4月28日(日)〜29日(月・祝)の2日間、ホテルニューオー…
こんにちは、サウナが好きすぎて世界一周して色々な国のサウナを体験してきました。サウナ好き熱波師ライターのいっちーです。
今日は、羽生に新しい形のサウナがオープンするということで行ってきました!
都心から車で約1時間ほどの距離にある、埼玉県羽生市のイオンモール羽生の屋外エリア「noNIWA」に誕生した、「YUBUNE SAUNA PARK」です!
コンセプトは「銭湯 × 屋外サウナ」。
これは、スーパー銭湯、サウナ、アウトドアサウナの全ての要素を掛け合わせたニュータイプの銭湯なんです!
「アウトドアサウナはハードルが高い」というイメージを覆し、気軽に誰でも楽しめる価格で、そして日常になるような施設を目指しているとのこと。
今回は、施設開発を牽引した店長であるましもさんの「誰でも楽しく、日常的にサウナを体験してほしい」という熱い思いと、この新しい温浴体験の裏側を徹底取材してきました!

早速、中に入っていきましょう。

受付をすると、まず珍しいのが「サウナ着」の選択肢。
こちらを着用している状態で、サウナもお風呂も入れるとのこと。

素材が軽くて着ていることを忘れるかのような着心地!
それでは、サウナに入っていきましょう!
目次
男女共用で使用できる屋外エリア【ウェルネス ガーデン】

この施設の核となるのが、着衣(水着やポンチョ、男女共用サウナ着)で男女一緒に楽しめる屋外エリア「ウェルネスガーデン」です。この名称は、ヨーロッパではサウナ施設はスパではなくウェルネスと呼ばれているところから採用したとのこと。
【エンタメサウナ】40名収容の巨大シアター!

一番の目玉は、40名収容可能な「エンタメサウナ」です。設定温度は70〜80℃。

ここでは店長含むスタッフによるアウフグースイベントやミュージックロウリュが定期的に行われます。

上に見える照明が音楽と連動しており、曲に合わせて光のアングルが変わるなど、皆で盛り上がれるサウナ体験を提供します。

店長のましもさんにアウフグースをしていただきました!
さすが、アウフグース世界大会の予選で上位になったプロの方!技術がすごい!!!

全身が包み込まれるような熱と、見惚れてしまうほどのタオル捌き。
最後にはYUBUNEさんオリジナル楽曲に合わせた「ゆぶ熱波」のコールアンドレスポンスで、最高に盛り上がりました。
【ROCK SAUNA】癒しの洞窟サウナ

こちらは洞窟のようなイメージで造られた癒しの空間です。

オープン後は通常80~90℃程度でしっかり汗をかける設定になる予定です。
より自然を感じられるような空間で、落ち着いてじっくりと入ることができます。

ハーブを載せて「炙るような形」で静かに香りを楽しめるロウリュが想定されており、ましも店長によるハーバルやリチュアルといったイベントも計画されています。

また、サウナ内にシャワーがついており、肌の表面を冷やして何度もサウナを繰り返すための「クナイプ」シャワーが楽しめます。
これ、ほぼ無限にサウナに入っていられるんです。
個人的おすすめの入り方は、サウナで熱くなったらクナイプで水を浴びてというのを繰り返していくと、だんだんと熱さに耐えられる時間が短くなってくるのですが、
そのタイミングで外に出て水風呂に入って外気浴をすると、身体の芯まで温まっている状態でとっても気持ちいいので、ぜひやってみてください!

冷水ガッシングシャワーで頭から水を浴び、水風呂へ!
サウナの後に頭から一気に冷やせるのっていいですよね。
温浴設備

屋外には、2種類のサウナのほか、温かいお風呂 や、

16℃~18℃くらいの水風呂、

そして、温水プール(30℃)も用意されています。熱すぎず、ずっと入って温まっていられるような温度で気持ちいい。
季節によって、プールの温度設定は調整していくそうです。
休憩エリア

外気浴の休憩エリアには、様々な種類の椅子が!
深く腰掛けられるタイプや

ちょうど良い角度の椅子や

見たことのない椅子も。ブランコで揺られて、よりととのいそう。

脳までととのうと話題のブレインスリープまで!

階段を上がった先には、noNIWAを一望できる開放的なととのいスペースも。

こちらは「ととのい小屋」です。身体が冷えないようにと内気浴スペースまであります。
麦茶があるのも嬉しいですよね。
【内湯】サウナーを納得させる本気のセッティング

外のサウナを楽しんだら内湯へ!
裸で入る男女別の内湯エリアは、コアなサウナーを納得させるセッティングが施されています。
内湯サウナ&水風呂の徹底した温度設定

内湯のサウナはミュージックロウリュ仕様で、設定は約85℃くらい。
85度といっても、舐めてはいけません。
COCO FUROたかの湯でもお馴染みのミュージックロウリュ。さすが同じ会社です。

ミュージックロウリュのタイミングで、送風される激アツ熱波で痛いくらいに熱い……!全身がバチバチに温まります。
ましも店長は「60分コースでもグッと温まって気持ちよく楽しめる」ように熱さを重視したセッティングだと語ってくれました。

水風呂は露天風呂エリアにあり、設定温度は13℃~14℃くらい。
アツアツになった身体をしっかりと冷やしてくれます。
これは、シングル(10℃以下)まではいかないが、「サウナ好きが『ちゃんと冷えてる』と思えるちょうどいい温度」を目指しているとのことです。

しっかりと外気浴でととのえます。
露天風呂は日によってセッティングを変更する予定だそうで、例えば冬場は42℃〜43℃のあつ湯に、夏場は不感の湯にするなど、楽しませる工夫が満載です。

内湯の「彩湯(いろどりゆ)」は40℃〜41℃設定で、日替わりでハーブや入浴剤を使用するとのこと。
浴槽に入れられているハーブの香りで、ゆったりリラックスできました。
こだわりの詰まったサウナ飯
最高の温浴体験の後は、もちろんサ飯!

楽しんで、ととのって、お腹が空いたので、サ飯をいただきたいと思います!
イチオシは石焼き系の「石焼きロウリュカレー」や「石焼き麻婆炒飯」とのこと。
私は、石焼き麻婆炒飯をいただきました。

熱々に熱された石鍋に、ロウリュのように麻婆豆腐をかけていきます。
ジュゥ〜という音とともに、麻婆豆腐の香りが引き立ちます。

ピリッとした麻辣の味と炒飯のジャンキーさが、サウナで出て行った体内の栄養を補給するかのように身体に染み渡ってきます。
遊び心満載の石焼き麻婆炒飯めちゃくちゃ美味しかったです!

もちろんオロポもいただきました!
リラックスエリア

リラックスエリアでは漫画や大型モニターでスポーツ観戦ができたり、

漫画コーナーでは、漫画や雑誌読み放題サービスも導入しています。

YUBUNE SAUNA PARKは、隣接するコテージタイプの宿泊施設「レクトーレ羽生TERRACE」と連携。
今後は、宿泊と温浴のチケットセットプランも予定されており、1日中楽しんで翌日も入浴できる「サ旅」が可能になります。

すぐ隣にはイオンモール羽生があり、約200の専門店や映画館を気軽に利用できるのも嬉しいポイントです。
店長ましもさんへインタビュー

アウフグースマスターでもあり、ハーバルカップ世界大会出場という、かなりのサウナ愛を感じる店長ましもさんにお話をお伺いしました。
この施設の開発を牽引したのは、店長のましもさんです。元々、サラリーマンとしてジュエリー店に勤務されていました。
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元々ジュエリー店で勤務されていたましもさんが、サウナ業界に入ったきっかけと、この施設を作りたいと思ったのはいつ頃からなんですか?
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勤務地が上野でサウナだらけの環境だったのがきっかけで、サウナにハマり、好きすぎるから「仕事にしちゃおう」と思って転職しました。業界に入る前から、「男女一緒に入れて楽しめるような新しいお店を作りたい」という夢があり、それが約4年弱で実現できましたね。
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4年弱で夢を実現なんてすごすぎます!特にこの場所でこだわったポイントはありますか?
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イオンモールという立地なので、「尖りすぎず、誰でも楽しめる親切な設計」にこだわりました。屋外エリアでは、サンダル移動が多い中、裸足でそのまま行けるように動線を作っています。
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実際に体験させていただいて、「楽しいサウナ」を追求されているのが伝わってきます。
設計に関して、こだわったポイントはありますか?
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ハーバルカップの世界大会でチェコで体験したサウナを外のウェルネスサウナの設計で参考にさせていただきました。
チェコのプラハにあるSaunas Vltavaやアクアパレスホテルプラハのサウナですね。
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ニュータイプ銭湯の原点はそこからきているのですね。
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日本の「整う」文化とは違い、海外のように「リラックスしに来る」場所として、みんなでワイワイ楽しんでほしい。新しいサウナの楽しみ方を感じてもらえれば嬉しいです。
そのために、外のエリアではスタッフを多めに配置し、一緒にサウナに入ってサウナの楽しみ方を伝えられたらと思っているんです。
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サウナって敷居が高いイメージがあったりしますもんね。
スタッフも一緒に入って、楽しみ方を伝えるという発想、本当に素敵です。
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そうなんです。「水風呂に入んなくていいですよ」「途中で出ちゃっていいですよ」と気軽に声をかけて、「これでいいんだ」と思ってもらって、サウナ好きな人が増えていったらいいなと思っています。
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YUBUNE SAUNA PARKからサウナを好きになってくれる方が増えていくと思うとワクワクしますね。
今後、施設としてチャレンジしたいことはありますか?
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拡張性を持って運営していきたいと思っています。所有しているテントサウナを持ち出して、セルフロウリュの楽しみを提供したりとか。ワールドカップなどのイベント時には、それ用のレイアウトに変えて応援スペースを作ったりしたいんです。
12月には、姉妹店のゲスト熱波師を招いたアウフグースイベントを開催予定です。
社員4人で、アウフグースやお風呂の香りなどその人プレゼンツの1日なんていうのもやりたいなと思っています。
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サウナ愛の強いましもさんだからこそ、アイディアが溢れ出てきますね。
どんどんとパワーアップしていく、YUBUNE SAUNA PARKから目が離せません!
本日は素敵なサウナ体験をありがとうございました!
YUBUNE SAUNA PARKは、元ジュエリー店勤務という異色のキャリアを持つましも店長の「誰でも楽しくサウナに入ってほしい」という強い夢と情熱が生み出した、「誰もが楽しめる」を突き詰めたニュータイプ温浴施設でした。
この施設は、「ととのう」という概念を超えて、サウナをリラックスや交流の場として再定義する、新しい挑戦をしています。

オリジナルのアパレルグッズも多数作成しているとのことなので、ぜひチェックしてみてください。
店長含めスタッフ全員のサウナ愛が詰まった、ニュータイプ銭湯「YUBUNE SAUNA PARK」
ぜひ足を運んで、新しいサウナの楽しみ方を感じてみてください!
YUBUNE SAUNA PARK 施設概要
- 施設名: YUBUNE SAUNA PARK
- HP:https://yubune-sauna-park.com/
- 住所: 埼玉県羽生市のイオンモール羽生の屋外エリア「noNIWA」内
- 営業時間: 9:00〜24:00 (最終入館23:30)、不定休
- アクセス: 東北自動車道「羽生IC」より南西に約4.5km。羽生駅西口よりイオンモール羽生行きに乗車。
- 利用料金(大人12歳以上): 時間制でもフリープランでも屋外エリア全て利用可能。
◦ 【平日】1h 700円/2h 1000円/3h 1300円/フリープラン:1,950円
◦【 休日】1h 900円/2h 1200円/3h 1500円/フリープラン:2,150円
取材・執筆:市川遥菜



