都会の秘境駅海芝浦を目指して!鶴見線をよくばりコースで巡ってきた
鶴見線を利用した観光コースは癒されるのでとてもおすすめ。今回は秘境駅である海芝浦駅を目指します。大自然に囲まれた秘境もいいけれど、こうした都会のど真ん中にポツンと取り残されたような雰囲気もワクワクしますよ。
みなさんこんにちは、ニワカ鉄のりおと申します。
突然ですが、品川駅から30分で行ける秘境があるのをご存じですか?
コロナ禍で首都圏から遠出が難しい今、それでも旅情が味わいたいというみなさんに、オススメしたいスポットがあります。
それは日本の駅100選にも選ばれた、鶴見線の海芝浦駅です。
海が間近に見える景色が素晴らしい駅なのですが、同時にちょっと変わった駅でもあります。それは駅から外に出られないという事。海芝浦駅は東芝の敷地内にある駅なので、関係者以外は駅の表にすら行けません。
これはなかなかの珍スポットですね。
今日は海芝浦駅と、神奈川県横浜市を走る鶴見線沿線をご紹介します。
目次
鶴見線とは
鶴見線とはJR鶴見駅から横浜・川崎市内の京浜工業地帯へ向かう短い路線で、本線・海芝浦支線、大川支線の3つの路線から構成されています。沿線は工場が多く、平日は通勤・通学客でにぎわう列車です。しかし工場地帯を走る路線なので商店などは少なく、各線の終点付近はちょっとした秘境のような雰囲気になっています。また旅客列車のほか、貨物列車が日本貨物鉄道(JR貨物)によって運転されており、間近に貨物列車が見られる路線です。
今回は忙しいSPOT読者のみなさんのために「忙しい人でもサクっと行ける秘境案内」「でも出来るだけ名所を網羅」を両立できるコースでいきたいと思います。
鶴見線でオススメの駅4つと周り方
ぜひともまわりたい駅は以下の4つです。
- 海芝浦駅
- 扇町駅
- 大川駅
- 国道駅
しかし地図を見てください。今回の目的地4つは見事にバラけています。
それぞれが本線の終点(扇町)、海芝浦支線の終点、大川線の終点と枝分かれした先の駅なんですね。これはなかなかまわりづらい配置ですが……そんな時に活躍するのが路線バス!
主に川崎駅と各工業地帯をつなぐ路線が、蜘蛛の巣のように張り巡らされています。川崎市営バスの22、27番線は途中から鶴見線と並走しているので、時間が合えばバス移動もまぜてみてはいかがでしょうか。より効率よくまわれますよ。
また、駅同士が近いので、隣の駅程度ならば電車を待つより歩いた方が早いです。
海芝浦駅は電車以外の交通手段がないので、ご注意ください。1日のスケジュールを組むときは、海芝浦行のダイヤを中心に予定を組みます。逆に言うと海芝浦行だけしっかり押さえておけば、あとは徒歩やバスでカバーできます。最近はコンビニでシェアサイクルも借りられますね。
行きたい場所、時間が決まっている場合や、全て電車で移動したい場合には綿密な下調べが必要です。
また、鶴見線は平日と休日で大きくダイヤが異なります。工場が休みの日はダイヤが極薄なので、土日に行かれるときは気を付けましょう。
スタート:鶴見駅
さっそくスタートの鶴見駅にやってきました。京浜東北線が走る1、2番線から少し離れた3、4番線に鶴見線が発着するホームがあります。ホームを移動するだけなのに、改札があるので「え??」となるのですが、鶴見線の駅は無人駅なので、無賃乗車防止のため二重改札にしているそうです。
思った以上に利用者が多くてびっくり。鶴見線沿線は大企業や学校もあれば、住宅街だってあるので、一部の駅は往来が多いのです。しかしご安心ください、ちゃんと秘境にご案内しますよ!
鶴見駅の鶴見線ホームもよく見たらちょっと変わっています。なんかホームの中に草生えてるし。ここが横浜市(横浜市鶴見区)だという事を忘れてしまいそうです。
普段使用されるのは3番線ですが、4番線には鶴見線の歴史などが掲示してありますので、時間があるときにはぜひ覗いてみてくださいね。
鶴見線きたーーーーー! 水色と黄色のラインがかわいいですね!
早速乗りこみましょう。
鶴見線は短いながらも、昔の廃線跡が見えたり切り替えポイントが沢山あったりと眺めていて飽きません。ぜひ先頭車両の運転席後ろにかぶりついてください。深めればいくらでも深まるけど、詳しくなくても楽しめる、それが鶴見線のいいところです。
沖縄のつもりがブラジルに流れ着いた:浅野駅~弁天橋
リトル沖縄 仲通商店街
これから秘境に突入するので、食事は食べられるときに食べておきましょう。
ということで、いきなり浅野駅で降りて昼食タイムです。
また戻ってくるので、駅の紹介は後ほど。
駅から10分ほど歩き、今日の昼食予定地に到着しました。
沖縄?!と思われた方も多いと思いますが、この周辺はリトル沖縄と呼ばれるほど、沖縄関連のお店が多いのです。沖縄料理が食べられるお店だけで数店舗あり、今日はここでお昼を食べようと思ってきたのですが……
ぎゃー!!やっていない----!!
隣接するおきなわ物産センターでお話を聞いたところ閉店ではなくあくまで休業、とのことなのでいつか再開する日を心待ちにされたし……!
過去のもので恐縮ですが、昨年私がソーキそばを頂いた時の写真です。麺はプリプリ、ソーキもほろりと柔らかくてやさしいお味でした。
食堂は営業していませんが、隣のおきなわ物産センターだけでも立ち寄る価値があります。品ぞろえがすごい……!
銀座のアンテナショップよりも「地元感」があるというか、もうここは完全に沖縄。いつも入り口におばあが座ってるあたりも、ローカル感があってほんわかします。
スタッフさんのオススメは自慢のお惣菜類とサータアンダギー。毎日お店で手作りしているそうです。
そしてちょっと気になったのがこの「アンダースー」です。泡盛やお砂糖を使った沖縄の油味噌のことで、おにぎりや炒め物など多用途に使えます。肉や卵にかけたり、野菜炒めにつかっても美味しそう。
他に良く買われている商品は沖縄そば。
本来の用途はもちろん、パスタや焼きそば麺の代わりとして使うとプリっとした食感で美味しいのだとか。麺だけでなく、スープやソーキなどの具材も販売しているので、ここですべて揃えて本格的な沖縄そばが楽しめます。
取材が終わった後は、アンダースー他数点をがっつりお買い物しちゃいました。これから秘境に行くのに荷物増やしてどうする。
そして、お店からサータアンダギーを頂きました。ありがとうございます!後でいただきます!
おきなわ物産センター
〒230-0042
横浜市鶴見区仲通3-74-14 鶴見沖縄県人会館1階
営業時間 10:00~20:00 年中無休(元旦のみ休み)
http://okinawa-bussan.net/※隣接するおきつる食堂は現在休業中
そういえば結局ご飯が食べられてませんでした。近所にもう1件、うちなーすばヤージ小(ぐわ)という有名な沖縄そば屋さんがあったのですが、列が出来ている~!これは暫くかかりそうなので沖縄料理は断念。
お腹すいたし、これもうコンビニでいいんじゃ……という心の声を押さえつけて、もう少し付近を散策してみます。
沖縄からブラジルに流れ着いた
お腹空いた……と鶴見方面に直進すること数分、営業しているお店を発見。
これはどこの国だろう……?!
意を決して入ってみると、手前がショップ、奥が食堂になっていました。どうやらブラジルの食料品などを中心に扱っているようです。
メニューを見ても、どんな味か想像がつかないので勘で「チーズとトマトソースの牛カツ(1,100円)」をオーダーしてみます。飲み物はお店に並んでいるドリンクをとってきて、後からお会計するシステムでした。
食堂で流れている、昔のブラジルドラマをぼーっと眺めながら待ちます。なんて言ってるかさっぱり分からないけど、ちょっと昼ドラぽくておもしろい。
ほどなく食事が運ばれてきました。何となくお察し頂けるかと思いますが、とんでもないボリュームです。
みんなこれ完食するの?!
奥に身切れている、赤茶色のいんげん豆のスープ「フェイジョン」をごはんと混ぜて頂くのがブラジル流。全く知らずに普通に汁物として飲んでたら、途中でおじさんが教えてくれました。お恥ずかしい。
結構お腹空いていたはずなのですが、予想を上回るボリュームで食べきれずお持ち帰りしました。
お腹もふくれたので、次はショップを拝見しましょう。
主にブラジルとペルーから仕入れた食料品・雑貨が所狭しと並んでいます。POPになんて書いてあるかさっぱり分からない。ここだけ完全にブラジルですわ。
売れ筋は豆と牛肉なんだそう。お料理でよく使うのでしょうね。
他にパルミット(ヤシの新芽)もよく使われるらしく、数種類置かれています。
他には強そうなヘアカラー剤。やっぱり日本のより南米産のほうがいいんですかね?それにしても3,100円というお値段にビックリ。
こんなのもあるよ、と見せて頂いたジュースの素。駄菓子屋さんで売ってるみたいなやつかな?よく見たらAJINOMOTOのロゴが光っています。
さっきからチラチラ目に入る、商品ラベルの¥〇〇円が気になってしょうがなかったですが、大人なのでそっと心にしまっておきます。
お腹もいっぱいになったので本編の秘境駅探検に戻りましょう。ごちそうさまでした!
yuri shop(ユリショップ)
神奈川県横浜市鶴見区仲通2-60-15
[月] 12:00~22:00 [火~日] 10:00~22:00(L.O. 21:00)
実はリトル沖縄がある仲町通り付近は、鶴見駅から徒歩20分程度の距離なので、仲町通りのみに用事がある方は鶴見から歩いた方が早いです。今回は旅情を高めるため、あえて鶴見線で移動していこうと思います。
ユリショップを出て10分、弁天橋駅に到着しました。最近駅舎が改装され、トイレが綺麗なので弁天橋でトイレ済ませておくのをオススメします。
なんとか食事もとれたので、ここからようやく秘境駅ツアーのスタートです。
昭和にタイムスリップ国道駅
弁天島橋駅から鶴見方面に戻ること2駅、国道駅につきました。この国道駅は鶴見線で一番キャラ濃いんじゃないでしょうか。駅舎が1930年の鶴見線開業の時のままで、まるで昭和時代にタイムスリップしたようなガード下がそのまま残っているんです。
早速降りてみましょう!
まじ昭和。
この国道下という居酒屋さんが有名なので、ご紹介したかったのですが臨時休業でした。我ながら違う意味で「もってる」と思います。
気を取り直して、国道駅の外周も見て周りましょう。
駅の構内は限りなく昭和のままでも、外界はちゃんと令和なので安心してください。暗いじめじめした感じがちょっとホラーな国道駅ですが、周辺住民の抜け道として使われているので、往来は多いです。
国道駅の何がすごいって、第二次世界大戦中につけられた銃弾の後がそのまま残っていることでしょうか。
ツッコミどころが多い国道駅を後にして、いよいよ各支線を攻略していきましょう。浜川崎行にのって、武蔵白石駅へ向かいます。
土日は1日3往復!激レア大川支線を攻略。
次は大川駅にいこうと思いますが、大川支線は鶴見線のなかで最も本数が少ない路線です。平日でも9本、土日になると1日3往復しか電車が走っていません。電車移動しばりで行こうとすると、海芝浦駅よりも移動難易度が高くなります。
そのため、特にこだわりがなければ1駅前の武蔵白石駅から徒歩か、バスを使うことをお勧めします。武蔵白石駅から大川駅まで1kmほどなので、今回は歩いていきます!バス移動の場合は、駅前のバス停から日清製粉前まで乗車すればOKです。
人通りは少ないけれど、大型トラックがビュンビュン走る通りを南に歩いていきます。10分ほど歩くと、突き当りに小さな駅が見えてきました。これが大川支線の終点、大川駅です。
木材の朽ちた感じに田舎感を感じますが、政令指定都市にある駅なんですよね。ここだけ切り取ったら絶対川崎だってわからない。
おや、ドアノブになにか挟まっているぞ?
水道代の領収書でした。これはじわじわきますね……水道代で思い出しましたが大川駅にはトイレがないので、すぐ側の大川町緑地までいかなければいけません。ご注意ください。
大川町緑地そばで、ソーシャルディスタンシングを守ってだらだらしている猫を発見!
いいですねぇ、このふてぶてしさがたまりません。
戻りはバスを使って武蔵白石駅まで戻り、浅野駅まで鶴見線で移動します。
鶴見線はこの浅野駅で本線と海芝浦支線を乗り換えることが出来ますが、1、2番線ホームと3、4番線ホームは大きく島が分かれているので注意が必要です。
海芝浦行は3番線から乗車なので、間違って1、2番ホームで待たないでくださいね!乗れずに泣くことになるので、ホーム確認は念入りに行いましょう。
ついに到達、海芝浦駅
夕方17時台、海芝浦へ向かう電車内は無人でした。なんかもう異世界に連れていかれる感が強い。
浅野からわずか4分で海芝浦駅着。
ついたああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
ようやくつきました。会社帰りの人がかなり写りこんでいるので、秘境感が薄いですが、間違いなくここが都会の秘境駅、海芝浦です。
本当は美しい夕焼けを狙って来たのですが、あいにくの空模様。ちょっと様子を見てみましょうか。
取材した時期は日照時間が例年の3割程度だったそうです。ずっと撮影の機会を狙っていたけど、雨ばかりで晴れやしない。今日は天気予報で夕方晴れるはずだったけど、見事な曇天ですね。なんならちょっと小雨降ってるし。
晴れてる日はこんなにきれいなんですけどね~(別の日に撮影)
海芝浦駅は駅から出られないのですが、奥に小さな公園が作られています。とりあえずここで夕暮れを待ちましょうか。
今日の日没は19:04、未だ時間があるので暫くのんびり休憩しましょう。
見事にソーシャルディスタンスが保たれているベンチで、先ほど頂いたサータアンダギーでも食べることにします。
おいしぃ……ほんのりとした甘みが疲れをいやしてくれる
ぱしゃん、ぱしゃん、と結構な頻度で魚が跳ねる音が聞こえてきます。肉眼でも確認できるくらい、ダイナミックに飛び跳ねていました。後で調べたらボラだったようです。ボラの卵ってカラスミになるらしいですよ。でも残念ながら、海芝浦駅での魚釣りは禁止です。
それにしても静かだ……休日だと観光客も散見されますが、平日は本当に人が少ないです。
海芝公園からは鶴見つばさ橋がよく見えます。
カメラを構えながら夕暮れを待っていたのですが、結局夕焼けが見えないまま日が暮れてしまいました。
トワイライトが撮れなかったのは残念だったけど、海が見える景色を独占してのんびりできて最高の時間が過ごせました。
完全に日没を迎え、ついにお迎えの電車が着てしまいました。名残惜しいですがもう1か所まわらなければならないので、この辺で引きあげることにします。
猫と遊んで工場夜景見学 扇町駅~昭和駅
乗り継ぎのため、また浅野で電車待ち。夜の浅野駅はなんだか幻想的な雰囲気がしますね。ここで扇町行へ乗り換えます。
そして本日の締め、扇町駅に到着しました。
暗いとちょっとわかりづらいですが、工場地帯の手前に位置する駅なので、最果て感がすごいです。
純粋に駅舎を楽しみたかったらお昼に行くのをオススメします。レトロ×工場プラントのコントラストがエモい……ちょっと荒廃した未来みたいな画が撮れてしまいます。
なお、必ずと言っていいほど猫がいます。これまで4回鶴見線回りしましたが、扇町での猫遭遇率4/4、つまり100%逢う。
鶴見線沿線で猫に逢いたければ、扇町駅は絶対オススメです。
さて、扇町駅から昭和駅まで一駅歩きます。なぜ暗い中わざわざ歩くかというと、規模は小さいながらも、工場夜景を見ることができるんです。
おぉぉぉぉぉ、かっこいい……ここは扇町駅を出てすぐのところから見られるプラント。
昭和駅を少し過ぎた、橋の上から見られる夜景ポイントは手前を鶴見線が走ります。工場夜景×鶴見線を写真に収めたい方はぜひチャレンジしてみてくださいね。ちなみに私は、ブレッブレで撃沈しました。
この後は浜川崎駅まで歩く予定だったのですが、途中の川崎港郵便局の辺りで雨が降ってきたので、予定変更して川崎駅までバスで直行します。
そして川崎駅着。お疲れ様でした!
ついた時には、雨はすっかり止んでいました。今回は「海芝浦駅で夕暮れを見る」「扇町駅付近で工場夜景を見る」という予定を入れたので21時終了となりましたが、もっとシンプルな行程であれば、日中だけで完結してしまう事も可能です。
鶴見駅から海芝浦駅まで、直行で11分。時間がなければ海芝浦だけサッと行って帰ってくることも出来ますし、コースの柔軟性が高いのも鶴見線の魅力だといえます。
めざせ鶴見線コンプリート
降りる駅を絞ってご紹介しましたが、鶴見線は13駅しかないので、時間があるときはぜひ他の駅も行ってみてください。
新芝浦
すぐ外は東芝の敷地なので守衛さんにかっちりガードされていいます。海芝浦と違い改札の外に出ることはできますが、カメラで駅舎を撮っていると、社屋が写りこまないようにと念を押されてめっちゃ緊張。プレッシャーに負けて駅舎すら撮れてない。(別に怒られてないです)
こちらも海が近いので、ホームからまったり海を眺められますよ。
昭和駅
元号名の駅としても有名ですね。大きな工場が立ち並ぶ区域なので、工場萌えの方は見ていて楽しいと思います。しかし、うっかり近道や迂回をしようとすると、昭和電工の敷地に入ってしまうのでご注意ください。
浜川崎駅
尻手から伸びるJR南部支線と、鶴見線のターミナル駅にあたるのが浜川崎駅です。同じ駅なのに、それぞれのホームが離れているというちょっと変わった駅。乗り継ぎたい時は一度駅舎を出て道路を渡り、別のホームに行かなければなりません。
さらに、変わっているのがJFE従業員専用改札があるという事。
なにこのショートカットみたいなの……!
外部からの来客としてJFEに入ろうとすると、ここから徒歩30分の入り口を案内されます。鶴見線はこのように「関係者しか通れない秘密の入り口」がおおすぎてワクワクしますねぇ。
プチ情報として、浜川崎から10分くらい歩くけどコリアンタウンがあります。美味しい焼き肉が食べられるので、ガッツリいきたい人はどうぞ!
安善駅
浅野と武蔵白石の間に位置する駅です。ホームから貨物線がよく見えます。
朗報:少し歩いたところに銭湯があります!
鶴見小野駅
めっちゃ住宅街だった。学校が近くにあった。以上。
駅名の由来
鶴見線付近はかつて何もなかった土地を、工業用地として埋め立てて作られました。この地域の発展に尽力したのがコンクリート王と呼ばれた浅野総一郎です。鶴見線の駅名には、浅野総一郎とそのゆかりの人々の名前が残されています。
浅野駅 浅野総一郎
安善駅 安田善次郎(安田財閥の創設者)
武蔵白石駅 白石元次郎(総一郎の娘婿で、日本鋼管の初代社長)
大川駅 大川平三郎(日本の近代製紙業の先駆者)
扇町駅 浅野家の家紋である扇
これ以外の駅も、最寄りの企業名が付いているものがあります。
海芝浦駅 東芝の前身である芝浦製作所に由来
新芝浦駅 同上
昭和駅 昭和電工に由来
鶴見線の歴史に関しては、とてもとても深いので、ご興味がある方はぜひwikiなどで調べてみてくださいね!
鶴見線あるある
猫がめっちゃ多い
ところどころに登場していますが、鶴見線の沿線では良く猫を見かけます。
まさに猫のサンクチュアリ……!
猫はとても可愛いですが、餌を与えないようにしましょう。喫煙ならぬ喫猫はマナーを守って楽しみたいですね。
ホームと電車の隙間が広すぎる
ホームにカーブがある駅が多いせいか、電車とホームの隙間が広すぎてびっくり。かなりの確率で遭遇するので、電車の乗り降りには十分ご注意ください。
これだけ広くて落ちる人はいないのだろうか……
品川から30分で秘境に行けるは本当だった!
都会のローカル線鶴見線と秘境駅海芝浦をご紹介しました。大自然に囲まれた秘境もいいけれど、こうした都会のど真ん中にポツンと取り残されたような雰囲気もワクワクしますよ。
首都圏に住む人にとっては、すぐ近くにあるはずなのになかなか行かない鶴見線。
気になった方は、思い切って鶴見線のディープスポットと、猫たちに逢いに行ってみませんか?まだまだ遠方へのお出かけが難しい状況ですので、非日常を味わいたくなったらぜひ鶴見線を旅してみてくださいね!