こんにちは。地元福岡を愛するライター、大塚たくま(@ZuleTakuma)です。
福岡PayPayドーム横に新たに誕生した「BOSS E・ZO FUKUOKA」。開業が延期になっていましたが、いよいよ2020年7月21日に開業となりました。
「福岡にはメシはあるけどレジャーがない」
「福岡は夜は楽しいけど昼にやることがない」
「福岡には観光地が太宰府しかない」
そんな中、新たな観光スポットに名乗りを上げた「BOSS E・ZO FUKUOKA」。本当に楽しめるんでしょうか。
目次
ドームのお隣にできた「BOSS E・ZO FUKUOKA」
ホークスファンのいない、静かな福岡PayPayドームにやってきました。
本来なら春にプロ野球が開幕し、ドームはにぎやかな様子になっているはずでした。
なんとかプロ野球は開幕しましたが、今はまだ無観客試合の期間が続いています。
そんな中、福岡PayPayドームのお隣に新しく完成した「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボスイーゾフクオカ)」。ほんとに真横にあります。
ほぼ直結と言ってよく、ドームのテラスからそのままエントランスに入れました。
エントランスに入ると、大きなディスプレイがあります。近未来的でかっこいい!
「BOSS E・ZO FUKUOKA」は地上7階建て。「E・ZO」という名前は「Exciting Entertainment Zone」を意味しています。
各フロアにはエキサイティングなエンターテインメントゾーンが広がっています。
RF 絶景3兄弟(すべZO・つりZO・のぼZO)
6F・7F V-World AREA
7F よしもと福岡大和証券/CONNECT劇場
6F イベントホール
5F teamLab Forest(チームラボフォレスト)
4F 王貞治ベースボールミュージアム
3F MLB café FUKUOKA, The FOODHALL
1F HKT48劇場
ホントにエキサイティングにエンターテインメントを楽しめるゾーンなのか、確認してみましょう!
E・ZO FUKUOKAのおすすめスポット①チームラボフォレスト
まずは5階にある「teamLab Forest(チームラボフォレスト)」にやってきました。アートコレクティブ・チームラボが手がける、新しいミュージアムです。
「捕まえて集める森」と「運動の森」に分けられており、全部で10作品が展示されており、体験できます。
今回は「捕まえて集める森」を体験させてもらえることになりました。
中に入ると、壁と床全面に植物や動物が映し出された幻想的な空間が広がっていました。
▲めっちゃカラフルなライオン
さて、ここの名前は「捕まえて集める森」。その名の通り、捕まえて集めることができます。
専用のアプリ「Catching and Collecting Forest」をダウンロードすれば、スマホを使って、捕まえられるのです。
動物を見つけたら、アプリのカメラで狙いを定めて、光の矢を投げ込みます。矢が動物にあたると、壁から動物が消え、スマホの中に入ってきました。「捕獲成功!」というわけです。
「な、なんかかわいそうだな…」と思いましたが、動物はリリースして森にまた放してあげなければいけないルールになっています。
リリースすると、一度消えた「ミミセンザンコウ」がまたボワンと元気に現れてホッとしました。やさしい世界。
図鑑に登録した動物たちは、チームラボフォレストを離れた後でもスマホの中で会えるというわけです。動物集めに通いたくなっちゃいますね。
矢を放つのに成功すれば、今度は網が使えるようになりました。スマホでエビに向かって網を放つと、足元に網が「ババッ!」と現れます。
これ、やってると夢中になります。
ぼくも時を忘れて、魚獲りや動物狩りに熱中してしまいました。
歩くだけでも「わぁ~☆」と感動できる世界なんですが、アプリを使ったら最後、この世界に飲み込まれます。
32歳児となってしまったぼくは、夢中で動物を見つけては矢や網を構え、次々と生き物に放っていました。たのしい。
ちなみに生き物たちは触ると反応したり、人間の姿に気づくと逃げたりします。つまり、生き物を壁の隅に追い込んで捕まえる……なんてこともできてしまうわけです。やっぱりたのしい。
今回はこの「捕まえて集める森」のみを体験させてもらいましたが、もう一つの「運動の森」ではまた映像と現実世界がリンクした楽しい「創造的運動空間」となっています。ぜひ体感してみてください。
チームラボフォレスト入場料金
大人(16歳~) 2,200円
小人(4歳~15歳) 800円
※3歳以下無料(保護者同伴必須)、障がい者割引あり
>>チームラボフォレスト公式サイトはこちら
E・ZO FUKUOKAのおすすめスポット②V-World AREA
6Fと7Fは全16種類のバーチャルコンテンツが集まる最新施設「V-World AREA」が入っています。
九州初設置のバーチャルコンテンツがなんと10種も並んでいるのです。一見、ゲームセンターのようですが、けっして単なるゲーセンではありません。
たとえばこちらの「ビートセイバー」。九州初進出機器です。
プレイヤーはVR機器を装着し、両手にはコントローラーを持ちます。コントローラーはVR空間では剣に変化。
▲参考
プレイヤーは爽快なリズムに合わせて、前方から飛んでくるブロックを両手の剣で斬る!斬る!斬る!!次世代の音感ゲームです。
また、目立つのがこの「PHOTON BIKE」。
VRで楽しめるレースゲームです。ぼくも体験してみましたが、凄かったです。本当にバイクに乗ってるみたい。
VR機器を装着して、異世界空間でレーススタート。
▲写真はPHOTON BIKEを楽しむホークスの牧原選手
(C)SoftBank HAWKS
障害物を避けたり、大きなジャンプ台を飛んだりして、めっちゃ楽しい!!バイクが揺れるだけではなく、風も出てくる。
他のゲームにはない没入感でハマってしまいました。次行ったら、絶対もう一回やる。対戦したいですね!!
他にも大画面で触って楽しむ、体感型のゲームが揃っています。
画面に自分の姿を映してプレイヤーとして楽しむ「BUG HUNTER」というゲームもありました。
直立不動で立ち尽くすぼくの頭から次々にミサイルが発射されていました。自分の姿だと、相手の攻撃を受けた時のショックが少し大きくなり、より気持ちが入ります。
一度入場すれば、制限時間の間は遊び放題。大人でもけっこうはしゃげるんじゃないでしょうか。デートには最高ですね。
まさにエキサイティングなエンターテインメントゾーンでした。
V-World AREA料金
【2時間チケット】.
23歳以上 2,800円
13歳~22歳 2,160円
12歳以下 1,620円【30分チケット】
23歳以上 1,000円
13歳~22歳 800円
12歳以下 500円
>>V-World AREAの公式サイトはこちら
E・ZO FUKUOKAのおすすめスポット③絶景3兄弟
さあ、最後は屋上階にやってきました。眺めを楽しみながら楽しめるアトラクションが揃った「絶景3兄弟」です。ネーミングが独特。それぞれ詳しくご紹介します。
地上約60mから一人で滑走する「つりZO」
(C)SoftBank HAWKS
「つりZO」はビルの屋上に設置された、一人乗りのぶら下がり式レールコースターです。
ビルの屋上に設置されたレールコースターは国内では他になく、「つりZO」が日本唯一。
(C)SoftBank HAWKS
地上約60mからスタートし、高低差約20mのコースを滑り落ちます。
(C)SoftBank HAWKS
福岡PayPayドームの屋根を見下ろす視界。すごい迫力です。
ぼくが取材した日は大雨で体験できなかったのですが、公式Twitterにホークスの松田選手が体験した動画が上がっていました!
#つりZO を堪能する松田選手をじっくりご覧下さい!#sbhawks #ezofukuoka #福岡 #エンタメ pic.twitter.com/FGGwIwejbl
— BOSS E・ZO FUKUOKA/ボス イーゾ フクオカ【公式】 (@EZOFUKUOKA) June 26, 2020
絶叫好きにはたまらないコースターなのは間違いなさそうです。ぼくも次に行くときはチャレンジしようと思います!
つりZO料金
1回1,500円(対象年齢:13歳~64歳)
地上約50mのボルダリング&クライミング「のぼZO」
(C)SoftBank HAWKS
「のぼZO」は屋上に設置されたクライミング&ボルダリングです。ボルダリングは高さ3mなので子ども用で、大人は高さ9mのクライミングにチャレンジしましょう。
(C)SoftBank HAWKS
※大雨で体験できなかったので、ホークスの選手たちが体験する写真で失礼します。
屋上からさらに約9m登るということで、クライミングをしている最中は絶景を楽しめます。最高到達点はなんと地上約50m!
3分程度で登れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
のぼZO料金
クライミング:900円(大人・子ども一律)
※対象年齢7歳以上、体重20㎏以上150㎏未満
ボルダリング:50円(大人・子ども一律)
※対象年齢4歳以上、体重150㎏未満
日本初の建造物に付随したチューブ型スライダー「すべZO」
「すべZO」は「BOSS E・ZO FUKUOKA」の建物に巻きつくように付随しているチューブ型スライダーです。
もう「BOSS E・ZO FUKUOKA」に到着してから、「すべZO」がずっと気になっていました。
建物からニョキニョキと飛び出たチューブ。
ぐねぐねと曲がるチューブの全長はなんと約100m。30秒程度で一気に地上まで滑り落ちます。
大雨で「つりZO」「のぼZO」は体験できなかったぼくですが、「すべZO」は何とか体験できることになりました。
ビルからチューブで飛び出す非日常。どんな世界が待ってるのでしょうか……。
いよいよぼくの番が回ってきたので、行ってきます!!
※特別な許可を得て撮影しております。
チューブの中からの景色は素晴らしく「すげえ」と思ったのも束の間、すぐにスパイラル部分に入り、イルミネーションと音楽の溢れる幻想的な空間に!!
体を寝かすとゆっくり滑り、起こすと早く滑ります。ぼくは動画を安全にしっかり撮ろうと思ったのと、正直ちょっと怖かったので、体を寝かせすぎてしまいました。
絶景3兄弟の #すべZO はビル壁面に沿って設置されたチューブ型スライダー!高さ40mから一気にすべるんだZOぉぉ〜!
★事前予約チケットは購入はこちらから!https://t.co/pBxQbTDHJx#sbhawks #ezofukuoka #福岡 #エンタメ #声の主は誰でしょう pic.twitter.com/9p0nk7yezn
— BOSS E・ZO FUKUOKA/ボス イーゾ フクオカ【公式】 (@EZOFUKUOKA) July 2, 2020
▲ちなみに公式動画はこのスピードでした
これくらい早い滑走も体験してみたいので、また必ずチャレンジしたいと思います!
すべZO料金
1回1,000円(大人・子ども一律)
※対象年齢10歳~64歳(12歳以下は保護者同意必要)、身長130㎝以上
まだまだ楽しいE・ZO FUKUOKA!各施設を徹底解説
「BOSS E・ZO FUKUOKA」の魅力はまだまだあります。
今回、体験したところ以外にどんな施設があるのかも、まとめてご紹介します。
野球を楽しむ「王貞治ベースボールミュージアム」
(C)SoftBank HAWKS
もともとドーム内にあった施設でしたが、「E・ZO FUKUOKA」で復活しました。
福岡ソフトバンクホークスの現会長である王貞治さんの魅力を伝えるミュージアムであると同時に、子どもに野球の楽しさを伝える楽しく学べるスポットでもあるのです。
「王貞治ヒストリーゾーン」では、世界のホームラン王である王さんの歴史が学べるようになっており、「89パーク」ではさまざまなアトラクションが楽しめるようになっています。
(C)SoftBank HAWKS
たとえばこちらのアトラクション「ホークスDASH」では、なんとホークスの選手とかけっこができるのだとか。
他にもプロの牽制球を体験できる「リードチャレンジ」や、プロ野球選手が投げるボールの速さを間近で体験できる「プロレベルピッチング」など、魅力的なアトラクションが盛りだくさんです。
どのアトラクションも「野球を楽しんで欲しい」という王さんの野球への想いを凝縮してつくられたものです。
野球好きな親子には最高だと思います!ぼくもここで息子たちと遊びたい……!
「王貞治ベースボールミュージアム」入館料
大人(16歳以上) 1,800円
小人(10歳~15歳) 900円
※保護者同伴に限り9歳以下は無料。障がい者向け割引あり。
HKT48と吉本興業の劇場が併設
「BOSS E・ZO FUKUOKA」には、1Fに「HKT48劇場(仮称)」、7Fに「よしもと福岡大和証券/CONNECT劇場)」がオープン予定となっています。
HKT48と吉本興業の常設劇場が同じ建物に存在するということで、福岡のエンタメの発信基地として、これから大きな役割を果たしていくことになるでしょう。
※よしもと福岡大和証券/CONNECT劇場は2020年7月31日オープン、HKT48劇場のオープン日は現在未定
また、6Fには各種イベントが開催されるイベントホールもあり、こちらでも最先端アートからサブカルまで、さまざまなイベントが開催される予定です。
九州初出店&日本初出店が集う!グルメも充実
「BOSS E・ZO FUKUOKA」には、九州初出店や日本初出店の飲食店が数多く揃っており、グルメも楽しめます。
3Fのエントランスそばにある「MLB café FUKUOKA」は、九州初出店のMLB公認アメリカンダイニングレストランです。
本場アメリカのスタジアムメニューをイメージした福岡店限定メニューもあり、手軽にメジャーリーグ気分を味わえます。
また、同じ3Fにある「The FOODHALL」はさまざまなテナントが軒を連ねる、フードホールフロアです。
(C)SoftBank HAWKS
日本初上陸や、九州初上陸など、魅力的なテナントがたくさん集まっています。
(C)SoftBank HAWKS
「The FOODHALL」のテナントは以下の通りです。
・TRATTORIA IL LUPINO(イタリアンダイニング、日本初出店)
・WINE BAR IL LUPINO(カフェ&バー、日本初出店)
・CHATTERBOX EXPRESS(シンガポール料理、日本初出店)
・えびそば一幻(ラーメン、九州初出店)
・焼肉 赤身 にくがとう(焼肉・肉料理、九州初出店)
・京都 天ぷら 花いかだ(天ぷら、全国初出店※)
・九州 はかた 大吉寿司(回転寿司、全国初出店※)
・肉山食堂(肉料理、全国初出店※)
※既存業者の「新たな業態」「新たなブランド」の第1号店として開店するという意味での、全国初出店です。
ぜひ「BOSS E・ZO FUKUOKA」で新たな食と出会ってください。
「BOSS E・ZO FUKUOKA」のアクセス・駐車場は?
(C)SoftBank HAWKS
「BOSS E・ZO FUKUOKA」は福岡PayPayドームのデッキと直結しており、福岡PayPayドームからは徒歩0分で行けます。
地下鉄の場合
福岡市地下鉄空港線「唐人町」で降り、3番出口から徒歩約15分で到着します。
バスの場合
西鉄バス「九州医療センター」バス停からは徒歩3分、西鉄バス「ヒルトンフクオカシーホーク前」バス停からは徒歩6分、西鉄バス「PayPayドーム前」バス停からは徒歩9分です。
BOSS E・ZO FUKUOKA
住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-6
営業時間:11:00~22:00(平日)、9:00~22:00(土)、9:00~20:00(日祝)
>>「BOSS E・ZO FUKUOKA」の公式サイトはこちら
E・ZO FUKUOKAは福岡の新観光スポットとして期待大!
(C)SoftBank HAWKS
福岡PayPayドームの隣に新たにできたスポット「BOSS E・ZO FUKUOKA」。
福岡の新観光スポットというのは、正直言い過ぎなのではないかと思っていましたが、実際には面白いコンテンツが盛りだくさんの非日常体験がたくさんできる空間でした。
このビルなら確かに「Exciting Entertainment Zone」という名前に恥じない、すばらしい観光スポットだと思います。
ぜひ福岡PayPayドームの観光とセットで楽しんでみてくださいね!