おうちで福岡!地元民が選ぶマジで美味い福岡のお取り寄せグルメ5選

日本全国約1億2650万人の福岡好きの皆さん、こんにちは。福岡県在住ライターの大塚拓馬(@ZuleTakuma)です。

「福岡の美味いもん食べに行きたいな~」と思っても、なかなか足を伸ばせなくなってしまいました。

「このような状況でも、何とかして福岡の魅力を全国に伝えたい」そう考えた私から、みなさんにお伝えしたいご提案があります。

「福岡に行けないんなら、おうちを福岡にすればいいんじゃないの?」

そう。Stay Home で Stay FUKUOKA。

この記事では、おうちを福岡にするために、とっておきのお取り寄せ福岡グルメを紹介します。東京に住んでいようと、大阪に住んでいようと、札幌に住んでいようと、これさえ届けば我が家は福岡です。

博多うどんの定番「因幡うどん」のお取り寄せ

福岡と言えば「うどん」という認識は、さまざまなメディアで取り上げられたことによって、ここ10年ほどでかなり浸透してきたように思います。

福岡にはさまざまなうどんがあるので、どのうどんを紹介しようか迷いました。

今回は「博多うどん」の「王道」と呼んでもよい味の「因幡うどん」を皆さんにご紹介したいと思います。

因幡うどんは昭和26年創業の超老舗のうどん屋さんです。

北海道羅臼産の天然昆布、長崎五島・島原産の煮干しいりこ、大分日田・原次郎左衛門の醤油、兵庫赤穂の塩など、創業時から変わらぬ味と製法にこだわり続けています。

そんな因幡うどんが実は全国配送に対応しているということは、あまり知られていません。

因幡うどんのお取り寄せは具材も麺もすべて冷凍で届きます。出来上がってすぐ、急速冷凍した新鮮なうどんです。

つくり方は簡単です。だしと具は湯煎して温めます。

冷凍麺は冷凍したまま、沸騰したお湯の入った鍋に投入してゆでていきましょう。

ゆでてしばらくすると、めんがふんわり膨らんで、お湯の中に浮かんできます。麺が浮き上がってきたころが食べごろです。

より博多らしいうどんを食べたい方は、この浮き上がってきた状態でもう1分くらいゆでるとやわらかくなります。

因幡うどんはやわらかくなっても、伸びるわけではなく、モチモチ感や弾力はしっかり残りますので、ご安心ください。


▲肉うどん(税込620円)

完成しました。因幡うどんの肉うどんです!

肉は赤身が中心で旨味が凝縮されており、甘い牛肉の味わいがこだわりのだしにも浸みて調和し、コクが増しています。

麺はフワフワでモッチモチ。これぞ「博多うどん」です。もちろんおなじみの「ごぼう天うどん」のお取り寄せもできます。


▲ごぼう天うどん(税込500円)

因幡うどんのごぼう天は独特で、ごぼうが円形の衣に包まれています。えび天も同じ形式です。


▲えび天うどん(税込500円)

この形式の天ぷらは食べ進めていくうちにだしを衣が吸って、デロデロの状態に溶けていきます。

「なるほど、こんな状態にならないよう、サクサクなうちに天ぷらを食べないといけないんだな」と思った方、違います。これこそがあるべき姿なのです。

具材の香りをまとったデロデロの天ぷらと一緒にだしを飲み干す。これこそが、因幡うどんの正しい楽しみ方なのです……!


▲丸天うどん(税込480円)

福岡のうどんは円形の練りものを乗せた丸天うどんも有名で、因幡うどんでも人気のメニューです。

弾力の強いプリプリの天ぷらに旨味が凝縮され、うどんとよく合います。

そして最後に福岡のうどんに外せないのは、サイドメニューのかしわめし。

因幡うどんではなんと、人気のサイドメニューの「かしわ飯にぎり」のお取り寄せまで対応しています。お取り寄せ対応のうどん屋さんでも、これはかなりレアです。

袋に切り込みを入れ、そのまま電子レンジで温めれば完成!


▲かしわ飯にぎり(税込220円)

隠れたファンの多い、因幡うどんのかしわ飯にぎりです!

創業者のお手伝いさんがつくっていたかしわ飯がとてもおいしかったそうで、そのレシピを参考にメニューに採用したという逸話がございます。

かしわ飯にぎりをつまみに、うどんだしをごくり。

そんな楽しみ方が自宅でできる贅沢をぜひ味わってみてください。

「因幡うどん」お取り寄せの申し込みはこちらから
※電話かFAXからのみの受付

久留米ラーメンの王道「久留米・大砲ラーメン」のお取り寄せ

「久留米・大砲ラーメン」は、昭和28年創業の老舗のお店。久留米ラーメンを代表する老舗店であり、九州に12店舗のお店があります。

そんな九州でしか味わえない味の「久留米・大砲ラーメン」にもお取り寄せがあるのです。

スープに麺、チャーシューやシナチクなどの具材も冷凍された状態で届きます。

スープは濃縮スープをお湯で希釈するのではなく、なんと「久留米・大砲ラーメン」の呼び戻しスープをそのままパック詰め!贅沢な一品です。

今回は「ラーメン・昔ラーメン各2食セット」(税込3,500円)を注文しました。

具材にオイル、スープは熱湯で湯煎。麺を1分~1分半程度ゆでたら、「久留米・大砲ラーメン」のラーメンが完成です!


▲左がまろやかな「ラーメン」、右がこってりな「昔ラーメン」

昔ラーメンには、豚脂の揚玉(通称カリカリ)が入っている点が違います。ラーメンに使われているラードも色が違いました。


▲左が「昔ラード」、右が通常のラーメン用のラード

昔ラーメンには手づくりの「昔ラード」が使われており、ラードが入っているボトルのサイズも違います。昔ラーメンがこってりに感じる要因は、ラードとカリカリにあるのです。

ズズッとすすってみると、家では感じたことのない豚骨の濃厚な風味。やっぱり美味い~!

こんな濃厚な豚骨スープのラーメンを自宅で味わえるのはやっぱり贅沢。

ただ「麺ゆでって、難しいんだなぁ」ということも実感しました。お店の方が、もっと麺がモチッとしてるというか、弾力があるというか。

「めっちゃ美味い!」と思いつつ、「やっぱり職人がゆでる麺って、めちゃめちゃ美味い」ということを再確認。濃厚なラーメン体験です。

ラーメンにめちゃめちゃ合うからしにんにくの小さなボトルもセットになっています。味変したくなったら、ぜひ活用してみてください。

このからしにんにくはお店に設置されているものと同じもの。お店と同じ調味料が家で使えるのは嬉しいですよね。

ちなみに余ったからしにんにくを思いつきで卵かけご飯に混ぜてみたら、笑えるくらい美味だったので、ぜひ試してみてください。

「久留米・大砲ラーメン」お取り寄せはこちらから

子どもも美味しく食べられるとり皮串「とり皮みつます」のお取り寄せ

福岡名物の串にぐるぐる巻きにして、何重にもたれ漬けしたとり皮串もお取り寄せが可能です。おすすめは福岡市南区大橋に本店がある「とり皮 みつます」さん。


▲福岡発こだわりのとり皮(10本セット、税込1,800円)

とり皮串は冷凍で届きます。食べたいときは自然解凍させてから、フライパンで焼いて加熱します。フライパンに油は引きません。

袋から取り出すと、ビジュアルがめちゃめちゃ良いので、強火で一気に焼いて早くとり皮を口に入れたくなりますが、ここはぐっと我慢。

弱火でじっくり焼きましょう。

根気よく弱火でじっくり焼いてくると、だんだんとり皮の表面の脂が泡立ち、「プツプツ……プツプツ……」と音がしてきます。

できました!!福岡名物のぐるぐるとり皮串です。

みつますのとり皮は仕込みに6日間かけているそうで、とり皮を串に刺し、下味のタレをつけては何度も何度も繰り返し炙り続けます。

自宅では再現不可能な、かなり手間暇かかった一品なのです。

完成したとり皮は元の半分以下の大きさになっており、小さくなった皮の中にはうま味がぎゅっと詰まっています。

表面はパリッ、中はジュワッとしたとり皮はやみつきになること間違いなし。噛めば噛むほどジュワジュワうま味が飛び出てきます。

たれがけっこう甘めなので、大人だけでなく、子どもでもおやつ感覚でおいしく食べられるでしょう。

言わずもがな、ビールとの相性は最高。気分はもう、博多の焼鳥屋。七味をつけながら、最高の晩酌を楽しみましょう。

「とり皮 みつます」お取り寄せはこちらから

知る人ぞ知る老舗もつ鍋店「宗家赤門屋」のお取り寄せ

福岡と言えば「もつ鍋」という方も多いかと思います。

福岡にはたくさんのもつ鍋専門店がありますが、ここではちょっと地元民感を出して、博多駅や天神地区から少し離れた郊外にあるおいしいもつ鍋屋さんをご紹介しましょう。

雑餉隈(ざっしょのくま)にある「宗家赤門屋」です。

昭和56年の創業以来、変わらぬ味を守り続けて、地元で愛され続けています。

実は筆者の自宅から車で5分くらいの場所にあるお店なのですが、今日は全国の皆様においしさをお伝えするために、あえてお取り寄せしましょう!!

段ボールの中を見ると、何やらお手紙が。

先の見えない不安感との闘い。なかなか厳しい状況です。

しかしそれでも私たちは前を向いて、日々を精一杯生きていくしかありません。

それならば美味しいものを食べて、元気をつけたい!

そんな皆様がご注文くださっているんじゃないかと思っているし、

そんなお気持ちに応え続けなきゃと思っております。

それぞれ大変だと思いますが、なんとか乗り切りましょうね!!

店主の滝澤翼さん(@motsu_akamonya)のおっしゃる通りですよ。

この記事を読んでくださっている皆さんも大変だと思いますが、福岡のうまかもんでも食べて、元気出して頑張っていきましょう。

そんな滝澤さんのアツいメッセージに胸を打たれつつ、もつ鍋をつくっていきましょう。


▲牛もつ鍋(2人前、税込3,180円)

赤門屋のもつ鍋は土鍋でつくるのがおすすめとのことなので、土鍋でつくります。

土鍋の中にスープを入れ、キャベツをひとつかみ。そして、その上にもつを入れます。

キャベツを先にひとつかみ入れるのは、もつが焦げ付かないようにする工夫なのだそうです。たしかに家でもつ鍋やる時、下でもつ鍋が焦げるときありますね…。勉強になった。

さらに上からコーンを入れます。もつ鍋にコーンが入るのは、けっこう珍しいはずです。少なくとも、ぼくは赤門屋さんしか見たことない。

その後に入れるキャベツや、野菜たちはすべて既定の量を測って入れていきます。

「面倒くさい」と思うかもしれませんが、これが自宅でプロの味を楽しむための重要なひと手間。野菜からの水分でスープの濃さが変わってしまうのです。

しっかりと測りながら入れましょう。余った野菜はおかわりに使ってください。

土鍋は野菜でいっぱいになりました。この状態で火をつけ、中火で煮込んでいきます。

7~8分程煮込むと食べごろです。

完成しました!宗家赤門屋のもつ鍋です。めちゃめちゃ美味そう。

プロのもつ鍋と家庭のもつ鍋で、一番差を感じるのはもつの臭みのなさです。

もつはとろけるような食感でうま味が詰まっています。

こんなにおいしいもつがなんと1人前で225gも入っているとのこと。大満足のボリュームです。

赤門屋のスープは非常にすっきりしていて、他のもつ鍋店のしょうゆスープにありがちな濃厚で塩辛い感じがありません。

だからこそ、スープにもつや野菜のうま味が溶け込みやすく、時間が経つほどどんどんスープが美味しくなります。

上品なスープで、老若男女誰でも美味しく食べられます。家族みんなでワイワイ食べられる、おいしいもつ鍋です。

〆はやっぱりちゃんぽん!

付属のちゃんぽんは鍋専用の特注品の麺でのびにくく、スープを吸うと柔らかくはなりますがモチモチ感はしっかり残る優れモノです。これも美味い!

調子に乗って、ちゃんぽんの後におすすめされていた雑炊もやっちゃいました。野菜ともつのうま味が溶け込んだこのスープは宝物ですね。

もうお腹パンパン。ごちそうさまでした。

「宗家赤門屋」お取り寄せはこちらから

筑豊のソウルフード「山賊鍋」のお取り寄せ

うどん、ラーメン、とり皮、もつ鍋。ここまではどなたでもご存知の福岡名物をご紹介してきました。でも最後は一味違います。

僕の生まれ故郷・筑豊は田川市の激ウマ鍋「山賊鍋」をご紹介しましょう!!

今は福岡県大野城市に住んでいる僕ですが、子どもの頃は福岡県田川市に住んでいた僕。田川の美味いものと言えば、まず「山賊鍋」でした。

以前、SPOTで「田川グルメ」をご紹介させていただいたことがありましたが、そちらでも紹介しました。

この「山賊鍋」もお取り寄せに対応しているのです……!


▲山賊鍋(2人前、税込4,860円)

段ボールにパンッパンに詰まった具材と、激ウマの味噌仕立てスープ。

「山賊鍋」というネーミングは、「まるで山賊が食べるような鍋」という意味。この量で「二人前」ですが、とても2人で食べられる量ではありません。

公式サイトにもこのように記述されています。


公式サイトより

「2人前で4人~5人前のボリュームなんて言うのなら、4~5人前って言えばいいのに」と思う人もいるかもしれません。

しかしながら、これは「山賊鍋」なのです。本来、山賊が食べる鍋を我々がおすそ分けしてもらっているのです。

その世界観も含めて「山賊鍋」ということは忘れないようにしておきましょう。

山賊鍋はまずスープとごぼうを鍋に入れ、ミンチを入れていきます。

ミンチは火が通るとフワフワと膨らむので、一口サイズより少し小さめくらいでちょうどよいです。

1枚1枚が大きな豚バラ肉や鶏肉を入れ……

白菜をたくさん投入!中には白菜の他にもれんこんやかぼちゃ、里いもなどさまざまな具材がたっぷり入っています。

最後にニラを乗せて、しばらく煮込めば完成!

これが田川のソウルフード、山賊鍋です!!

山賊鍋で美味いのはとにかくこの味噌仕立てのスープ。

「山賊みそ」という特別な味噌を使ってつくられたこのスープに、豚肉と鶏肉の旨味と野菜の旨味が混ざり込んで、めちゃめちゃコクの深いスープになるんですよ。

煮込めば煮込むほど美味い。柚子ごしょう入れると、さらに美味い。

具材の中で独特なのが、先ほど大きさに気をつけながら投入したミンチ。


▲「山賊ミンチ」と名前がついている

これがかなり弾力があって、うま味が凝縮されていて、めちゃめちゃ美味いんです。これは絶対に食べてほしい……。

この弾力とうま味の理由は、このミンチが鶏のネック部分の肉でつくられているからです。山賊鍋のミンチより美味いミンチがあったら、教えてほしいと思います。

〆はやわらかくてふわふわのうどんです!

うどんにたっぷりスープを吸わせて、ふわふわやわやわになった状態で楽しみましょう。お腹いっぱい。ごちそうさまでした。田川最高。

「山賊鍋」のお取り寄せはこちらから

うまかもんを取り寄せて「おうちで福岡」やろうぜ!

ラーメン、うどん、とり皮、もつ鍋に加え、地元民ならではの「山賊鍋」。

日本全国約1億2650万人の福岡好きの皆さんにも、ご満足いただける内容になったのではないかと自負しております。

日本全国でがんばっている福岡出身の皆さん、また、旅先として福岡を愛してくださっている皆さん、そして、まだ福岡グルメを味わったことがない皆さん。

ぜひ一度、福岡の味をおうちで味わってみてください。

Stay Home でも、Stay FUKUOKA。

福岡はもう、あなたのそばまで来ています。