都会にも癒しを!カワスイが仕事終わりに行くには最高だった
川崎水族館(カワスイ)の見どころや猫カフェなどの内容を、綺麗な写真と共に解説いたします。アクセスも抜群なこの水族館、仕事終わりに癒されるなどにも最適です。
ちょっと都会の喧騒から離れ癒されたい。
ただ旅行に行くほどの時間はない。
そんな時にオススメしたいのが川崎駅徒歩1分の場所にグランドオープンした「カワスイ 川崎水族館」です!!
カワスイでは身近な多摩川の生き物から、はるか秘境のアマゾンの生き物たちを観察できたり、
こんな木漏れ日あふれるカフェがあったり、
水族館でることを忘れてしまうほど、可愛い猫がいる猫カフェがあったりします。
もちろん水辺の生きものたちも、生息する地域ごとに6つのゾーンにわかれて約230もの種が展示されています。
カワスイは水族館でも動物園とも少し違います。
まるで世界の水辺を散歩するように楽しむことができる新感覚の体験型のエンターテイメント施設なんです。
こんにちは。
SPOTライターの茂野(@yuta3822)です。
今回は2020年7月17日オープンのカワスイ 川崎水族館に早速行ってきました!
ここカワスイは「世界の美しい水辺」をテーマに川崎市を流れる多摩川からアジア、アフリカ、南米アマゾンまの熱帯雨林まで世界の様々な環境に暮らす水辺の生きものを展示しています。
淡水の水族館というと最初は地味なイメージでしたが、最新技術を使った演出や作り込まれた世界観は落ち着きや癒しを感じることができます。
実際僕もめちゃくちゃ癒されました。
JR川崎駅東口徒歩1分と立地も良く、仕事終わりにふらっと癒されるには最高です。
目次
最新技術のAIやデジタルサイネージによる新感覚の体験
カワスイは水辺の生きものが魅力的なだけでなく最新技術を使ったエンターテイメントがめちゃくちゃ面白いんです!
パノラマスクリーンゾーンでは200度の巨大スクリーンにアマゾンカワイルカや世界のクジラなど水族館では見れない動物たちをCGで再現し、デジタル動物として展示しています。
しかもスクリーンに映る動物たちはセンサーによって人間を感知し、インタラクティブに触れ合うことができます。
スクリーンの前に立つとアマゾンカワイルカが遠くから近寄ってきたりもするんです!
館内にはLINNÉ LENS Screen(リンネレンズスクリーン)というタッチ式の解説パネルがあります!
このスクリーンには水槽内のリアルタイムの4K映像が流れていて、そこ映る生物を自動でAIが認識して解説を出しているんだそうです。
しかもリアルタイムの映像はカメラを切り替えることができ、様々な生きものの気になる情報を知れてすごく面白いんです。
さらにスマホでもこの機能を使うことができます。
これがめっちゃ面白い!
LINNÉ LENSというアプリをダウロードしてあとは水槽にスマホをかざすだけ。
うまく魚をカメラに収まるように入れるとAIの認識の確度が上がるなど、まるでポケモン図鑑でポケモンを調べているような感覚で面白い。
気になる生きものがいたら、画面をタップすることで詳しい情報を調べることもできます!
しかも認識結果は自動でアプリ内の図鑑に記録されます。
自分のコレクションを増やしていく感覚で、ついつい生きもの全部コンプリートしたくなっちゃいます。
LINNÉ LENSは有料アプリですがカワスイ内では無料・無制限で使用できます!
絶対使ってください!
ただ、たまに何度やっても認識できない種がいることもあります。
そんな時は水槽の横にあるQRコードを読み取って生きものの情報を読み取れます!
けっこう魚板の説明って文字が小さくて読めなかったりしますが、これなら他人を気にしないでのんびり説明を読むことができますね。
カワスイ専用アプリを使えばより快適ですが、なくてもカワスイ公式HPの情報に繋がるので気軽に生き物のこと調べちゃえますね!
世界の海辺を感じられる展示エリア
ここからは展示エリアごとの特徴を見ていきましょう!
まずカワスイに入館すると最初に出てくるのがチョークアートで書かれた熱帯雨林の絵と、そこにデジタルで再現された生きものが登場します。
写真みたいに大きなトラが出てくることもあればモンシロチョウがひらひらと舞っていたりもします。
この入り口を通ると1番最初に出てくるのが多摩川ゾーンです。
多摩川ゾーン
ここはカワスイから1番身近な多摩川を再現したエリアです。
多摩川の上流から下流までのありのままの姿を再現し、大きな水槽には上流に住むアブラハヤという魚から中流のウグイ、下流のコイと展示されています。
水槽の後ろのモニターには多摩川沿の光景を投影しており、生きものだけでなく多摩川の様子や雰囲気を感じることができます。
正直多摩川というと下流の淀んだイメージしかありませんでしたが、上流の映像を見ると美しい森に囲まれていて、川の豊かさや多様性を感じることができます。
映像は朝昼夕夜と4つのプログラムに分かれているので異なる時間にきてみたいと思いました。
ここでも、やっぱりLINNÉ LENSは楽しい!
どれくらい正確に生きもの名前を当てるのか試してみたくなって、コイを撮ってみたら2秒もかからず100%の確度で当ててきました。
すごい!
それにしてもスマホやデジタル映像と実際の生きものを組み合わせた展示は今まで知らなかった川の様子を知れるし、のんびりと展示を楽しむことができ、すごくいいですね。
他にも4K の高精細・高画質で撮影された淡水の生きものたちの肉眼では見れないディティールや動きをモニターで見ることができます。
派手すぎずどこか素朴な日本らしい美しさを感じられるのが多摩川ゾーンでした。
アジア・オセアニアゾーン
オセアニアやアジアの地域に住む様々な淡水の生き物が展示されています。
ここは青を基調にお洒落な空間で演出されていて、水族館よりかは美術館のような雰囲気です。
テッポウウオといった口に含んだ水を水面から飛ばして虫を落として食べるユニークな生きものやカラフルな淡水魚など見ていて飽きない生きものがいっぱいです。
ノーザンバラムンディというまるで太古の地球からタイムスリップしてきたような見た目のアロワナの仲間や
ちょっとブサイクだけど、なんか愛くるしいスッポンがいたります。
他にも淡水魚だけでなく、モモンガの仲間や鳥など魚だけでなく水辺に暮らす様々な生きものが展示されています。
アフリカゾーン
次にやってきたのがアフリカの大地で独自の進化を遂げた宝石のような美しい魚や変わった生態系を持つ生きものたちを展示するアフリカゾーンです。
このアフリカゾーンの入り口の看板の写真を撮っていると……
急にゴリラがカメラの中に現れました。
このように水族館のいたるところでデジタルサイネージを使ってアートや動物たちが出てきます。
このデジタルで投影される生きものも場所やタイミングによって違う種類や演出で出てくるので飽きずに楽しめます。
アフリカの大地をイメージしたという赤とオレンジのカラーで彩られる。
またアフリカゾーンの最初にある水槽は、まるで宝石のようにカラフルな魚がキラキラと輝いていて、淡水魚の地味なイメージを覆されました!!
南アメリカゾーン
南アメリカゾーンには世界最大の湿地として世界遺産にも登録されているパンタナルを表現した大水槽があります。
1番手前の水槽はカワスイ最大で40トンの水量の中に約8000匹の生物が展示されています。
しかも水槽の奥には植物が展示され、さらに奥には多摩川ゾーン同様、実際の映像が流れています。
カワスイに来て初めてパンタナルという湿地を僕は知りましたが、映像で水の外の様子を見ながら……
水槽で水の中の様子を見ると、なんだか行った気分になるというか、パンタナルってこういう場所なんだってわかった気分になれます。
メインの大水槽以外にも生きものの展示はたくさんあり、肉食魚のピラニアがいたり、
まるで恐竜のようなイグアナをこんな間近で見ることもできます。
とにかく目がカッコいい!
全てを見透かすような美しい目でこっちを見てくるので、なんだか僕ら人間の方がイグアナに観察されてんじゃないかと思っちゃいました。
他にはブラジルにある真っ白に広がる大砂丘を再現したレンソイスエリアでは、真っ白な砂丘に映える生き物たちが展示されています。
ここでは砂丘の目まぐるしく変わる光景を映像やライトアップをつかって表現しています。
晴れ渡る青空から夕日そして静寂の夜まで、1日の砂漠の時の流れを2分間の映像で体験することができます。
どの光景も非常に美しいのでゆっくり見てもらいたいです!
アマゾンゾーン
アマゾンゾーンはカワスイの目玉となるゾーンです。
9階10階の2フロア吹き抜けで再現した熱帯雨林のジャングルの中に5つの大水槽が展示されています。
しかも熱帯雨林に降り注ぐスコールや霧を人工的に再現されていて本当にジャングルの空気感さながら。
ジャングル側に出るテラスもあります。
このテラスではカピバラと触れ合いなどが出来るのですが、コロナウイルスの影響もあり、展示などの開始時期は未定。
大水槽もこんな感じでジャングルと一体になっている景色が本当にキレイです。
ここでは世界最大の淡水魚のピラルクやピラニアやポルカドットスティングレイなど1度は聞いたことあるような人気者たちが勢ぞろいしています。
ジャングルを感じながら優雅に泳ぐ大型の淡水魚たちを見ることができるアマゾンゾーンは最高に癒されます。
しかもオープン後はナマケモノやカピバラの展示が始まったり、頭上を熱帯に生息する鳥が飛んだりと今後が本当に楽しみです!
水族館の中とは思えないクオリティのカフェ&レストラン
CAFE CRAM(カフェクラム)
カワスイは水族館だけじゃなくてカフェやレストランが超充実しているんです!
まずはカワスイのチケット売り場、入り口にあるカフェクラム。
ここではカワスイの展示や生きものをモチーフにしたソフトクリームや館内に持ち込み可能なボトルドリンク&ポップコーンを購入することができます。
カワスイオリジナルボトルドリンクの味は左から「パッションマンゴーパイナップル」「ストロベリー」「キウイマスカット」です。
どれも持ち歩きながら館内で飲むことができます。
フルーティーな甘さとサッパリとした飲み口は夏に最適でした。
他にもポップコーンも持ち込み可能です。
塩バター味やキャラメル味、ミックス味と3種類あってボトルもオシャレでしっかりしてるので小腹が空いた時などにいいですね。
ポップコーンを食べながら館内を回れるなんてテーマパークみたいで、なんかワクワクしますね!
こもれびカフェ Sweets&Cafe
こもれびカフェがめちゃくちゃいいんです。
ビルの9階とは思えないような緑あふれる温かい雰囲気の中でコーヒやスイーツを楽しむことができます。
しかも全席コンセント付なのでパソコンを広げて作業をするにもめちゃくちゃいい!!!
気分転換にここで仕事をしたら新しいアイディアとか浮かんできそう。
さらに、こもれびカフェの隣には猫テラス「ソラネコカフェ」という猫と触れ合いながらゆったりできる空間もあります。
ただしコロナの影響もありオープン当初は触れ合い系の体験は利用できず、最初は見るだけになってしまいます。
それでもガラス越しにこちらの様子を観察してくる猫の姿が可愛すぎて癒される!!
もちろん食事のメニューも充実しています。
このバタフライピーティーというドリンクはレモンを入れると色が変わる不思議なドリンクです。
味はほのかな甘みとレモンの酸味で夏バテに効きそうな元気の出る味です。
今回は試食用に写真とは別の小さなグラスでもらったのですが美味しすぎておかわりしてしまいました。
あと注目なのはカワスイでもメインの展示になっている世界最大の淡水魚ピラルクを使ったココナッツカレーも絶品でした!
ココナッツのまろやかな旨みとマイルドな口当たりがたまらない。
ピラルクはちょっと淡白でプルっとした感じでココナッツカレーと相性抜群でした。
ただちょっと食べているときに、あの可愛かったアマゾンゾーンのピラルクを思い出して、少し複雑な気分になったのは内緒です…!
世界各国の料理を集めたビュッフェレストランAOW
カワスイの入っている川崎ルフロンの最上階10階からの眺望を楽しみながら世界各国の料理を楽しめるビュッフェ式のレストランがAOWです。
AOWとはAll Over the Worldの略。
カワスイに展示されている魚たちの故郷で愛される各国の料理を、サステイナビリティを追求した食材で楽しむというコンセプトです。
ビュッフェスタイルということもあり現在はコロナのウイルスの影響で営業はしていなかったので……
広報の方から頂いた料理のイメージカットを。
めちゃめちゃ美味しそう。
普段は食べないようなアジアや南米の料理などを取り分けて食べるのは味覚だけでなく体験として楽しむことができそうで、すごく楽しみ。
早くオープンして欲しい。
充実のお土産コーナー
カワスイはお土産コーナーの充実度もすごいんです!
ついつい買いたくなるようなオシャレな雑貨があったり、ちょっとネタ系に走ったものなどバリエーションが豊富。
なんだかお土産コーナーを見ているだけで普段は買えないようなグッズがあって楽しい。
お土産コーナー脇にもモルモットとの触れ合いコーナーがあって、めちゃめちゃカワイイのですが……
ここも今はコロナウイルスの影響もあり営業見合わせ中です。
でもこんな愛くるしいモルモットの瞳を見ているだけで癒される。
まとめ
最初は淡水魚の水族館がオープンという話を聞いたときは少し地味な古臭いイメージを持ってしまいましたが、カワスイは全く真逆で最新技術を駆使したオシャレで新しい体験のできる水族館でした。
まだまだオープンしていない施設などもありますが、
十分楽しめるし、とにかく癒し要素がすごい!!
ぜひ仕事終わりにふらっと訪れるのにオススメです。
しかも昼も夜も使える1年間有効の年間パスポートが今ならオープンから14ヶ月使えて6000円と超お得!!
個人的には年パスを買って、カフェ利用だけでも十分元が取れると思います。
カワスイ 川崎水族館
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町1-11
営業時間:10:00~20:00(最終入館19:00)
料金(入館チケット):大人2,000円、高校生1,500円、小・中学生1,200円、幼児(4歳以上)600円