鹿児島の味をご自宅で! おすすめの鹿児島お取り寄せグルメをご紹介

こんにちは!
鹿児島ライターのちえです。

全国的に外出自粛が緩和されつつある現在ですが、まだまだ自宅で過ごす時間が多いですよね。

そこで、今回は鹿児島のおすすめお取り寄せグルメを紹介したいと思います。鹿児島はおいしい食材の宝庫。家でのんびり鹿児島グルメを味わってみてはいかがでしょう。

紹介するグルメはすべて、私が今まで何度も行ったことのあるお店や取材したことのあるお店、信頼できる知人からおすすめされたお店です。おいしさはもちろん、製造方法や商品への思いがアツいお店ばかり。

この記事を参考に、自宅で鹿児島グルメをお楽しみいただければ幸いです。

 

1.長島大陸市場

長島大陸市場より

長島大陸市場は、鹿児島県の北西部に位置する長島町の海の幸や農産物、加工品を販売するサイトです。

周囲を海に囲まれた長島町は、天気のいい日は遠く天草諸島まで見える景勝地。年間平均水温約19℃と温暖な気候でブリの養殖に最適な条件を備えています。さらに、海峡が多く潮の流れが速いことから身が締まったおいしいブリに育つのだとか。長島町の養殖ブリ生産量は日本一を誇ります。

長島町の漁港向かいには漁協直営の「長島市場大陸食堂」があります。ここで食べた長島町が誇るブリのブランド「鰤王」の味に感動して、今回お取り寄せグルメでおすすめすることに。(長島大陸市場食堂で食べることが出来るブリは長島大陸市場でお取り寄せできます。どちらも東町漁協の運営です。)

「鰤王」は市場でも別格扱いされており、そのおいしさと安全性から全国各地のみならず、アメリカやヨーロッパなどの海外市場にも輸出していました。しかし、コロナウイルスの影響で現在輸出がストップしてしまっている状況です。


https://nagashimatairiku.com/products/detail.php?product_id=17

ブランド魚「鰤王」。フィレで4,000円。1.5kg分もあります! 冷蔵便なので、送料は地域によって+1,500~2,700円。

フィレなら普段魚をさばかない人でも比較的扱いやすいのではないでしょうか。まずは刺身で味わって、漬け、焼き魚、煮つけ、フライといろんな料理で楽しめます。

私がさばいたお刺身はあまりきれいではなかったので……。市場食堂の画像でご紹介。やはりまずは刺身でそのまま味わっていただきたい。身がしまっていて適度な歯ごたえがあり、一切の臭みがなく澄んだ味わいのお刺身です。びっくりするほどおいしい!

ごま油と醤油で漬けにしました。まずは大葉とあわせて丼で。さらに黄身をのっけてユッケ風に。最後はお茶漬けにしていただきました。

しゃぶしゃぶもおすすめ。昆布出汁と野菜の鍋にさっと鰤王をくぐらせるだけ。柚子胡椒で食べるとおいしいですよ。

その他、フライにしてもおいしいし、煮つけもいい。塩をしっかり振って塩焼きにするのもおいしいいです。いろんなレシピが楽しめます。

4,000円のフィレで1.5kgも届くので、とにかくいろんな料理が楽しめます。鰤王がおいしいので何を作っても最高です。次はあれを作ってみようかな、このレシピもおいしそうだな、とブリ漬けの日々が楽しめました。


https://nagashimatairiku.com/products/detail.php?product_id=39

ちなみに、これからの季節は「早生鰤王」がおすすめです。夏季限定で、5/30~8、9月くらいまで販売されています。

早生鰤王は、毎年4月に採捕するモジャコ(ブリの稚魚)の中から大きなサイズのものを集めて早期出荷用に育てたもの。

3年かけて育てられた鰤王と比べて2年と短い生育期間ですが、産卵していないため脂のりがよく、夏の時期でもしっかり脂ののった味を楽しめるのです。

いろんなサイズで販売しています。初心者にも扱いやすいのはフィレですね。さばける人は丸ごと一本買ってみた方が、いろんな部位をもれなく活用できて面白そうです。

 

長島大陸市場
https://nagashimatairiku.com/

 

2.kotobuki cheese

鹿児島県鹿屋市にある本土最南端のチーズ工房「kotobuki cheese」。チーズといえば北のイメージがあるかもしれませんが、鹿児島発のチーズも要チェックです!

Kotobuki cheeseオンラインストアより

「kotobuki cheese」では地元酪農家のところから朝絞ったばかりの生乳を仕入れてチーズを製造。2018年10月の「Japan Cheese Award」ではリコッタチーズが銀賞、KANOYA CHEESEが銅賞に輝きました。チーズ好きの間では特に有名になっている注目のお店です。

チーズ工房「kotobuki cheese」に併設されたレストラン「Take」では、チーズプレート等を提供しています。(新型コロナウイルスの状況が落ち着いたら、ぜひお店にも行ってみて欲しいです! チーズだけでなく鹿屋のおいしい畜産物が産地価格で味わえますよ)

チーズ作りを手掛ける職人の景山さんは「鹿児島から日本を驚かせるようなチーズを作りたい」と研究と試作に余念がありません。

お取り寄せのおすすめは「kotobuki cheese Set-S」3,000円。ナチュラルチーズ6種類とギリシャヨーグルトが入っているので、いろんな味を試せます。きっと好みのチーズが見つかるでしょう!

6種類のチーズは、次の通り。
・モッツァレラ
・リコッタチーズS
・ストリングチーズ
・塩漬けモッツァレラオイル漬け
・KANOYAチーズ
・ギリシャヨーグルトS
・スカモルツァ

基本的にどれもフレッシュタイプのチーズなので、クセがなく大人から子どもまで親しみやすい味です。フレッシュな生乳の甘みが感じられるさっぱりした味です。そのまま食べてもいいですが、はちみつやジャム、フルーツなどと合わせるとさらにおいしいです。

私は「リコッタチーズ」にはちみつを塗って食べるのがお気に入りです。これ、ぜひやってみてください。ドライフルーツを合わせてもいいですね。

「塩漬けモッツァレラオイル漬け」はそのままいろんな料理に使えそう。

ベビーリーフ、トマトと合わせてサラダにしました。オイルに塩とスパイス、ハーブが入って味がついているので、このままでおいしいです。残ったオイルはパスタや炒め物に使えます。私はキノコを買ってきてアヒージョにしてみようと思います。

ちなみに、熟成タイプのチーズが好きな方は「カノヤウォッシュ -芋焼酎熟成」850円も頼んでみてください!

焼酎でウォッシュした、まさに鹿児島ならではのチーズ。食べてみると熟成チーズならではの独特の風味と濃厚な旨味。中はとろっと柔らかく、お酒のおつまみにぴったりです。焼酎やワインが合いそうです。

 

Kotobuki cheeseオンラインストア
https://kotobukicheese.stores.jp/
公式サイト
http://kotobukicheese.com/

 

 

3.南薩の田舎暮らし


南薩の田舎暮らしより

「南薩の田舎暮らし」は鹿児島県南さつま市大浦町で農業や加工品づくりをされている家族経営の小さなお店です。

南さつま市大浦町は薩摩半島の最西南端。北は東シナ海に面し、三方を山で囲まれた自然豊かで温暖な土地です。「大浦干拓」という広い干拓地があり、稲作を中心にした農業が盛んなのんびりしたところ。

「南薩の田舎暮らし」では、そんな地元の農産物を自分たちで作ったり、発掘したり、加工品にしたりして販売しています。

理想としているのは「おすそわけ」のような関係性。時には大きさがバラバラだったり、見た目が悪かったりしても、素直で美味しいもの、地域に根ざしたもの、自然と調和したものを届けたい、そんな想いで運営されています。

今回お取り寄せで紹介したいのは「ジンジャーシロップ」850円。材料はショウガ、シナモン、カルダモン、グローブ、オールスパイス、島砂糖、レモン。ショウガのキリッとした味わいと、しっかり効いたスパイスが印象的なシロップです。

 

ショウガは南さつま市産。「ジンジャーシロップ」は、南さつま市で毎年5月のゴールデンウィークに開催される「砂の祭典」という一大イベントで大量に製造・販売しているのですが、今年は新型コロナウイルスの影響でイベントが中止に。

材料として大量に仕入れたショウガを余らせてしまうかもしれない、とのことでした。スパイスのしっかり効いたジンジャーシロップが好きな方にとっては間違いない商品だと思うので、そんな方はぜひお取り寄せしてみてほしいです。

これから蒸し暑くなってくるので、炭酸水で割って飲むのがいいですね。ショウガとスパイスの清涼感がたまらないです。

個人的に一番よかったのは牛乳で割ってミルクジンジャーにするレシピ。ホットミルクで作ってもいいのですが、氷で冷やしたアイスミルクにシロップを注いだのが一番好みでした。ミルクのまろやかさにスパイスが効いて最高です。これはぜひ試していただきたい!

あとはビールに混ぜてシャンディガフ風にするのもいいですね。ビールにそのままシロップを注げば、濃厚なシャンディガフっぽくなります。その他いろんなカクテルに使えます。スパイスが効いているのでカクテルにいいアクセントを添えてくれそうです。


南薩の田舎暮らしブログ「砂糖にも旬があった!」より

「南薩の田舎暮らし」は日々の農業や自然のうつろいをブログでこまめに記録されています。興味深かったのは、このジンジャーシロップの材料にも使っている「島砂糖」に旬があることを知る記事。材料の些細な変化も見逃さず、素材を丁寧に扱って加工品づくりをされている様子が伝わってきます。

南薩の田舎暮らし
http://nansatsu.shop-pro.jp/
ブログ
http://nansatz-kurashi.blogspot.com/

 

 

4.薬膳小町

 


薬膳小町より

 

「薬膳小町」は厳選した薬膳素材を扱うお店。霧島山麓の自家農園「こまち農園」で育てたスパイスや、国各地の協力農園や信頼できる問屋にから調達したスパイスを、独自の火入れ焙煎法で製品化しています。

「薬膳で健康的であなたらしいライフスタイル作りのお手伝い」をコンセプトに薬膳を取り入れるライフスタイルを提案。独自配合のミックススパイスや薬膳茶、薬膳酒キットなど様々な商品を展開しています。薬膳の可能性の広さに驚きます。

店舗にはスパイスがずらり。

パッケージがスタイリッシュで、思わず手に取りたくなる商品ばかり。どんなキッチンにも素敵に馴染みそうな商品です。

お取り寄せのおすすめはキットタイプの商品。ひとつのパックの中に料理に必要なスパイス類がすべてそろっているので試しやすく、スパイス初心者にも安心です。


「薬膳キットサムゲタン」1,296円。

もち麦玄米、蓮の実、なつめ、高麗人参、クコの実、にんにく、松の実、天然塩と、スパイスや調味料がすべてそろっているので、あとは手羽先を買ってくるだけで作れます。

レシピも同封してありますので、この通りに作れば大丈夫です。安心感がありますね。

私も試してみましたが、おいしいサムゲタンが作れました! サムゲタンはずっと作ってみたかったのでうれしいです。じっくり煮込む料理はステイホームのお供に最適でした。

次はスパイスカレーを作る予定です!

キットを入り口に、気になるスパイスを取り揃えてみるのも楽しそうです。
家で過ごす時間に新しいレシピを試してみてはいかがでしょう?

 

薬膳小町
https://yakuzen-komachi.jp/

 

5.ふくどめ小牧場


ふくどめ小牧場より

大隅半島の真ん中、鹿屋市の緑豊かな場所にあるふくどめ小牧場。畜産から加工、販売、レストラン経営まで一貫して行っています。ここのソーセージやハム、パティなどは鹿児島で大人気です。


https://travel.spot-app.jp/osumihanto_chie/

以前SPOTの「絶景、温泉、グルメ… 鹿児島県 大隅半島のおすすめスポットをご紹介」でもご紹介しました。状況が落ち着いたら大隅半島の美しい自然と共にふくどめ小牧場の豚肉や加工品を味わいに行って欲しいです。

お取り寄せのおすすめは、「ハム・ソーセージセットA」3,240円。

コッホシンケン
フライッシュケーゼ
コッホサラミ
ソーセージ2種

自社で育てたオリジナル豚「幸福豚」で作られた、5つの加工品が入ったセットです。加工品製造を手掛けるのは、7年間ドイツで修行をしてマイスターを取得してきたふくどめ家次男の洋一さん。独自のスパイス配合で豚の旨味を最大限に引き出しています。

いろいろ焼いてビールのお供に!

個人的に一番好きなのはフライッシュケーゼ。上の四角い形のやつです。粗挽きのソーセージを腸詰にせず、型に入れて焼いたものです。そのまま食べてもおいしいし、サンドイッチにしてもおいしいし、スパムおにぎりみたいにしても合います!

フライッシュケーゼと目玉焼きをパンに載せて。

どれも少しの量で満足できるくらい食べ応えがあるので、長く楽しめそうです。

ふくどめ小牧場
https://fukudomesmallfarm.com/

 

 

 

さいごに

4月7日に出された緊急事態宣言は、5月25日夜に全国で解除されました。これから3週間ごとに緩和の度合いが進み、イベントや観光もできるようになってくるようです。

とはいえ、急にすべてが元通りというわけにはやはりいかなくて、徐々に、様子を見ながら、という感じでしょう。まだまだ自宅で過ごす時間も長くなりそうです。

新型コロナウイルスによる影響で先行きの見えない不安はありますが、自宅で過ごす時間は何も“我慢の連続”というわけではありません。家でゆっくりおいしい料理を作ったり、好きな映画を見たり、家族の時間が増えたりと、外出とは違う楽しみがあります。

今回ご紹介した鹿児島のお取り寄せグルメはどれも生産者たちの思いがこもった選りすぐりの逸品です。自信をもっておすすめします。もし気になるものがあったらお取り寄せをして、毎日の生活にささやかな変化や楽しみを見出していただければ幸いです。

そして、事態が落ち着いたころにでも、お取り寄せした商品の産地・鹿児島を訪れてみてください!

ここ最近の鹿児島では、青い空と白い雲、青々と輝く田んぼの風景とすっかり初夏の風景が広がっています。どんな世の中でも季節は確実に移ろい、夏に向かっているようです。