首都圏から日帰り可!穴場ローカル線の久留里線で夏を感じてきた。

久留里線の観光は夏に最適です。豊かな自然を感じれるモデルコースを作成し、実際に行ってきました。房総半島を走るJRのローカル線で、珍しいディーゼル車両。Suicaが使えないのでご注意ください。また効率よく、安く巡る方法もご紹介いたします。

SPOTをご覧のみなさんこんにちは。ニワカ鉄のりおと申します。

今年の夏休み、特に首都圏の方は、なかなか観光できる状況ではなかったかと思います。

「せめて日帰り旅行にいきたいな」とか「ゆっくりひとり旅したかったな」など思いませんでしたか……?

「このまま夏が終わるのがまずい!」と思い立った私は、つい最近こんなところに行ってきました。

どうですか!!!!

この夏休み感に溢れる場所、その名も久留里線。一部人気スポットがありますが、基本穴場なんです。

今回は、この久留里線を中心にのんびりと夏を感じるコースをご紹介します。

久留里線の本数に絶句。どうやって観光する?

首都圏なのにSuicaが使えない?!久留里線ってどこ??

久留里線とは、房総半島を走るJRのローカル線です。内房線の木更津からピョロっと飛び出したいわゆる盲腸線というやつですね。1912(大正元)年に県営鉄道として開業して以降、100年以上の歴史があります。ここでは割愛しますが「終点以降が延伸し、いすみ鉄道とつながる予定だった」などエピソードが多く、Wikipedeiaが捗ります。詳しく知りたくなったらぜひ調べてみてください。

特徴としては

  • 千葉のJR管内で唯一ディーゼル車両が走っている。
  • 首都圏なのにSuicaが使えない。
  • 列車は1時間に1本。
  • 久留里から上総亀山方面に至っては1日8本だけ。

※2020/09/08 修正を追記

という、首都のすぐ側にあるとは思えないローカルっぷりが、逆に魅力の路線です。千葉県といえば「銚子電鉄」や「いすみ鉄道」「小湊鉄道」といった観光客向けにアピールしている鉄道会社が多いイメージ。しかし久留里線は毎日淡々と沿線の通勤通学を支える、生粋のローカル線と言えます。

本数が少ない久留里線を効率よく回る裏ワザとは

久留里線のダイヤは木更津~久留里間で、おおむね1時間に1本。都市部に住んでいると、これでも十分少ないと思いますが……さらに久留里から終点の上総亀山までがすごかった。

8時14分の次が13時53分やん……(絶句)

久留里をメインで観光する場合は、特に気にしなくていいのですが、問題は終点まで行きたい場合。1本逃したら悲劇しかないので、入念に計画を立てましょう。

でも救済策としてバスも走っていますし、タクシーもあります。なんなら実は東京から直行の高速バスが出てるんですけどね……今回は「ローカル線でまったり観光」の記事なので、高速バスは使っていませんが、東京都内もしくは千葉市内あたりから行かれる場合には、かなり便利ですよ。ただし高速バスは途中下車できないので気を付けましょう。

取材中何度も「それってバスの方が早くない?」って言われたけど、旅情を出すために敢えて列車を使いました!

休日×首都圏発は、久留里線を格安に周れる「休日おでかけパス」がおすすめ

例えば東京駅から終点の上総亀山駅までのJR往復だと、片道1,980円×2=3,960円の運賃がかかります。さらに途中下車をしたりすればもう少し増えるかもしれません。でも、旅費は出来るだけ安く抑えたいですよね?

そんな時は、交通費が節約できる「おトクなきっぷ」を利用しましょう。

首都圏限定になりますが、「休日おでかけパス」といおうおトクな切符があります。休日おでかけパス(2,720円)は、使用できる条件が「土日祝と一部繁忙期のみ」「首都圏の決められた区域のみ可」という縛りはあるものの、エリア内のJR線などが乗り放題になり、もちろん久留里線もしっかりカバーされています。

週末のプチトリップのお供にいかがでしょうか?

休日おでかけパス
大人 2,720円 小児 1,360円
発売期間:通年
有効期間:1日間
利用期間:土休日および
4月29日~5月5日、7月20日~8月31日、12月29日~1月3日の毎日

JR東日本ホームページ

久留里線の出発地、木更津駅

久留里線は、木更津駅からスタートします。内房線を利用する通勤客の流れに逆らい、私はこれから現実逃避に行ってきますよ!

さっそく今日の旅にでかけましょう。久留里線キタキター

ンーボボボボボ ンボーーーーー

というディーゼルエンジンの音が、なんとも癒されます。

木更津から久留里方面の下り線はガラガラ。通勤に使われる路線なので、朝は上りしか混まないようです。おかげでゆっくり座っていけますね。前半は住宅街も見えますが、徐々に田園率があがってきます。

50分ほど列車に揺られて、久留里駅着。

ついたーーー!!
ちょっと長かったですが、車窓を眺めていたらアッという間でした。

 

さて、列車の本数が少なく時間も限られていますので、さっそく色々見て周りましょう。駅前に出るとまず気が付くのが、水くみ広場。久留里は「平成の名水100選」に選ばれた水処なので、多くの人が水を汲みに訪れます。

町中の至る所に自噴式(ポンプでくみ上げなくても沸いてくる)井戸があり、その数なんと約200本。自宅で気軽に名水が飲めるなんてうらやましい限りですね。

良質な水があるところは醸造業も盛んになります。久留里は名水を生かした酒造りが有名なので、お酒を買いに行きがてら蔵元を見学しましょう。

久留里で名酒とコーヒーとかき氷

名水の町で日本酒を買おう

今回お邪魔したのは「須藤本家」さんです。夏場はお酒を作っていませんが蔵を見せてくださり、色々とお話をうかがうことが出来ました。

「酒造りはね、いま厳しいのよ。みんな日本酒じゃなくて焼酎にいっちゃったから」

お話を伺うと、まず出てくるのが酒造業界の厳しさ。新型コロナの影響で売上が激減したのは確かだが、酒造業界が厳しくなってきたのは今に始まった話ではないといいます。そういえば、焼酎ブームやハイボールブームなど、ブームになるのは日本酒以外のお酒ですね。

若い頃は酒造りでない仕事に就きたかった、などと笑って話す須藤社長ですが、酒造りに対する情熱とプライドは素人にも伝わります。「対話が無くなったから、酒も飲まれなくなったんだよ」「酒造りはね、もう事業じゃなくて家業でないとやってけないよ」などなどキラーフレーズの連続。

厳しい状況でも他人の足を引っ張ったり、酒造りから大きく逸脱した商売にはに手を出したくないと、熱く語る姿に拘りを感じます。これだけで記事1本書ける。

そんなこだわりのお酒をぜひ飲んでみたかったので、お土産に小瓶を買って帰りました。過去に新酒鑑評会で金賞をとった「天乃原」の純米吟醸です。私は弱いのでそんなに日本酒が飲めないのですが、これは確かにスッキリとしておいしい!

日本酒特有のキツさがないので美味しく頂けます。でも、くいくい飲めるから逆に気を付けないといけませんね。

消費者のニーズに合わせ焼酎なども造ってきた、フットワークの軽い須藤本家。3年前からウィスキー造りもはじめ、今年ついに初物の出荷が始まりました。

こちら、須藤本家が作った初の千葉地ウイスキーの「房総」。

酒蔵の作ったウイスキーだけあって、日本食にも合うような軽いテイストが自慢。今年から出荷を始めたばかりなので、まだ木更津などの一部店舗でしか取り扱いがないレアなお酒です。

新型コロナの影響で消費が落ち込んでいるとはいえ、今年も新酒づくりをおこなうそうです。厳しいお話ばかりでしたので、新酒を造ると聞いてひと安心。お酒の美味しさもですが、社長の人柄が魅力的な須藤本家でした。

須藤本家
千葉県君津市⻘柳16-10
TEL:0439-27-2024

ウィスキー「房総」:2,420円(税込)
天乃原 純米吟醸(300ml):650円(税込)
https://www.sudouhonke.co.jp/

 

レトロかわいい久留里の商店街でコーヒーとかき氷を

さて、久留里は城下町なので久留里城を見学に行くべきなんですが、遠いので今回は行かないことにしました。かわりに駅周辺でお茶でもしようと思います。それにしても暑い。これはあんまり歩きたくないなぁ……。

そう思っていたら、運よく駅から5分ほどでステキな佇まいのお店に遭遇しました。

これはよい時間が過ごせそうだ。

昭和初期に建てられた旅館をリノベーションしたらしく、とてもお部屋が広いです。手前だけでなく奥にも2階にも部屋があります。

あぁ、和室が落ち着く。畳の上に椅子をおいちゃう大胆な家具配置がオシャレで素敵ですね。

さっそくアイスカフェラテをオーダーすると、目の前で入れてくれました。

使用している豆は自家焙煎のもの。店内にコーヒーのいい香りが広がります。こういうシーン見てるだけで癒される。

酸味が強くなくて、ほどよく苦みが効いているバランスが絶妙。素敵な建物と名水補正でさらに美味しく感じます。

オーナーは3年ほど前に都内から移住してこられたんだそう。久留里を選んだ理由の1つが”あまり知られていない土地に住んでみたい”という、利便性重視の現代社会とは真逆のもの。もともと旅好きなそうなので、土地を見る目が肥えているんでしょうね。

移住は大変だったが、ご近所と良好な関係が築けたおかげで楽しく暮らせている、という姿にコミュニケーション力の高さを感じます。やっぱり旅好きに悪い人はいない

オーナーの人柄も含め、くつろげる空間で癒されました。

久留里町家珈琲
千葉県君津市久留里市場177
TEL:0439-27-2035
営業時間:10:00~16:00
木曜定休
https://www.facebook.com/machiyacoffee/

 

カフェを出て、もう少し散策しようと50mほど歩いたところで、明らかに怪しいお店を発見。ショーウィンドウにも、土間にも大量のかき氷機が置いてあります。

でもお店には誰もいない。勇気を出してお隣の魚屋さんに声をかけてみると、魚屋さんがかき氷もやっているとのこと。メニュー表をみせてくれました。

ふむふむ、かき氷1杯150円……

えっ?!

1杯150円って学校のバザーより安い!

もちろん手動で削ってくれます。手作業なのにこのお値段で申し訳ない。

ご主人が手際よく氷を削る様子をずっと見てられる。

シャリシャリシャリシャリシャリ

氷を削る音が心地いい~

こんな大量のかき氷機、どうしたんですか?とたずねると「いつの間にかどんどん増えてねぇ。あと20台くらいあるよ」との返事。スケールが違います。

店先にレトロなレジスターが置いてあります。さすがにこのレジは動かないものですよね?と聞いたら

\ガシャーン/

バリバリの現役でした。物持ちが良すぎる。

お店の奥もみていいよ、とすすめて頂いたので縁側でしばし休息。こうしてぼーっとする時間がとても贅沢ですね。東京のすぐお隣なのに、時間の流れ方が違います。

このお店穴場なのでは?もっと評価されるべき!

ところでお気づきかと思いますが、肝心のかき氷の写真がありません。すみません、旅の後半にカメラが頻繁に、動作不良を起こしデータが飛んでしまっていました……。そう、みんな全て暑さのせい。

150円とは思えない盛りの、かき氷の写真をお目にかけたかったのでとても残念です。気になる方はぜひお店に行って本物を食べてくださいね。

まちなみ
千葉県君津市久留里市場145
営業時間:10:00~18:00
水曜定休
https://corporate-office-2644.business.site/

2件のお店でゆっくりしてもまだ時間があるので、町並みを撮影することにしました。

久留里の商店街は古い建物が多く、味のある金物屋に

味がありすぎる中華料理店まで様々。久留里の町並みは写真が捗ります。

色々と撮影していたら、年配のご夫婦に話しかけられました。

お二人は内房に移住の下見に来たのだそう。これから車で上総亀山方面にいくから乗っていきますか、と濃溝の滝まで一緒に行くことになりました。久留里から先は移動が大変な場所だったので、本当に助かります!ここはお言葉に甘えてワープすることにしました。

インスタ映えな濃溝の滝と亀山の絶景温泉

久留里線の終点まで行ける列車はたった8本!難所の攻略法。

次にご紹介したいのは、上総亀山駅からアクセスできる「濃溝の滝」です。しかしこの濃溝の滝、車がないと少々アクセスが大変なんですね。理由は2つ

  1. 久留里~上総亀山間の列車本数が極端に少ない
  2. 駅から濃溝の滝まで距離がある

久留里~上総亀山までは列車の本数が極端に少なく、8時14分の次は13時53分にしか列車がありません。

その間5時間半!!

まずはこの時点で相当ハードルが高いのですが、やっと駅についてもまた駅から濃溝の滝までが遠い。

徒歩で1時間39分だそうです。そのため車がない場合は、デマンドタクシーを利用するかレンタサイクルというのが一般的。他に普通のタクシーもありますが、距離が遠いので少々値が張ります。

デマンドタクシー
デマンドタクシー(きみぴょん号)の利用案内ページ
TEL:0439-27-3188(予約専用ダイヤル)
※地元の人の足になっているので直前だと予約がとれないことも多い。
利用する場合はできるだけ前日までに問い合わせて、空きを確認。

レンタサイクル
亀山温泉ホテルで借りられます。
TEL:0439-39-2121

もとの予定では13時53分の列車で上総亀山に行き、しばらく温泉で休憩。その後レンタサイクルを使って濃溝の滝へ向かうつもりでした。実はデマンドタクシーの予約がとれなかったんです。真夏のサイクリングを覚悟していたのですが、親切なご夫婦のおかげで予定より早く移動できることになりました。本当にありがとうございます!

ジブリの世界?SNSで話題の「濃溝の滝」

駅から遠いのに濃溝の滝をおすすめする理由は、ここがSNS映えで有名だからです。小さい人工の滝ですが、水面に映る洞穴が美しいと話題になりました。

彼岸の時期(3月と9月)の早朝には、洞穴から差し込む光が水面に反射してハートの形になるそうですよ。ただしその時期は早朝から混みますので、心して向かってください。

久留里線沿線は基本的に穴場なのですが、ここは平日も混みます。とはいえコンパクトな散策路なので、観光客の回転は早かったです。

滝の奥にあるウッドデッキ近辺は、ホタルの名所で有名。夏の夜はとても賑わいます。

お時間がある人はぜひ寄ってみてくださいね。緑の美しいシーズンだけでなく、紅葉も名所として有名です。(11月下旬~12月上旬)

濃溝の滝を見学した後は、また車に乗って上総亀山駅方面へ引き返します。

絶景露天風呂とジビエ料理を楽しむ

まだ帰りの列車まで時間があったので、温泉で降ろして頂くことにしました。滝を一緒に見学したご夫婦とはここでお別れ。私はランチと温泉を楽しみたいと思います。

なんとこちらの嵯峨和では食事をしたら日帰り入浴が無料
めちゃくちゃお得じゃないですか?

しかも温泉が素晴らしいので、みてください。

\どーん!/

このレイクビューである。※男女入れ替え制なので、日帰り入浴の場合違うお風呂になる場合もあります。

そして、お湯を見てください。

このぬるスベのウーロン茶のようなお湯は、黒湯とよばれる種類の温泉です。美肌効果のある温泉なので、ちょっとツヤツヤした気がします。猛暑日でバテ気味でしたが、完全によみがえりました。

さあさあ、お風呂の後はお食事です。せっかくの休日なので奮発して、しし鍋定食(1,800円)を頼みます!
千葉でジビエですよ、ジビエ。

んまーい!!!
確かに歯ごたえはありますが、臭みがなくて食べやすかったです。豪華な定食が食べられて、絶景温泉にも入れるとは最高でした。

亀山温泉 湖水亭 嵯峨和
千葉県君津市笹614
TEL:0439-39-3222

日帰り入浴:700円
ランチ:11:00~14:00ごろまで

※オーダーストップは日によって前後するので、問い合わせ推奨
※ランチ注文で日帰り入浴が無料(入湯税150円は別途支払い要)
※混雑時は入館制限有。特に土日に来館予定の場合は事前に確認した方がよいとのこと。

なお、今回機材トラブルで食事の写真が撮れていなかったので、嵯峨和さんより画像を頂戴しました。ありがとうございます。

 

久留里~上総亀山間は線路がワイルド

温泉に入った後は歩いて上総亀山駅まで戻ります。地味に20分ほど歩くんですが、温泉でライフが回復したので足取りが軽い軽い。でもダラダラしてたら列車が出る時間になっていた!!

ダッシュで駅に入り、撮れる範囲で写真を撮ります。

そのくせ、ちゃっかり車止めを撮っていた。この「終着駅」感がいいですよね。思えば遠くに……来てもないか。そう、忘れてはいけないここは東京から車で1時間半の位置なのだ。

とりあえず無事乗車出来て、あとは列車に揺られ木更津まで折り返しです。旅のおわりに久留里駅~上総亀山間の車窓もご紹介しておきましょう。1日8本往復しか列車が走らないせいか、線路がかなりワイルドです。

線路と言うより草。

もちろん廃線跡なんかじゃなくて現役の線路ですよ。この青々と茂る雑草が余計に夏を感じさせるから不思議。久留里線に乗車するときは、ぜひ運転席の後ろから線路を見ることをおすすめします。夏休み感がさらにアップしますよ!

今回は久留里と上総亀山を中心に観光しましたが、途中寄り道するのも良いですね。この後に、寄り道ルートもまとめているので良ければご覧ください。お急ぎの場合は高速バスでいっきに都心まで抜けてしまうほうが良いでしょう。

特に濃溝の滝のそばに高速バスが通っているのが便利です。滝から徒歩20分の距離にある「君津ふるさと物産館」に高速バスが停まります。

高速バス アクティー号、カーピナ号

ただし君津エリア内で降りることが出来ません。まだ色々観光して替える予定がある場合は、気を付けてください。

 

上総亀山から1時間ちょっと列車に揺られ、木更津に到着。

お疲れ様でした!

 

1本ずらしてぜひ見てほしい風景たち

久留里線のダイヤは、1時間に1本ペースなので組み合わせが難しいですが、予定の列車を1本ずらしてでも見ていただきたい景色を紹介しますね。

18きっぷのポスターとなった平山駅

久留里のお隣、平山駅は2013年に青春18きっぷポスターの風景として採用されました。鉄道好きの間では有名で、いまでも観光客が訪れます。ホームは秘境駅ぽいですが、すぐ外は国道410号線が走り高速バスも停まります。

レトロかわいい馬来田駅

久留里線の駅舎のなかでもレトロさが光るのが馬来田(まくた)です。上総亀山方面には、貨物線跡がそのまま残っているので、古い駅や廃線が好きな方におすすめ。近くに大きなお店はありませんが、JAの直売所があります。

上総清川から見える富士山(見えない場合アリ)

上総清川駅近くの陸橋から、大きな富士山が見えるらしいと聞いて向かったのですが……。

取材日は晴天にもかかわらず、見えませんでした。

空気中の水分が多い夏場は見えるチャンスが少ないようです。確かに、ネットにあがっている写真の投稿日を観ると冬ばかりだったので、ねらい目は冬の乾燥したシーズンでしょう。今日のところは心の目で富士山を見ておきます。

 

久留里線沿線は、水と人が最高だった!

関東のローカル線の中ではマイナーな久留里線ですが、実は温泉も観光地もあるみどころたっぷりの路線でした。特に緑が美しく、水がきれいな地域なので夏にぴったりのおでかけ先だといえます。

あまり時間がない時も、久留里で町歩きをするだけでもかなり癒されるでしょう。この沿線の水の素晴らしさと、住む人の温かさは、疲れた心を癒してくれること間違いなしです。

バスや車でのアクセスも便利ですが、まったりと列車で行くのもよいですよ!