舞浜には、サウナ大国・フィンランドでもなかなか採れない超高級木材を使用した、非常に珍しいサウナがあるそうです。フィンランドではそのサウナを持つことは、とてつもないステータスと言われるほど。

その名も……。

「ケロサウナ」

「ケロ」とは、樹齢200年を超える松の木が立ったまま枯れて、さらに40年以上が経ったもの。そんな“木の宝石”とも呼ばれる希少な「ケロ」を使ったサウナがあるのが……

舞浜にある「スパ&ホテル舞浜ユーラシア」なんです!ケロサウナのほかにも、ととのいながら舞浜を一望できる「ビューサウナ」や……。潮風とパレードの音色を感じる外気浴スペース。21000年前の化石海水源泉「黄金の湯」そして、朝9:00までいられて“朝ウナ”を堪能できる、ホテルならではの神設計など、じっくりと心と身体を癒せる設備が揃ってます。

今回はそんな「スパ&ホテル舞浜ユーラシア」をレポートしていきます!

スパ&ホテル舞浜ユーラシアのアクセス・駐車場

アクセスはJR京葉線・武蔵野線「舞浜駅」から出ている無料のシャトルバスで約5分。意外と東京駅から約20分でサクッと行けるので、アクセス抜群なんです。ちなみにシャトルバスは20分ごとに1本出ているのでとっても便利。

車の場合、首都高速9号線から湾岸線利用で「浦安ランプ」から約6分。日帰りでもホテルの駐車場を利用することができます。

希少な化石海水源泉を掛け流し! 7種類の個性豊かなお風呂

早速なかに入ってみると……。浴室内も広々〜! 個性豊かな7種類のお風呂があります。ひのき風呂やアトラクションバス、寝転びの湯、ぬる湯など、たくさん種類があって迷っちゃうな……。

ちなみにわたしのイチオシは源泉かけ流し露天風呂「黄金の湯」。

21000年の雨水である、地下1700メートルから汲み上げた化石海水源泉を、贅沢にそのままかけ流しにしています。塩分濃度がめちゃくちゃ高く、お肌がツルッツルに!

さらに、女性にオススメしたいのが「ドーム風呂ハンマム」。トルコの蒸し風呂をイメージしたドーム状の室内は、なんと総大理石(!)で、ポカポカと心地のいい温度に包まれてリラックスできます。

あまりのゴージャスさにまるで宮殿の姫になって水浴びをしているような気分になりました(錯覚)。

サウナエリアで3種類のサウナを堪能

お風呂を楽しんだあとは、いよいよサウナへ!

こちらのサウナエリアには、男女湯別に各3種類のサウナがあります。

・「ケロサウナ」
・「蒸気浴カルダリウム」
・「フィンランド式サウナ」(男湯のみ)
・「ラコニウム」(女湯のみ)

順番に行ってみましょ〜!

芳醇な香り漂う「ケロサウナ」

スパ&ホテル舞浜ユーラシアの最大の目玉といえば、「木の宝石」と呼ばれる木材、「ケロ」を使った「ケロサウナ」!

サウナの内側にだけケロを貼り付けたサウナもある一方で、スパ&ホテル舞浜ユーラシアでは贅沢にケロを丸太で使い、ログハウスのようなサウナとなっています。

なんと、フィンランドのサウナビルダー2名が舞浜まで来て、ホテルのなかで造ったのだとか。電気式のチェーンソーを使っての作業は、それはそれは時間と手間がかかったそうです……。

扉を開けた瞬間にブワッと木の甘い香りが広がり、何だか大自然のなかにいるような心地に。サウナでここまで香りを感じたことは、なかなかないかもしれません。主任の深田さんにお話を聞いてみました。

ケロサウナの特徴は、何と言ってもこのふんわりとした甘い香りです。舞浜ユーラシアのケロサウナは香りを楽しんでもらうため、鼻呼吸ができるようにあえて70℃前後の温度設定にしています。
直接光が当たらないよう、間接照明にもこだわり、とことん副交感神経優位になれる状態を作り出しました。それでこんなに暗いのか……

たしかに、入った瞬間にあまりの暗さにちょっとびっくりしましたが、光も音もない世界でまわりの人を気にすることなく、じっくりと自分と向き合うことができるサウナですね。

70℃前後の温度設定とはいえ、断熱性が高いためか、数分で滝のような汗が流れ出ていきました。

塩サウナ「蒸気浴カルダリウム」

こちらはアロマの香りの蒸気が広がる43℃設定の塩サウナ。こちらは公式サイトからお借りした画像ですが、実際はこうです。

とてもじゃないですが43℃どころではない熱気で、膝に載せた塩がみるみるうちに溶けていきました。塩分強めの温泉といい、お肌がどんどんツルツルになっていく……。

100℃設定の「フィンランドサウナ」

そして、男湯限定のフィンランドサウナは本気(マジ)の100℃超え! 熱めが好きなサウナーも大満足の温度設定となっております。

テレビは音なし、ケロサウナ同様こだわりの間接照明で、光と音をシャットアウトして自分の世界へ。

低温サウナ「ラコニウム」

女湯限定、36℃のマイルドな熱でリラックスできる低温サウナはひとやすみにぴったり。

水深1mの水風呂、やわらかな潮風感じる外気浴スペース

サウナから出たら、お待ちかねの水風呂と外気浴! スパ&ホテル舞浜ユーラシアの水風呂(女湯)は、水深1mとかなり深めです。腕を枕のようにして淵に頭をもたげると、ふわ〜っと身体が浮き上がるのを感じます。水温が少し高めなので、水と身体の境界線が曖昧になっていく感覚。

わたしはどちらかと言えばキンキンに冷えた水風呂が大好物なのですが、これはこれでなが〜く入れて良き……。

ととのいスペースには安定のコールマンのインフィニティチェアが。海が近いこともあってか、とても心地いい風を感じました。

女湯はこんな感じです

目を閉じると、内風呂のジェットバスの水音がまるで波音のようにも聞こえ、波打ち際でととのっているような感覚に。ちなみにパレードの時間になると、ととのいながら微かなパレードの音色を耳にすることもできるそうです。なんて非日常なの。

ととのいながら舞浜を一望できてしまうビューサウナ

続いて向かったのは岩盤浴エリア! 

こちらの岩盤浴「ポンペイ」では、事前予約・50分間入れ替え制を導入しているので、外で順番を待つことなく、ゆったりと岩盤浴を楽しむことができます。

寝るスペースを求め、岩盤浴専用の重いタオル片手に暗がりのなかを彷徨ったことがある方にとっては、これがいかに画期的なシステムかがおわかりいただけると思います。そして、スパ&ホテル舞浜ユーラシアには、岩盤浴とは別に舞浜エリアを一望できる「ビューサウナ」が! ストーブが大きくてとても良いですねぇ……。定期的にアウフグースも開催しているので、訪れる際にはぜひチェックを。なお、岩盤浴エリアでは水素水が飲み放題となっております。テラスには広々とした外気浴スペースがあるので、水素水片手にボケ〜ッとするも良し。至高のひとときが過ごせます。

その他、館内・サメシのオススメ

館内のレストランでは、オロポ(オロナミンCとポカリを混ぜたドリンク)も完備。氷の代わりにフルーツを凍らせているので、味が薄くならないそう。ビタミンCも摂れるし世紀の大発明だ……。ちなみに、料理長オススメのサメシはピリッと山椒が効いた麻婆豆腐だそう。同率2位は坦々麺です。館内ではマッサージも充実。サウナに入って、マッサージを受けてひとやすみして、またサウナに入って……の無限ループを1日中楽しむのも至福。

スパ&ホテル舞浜ユーラシアのオリジナルキャラクター・「ユーラシわん」のグッズも好評発売中。サウナハットがかわいい〜!ちなみに今回は取材のために前泊したのですが、深夜2:00までサウナに入り、朝7:00からまたサウナに入る……というホテルならではの贅沢サ活をキメてまいりました。時間を気にせずのんびりサ活をしたい人は、ぜひ宿泊してみてください。

なお、スパ&ホテル舞浜ユーラシアでは、アウフグースプロフェッショナルチームを招いてのゲリラアウフグースや、フィンランド大使館監修のフィンランド料理のプロデュース、白樺の枝葉を束ねたサウナウィスクを使ってのウィスキング体験など、さまざまなイベントを行っているそう。 

今後もサウナイベントを予定しているので、ぜひ公式Twitterをチェックのうえ、訪れてみてください!

 

スパ&ホテル舞浜ユーラシア 施設詳細・料金

住所
千葉県浦安市千鳥13-20

営業時間
ご入浴 朝11:00〜朝9:00(最終受付/朝8:00)※深夜2:00~朝5:00は入浴できません
岩盤浴 朝11:30〜夜20:20(最終受付 夜19:30)

平日料金
大人2,200円(朝風呂:1,050円) 小学生1,100円(朝風呂:600円)
岩盤浴エリア 大人+1,050円 小学生+350円
ビューサウナ +250円

休日料金
大人2,700円(朝風呂料金:1,200円) 小学生1,200円(朝風呂料金:600円)
岩盤浴エリア 大人+1,050円 小学生+350円
ビューサウナ +250円
※3歳未満無料

公式HP:https://www.my-spa.jp/
Twitter:@MaihamaEurasia

取材・執筆:いしかわゆき(@milkprincess17

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