東京観光するならレンタル自転車が最強。半日で浅草から渋谷まで周ってみた
自転車をこよなく愛するライター・megayaが、レンタル自転車を使った東京観光をご紹介。浅草から渋谷まで自転車を使って半日で移動し、東京で最も古い商店街「新仲見世商店街」や皇居、六本木ヒルズなどを巡ります。ちょっと大変そうですが、大丈夫! 東京は思っているより狭いはず!
初めまして。ぎこちない笑顔で申し訳ありません。
本業でプログラマをやりながらライターをやっているmegaya(@megaya0403)です。
僕は21歳のときに、親に黙って大学を辞め、家族や友達に一切連絡をとらずに家出、つまりは失踪をしました。
そしてそのまま自転車(ママチャリ)で日本一周した過去があります。
「いきなりこいつ何言ってんだ?」という声が聞こえてきそうですが、安心してください。
書いていて自分でも「何言ってんだろう」と思っています。
さて、なぜ冒頭でいきなりヘビーで胃もたれするような話をしたのかと言うと、自転車の素晴らしさを伝えたかったからです。
「お前が家出して失踪した事と、自転車の素晴らしさに何の関係があるの?」と言われそうですが、
自転車は坂道だろうが、デコボコの道路だろうが、山道だろうが、体力さえあればだいたいなんとかなる、優れた乗り物だということを知ったからです。
ガソリン代もかかりません。快適すぎて、気づいたら1日100km走っている日もざらにあったくらいです。
(旅をして毎日野宿していたときの写真。ほぼ浮浪者のような生活をしていました。)
自転車を乗ったことがある人は、当然たくさんいると思います。
しかし、観光をするときの移動手段として使ったことがある人は少ないんじゃないでしょうか?
観光の移動手段と言ったら車、電車、バス、飛行機などが一般的ですが、
そこであえて自転車を使うことによって、より地域に密着した観光が楽しめるのではないかと僕は思っています。
ふらっと予定になかった小道に入ってみたり、小回りが効く自転車だからこそ出会える発見がたくさんあると思います。
そんな自転車で観光することの良さを伝えたく、今回は「レンタル自転車で行く東京の旅」という企画を行いました。東京をあえて自転車で移動することによって、新しい発見や新鮮な気持ちを味わおうということです。
今回のコースは、浅草→上野→秋葉原→東京→六本木→原宿→渋谷となっています。
半日で東京の有名観光地を周りまくる!自転車なら、行ける!
目次
浅草で自転車を借りて、いざ出発
今回はCOGICOGIという自転車レンタルのサービスを使用することにしました。
COGICOGIは、iPhoneやAndoroidなどのアプリから登録を行い、そのままスマホが自転車の鍵代わりになるというサービスです。
手続きも支払いも鍵もスマホアプリで全部済むのでめちゃくちゃ便利!
ちなみに気になるお値段は半日レンタルのプランで2000円!
登録したら、スマホを近づけるだけで自転車の鍵を開けることができます。文明ってすごい
ちなみにCOGICOGIは乗り捨て、つまり借りた場所と違った所に返却してもOK!
行きはレンタル自転車で、帰りは電車を使うということだって出来る!
さあそんなわけで今回は浅草ビューホテルという場所から出発!
(画像のような紫の看板が、COGICOGIのレンタル自転車が置いてある目印)
ということで自転車もスマホで楽に借りることができたので、準備万端でいよいよ出発します。
半日で東京の主要観光地を全部抑えに行きます!
まずは浅草駅周辺から、スカイツリーを目指そう。浅草からスカイツリーまではだいたい3kmくらいなので、自転車ならマジですぐに到着します。
- 浅草〜スカイツリー
- 距離:3km
- 時間:5~10分
せっかく自転車に乗っているからには、移動中も思う存分楽しみたいところ。浅草駅〜スカイツリーに行くまでは、新仲見世商店街を通る道がおすすめです。
東京でもっとも古くからある商店街で、昔ながらの飲食店や雑貨屋、洋品店などレトロな空気感が堪らない商店街。「あ〜浅草に来たな〜!」という空気がビンビンに感じられます。もちろん商店街の中は自転車を押して歩きながら観光しましょう。
新仲見世商店街は立ち止まりたくなるようなお店が多く、ついつい長居したくなる。
例えば杵屋というお店では、店頭でおせんべいを焼いているので、通るときに醤油の香ばしい香りが漂ってきます。そんな匂いがしてきたらついついお店に寄りたくなりますよね。
(店内には先に匂いにつられた美女二人も入店していた)
今回行った杵屋の店員のおばちゃんは、かなりグイグイ来る人で、あれ?この人って親戚のおばちゃんだっけ?と錯覚するくらいマシンガントークでした。
「遠慮しないで試食いっぱいしてね」
「え?インターネットで記事を書くの?いっぱい良いこと書いてね」
「おせんべいも良いけどおかきもおすすめよ〜」
と、とにかく話しかけてくる。こういうのが浅草のお店の良いところなんですよね。
そんなおばちゃんに「記事を書くから写真を撮らせてほしい!」とお願いをしたところ、
「写真は恥ずかしいからだめ!」
と断られたのですが、いざカメラを構えて撮ってみると、
ものすごくノリノリでした。あと店の奥から知らない人もいっぱい出てきた。吉本新喜劇のお手本のような手のひら返し。ありがとうございます。
さっそく自転車で移動してたことによって、電車移動じゃありえない出会いがあった。
新仲見世商店街
住所:東京都台東区浅草1丁目
スカイツリーは登るだけだけじゃない!すみだ水族館もオススメ!
さあ、あっという間にスカイツリーに到着!
日本一の建物って考えると、見上げるだけで無性にテンションあがりますよね。
スカイツリーを登ってからの景色はそれはもう素晴らしいです。さすが日本一!!
ただし、当然人気スポットのため、休日に急に行くと午前中でさえ、1時間待ちしないと登れないことが多々あります。
そんなときにおすすめなのが、スカイツリーの建物内にあるすみだ水族館です。
スカイツリーに水族館があることすら知らなかった人もいるんじゃないでしょうか?
「スカイツリーの建物内にあるから、小じんまりしてるんじゃねーの?」と思う人もいるかもしれません。しかし、すみだ水族館は様々な種類の魚はもちろんのこと、クラゲやチンアナゴもおり、さらにはペンギンやオットセイまでいる本格派水族館です。
ペンギンがかわいすぎて、家で飼いたくなるレベル。
話題のチンアナゴもいて、ずっと見ていたくなります。なにこの癒やし空間。
また、座って水槽を眺めることが出来るように、椅子やソファーが水族館内にたくさん配置されているものすごく良いなーと思いました。
スカイツリーに登ったあとに、水族館で座って水槽眺めるとか至福の時間じゃないですか。もはや貴族の遊びですよ。
椅子に座ってボーッと水槽を眺めていると、「俺って何がしたくて日本一周の旅にでたんだっけ?」と昔のことを思い出したりして、ちょっとおセンチな気持ちにもなってきます。
「社会という水槽から飛び出して、また日本一周という大海への旅に飛び出したい」と考えたりもしましたが、家出をした前科があるので、今度こそ親に絶縁されると思うのでやめておきます。
他にもすみだ水族館では、ペンギンの餌やりや、オットセイの散歩の時間など、飼育スタッフがいきものの世話をするのが見れたり、体験コーナーなどもあって盛り沢山。
スカイツリーに登らなくても、すみだ水族館だけでも充分楽しめる!
すみだ水族館
住所:東京都墨田区押上一丁目1番2号
公式HP:http://www.sumida-aquarium.com/
参考サイト:WEBチケット 前売り券
浅草から10分の海外!上野のアメ横を歩く
スカイツリーを堪能したあとは、上野駅を目指します。浅草方面から上野駅までは5kmほどなので、ゆっくり行っても10~15分くらいで着くはず。
- スカイツリー〜上野
- 距離:5km
- 時間:10分
今回も移動距離は短いですが、自転車での移動の際は水分補給をこまめにするべき!
自転車は意外に汗をかくし、気づかないうちに体力を消耗しているので、脱水症状や熱中症などの危険もあります。
あと自転車に乗るときの服装は、圧倒的に長袖のTシャツがオススメ。走っていると熱くなったり、下り坂のときや日陰の多い道では寒くなったりと、服を脱いだり着たりする機会が多くあります。なので、シャツやセータなど脱ぎにくいものではなく、長袖のTシャツに何か羽織るのが良いと思います。
僕は自転車の旅のときに夏場は半袖でずっと乗っていて、日焼けをしすぎて皮膚がドロドロになっていたこともありました。皮膚がドロドロになりたくなければ、水分補給をしっかりして長袖のTシャツを着るべきです。僕はもう二度とドロドロにはなりたくありません。
スカイツリーからはあっという間に、上野に到着しました。上野と言えばやっぱりアメ横ですよね。激安ショップが並んでおり、様々な国の飲食店が多数あって、歩いているだけでも楽しい場所です。
アメ横のお店は独特なものが多く、他の場所にはないものがたくさんあります。その中でも有名なものと言えば、志村商店のチョコレートの叩き売り。
1000円でチョコを買うのですが、おじさんが「もう一枚!」の掛け声とともに、チョコを無限に袋に追加していくという謎の仕組みです。このシステムだけは2016年の科学が進歩した時代でも、解き明かされていないと噂されています。
しかもこれ2~3回とかじゃなく、何回も連続で入れていくので本当に袋いっぱいにチョコを入れてくれますからね。もちろんどんなに追加されても1000円。相場どうなってんだ…
他にも洋服やブランドものが格安で売っていたりするので、お店を見て回るだけでもテンションがあがります。中田商店という有名なミリタリーショップに行って、革ジャンが欲しくて試着したのですが、値段が23万くらいだったのでそっとお店をでました。
23万円の革ジャン。一か月の給料が飛ぶ。
あとはアメ横と言えば食事も魅力的。タイ料理、トルコ料理、中国料理など多国籍なお店が並んでいて、日本にいることを忘れそうになる空気感が良い!
この日は肉まん、チョコバナナ、パイナップルを食べました。自転車が運動になっているからなのか、アメ横の異質な空気の中で食べているからなのか、いつもより余計に美味しく感じる。
うまい。
あとアメ横にはケバブ屋が何軒かあり、勧誘している店員が全員イケメン外国人です。テンション上がって調子に乗って一緒に写真を撮ったりすると、、、
「写真撮ったんだからケバブ買ってくれよな!」と魅惑の営業スマイルとトークで、ケバブを買うまで手を離してくれないので気をつけましょう。
逆に外国人のイケメンに手を握られたい女性の方がいたら、ケバブを買う買わない論争を長時間繰り広げていれば、ホストクラブに行ってドンペリ頼むより100倍お得だと思います。
僕は、日本一周中に中南米の男性にコインランドリーで、「うちに泊まって良いことしましょうよ〜」と言われながら、洗濯が洗い終わるまで太ももを触られるということがあったので、やたらグイグイ来る人には恐怖心しかありません。自分の貞操を守るためにもこの日はケバブを買いました。
他にもアメ横は路地の中にも無数にお店があるのも魅力の一つ。こういうところを通ると、なんのお店かわからないところも多々あるので、歩いてるとRPG気分になれて楽しい!
何回来ても新しい発見がアメ横にはあります。
アメヤ横丁
住所:東京都台東区上野4丁目
参考サイト:http://www.ameyoko.net/
アメ横と違ったディープさがある秋葉原
次は違う意味でディープな街である秋葉原。上野から秋葉原は本当に一直線で行けるので、迷うことなく着きます。
- 上野〜秋葉原
- 距離:3km
- 時間:5分〜10分
知っている街を自転車で走るのは新鮮な気持ちになれる。秋葉原に近づいてくると、「あ!秋葉原だ!秋葉原が見えてきた!」と目的地を見つけるだけで、新大陸を発見したコロンブス張りに喜びが溢れてくる。
いつも行っている場所に、違う気持ちで行くことが出来るのも自転車移動の魅力の一つだと思います。
秋葉原はやはり上野とはガラリと雰囲気が変化する。さっきまでの異国感と違って、秋葉原は異世界感をすごく感じます。日本全国を周っても、この場所と同じ雰囲気の街はありませんでした。大阪の日本橋も、名古屋の大須も、この迫力にはやっぱり負ける。
以前、僕は友人に「秋葉原に行ったんだけど、何をしていいかわからなかった」と言われたことがあります。上野と同じですが、秋葉原も他にはない独特なお店が多くあります。とにかくわからなくてもお店に入ってみることがおすすめ。考えるな、感じろ!
ラジオ会館や海洋堂などといった有名なお店に行って、フィギュアなどを見て秋葉原の空気に触れてみるのも良し。
ラジオセンターというところでは、電子部品や電子機器が大量に売られています。アニメや漫画、萌えの印象が強い秋葉原ですが、本来的にはこれらのお店が「昔ながらの秋葉原」の姿。そういった歴史を感じるのもいいかもしれません。
あとはメイド喫茶も、アトラクションだと思って行ってみるとおもしろいはず。
普通のメイドがやっているメイド喫茶を体験するのもおもしろいですが、忍者喫茶やぽっちゃり専門喫茶、男の娘喫茶など様々なタイプがあり、まさに非日常が味わえる。自転車移動の休憩として、メイド喫茶に行ってみるのもありかもしれません。
僕は忍者喫茶に行ったことがあるのですが、女の子が瓦割りをしてくれて衝撃的でした。日本好きの外国人と行ったら、間違いなく喜ばれると思います。
あとは世代的にファミコンやスーパーファミコンをやっていた人の心にメガヒットしそうなのが、スーパーポテトというお店。レトロなゲームがもりもり売っています。このままここにいると懐か死にしそうになる。
スーパーポテトの上の階には、懐かしのアーケードゲームが多数置いてあります。
興奮して久しぶりにボンバーマンをやりました。ストリートファイターⅡなどもあって懐かしさしか感じない…
このお店にしばらく監禁されて生活したいくらいテンションあがる!
秋葉原を歩いていて衝撃的だったのが、自動販売機でお米が売っていたことです。萌え米…さすが秋葉原…
過去に家出をして迷惑をかけた母のために、せっかくなのでお土産として萌え米を買っていくことにしました。なにが「せっかく」なのか自分でもよくわかりませんが、とりあえず実家に持っていこうと思います。
500gで500円だったので、普通のお米の2倍くらい値段がました。きっと母も喜んでくれるはず。
秋葉原駅
住所:東京都千代田区外神田1丁目
東京駅でお昼ご飯、そして皇居を走り回る
秋葉原の異世界感を堪能したところで、次は東京駅を目指します。秋葉原から東京駅もわかりやすいので、迷わずに行けると思います。
- 秋葉原〜東京駅
- 距離:3km
- 時間:10分
自転車で移動のときはスマホで地図アプリを見ることが多いと思います。しかし、スマホを持ちながら自転車乗るのは本当に危険!
なので、スマホ用の自転車ホルダーを買っておくとものすごく役に立ちます。1000円くらいで買えるし、ママチャリにもつけられてスマホをがっちり固定できるので、地図アプリを見ながら移動できるので便利です。
自転車での移動を考えている人は確実に買うべき。
東京駅は、駅自体が本当にカッコイイんですよね。赤レンガ作りな見た目もそうだし、駅中がめちゃくちゃオシャレ。
facebookやInstagramで「イイね!」が腐るほどもらえる写真が何枚も撮れます。
ここまで自転車でそこそこの距離を移動してきているので、かなりお腹もペコペコです。今回は東京駅の地下「東京駅一番街」でご飯を食べることにしました。
ラーメンや海鮮丼などの色んなお店がある中で、洋食一番街というお店に入りました。
お昼の時間が遅かったことと自転車での運動によってお腹と背中がくっつきそうだったので、ハンバーグとオムライスを両方頼みました。贅沢の極み…
自転車移動しているので、どれだけ食べてもカロリーへの罪悪感がないのは良いですね。
自転車で移動して疲れたあとの食事は本当に至福の時間です。お口がワンダーランド。ああ…これぞ幸せ…。
日本一周中はお金がなくて茹でたうどんか、食パンばかり食べていたので、お腹が空いたときに美味しいものが食べられるということに改めて感謝します。
ハンバーグもエビフライもオムライスも最高でした。特にオムライスはデミグラスソースとカレーの2つの味が楽しめて、新垣結衣と長澤まさみが僕の兄弟だったと今になって知るくらい幸せでした。何言っているのかよくわからないと思いますが、とにかく幸せだということが伝わってくれれば本望です。
東京駅
住所:東京都千代田区丸の内1丁目9−1
参考サイト:http://www.tokyoinfo.com/
お腹がいっぱいになったあとは、運動がてらに皇居周りをぶらぶらと走ってみることにしました。並木道を自転車でバーっと走るのは最高に気持ち良いです。フォトジェニック〜。
なんで皇居でランニングしている人が多いんだろう?と、僕はずっと疑問に思っていました。しかしその謎は、自転車で走ってみることによって解決しました。
都会な町並みと自然が渾然一体なっていて、走っていて景色に飽きないし、ものすごく気持ち良いー!!
皇居の近くにも、自転車が借りられる施設があります。「ランニングはしたくないけど皇居一周してみたい!」という人は、自転車を借りて走ってみると良いかもしれません。皇居一周は約5kmある上に、登り坂もけっこう長いので、けっこうな運動になります。
皇居を走っているときに、ふと昔を思い出して気づいたら全力で走っていた。最高に気持ち良い。
六本木ヒルズの展望台は最高の穴場スポット
皇居を一周したあとは六本木へ。東京駅から六本木へは7kmくらいです。走ってみたら坂道も多くて、道にも迷ったので15分くらいかかりました。
- 東京駅〜六本木
- 7km
- 10~15分
皇居をぐるっと周っていたので、時間も思ったより遅くなってしまい、かなり暗くなってきました。イルミネーションが点きだして、クリスマスも近いんだなとしみじみと感じます。
またクリスマスを一人で過ごす冬がやってきました。悲しくて寒気すら感じる。気のせいでしょうか?
六本木に自転車でついたときにものすごい違和感を感じた。僕の中で「六本木=イケてる人たちが来る場所」というイメージがあるので、自転車に乗って来ているのが違和感しかない。
今回の目的地は六本木ヒルズだから、なおさら自転車が不釣合いな気がする。周りの人達が全員イケてる気がして足が震えてきた。
六本木ヒルズといったら買い物のイメージを持つ人も多いかもしれないですが、せっかく夜に来たのだから展望台に登って夜景を見るのがオススメ!
六本木ヒルズから見渡せる夜景は、東京タワーも一望できて本当に最高。頑張って自転車で走って移動したあとに、この景色が見られるって贅沢なご褒美だと思う。
展望台は意外に人が少なかったのが印象的でした。こんなに良い景色で、おしゃれなバーがあって、東京を一望できる席やソファーがあるのに、混雑していないってすごくないですか?しかもこのとき土曜日ですよ。最強の穴場スポットじゃないですか。
本が置いてあって自由に読める席も用意されているので、休日にきて優雅な時間を贅沢に使ったりしたら最高にカッコいいと思うんですよ。
「俺の休日?ギロッポンのヒルズで読書だぜ?」なんて言ってみたい。まあ移動は高級車ではなく、レンタル自転車ですけどね…
展望台では写真を撮って、ポストカードにしてくれる上に、なんと無料でそれをもらうことができる。僕も一人で写真を撮ったのですが、カメラマンの女性も苦笑いでしたし、並んでいるカップルからクスクスと笑われ、スマホで写真を撮られました。もらったポストカードは家ですぐに捨てました。
六本木ヒルズ
住所:東京都港区六本木6丁目11−1
参考サイト:http://www.roppongihills.com/
原宿でパンケーキを食べよう
六本木ヒルズで夜景を堪能したあとは、若者の聖地・原宿へ移動します。坂道が多くて少し移動に時間かかるかもしれません。
- 六本木〜原宿
- 5km
- 10分〜15分
ゴールの渋谷は目前なのに、なぜ原宿に行きたいのかというとパンケーキがどうしても食べたかったからです。原宿という場所と女性の両方に縁がない僕は、パンケーキという食べ物をまだ口にしたことがありません。
しかも、パンケーキは長時間並ばないと食べられないほど人気があります。パンケーキのお店に並ぶというのは、僕のような女性と縁がない男にとっては生き地獄と等しいのです。まさに神に選ばれし食べ物。
そんなときに僕は友人から「夜にお店に行くと空いている」という情報を入手しました。だから、今回のこの機会を利用して行ってみることにしたのです。
お店は「パンケーキと言えばここ!」というくらい有名なEggs ‘n Things。
友人から聞いた話通り、並ばずにすぐに店内に入ることができました。昼間に行くとあんなに並んでいるのに…こんな裏技があったとは…
そして念願のパンケーキ。
うわぁーーーーーテレビで見たやつーーーーーー!!!
疲れているからか、甘いものが身体に染みわたる美味さ。終始ニヤつき顔で食べていましたよ。
パンケーキをニヤニヤしながら食べる男って、今考えるとキモさしかない。でも夢が叶った男の顔ってこういうものですよね。下着泥棒がパンツを盗んだときも同じ顔かもしれませんけど。
テラス席もオシャレでした。そりゃ原宿のBoys&Girlsたちはこぞってこのお店に並ぶわけですね。この文章書いててBoys&Girlsって言葉を思いついてる時点で、改めて「自分は原宿とは縁がないダサいセンス」だと気づいて自分自身に絶望しました。
Eggs ‘n Things 原宿店
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-2
公式HP:http://www.eggsnthingsjapan.com/
参考サイト:ぐるなび
いよいよ最終目的地の渋谷へ…
そして原宿から渋谷へ。いよいよ最後の場所です。
- 原宿〜渋谷
- 距離:3km
- 時間:5~10分
原宿から渋谷への道のりを自転車で走っていると、今日一日で色々な場所に行ったんだなと改めて思い出す。
浅草の人の優しさに触れ、
スカイツリーの水族館に癒され、
上野のアメ横で異国感を感じ、
秋葉原で懐かしのゲームをやって、
皇居の景色の良さに気づき、
六本木ヒルズの景色に感動し、
念願のパンケーキを原宿で食べて、、、
とにかく濃厚な一日だった。楽しかっただけでなく、この一日を自転車で走り抜いたという達成感があります。
自転車を返すときには感慨深いものすらありました。
けど、とにかく一日終わったー!本当に心から楽しかったー!!
そして、自転車移動で疲れたあとは、もう行くところなんて一つしかないですよね?
もう「あれ」しかないですよね?
最高〜!!
心から最高が湧き出る〜!!
人類でこの時間帯の、この瞬間は僕が一番最高な気分だったのは間違いない。このビールのために走ってきたと言っても過言じゃない。最高しかもう言葉が出てこない。最も高いとしか言いようがない。最&高。
レンタル自転車で東京を観光してみて
今回の自転車移動の総距離は30kmもありませんし、電車を使って駅から駅に移動するよりはむしろ自転車の方が早いかもしれないな、という実感があります。
まったく運動してない人でも、やろうと思えば可能な距離だと思います。普通のママチャリと違って、今回は電動自転車を使用しているので、だいぶ楽に走ることができます。
ただし、次の日の筋肉痛は確実にきます。全身が鉛かと思うくらい動けなくなります。
今日紹介したコース通りいかなくても、浅草〜六本木まで行くのもありですし、逆に渋谷と原宿を自転車で行き来するだけでも新しい発見が山ほどあると思います。
あと「自転車久しぶりに乗りたいな」って人は皇居の近くでレンタル自転車を借りて走るのもいいかもしれません。
今回の旅のコースをマップにも残してあるので、よかったら参考にしてください。
東京に慣れ親しみがある人は新しい東京を見つけるために。東京に馴染みがない人は濃厚な一日を過ごすために。誰がやっても間違いなく楽しめるし発見があると思うので、ぜひレンタル自転車の旅を友人やご家族とやってみてください。きっと新しい景色が見えると思います。
では、今日はこれにて私は帰ります。
また機会があれば、別の場所でレンタル自転車の旅をやりたいと思います。
P.S.
萌え米は母のお土産として買ったのですが、実家に帰るのがめんどくさくて僕が美味しく食べました。