天然温泉アサヒ湯は、とかち帯広空港から車で25分の場所にある…
2023年7月、JR御徒町駅の高架下に突如出現した『HUBHUB御徒街』。
そもそも「HUBHUBプロジェクト」とは、使用用途が限られた場所を活用し、街ににぎわいをもたらすというもの。
空地としてゴミが捨てられていた場所を活用したHUBHUB御徒町
HUBHUB御徒町では、高架下という場所を最大限にいかし高さのある移動式トレーラーを導入。プライベートサウナを楽しめるだけでなく、デジタルギャラリーやカフェラウンジを体験できる空間に仕上がっているとか。
サウナは「天井3mのポルタ（階段サウナ）」「階段を登って入るウーラッコ（屋根裏サウナ）」の2タイプ。とはいっても……これだけだとなかなかイメージできないですよね。
というわけで、実際にHUBHUB御徒町に潜入してきました！
支配人のカワカミさんのお話を交えつつレポートをお届けします。最後まで読めばどっちのサウナを体験してみたいか決められるはず！！
これが屋根裏！おしゃべりが弾むウーラッコ
ウーラッコ（屋根裏サウナ）はこちらの扉から入室。
トレーラーのタイヤが妙にリアルで「あ〜本当にこのサウナ動くんだなぁ」と実感できます。おもしろい！
扉をあけるとすでにプライベート感たっぷり。ちょっと誰かのお家にお邪魔した気分になれます。
手前にあるのがロッカーと洗面台、トイレ、右手がサウナスペースです。
ロッカーのサイズが大きいのもうれしいポイント。中のタオルは自由に利用できます。
洗面台には、ドライヤー2台、ヘアオイル、シャワー台には髪・体まで洗える全身シャンプーが備え付けられています。スキンケアセットやヘアゴム、女性はトリートメントなどを持参すると良さそうです。
ポットには冷たいお水の用意がありますがが、プラス自分専用ドリンクを購入して持ち込むと安心かもしれません。
水分補給は十分すぎるくらいに！
階段を登って入るサウナ
それでは早速サウナへ。
少し見上げた先にある四角い空間がサウナ室。「階段を登って入る」ってこのことか〜！と納得。
ウーラッコとはフィンランド語で「屋根裏」という意味
扉を開けると天井の低いウーラッコサウナが登場。中心のサウナストーブを囲むようにコロンとかわいらしいイスが置いてあります。
もちろんセルフロウリュも可能。
ウーラッコサウナの特徴は、床下にサウナストーブが埋め込まれている点。簡単に言えば、サウナストーブの真上に人が座っている状態です。
つまりこの状態でロウリュすれば、自動的に蒸気がサウナ室の中に充満するということ！ 
天井が低いこともあり、あっという間に蒸気でサウナ室全体が包まれます！めちゃくちゃ気持ちいい……
サウナ室の温度は80度設定とやさしめですが、ロウリュ＋天井の低さも相まってしっかり芯から温まれますよ！
まるで茶室のようなほっこりする空間も魅力。今回は2名利用したのですが、これまで一緒に入ったプライベートサウナの中で一番おしゃべりが弾みました……！
このサウナ室にいるとなぜかおしゃべりが止まらないのですが……
サウナストーブが中心にあると自然と体が中心を向くので会話が弾むのかもしれませんね。
友人たちと焚き火を囲むような感覚で、ロウリュの動作や蒸気の流れを楽しめるのも魅力だと思います。
確かに……普段よく入るサウナ室で人と対面になる機会って少ないですよね。まさにコミュケーションがはかどるサウナ。友達を連れてまた来たくなるサウナだと思いました！
しっかり冷えた水風呂&高架下で外気浴
オールシーズン14度としっかり冷やされた水風呂。実はちょっとおもしろい仕掛けがあります。
実際に入るとわかるのですが、足をぐいっと伸ばせるスキマがあるんです！
身長162センチのわたしの場合、足を奥に入れると全身水に浸かれるくらいの広さでした。
面白い仕掛けですね〜！
ウーラッコは高い位置に作られたサウナなので、下にちょっとしたスキマが生まれたんです。そこでそのスペースも水風呂にすることにしました。
ポルタ側にはない仕掛けなので、ウーラッコを利用した方はちょっとしたサプライズ感で楽しんでもらえれば！
高架下の雰囲気を最大限に生かした外気浴スペース。
試行錯誤の上、天井にライトを当てることで洞窟感を演出したそうです。秘密の場所感もあってわくわくする！
「ほとんど外」という空間なので外気も入りますが、サーキュレーターがいい仕事をしてくれる！
さっきまであんなにおしゃべりしていたのに、自然と会話もストップ。
幻想的にライトアップされた空間とやさしいヒーリングミュージックを全身で感じて、感覚の世界へ……
広さも十分で本当に至福の外気浴タイムでした……（ととのい中）
外気浴スペースで使用している音楽は、東大で研究された”人間が心地いいと感じる周波数”を取り入れたものです。クリエイターとのコラボで生まれたのですが、機械音ではなくすべて人間の声でつくられた音楽なんですよ。
人の声？！全然気がつきませんでした……！！
無料貸出のサウナマット
このサウナマットも、とあるクリエイターさんによる特注品です。座面から伝わる熱がしっかり感じられると思うのでぜひ使ってみてください。
天井3m！高さと熱を楽しめるポルタ
続いてポルタにやってきました。ポルタとはフィンランド語で「階段」を指す言葉。
そう、ポルタサウナは、天井3メートルの階段タワー式のサウナ室なんです！
これプライベートで体験できる規模のサウナじゃなくない……？とその高さと大きさに圧倒されます……。すごいよHUBHUB。
上段からサウナストーブを振り下ろして撮ったのがこちら。なかなかの高さのあるサウナ室だということが伝わるのではないでしょうか？
ゴロッと寝転べるくらい広々とした座面
ポルタサウナの温度は90度とウーラッコに比べて高温設定です。
上段に行けば行くほど熱く仕上がっていたので、ガツンとくる熱さを感じたい方には非常におすすめ。
上段は本当にアッチアチでした！
ポルタサウナももちろんセルフロウリュ可能。
蒸気が上にまで行き届くよう、バレルサウナのように円形にカットされた天井も特徴です。
ウーラッコサウナとポルタサウナ。同じ店舗の中にまったく別物のサウナがあるのが魅力的ですね。
「同じサウナは作らない」ことがHUBHUBサウナのポリシーでもあります。
2種類のサウナがあることでお好みに合ったタイプを選べるのもそうですが、次は別のサウナを体験したいと思ってもらえるとうれしいですね。
カフェラウンジでドリンク&アートギャラリーを楽しむ
サウナを満喫した後は、カフェラウンジに移動してブレイクタイム！
サウナプランにはアルコールを含むドリンクが1杯ついてくるので、好きなものをチョイス。うれしい！
左＝ジンジャーエール 右＝SAPPORO SORACHI1984
サウナは100分と利用時間が決まっていますが、カフェラウンジはとくに制限を設けていません。
利用者の中にはこのままアルコールを楽しんで帰る方もいるそうですよ！友人同士で来たらサウナトークで盛り上がれそうですね。
カフェラウンジ内には、アート作品が展示されていたり、
オープンしてまもないことから「はじまり」の意味を込め、フィルムで撮影されたモノクロ写真を展示
入り口のデジタルシアターでもアート作品が上映されていたり。
サウナだけでなくデジタルアートを体験できるのもHUBHUB御徒町のおもしろいところ。
展示は随時変更があるそうなので、行くたびにちがう作品に出会えそうです。
HUBHUB御徒町は、サウナ、カフェラウンジだけでなく、ギャラリーとしてアートを発信する場所としても活用されているんですね。
そうですね！もちろんサウナにも力をいれていきますが、アートギャラリーとしても面白い発信をしていけたらと思っています。
これからのHUBHUBサウナ
おしゃべりが弾むウーラッコサウナと高さと熱でいつもとは違った体験ができるポルタサウナ。
どちらのサウナを選んでも新鮮であたらしいサウナを体験できることから、友人を連れてきたくなる場所だなと思いました！
みなさんはどちらのサウナを体験したいですか？
2021年11月〜2023年1月まで開業していた「HUBHUB日本橋人形町」のサウナ室 写真引用：PRタイムズより
2021年11月に日本橋人形町から始まったHUBHUBプロジェクト。
2023年7月には「HUBHUB御徒町」、8月には「HUBHUB横浜天王町」、「HUBHUB下北沢」、9月には「HUBHUB新百合ヶ丘」オープンと、実は超オープンラッシュなんです。
「同じサウナはつくらない」というポリシーを掲げるHUBHUBサウナ。
御徒町店のウーラッコサウナとポルタサウナにわくわくさせてもらったように、他の店舗では一体どんなサウナを体験できるのか楽しみです！
HUB HUB御徒町 概要
HUB HUB 公式HP：https://hubhub.jp/
SNS：@hubhub_jp
予約ページ：https://hubhub.vacationgo.jp/
※事前予約制/男女利用不可・同性利用のみ
住所：〒110-0005 東京都台東区上野５丁目１０−６
アクセス：JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅徒歩3分/東京メトロ銀座線「上野広小路」駅徒歩4分/
東京メトロ日比谷線「仲御徒町」駅徒歩4分/都営大江戸線「上野御徒町」駅徒歩4分
営業時間：9：00～23：00（年末年始除く）
利用料金：100分貸切サウナプラン（バーラウンジ利用/フリードリンク1杯付）8,000円〜（※詳しくは予約ページより）
ライター：はせがわみき
