オープン前から「大阪にすごいサウナ施設ができるらしい」とサウナ界隈を賑わせていた『大阪サウナDESSE』

2023年4月にオープンしてからというもの、ひとりのサウナ好きとして、ずっとずっと気になっておりまして……
ついに念願叶って行ってまいりました!

 

「大阪サウナDESSE」というそのキャッチーな名前から「大阪の街を代表するサウナ」という雰囲気を感じますが……実際どんな感じか気になりますよね?

というわけで、総支配人の文さんにお話をうかがいつつ、内部に潜入したいと思います!

本日はよろしくお願いします!
ずっと気になっていた大阪サウナDESSEに来ることができて、興奮してます!

ありがとうございます!

大阪サウナDESSEは、ひとりひとりの好みや体調にあったサウナ体験ができるよう、コンセプトや温度・湿度のちがう8つのサウナを設けています。

まずは、ぜひ実際にサウナを体験してきてください!

ありがとうございます!行ってきます!

蔵・川・森・水面…趣向がまったく異なる8つのサウナと4つの水風呂

まずは、大阪サウナDESSEの仕組みを簡単にご紹介。

DESSEは、基本的に男性メインの施設ですが、毎週木曜日は女性も利用できます!

男女利用DAYの詳細は、HPSNSのチェックがおすすめ

浴室内は大きく2つのエリアに分かれていて、男女利用DAY=どちらか片方のエリア男性DAY/女性DAY=全フロアを利用できるというイメージ。

今回は「レディースデー」に潜入させてもらったので、浴室内7つのサウナを全て体験してきました!

1&2.蔵サウナ・川サウナ

川サウナ=中温中湿・小声での利用

浴室に入ってすぐにあるのが、「蔵サウナ」「川サウナ」が1体化した大きなサウナ室。
手前の入り口側が、川サウナです。

川サウナは、サウナ室の中からそのまま目の前の川(=水風呂)に飛び込めるという超ユニークなつくりのサウナ室。

「はて?どゆこと?」という方に説明させてもらうと、サウナ室の中にある水風呂は外にまで続いていて、潜って移動すると外の水風呂に出てこられるようになっているんです! 

実際、サウナ室→水風呂に出たときは、「なんだこれ〜〜!!」とおもしろくなってしまい、ひとりニヤニヤが止まりませんでした。

蔵サウナ=中温中湿・小声での利用

蔵サウナは、かつて物資の運搬に活用された長堀川沿いの風景「浜蔵」にちなみ「蔵」をイメージしたサウナ室。

天井の低さも相まってか、中温低湿特有のジリっとした熱をしっかり感じます。

ちなみにアウフグースサービスは、こちらの蔵&川サウナで開催。

運よく参加できたのですが、2セット+おかわりまでOKという粋なサービス精神に感動でした!めっちゃ熱かった〜〜!

アッチアッチな蔵サウナの後におすすめしたいのが、グルシン設定のこちらの水風呂。

ヒトひとりがすっぽり入れるくらいのサイズの水風呂で、水深まさかの150センチ
 
上から徐々に水風呂に入っていくこの感じ、もはやアヴァント擬似体験でした。

3.庭サウナ

庭サウナ=中温低湿・セルフロウリュ・歓談OK

続いてやってきたのが「庭サウナ」。

人と人とが向かい合うようなつくりの座面になっていて、友達同士で語らいながらサウナを楽しめます。セルフロウリュもOK!

そして、庭サウナから出ると、仮想外気浴スペースが登場します。

庭サウナと半外気浴スペース全体で庭をイメージしていることから、こちらのスペースは歓談OK。友人同士で語らいながらサウナを楽しめる空間です。

半外気浴スペースとはなっていますが、大きな窓からしっかり外気が入ってきて、抜群に心地いい休憩タイムを過ごせました!
個人的には、ハンモックの休憩が大優勝。

4.森サウナ

続いてやってきたのが、森サウナエリア。この先は、完全な黙浴エリアです。

ドアを開けるとまさに静寂。ガラッと雰囲気が変わります。

森サウナ=高温多湿・会話禁止

サウナ室内は、森林の静寂をイメージ。
窓の外の装飾は庭園をイメージしており、瞑想にぴったりの空間と景観を堪能できます。

しっとりとした雰囲気とは裏腹に、温度はDESSE内でもっとも熱い90度超え。
大きなサウナストーブとスチームサウナによるW熱源によってアッチアチに仕上がっています。

スチーム部分にはハーブが設置されていて、やさしい香りが室内に広がっているのも最高でした! 

入浴時は13度でした

サウナ室の外には、キンキンに冷やされた信楽焼水風呂が。

サウナ温度に合わせた設定なんだろうな〜と、その心遣いに心の中で「ありがとうございまぁす!!」とお辞儀。

休憩スペースもしっかり揃っているので、この森サウナエリアだけで、サウナ→水風呂→休憩のルーティンが完結できるのもうれしい。

5.水面サウナ

続いてやってきたのが「水面サウナ」。

庭サウナ=低温中湿・会話禁止

水面サウナの大きな特徴は、座面が曲線になっていて軽く寝転べる体勢になれるところ。
なぜ、曲線になっているかというと……

目の前の窓に映る、水面のきらめきを眺めるため。

外の水風呂に誰かが入るたび、キラキラッと水面のきらめきが天井に映るんです……!これがまた非常に幻想的で……。

比較的低温なこともあり、何分でも何分でも入っていられる空間でした。

サウナの外には、きらめきを作り出していた水風呂と、内気浴スペースがあります。

水温は18度設定。ほかの水風呂と温度が違うのも、好みに合わせた楽しみ方ができるDESSEならではのポイント

内気浴スペースも、庭エリアの休憩スペースとは雰囲気がガラッとかわり落ち着いた空間で思う存分ととのえます。

6.茶室サウナ

まだまだあります!

続いてやってきたのは「茶室サウナ」。

茶室サウナ=高温中湿・歓談OK

小上がりになった座面、畳敷き、土壁と、茶室を模したサウナ室です。

「炉」に見立てたサウナストーブに置かれる石皿には、茶葉が鎮められており「お茶ロウリュ」を楽しむこともできます。

しっかり熱さのあるサウナ室ですが、もっとアツアツになりたいという方には、特等席も用意も。

輻射熱も関係あるのか、より熱が近くで感じられる空間に仕上がっていました。あつかったーー! 

7.離れサウナ

最後にやってきたのが、茶室サウナのそばにある「離れサウナ」。

離れサウナ=中温低湿・小声

客人をもてなす「離れ」をイメージしたサウナで、今後はおもてなしの意味を込めて「ウィスキング」が受けられるように計画中だとか。

ウィスキング用に、座面が広めにつくられているので注目ですよ! 

8.結びサウナ

最後に紹介するのが、「結びサウナ」。
結びサウナは「貸切」できるサウナスペースとなっていて、浴室とは別のフロアにあります。

取材時はオープン前だったのですが、室内には、信楽焼の水風呂に、内気浴スペース、

そしてゆったりと入れるサウナ室が完備されていました。


ほかにもミーティングや会議ができるような、デスクスペースも確保されていて、サウナに入りながらアイデア出ししたり、関係性を深めるための場所として活用できそうな予感。

あるようでなかった、無限の可能性がある貸切&個室サウナスペースでした。オープンが楽しみ。 

目指したのは、どんな人もどんな時も「最高」な体験ができる場所

熱や湿度、コンセプトがまったく異なる8つのサウナ、4つの水風呂と、唯一無二のサウナ体験ができました! 

よかったです。ありがとうございます!

8つのサウナをつくられたのは、どういった想いからだったんでしょうか?

静かなサウナが好きな人もいれば、友人とおしゃべりしたい人もいますし、カラカラのサウナが好きな人もいれば、湿度高めのサウナが好きな人もいますよね。

人によって「最高」ってちがうと思うんです。

そこで、それぞれの「最高」を見つけてもらえるようコンセプトが異なる8つのサウナが誕生しました。


施設の中で、歓談エリア・黙浴エリアがしっかり分かれているのもそういった理由からですね。

「選択できる」ことこそが、大阪サウナDESSEの強みです。

今日はこれがいいけど、明日はあっちの方がいいとか、同じ人によってもその日の気分や体調で「最高」は変化すると思うんです。
どんな人でも、どんな時でも、そのときの「最高」を見つけてもらえる体験をしてもらえたらうれしいですね!

個人的には、川サウナから外の水風呂へ潜って移動して出たとき、思わず「なにこれ、最高におもしろいな」と思ってしまいました。笑

うれしいです。思わずアホすぎて笑ってしまうような、ある種”つきぬけた体験”ってみなさん面白がってくれるんですよね。

浴室内に川が流れているのも、突きぬけた設計のひとつですよね! 

かつて大阪の街を流れていた「堀川」をイメージしています。
堀川は物を運ぶために人工的に作られた川だったことから、浴室内にも人工的に川を流そうと。

大阪の歴史や地域性を感じられる設計のひとつだったんですね。
「大阪サウナDESSE」 という名前にも何か意味が込められているんですか?

当初は「大阪サウナ」という名前にする予定だったのですが、それだけじゃちょっと物足りないなと。

そこで、大阪弁の「デッセ」、エストニア語で「ともに」という意味を持つ「DESSE」を組み合わせました。

大阪サウナDESSEという名前の通り、この街とともに長く愛され続ける施設を目指していきたいです。

大阪・心斎橋にできた施設ならではのこだわりをたくさん感じます。

本当に最高体験ができました。ありがとうございました!

ありがとうございます!
サウナ飯も大阪の街との結びつきのあるものを提供しているので、良かったら食べて帰ってください!

ぜひいただいて帰ります!

DESSEにきたらこれ食べて!おすすめサウナ飯

さっそく休憩スペースで自慢のサウナ飯をいただくことに。

メインのフードは、お店で手作りしたスパイスを用いた「カレーおでん」、カレーおでんのたれで煮込んだ「豆富」をごはんにのせて食べる「豆富飯」など。仕上げに炭塩をかけて食べる「塩サウナプリン」は、1日限定20食なので気になる方はお早めに!

おでんの具の練り物は、黒門市場という「萬彩屋(まんさいや)」さんから、プリンは南森町の「OKASHI SEKAIYAN」さんから仕入れているそうで、大阪のお店から仕入れることを大切にしているとか。

カレーおでん3種=700円 オロポ=500円

わたしは、いい香りをただよわせるカレーおでんとオロポを注文しました!

おでんは、非常に食欲をかき立てられるスパイシーな味付けで、サウナの後にぴったり。オロポとの相性も最高です。

次回来た時も絶対にカレーおでん食べようと誓いました。めちゃくちゃおすすめです!

大阪サウナDESSEにいった感想

大阪・心斎橋の街とともに歩みはじめた「大阪サウナDESSE」。

サウナ室ごとに全く違った体験ができる、唯一無二のサウナ施設でした。
まだ行けていないよって方は、つべこべ言わずにとにかく行くべし!とお伝えしたいです。

ぜひみなさんも大阪サウナDESSEで、その日その時にあった自分なりの最高体験を見つけてください! 

大阪サウナDESSE 施設概要

HP:https://desse.osaka/
Instagram:https://www.instagram.com/desse.osaka/


住所:大阪府 大阪市 大阪市中央区南船場3丁目618 ケーズビル心斎橋4階(心斎橋駅から徒歩3分)

通常営業時間: 午前11:00〜翌朝9:00(最終受付8:00)
毎週木曜:午前11:00〜24:00(最終受付23:00)※「男女デー」もしくは「女性デー」

利用料金:
【ショートコース】1500円(6:00〜9:00/11:00〜17:00限定)
【2時間コース】2600円
【フリーコース】3700円
【ナイト3時間】3700円(22:00〜翌朝6:00限定)


取材・執筆:はせがわみき(@hamigaki_write)

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