりにつき一ヵ国のアナザースカイを話してもらうルールですが、100ヵ国以上行ってる人はダブルチャンスということでさらにもう一カ国のアナザースカイを話すことが出来ます。あと、この企画の決まり文句としては、テレビ番組アナザースカイのコールを使っていました。

パクリですね。

パロディです。

それでは、よかったら今回ぼくがアナザースカイのコールをするので、『印象深かった世界のアナザースカイ5選』を教えていただけませんか?

ぜひぜひ!どれも魅力的だったので選ぶの難しいな〜!

「ruiくん。あなたが印象深かった世界のアナザースカイは、どこですか?」

「わたしが印象深かった世界のアナザースカイは、バヌアツ、タンザニア、サントメ・プリンシペ、北朝鮮、グレナダです。」

!?!?

印象深かった世界のアナザースカイ5選

世界194カ国のアナザースカイを集めたruiくんが迷いに迷って厳選した世界のアナザースカイは

  • バヌアツ
  • タンザニア
  • サントメ・プリンシペ
  • 北朝鮮
  • グレナダ

どれもアナザースカイがどのよう繰り広げられたのか想像もつきません。

ここからは企画のハイライトとなる『印象深かった世界のアナザースカイ5選』を回想モードでお送りいたします。

※話し手には個別に掲載許可をいただいております。

バヌアツ

clubhouse_バヌアツ

ピノさん。あなたのアナザースカイは、どこですか?

わたしのアナザースカイはバヌアツです。

バヌアツ。オーストラリアの北東に位置する小さな国ですね。いまググったんですけど、83の島からなる諸島が主要部を構成しているんですね。


実はここには、全国民が一度は思いを馳せたことがある「エロマンガ島」という名前の島があるんです。

思いを馳せたことはないですね。日本語だと変な意味になる地名って結構ありますよね。マレーシアにあるパンティ山とか。

で、この「エロマンガ島」は南太平洋に位置するバヌアツの、本島から小型機でさらに1時間の小さな離島なんですけど、

その場所に何をしに行ったんですか?

clubhouse_バヌアツ2

エロマンガ島でエロ漫画を読みに!

阿呆がいた!!

ただそれだけのために爆裂エンターテイメント奇心で訪れた場所でしたが、電気もガスも何にも通ってない原始的な生活を営む島でした。夜間は街明かりが全然ないので陽が沈んだら今日の活動は終わり! な毎日。こんな真っ暗な生活した事ない!と恐怖がありつつも不思議な気分でした。

すごいですね、全然エロマンガじゃない。

そのかわり、真っ暗なので今までに見たことのないとてもとても綺麗な星空でした。「天の川ってこんなに美しいんだ」って初めて知りました。

そんなロマンチックな場所だったんですか!!

clubhouse_バヌアツ3

 さらに、島には子供が沢山いて、みんな純粋で好奇心旺盛なんです。エロマンガ島なのに。

名前関係ない。

19時頃には太陽が沈んでしまうので、暇を持て余しまくる事案が発生して、でも充電出来ないので大事な電力は極力使いたくない。 そんな暗闇の中、日中ソーラー充電しておいた小さな灯りを照らしながら、純粋な彼らに持参したとは到底誰にも言えなかった「ふたりエッチ」と「嫌われる勇気」をひたすら読む毎日。

読んだんかい。

もう少しで悟る所でした。 エロマンガ島、おすすめです。

 

紹介者

ピノさん

感情の赴くまま、その時行きたいと思った場所へ、美しい景色、美味しい食事…
と気持ちよく旅していたらできあがった下ネタ世界一周ブログこちら
https://sekamata.com

タンザニア

clubhouse_タンザニア

ゆうさん。あなたのアナザースカイは、どこですか?

わたしのアナザースカイはタンザニアです。

タンザニアですか。アフリカの東のほうにある国ですね。赤道直下でサファリツアーが人気の国って聞きました。

わたしの場合サファリのある内陸ではなく、タンザニアの「ザンジバル島」という島を観光してる時にマサイ族に遭遇したんですよ。

マサイ族! 脅威のジャンプ力で知られてますね。(詳細はぜひWikipediaをご確認ください) 良い人たちでしたか?

ライオンの歯を売りつけられそうになりました。 出会ったマサイ族の方々、けっこうしつこかったですね。

ライオンの歯。欲しいような、いらないような。。

そんな困っていたときに地元のおばちゃんが助けてくれて、マサイ族がおばちゃんに追い払われていました。

めちゃくちゃ良いおばちゃんじゃないですか。

百獣の王を倒すといわれるマサイ族も、おばちゃんには勝てなかったようです。おばちゃんは万国共通で強しということを再確認しました。

なんだこのエピソードは。

紹介者

ゆう@旅行大好き さん
アメリカ生まれシンガポール育ち。noteにて旅を始め、子育て、日々の日常など色々な情報発信中。2児のママ。

今回の体験談の詳しい記事

#68 世界で一番強いのは? 〜マサイの戦士 vs おばちゃん〜
https://note.com/yuu_asian/n/nbdc0a3f4f57e

note
https://note.com/yuu_asian

サントメ・プリンシペ

clubhouse_サントメ・プリンシペ

ひろとさん。あなたのアナザースカイは、どこですか?

私のアナザースカイはサントメ・プリンシペです。

あまり聞いたことがない地名ですね。


サントメ・プリンシペはアフリカ大陸の西側に位置します。人口約20万人ほどで、面積は東京都の約半分ほどの小さな島国なんです。

で、ここがとにかくすごい良い国なんですよ。とにかくそれだけ伝えたいです。

規模的に目立った観光資源はなさそうなので、逆にその魅力は気になります!

アフリカ大陸一周中に急遽立ち寄ったのですが、2週間以内の滞在ならVISAも不要で、入国前の面倒もなくスムーズな入国でした。道に迷ってたら案内してくれるひとや、飲んでたら話しかけてきて誘ってくれるひとなど、優しい人がたくさんいました。そんなサントメ・プリンシペはアフリカの中でも独立が遅く、今だに壁には黒人奴隷の壁画があるなどといった背景もある国なんです。

clubhouse_サントメ・プリンシペ

アフリカを巡る中では少し前の時代を見ているような感覚になりそうですね。

さらにサントメ・プリンシペは、水産資源が豊富で各村で専用の洗濯場があって、村ごとにお母さん社会がなりたっています。私も洗濯しに向かいましたが、ホテルの場所とその洗濯場が違ったらしく注意されたのですが、優しいお母さんが「気にするな」と言ってくれて、そのままそこで洗わせてもらいました。

clubhouse_サントメ・プリンシペ3

優しさに触れた瞬間ですね。

ほかにもダイビング、登山、クライミングなど、自然が豊かで魚も美味しいんです。魚市場にはマグロや太刀魚、飛び魚にふぐまでが並んでいます。ひとが優しく自然が豊かな国、それがサントメプリンシペ。行ってみたくなりました?ただし、この国ではVISAカードは使えませんので注意してくださいね。

紹介者

ひろとさん
大学在学中、教師を目指していて、つまらない教師になりたくなくて、旅に出る。
19歳、オーストラリア3週間バックパッカーチャリの旅。大学を休学して21歳、ブラジル国立大学体育学部にポルトガル語も話せないまま1年間留学、日本で復学し、教員免許を取得して卒業。新卒を捨てて、就職せずにお金を貯めて24歳、アフリカ大陸陸路移動で周遊、その旅の途中に軽い気持ちで始めた、ヨーロッパ3500km野宿しながらチャリ横断も含めて、10ヶ月間で32ヵ国を放浪していた。

Instagram
https://www.instagram.com/2hiroto99/

北朝鮮

clubhouse_北朝鮮

アラシさん。あなたのアナザースカイは、どこですか?

私のアナザースカイは北朝鮮です。

北朝鮮。

今まで98ヶ国周っているんですけど、謎が多すぎる国の1つで、実際にいつかは行ってみたいと思っていました。今の時代は情報が錯乱し、バイアスがかかってネットやニュースがはたして本当の現実を伝えているのかということがあります。

確かに報道される内容だと、ミサイルの発射だとか軍事的なことが多く悪いイメージを持たれている方も多いと思うのですが、実際どうなんですか?

そうですよね。そこで作られてしまったイメージ上の北朝鮮があったので、実際に行ってみたらイメージがガラリと変わりました。閉鎖的な国ならではの独特の世界がそこにあったり、たくさんの自然や芸術、日本もかつてそうだったかのような昭和を感じるような光景にたくさん出会えることが出来ました。

何か具体的なエピソードはありますか?

clubhouse_北朝鮮2

実際に現地の方と交流するなかで、その雰囲気や表情のひとつひとつから政治や軍事と国民は全く違うと思いました。

報道と実際に出向くではこんなにも雰囲気が違うんですね!

そして、自ら悪いことさえしなければ世界一安全に旅できる国かもしれません。旅行者にはWiFi環境等もないので、実際に目の前に広がる世界と時間軸ををリアルに感じてほしいです。是非一度訪れてみてください。

へー!正直気軽に行ってみてくださいとは言えないですけど、たしかに印象は変わりました!

紹介者

五十嵐 恭雄

1983年5月8日生まれ。新潟県新潟市出身。
在学中の世界旅をきっかけに写真の道に進み、アシスタントを経て2008年に独立。
2021年現在98ヶ国を回る旅人としても活動。
DJとしては「DJ嵐」としてCDも多数発売。
クラブシーンからTVCMソングまで手がける。
ビーチスポーツであるフレスコボールの現役日本代表、協会アンバサダーも務める。

ホームページ
https://yasuo-ikarashi.work/

SNS
https://linktr.ee/yasuo_ikarashi/

グレナダ

じゅりさん。あなたのアナザースカイは、どこですか?

私のアナザースカイはグレナダです。グレナダは、バニラやシナモンをはじめとする多様な植物が自生する「スパイス・アイランド」。カリブ海に浮かぶ島でありながら、海よりも緑豊かな自然が印象的な国で、日本では見られないような植物が至る所に点在しています。

グレナダ。どうしてそこに??

フロリダ発の豪華客船で訪れたんですよ。

豪華客船!うらやましい!

グレナダでは、同じクルーズに乗船していた高齢のイギリス人女性の“人生最後のトレッキング”にご一緒させていただきました。その女性は船の中でも杖が無いと歩けないほど腰痛が酷く、医師からヘロインの痛み止めパッチを処方されるほど歩くのが困難な状態だったのですが。

人生最後のトレッキング。色々思うところがありますね。

はい。私も初めは、心のどこかで「きっと無理だろう」と思っていたのですが、彼女は諦めずに無事ゴール地点まで辿り着いたんです。片道の所要時間は平均の3倍かかっているんですけど。

すごい。

何かを成し遂げるって簡単なようで、とても難しいことですよね。でも、どんなに困難な状況でも、成し遂げるひとは必ずいます。多くのひとが言い訳にする「何か」を、ほんのひと握りの人たちは「チャンス」と「原動力」に変える。そう思い知らされた、グレナダの旅でした。

紹介者

みずき じゅり さん

25歳で100ヶ国訪問達成。ポリグロット。
マレーシアで不法移民と間違えられて拘束+南米旅行中に強盗に遭ってポケットに入っていた10ドルで1週間生き延びたノマド女子。

Instagram
https://www.instagram.com/ju5324ri

次は47都道府県で何かやるそうだ。

想像以上にニッチなスポットばかりでした!これって続編のような企画ってあるんですか?

次回は「全日本制覇!47都道府県の旅人が帰りたくなるところ」と題し、アナザースカイではないのですが、国内版のようなものを企画しています。

それはまた面白かったり温かいエピソードが出てきそうですね!ちなみに「旅人が帰りたくなるところ」といえば、どんな場所でしょう?

ぼくの場合だと、熊本県の「サイハテ村」です。そこは関東からの移住者を中心につくっている30人くらいのエコビレッジで、住民同士は家族のようにつながっています。とてもアットホームなゲストハウスや集落があって、ゲストも家族のように迎え、みんなでヨガをしたり焚き木を囲んだりしているんです。そんな温かなサイハテ村は、また帰りたいと思ったところでした。

なるほど!「旅人が帰りたくなるところ」って、だれかの行ってみたいところにもなりえますね。素敵なスポットを多くの人にシェアできればと思うので、47都道府県版もぜひ記事にさせてください!

はい!また次回よろしくお願いします!

 

Ruiくんの関連リンク

Clubhouse ID :@gaburincho

Twitter:@ruistep

instagram:@ruisasase