全客室プロジェクター完備のホテル「slash kawasaki」がオタクにおすすめな理由

slash kawasakiはJR川崎駅にある、宿泊に便利な徒歩5分のホテル。全ての客室にプロジェクターが設置されており、80インチのスクリーンで映画鑑賞などを楽しむことができます。

ライブに行きた~~~い!!!

心の叫びが出てしまいました、みなさんこんにちは。
3度の飯もライブも大好き!イズと申します。

コロナ禍でライブ会場へ足を運ぶことが減ってしまう一方で、オンラインでのライブ配信を楽しむ機会も多くなりましたね。
会場に行かなくてもライブが見られるなんてありがてえ……と思っていたのも束の間、やはり現場で感じる空気感や生音に勝るものはなく、自宅という環境ではなかなかライブに集中することができません。
もっとライブっぽい気分を味わいたい! ライブを見るだけの環境がほしい!
そこでオタクが目をつけたのは、全客室プロジェクター完備のホテル「slash kawasaki」。

JR川崎駅から徒歩5分、2019年にオープンしたデジタルテクノロジーを活用した新体験のホテル。
全ての客室にプロジェクターが設置されており、80インチのスクリーンで映画鑑賞などを楽しむことができます。

ホテルという非日常の空間、大画面で見るライブ配信……これはもう自分だけのプライベートライブビューイングだ!

早速推しのライブ配信日程に合わせて、遠征気分でお出かけすることにしました。

デジタルテクノロジーを体感

宿泊前から気になっていた「デジタルテクノロジーを活用した新体験」というワード。
我々はその謎を解き明かすべくジャングルの奥地ではなく川崎へ向かったのですが、webを活用したサービスがかなり充実している印象でした。

まず、チェックインは前日からwebで手続きすることができます。
名前や電話番号の必要事項の登録を済ませておけば、当日フロントではルームキーと貸出品の受け渡し、プロジェクターの簡単な使用方法を聞くだけです。
同様にチェックアウトも客室からスマートフォンで手続き可能、フロントでは貸出品の返却と内容確認のみで非常にスムーズでした。
キャッシュレス、ペーパーレスなのも今のご時世には嬉しいですね!

そしてスマホ一つでアメニティの追加のリクエストやできるのがとっても便利!


特に貸出品が非常に充実していて、書籍やパーティーゲーム、ステーショナリーからモバイル周辺機器まで各種取り揃えられています。

みんなでお部屋でサイゼの間違い探しも出来ちゃう!なんであるんだ。

ステーショナリーのラインナップで、なにかを制作するオタクの姿が目に浮かぶ……

プラネタリウムが気になったけれど、全て貸出中で残念でした。

今回は追加アメニティで無料のヘアオイルやボディミストをリクエスト。

チェックアウト日に全て返却となるので、バスタイムから翌朝のメイクまで好きなだけ楽しむことができます。

また、客室ごとにiPhoneが備え付けられており、フロントへの連絡などに使用することができます。


直接フロントとチャットでやりとりもできるので、電話するほどでも……という要件も気軽にお問い合せできるのが嬉しい。

朝の貴重な時間を無駄にしないのもデジタルテクノロジー。
朝食は1階のカフェかテイクアウトから選択することができ、モバイルオーダーでメニューをリクエストしておけばスムーズに受け取りが可能です。
テイクアウトした朝食はお部屋や館内のテラスでいただくこともできます。

スモークサーモンラップサンドとオレンジジュース

本日の会場こと客室へ

エレベーターはルームキーをかざさないと客室フロアのボタンが押せないシステムなので、セキュリティも万全。


こういうエレベーターでフロアに上がるタイプのライブハウスありますよね!

デジタルサイネージで表示される部屋番号。
入り口に公演名と出演者が書かれているライブハウスみたいですね!!

全体的に薄暗いフロア。
ロビーでチケットをもぎってもらったあと客席に向かう通路みたいですね!!!

こちらのホテルでは、現在4タイプの客室がご用意されています。
今回は一人での利用だったため、小さめのキャパのハコことコンパクトなダブルルームを選びました。

お友達と楽しむなら広めのツインルームや、リラックスできるバスタブ付きのお部屋もよさそうですね。
8畳ほどの広さに135センチのダブルベッドがドンと置かれた客室を見て一瞬で察知しました。

これは今日一日ベッドの上から一歩も動かんやつや……

怠惰の予感は的中、こちらのベッドはリクライニングタイプで、手元のリモコンで操作するだけでソファーとしても使うことができます。

トイレと独立洗面台、シャワールームも一人で使うには申し分なし。
デザインも洗練されていて清潔感があります。関西人でいうところの「シュッとしている」印象です。

ローテーブルと荷物置きにもなる小さなソファー、ハンガーラックや冷蔵庫などは一か所にまとまっていて使い勝手もよかったです。

 

わたしはローテーブルをベッド脇に移動し、食事も全てベッドの上で済ませてしまいました。
ベッドの上でご飯を食べてもオカンに怒られない!

また、ベッドの下には隙間があり、キャリーケースなど大きな荷物を収納することができます。
キャリーケースをパカッと開いてそのまま部屋の真ん中に置きっぱなしにしがちなので、非常にありがたいスペースでした。

個人的に特に気に入ったのがベッド周り。
サイドにはコンセント、USBポートにちょっとした小物がおけるスペース。ここにコーヒーを置いたりiPhoneを置いたりして過ごしました。

 

枕元のスイッチでベッドから動かず全ての照明が管理でき、ここにもコンセントとUSBポート、プロジェクター用のHDMIポートがあります。
開くとミニテーブルが出てくるので、2名で宿泊するときは先ほどのサイドスペースと合わせてそれぞれの小物を置いたり充電ができたりするのもいいですね。

そしてこれでもかと壁際にコンセントが。
さすがデジタルテクノロジーを活用したホテル、デジタルに対する福利厚生が手厚い。

早速プロジェクターを使ってみよう

本日のメインイベント、プロジェクターを使ってみたいと思います。
説明書きに記載のある通り準備をすれば、機械が苦手な方でも簡単に接続できます。
手順としては、フロントで渡されたリモコンでプロジェクターの電源を入れ、客室に備え付けのリモコンでスクリーンを下ろします。(壁がスクリーンになる客室もあります)

80インチ……すごく……大きいです……

そしてフロントで渡されたHDMIケーブルを枕元の差込口に接続し、もう片方をiPhoneやPCなど投影したい機器に接続します。

映った~~~!!!

すごいぞ80インチ!ミッキーマウスが目の前にいるみたいだ!

プロジェクターを使って遊ぼう

本日のメインイベントである、オンラインライブの配信時間となりました。

推しとキティちゃんのコラボグッズも持参して気合十分!

まず最初に思ったのが、音が天井から降ってくる感じが非常に良い!

自宅でライブ配信を見ると、映像もそうですがテレビやPCのスピーカーではいまいち迫力に欠けてしまいます。
スピーカーが天井にあることで部屋全体にバランスよく音が行き届き、実際に生演奏を聴いているような気分が味わえました。

ご近所迷惑にもならないので、遠慮なく爆音で音を出せるのも最高!
画面の大きさゆえオペラグラスも不要なので、ミュージカルなどのオンライン観劇にも良さそう!

会場(という名の客室)全体を包み込むサウンド、開演直後の薄暗い照明(自分で操作する)、視界いっぱいに広がるステージの演者の姿(80インチなので当たり前)これはもう完全にライブハウスだ!!!
今後オンラインでの配信イベントのご予定がある方はぜひ体験してみてください。

80インチスクリーンの威力は抜群で、ライブ配信以外にも様々な用途で楽しむことができます。

・映画やYouTubeなどの動画鑑賞
貸出品にChromecastが含まれているので、Netflixなど登録している動画配信サービスがあればそのまま楽しむことができます。

これはお気に入りのショー「イッツベリーミニー」を鑑賞して荒ぶる筆者

・写真の投影
80インチの大画面でお気に入りの画像見る機会なんてそうそうない!
推しの写真を映して毛穴まで隅々眺めるもよし、小道具を用意してスクリーンを背景として使うのもおすすめです!

これは東京ディズニーシーをエンジョイするガストン

・グーグルマップの投影
グーグルマップのストリートビュー機能を使って、お部屋にいながら世界旅行を楽しめます。
ホテルという環境も相まって、本当に旅行中のような気分を味わえます。

これは川崎からベネツィアに瞬間移動したところ

・スマホゲームで遊ぶ
スマートフォンの画面を投影できるので、いつも小さな画面で見ているゲームも大迫力で遊べます!
これは80インチのスクリーンで「ウマ娘 プリティダービー」の10連ガチャを回しているところ。

80インチスクリーンガチャ、好きなキャラやレアなアイテムが出たときはめちゃくちゃ盛り上がります。
ちなみに「ウマ娘 プリティダービー」はゲーム内でライブシーンもあるので、大画面での鑑賞にはもってこいです。

これはうまぴょいするガストン

臨場感たっぷりのマリオカート

(逆転裁判をプレイして大画面の「異議あり!」を見ようと思っていたのにすっかり忘れてしまったのが心残り)

・電子書籍で読書
80インチのスクリーンで書籍を読むと、なんと本やタブレットを手で持たなくてもいいんです!!!
堕落した生活を送る同士たちならわかってくれると思いますが、寝転がって本を読んでいるとめちゃくちゃ手が疲れますよね……
スクリーンに電子書籍の画面を映せばゴロゴロしたまま本が読める! 動かすのは目線だけ!! 最高!!!
ここはぐうたら人間を製造するわるいところだ……

これは山田金鉄先生作「あせとせっけん」を読むガストン

・ビデオ通話
オンライン飲み会やZOOM会議などビデオ通話を利用する機会も多くなりました。
「80インチのスクリーンに映るお前たちとお喋りしたい」と友人たちを誘いオンライン飲み会を開催!

これは招集された友人たちとあまりのデカさに爆笑する筆者

すごい!80インチをめちゃくちゃ持て余している!!!
大人数のビデオ通話なら一人一人の顔がよく見れるので活躍しそうですね。
スカイプなどで作業進捗を報告するのも楽しそう。

お楽しみの時間「free beers」

「slash kawasaki」では毎日17時半から18時半までの1時間、セルフタップのビールが無料で提供されています!
フリービア! なんて幸せな響き!!めっちゃ飲むぞー!


意気揚々と1階のバーカウンターに向かいましたが、なんと緊急事態宣言の影響で「free beers」は中止しておりまして、

一人一本缶ビールがサービスされるという内容になっておりました。(※2021年6月12日現在)

ビールクズのみなさまはどうぞアルコールの提供が解禁されてからお出かけください……!

フリースペースも充実の館内設備

スクリーンでさまざまな映像を見たあとは、ちょっと気分転換でリフレッシュ。
こちらのホテルの10階には、24時間出入り可能なルーフトップテラスがあります。

広々とした開放的な空間!


隣のエレベーターホールには、無料で利用できるキッチンスペースも用意されています。

電子レンジやオーブントースター、食器類やカトラリーも自由に使うことができます。


無料でいただける紅茶類も種類が豊富。

特にお気に入りだったのが、このコーヒーマシーン。

コーヒーやカフェラテ、カプチーノなどの定番メニューに加えて、なんとココアとホットミルクが飲める!

そう、何を隠そう筆者はココアがめっちゃ好き!!!
こういうホテルに設置されているコーヒーマシーンにココアのメニューがあるのは珍しく、たまにあってもめちゃくちゃ味が薄くてココアと名乗るにはふさわしくないものが多いのです。
しかしこのココアは、ちゃんとコクがあってもったりしていておいしい!!
すごいよUCCさん……企業努力……!

そしてホットミルクが使えることにより、コーヒーフレッシュを使うより100倍おいしいミルクティーやカフェラテを自作することができます!
なんて満足度が高いんだ!!!
お部屋への持ち込みはもちろん、先ほどご紹介したテラスでのんびりティータイムを楽しむのもおすすめです。

また客室内へ飲食の持ち込みも可能で、ロビーでの受け取りならウーバーイーツなどのデリバリーサービスも利用可能です。
デリバリーしたお食事をお皿に盛りつけして、テラスでパーティー気分でいただくのも楽しそう!

1階ロビーにあるカフェでは、コンセント完備のテーブルやテラス席も用意されており、ワークスペースとして活用することもできます。

1階にもテラス席があります。ここでビールが飲みたかった……。

総括

80インチのスクリーンで見るとだいたいなんでも楽しい。

今回はオンラインライブの鑑賞が一番の目的でしたが、それ以外の普段自宅で楽しんでいるコンテンツもパワーアップして大満足でした!
ラグジュアリーホテルで優雅に過ごすステイケーションも素敵ですが、お得なシティホテルでめいっぱい遊びつくすのも最高!
なかなか遠くへお出かけできない今、気分転換やちょっとしたご褒美にみなさんもぜひ利用してみてください!