2021.03.17

【サウナ×アート】六本木の「チームラボサウナ」に行ってきた！最速レポート！

チームラボサウナは、六本木で開催されるアートとサウナによるまったく新しい展覧会。高級な場所でアートを見るのではなく、自分自身が最高級な状態になってアートを体験するというコンセプトとなっています。料金は平日 4800円。土日祝・特定日は5800円。

SPOT編集部

B!はてブ4

LINE

こんにちは！SPOT編集部です！
3月22日から六本木で開催される、アートとサウナを掛け合わせた新しい体験ができる「Tik Tok チームラボリコネクト」の内覧会にお誘い頂いて、意気揚々とやってきました。

一緒に体験するのはこちらの方です！

当SPOT編集長にして無類のサウナフリークス、ヨッピーさんです！

いやー、ありがとうございます。メディア特権でご招待頂きました。こういうのを最速で体験できるのはマジで嬉しいですね。友達のサウナ好き全員に「今から！！六本木のチームラボサウナ行ってくるわ！一般入場はまだだけど！クスクスクス！」ってLINEで自慢しまくりました。

それ、マジで嫌われてるでしょうね。なんでも、来場者自身がサウナでととのうことにより「最高の状態」となって、その上でアートを体験するとマジで見え方が変わるぞ、というのが今回のウリらしいのです。

サウナ×アートね。いやー、最初聞いた時は「そう来たか～！」って思ったよね。

新しい試みですよね。

えっ、本気で言ってる？

え、何の話ですか？

アート×サウナって聞いてピンと来ない？

サウナに入れる美術館とかって過去にありましたっけ？

うわーーーー！全然わかってないじゃん！じゃあしょうがないからヒントをあげるね。「サウナ×チームラボ」これだと、どう？

いや、マジで何の話をしてるのかサッパリわかりません。

マジか……。本当に感受性皆無の豚野郎だな……。サウナとチームラボといえば！佐賀県の御船山楽園ホテルにある「らかんの湯」じゃん！

あーー。

ね？？あれだって「サウナでととのってからアートを楽しもうぜ！」っていう試みなんだから！

御船山楽園ホテル×チームラボはこんな感じだそうです。

いやーー、本当にね！最初に「らかんの湯」に行った時は「やられたな～～！」って思ったんですよ。サウナに入ると五感が鋭敏になるから、ご飯とかアートとかとめちゃめちゃ相性良いなって思ってたの。サウナに入ったあとってご飯が美味しくなるじゃん。

それはわかる気がします。ビールも美味しくなりますよね。

でしょ？サウナ→水風呂→休憩を繰り返す事でいわゆる「ととのう」っていう状態になるんだけど、サウナーにして慶応大学特任助教、日本サウナ学会代表理事の加藤先生によると、脳みそって「考える部位」と「感じる部位」って場所が違うらしいのね。そんで「ととのった」っていう状態になると、「考える部位」の活動が低下して、その代わりに「感じる部位」が活発化するんだって。要するに五感が鋭敏になる。だから、より美味しく感じるし、より美しく感じるっていうメカニズム。詳しくは加藤先生の著書「医者が教えるサウナの教科書」を読んでください。

わかりました。

いやー、けっこう前から「サウナで整ってから食べるレストラン」とか、「サウナで整ってから見るアート」とか絶対出てくると思ってたんだよな～。してやられた感あるな～～。

しつこい。

そんなわけで放っておくとひたすらうんちくを語るヨッピーさんを置いておいて、とにかく体験してみましょう。受付をして館内に入ります！

いざ館内へ
最後に＆施設詳細

いざ館内へ

まずはモニターで今回の展覧会の説明を受けます。

なんだかテーマパークのアトラクションに乗る前の映像みたいでワクワクしてきますね……！
ディズニーシーの「インディジョーンズ」に乗る前みたいな感じです。

続いて、サイズ別館内着（男性は短パンをそのまま水着としても使用可）、サイズ別水着（女性専用）、タオル、防水ケース、マスク、マスクケースから必要なものをセルフサービス方式で取っていきます。レンタル料金はかかりません！もちろん持参したものを使用してもOKです！

男女別更衣室に移動し水着に着替えたあとは、温水シャワーを浴びて汗を流しましょう。

ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、クレンジング（女性のみ）は備え付けです！

水着の上から館内着を着てもOK。人によっては休憩中に寒さを感じるかもしれないので、着ていった方がいいかもしれません！

また、更衣室とサウナ室以外は写真撮影OKなので、スマホも忘れず持っていきましょう！（各サウナ室横にミニロッカーがあるので安心です）

更衣室を出るとその先は男女一緒に楽しめるので、待ち合わせスポットで合流していざサウナ室へGO！

っしゃー！しばきまわすぞ～～～！

サウナエリア

サウナ室は、様々な温度・湿度・色・香り・音楽の組み合わせがあり全部で7室あります（うち2室は女性専用）。

一番温度が高い「マゼンタ」という部屋は100℃に設定してあるので、マジで熱いです。

また、サウナ室ごとに「ほうじ茶」「白樺」「松」「シナモン＆ジンジャー」など香りが異なっていたり、「焚き火」「風」「川」「ウォーターハープ」など音楽もそれぞれ違ったりします。色もそれぞれ違うので飽きないしこだわりがすごい……！

おすすめの香りは「レッド」という部屋のほうじ茶！サウナシュラン2年連続1位の御船山楽園らかんの湯でも使用されている、サウナ用に配合・焙煎された佐賀・嬉野のほうじ茶が使用されています。香ばしくて良い匂い〜！

また、サウナ室は密を避けるために、各室内の人数を自動でカウントし、空き状況がサウナ室入り口横のタブレットで確認できるようになっているので、確認して空いている部屋に入りましょう！

ロウリュありの部屋に関しては次回のロウリュまでの残り時間も表示されるので、それを見てから入るのがいいかもしれません！

サウナストーブは「安心・安全・安定」のメトス製。7つのサウナは全てメトスとの共同制作だそうです！ヨッピーさんみたいなサウナキチガイの人でも安心ですね！

香りも音も、完全に瞑想系のサウナですな。なのでこのサウナでギャースカ騒ぐのはご法度です。静かに自分と向き合いましょう。思いのほか熱いんだけど、不快な熱さじゃないから長時間入れるし、座禅組んで瞑想するのが最高……。

冷水エリア

しっかり汗をかいた後は冷水シャワーへ！

一見どこにシャワーがあるのかわかりませんが、実はここも作品空間となっており、作品であるミストをくぐった先にシャワーがあります。

チラーにより約16°の温度が保たれたシャワーがほてった体に気持ち良い……！

シャワーヘッドは頭上と肩口の計2ヶ所にあるので、髪を濡らしたくない方などは肩口から浴びることも可能です。

おすすめなのは頭上と肩口、ちょうど両方から水が出るように調整して全身まんべんなく水を浴びる事！
と、ととのった〜〜〜！

いやー、シャワーでもけっこうととのいますね。欲を言えば水風呂も欲しかったですけど……。水風呂って、水面に反射する光が綺麗だし、アートとの相性が良さそうなのに設置されて無いのが残念です。

なるほどね。そういう事か……。

何の話ですか？

え？まだわかんない？あのね、水風呂っていうか、浴槽を設置するのって実はかなりハードルが高いんですよ。まず、ビルに設置するとなると、ビルの強度が耐えられるかどうかの問題が出てくる。水ってめちゃくちゃ重いからね。1ｍ×1ｍ×1mの水風呂を作ったらもうそれで1トンだし。

それに、浴槽を作って公衆浴場法の対象になると、色々と制約が出て来るんですよ。濾過装置を設置しなければいけないとか混浴あかんよとか照明は何ルクス以上じゃないとダメとか。ここってまあアートを見る関係もあって照明が暗めだし、浴槽作って公衆衛生法におけるその他公衆浴場として届け出だしてもまず通らんと思う。だからシャワーしか無いんやろね。

マジで詳しいんですね。

一応、銭湯の神を名乗っているので……。

アート浴エリア

さぁ、ここから先は他には見ない「アート浴」の時間です！

アート浴エリアは3ヶ所あります。

赤や青に色を変えて光る球体が浮いたり落ちたりを繰り返す「空中浮揚」、

芽生えから枯れるまでの花の一生を鑑賞者の動きに合わせて映し出す「降り注ぐ雨の中で増殖する無量の生命」、

降り注ぐ無数の結晶のような水に触れて楽しめる「生命は結晶化した儚い光」、

チームラボらしく、どれも自分自身が作品に入り込むことができる作りになっているのですが、ととのった後に入ることにより作品により没入できるというか……、これが「最高の状態でアートを体験する」ってやつか……！

あくまでも私の感覚ですが、館内の暗さも相まってふわふわして作品との境界線がわからなくなり、眠たいような眠たくないような、不思議な感じに包まれました。

「いつまでもここにいれちゃいそうだな〜」と思っていたところで思い出しました。入館から退館までの時間制限は100分なのです。チームラボでは「サウナ→冷水→休憩」のプロセス3セットを推奨しているとのことなので、アート浴は1セット1エリアにして、3セットこなして全部のアートを座ってゆっくり鑑賞しちゃいましょう。ウォーターサーバーもあるので、こまめな水分補給も忘れずに！

3セット全て終わったら、もうととのいすぎてわけがわからなくなってるかと思いますが、帰るまでがサウナです。始めと同じように温水シャワーを浴びて着替えましょう。