2024年12月19日、宮城県女川町にある人口92人の離島「出島(いずしま)」に自然循環型サウナ「JUURI SAUNA(ユーリサウナ)」がオープンします。

出島と本州をつなぐ「出島大橋」と合わせて開業する、自然に寄りそう島サウナです。

日本ではめずらしい「蓄熱式サウナストーブ」を導入し、まるで本場フィンランドのスモークサウナに入っているような体験ができるサウナスポットになっています。

海と森の恵みを生かしたJUURI SAUNA

「JUURI」は、フィンランド語で「根っこ」という意味。「出島に来る方が、心の底、根源、根っこからリラックスして欲しい」という想いが込められています。

東日本大震災で被災し、人口が約500人から92人にまで減少した離島・出島。これまで航路のみだった島と本州に橋がかかり、アクセスが大幅に改善へ

コンセプトは「循環」。

JUURI SAUNAとそのゲストが自然循環の一部となり、出島の豊かな自然を育て、守り続ける「根っこ」を目指し、離島の大自然を体感できる、そんなサウナスポットです。

JUURI SAUNAがオープンするのは、2024年8月に廃業した出島唯一の宿泊施設『民宿いずしま』の敷地内。出島大橋を利用することで、女川(おながわちょう)駅からは車で約15分、仙台駅から車で約1時間でアクセスできます。

特徴1.森を作る自然循環型サウナ

JUURI SAUNA最大の特徴は、これまで管理が行き届かなかった杉を間伐し、サウナ小屋の建材・サウナ用の薪として活用する「自然循環型サウナ」であること。

サウナで薪を燃やした後の灰は森に撒くことで土壌を改善

間伐材を活用し、サウナを通した森づくりを行うことで、沢に水が戻る。森の栄養が海に運ばれれば、豊かな海をつくることにもつながる。

そんな自然循環サウナを目指しています。

特徴2.まるでスモークサウナ?伝統的な大型サウナストーブを導入

サウナストーブには、フィンランドのNarvi(ナルヴィ)社製の伝統的なサウナストーブ『Aitokiuas-95(アイトキウアス)』を採用。

高さ146cm、直径95cm、約500kgものサウナストーンを搭載できる、大型の蓄熱式サウナストーブです。

蓄熱式サウナストーブの特徴は、入浴の数時間前に高温になるまで一度室内を熱し、入浴時にはサウナストーンの余熱だけでサウナを楽しめるというもの。

余熱だけで熱された空間は、まるで本場フィンランドのスモークサウナに入っているような感覚を味わえるそうです。これは一度でいいから入ってみたい!

特徴3.島の地下水を全身で。醤油樽の水風呂

サウナの水風呂は、宮城県内で使われていた醤油樽を再利用するほか、漁師が海産物を運搬・保管するために使うコンテナも活用!

サウナに欠かせない水は、島の地下から組み上げた井戸水が使用されます。

特徴4.島の大自然を体感できる外気浴


サウナの目の前には、海が見えるデッキが用意されています。

海を眺め、森の中で自然の音を聞きながらの外気浴は、JUURI SAUNAならでは。

特徴5.メキシコ料理など、こだわりのサ飯も必見!

自家製のタコスや、ポークカルニータスというメキシコ料理、出島近海で獲れたタコを使用したタコ飯など、さまざまなサ飯も楽しめます!

2025年春には民宿を改装し、新たな宿泊施設も開業される予定です。

クラウドファンディング実施中

JUURI SAUNAでは2024年11月30日よりクラウドファンディングを実施しています。
詳しくはこちら↓のプロジェクトページをご確認ください。

プロジェクト:https://camp-fire.jp/projects/804186/preview

JUURI SAUNA 施設概要

ティザーサイト:https://juurisauna.studio.site
公式Instagram:https://www.instagram.com/juuri_sauna

住所:宮城県牡鹿郡女川町出島字別当浜2-33
開業日:2024年12月19日
営業時間:10:30〜19:30
定休日:火曜日
利用方法:最大8名まで、3時間貸切利用

料金:
<平日>
1〜4名利用 7,000円/人
(5名以上の場合)追加料金6,500円/人
<休日>
1〜4名利用 7,500円/人
(5名以上の場合)追加料金7,000円/人

ライター:青井千夏
校正・編集:はせがわみき

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