4月28日(日)〜29日(月・祝)の2日間、ホテルニューオー…

川が水風呂になるサウナって良いですよね。
川のせせらぎ、鳥の声、木漏れ日、外気浴。
自然を全身で感じる癒やしの体験です。

千葉県夷隅郡大多喜町の「sauna en」は、そんな期待を全て満たすサウナです。
カップルや友人と来たくなるプライベート森林浴ができちゃいます。
しかも川沿いのサウナでは珍しい、テントではなく小屋のサウナ。それも、しっっかり熱いサウナです。


座面がストーブよりも高い位置にあり、斜めの天井にそってロウリュの蒸気が一瞬で足先から頭まで温めてくれる構造。
自然派手作りサウナ小屋の穏やかな顔をしながら、サウナ室の作り込みが完全にガチでした。


このサウナを作って運営しているのは、同級生と移住し普段は伐採業を営む加藤さんたちです。開業から4年、少しずつアップデートを繰り返し、直近では水風呂も追加しました。
木を切り、薪やアロマ、そしてサウナ小屋を作り、自然の中で人を迎える。
地域に根ざし、土地と人と木の縁でできたsauna enの魅力をご紹介します。
目次
カップルや友人と来たい、美しい川沿いのプライベートサウナ


sauna enは大多喜町の自然のど真ん中、キャンプ場『しげキャン』の敷地内にあります。
しげキャンはコテージやウッドデッキサイト、フリーサイトなど様々な宿泊スタイルが選べる林間のキャンプ場です。


その川沿いエリアに間借りするような形で運営されているのがsauna enです。
目の前には澄んだ川が流れ、まわりは緑に囲まれた、プライベートな「自然の中のサウナ」です。
実際、お客さんの多くがカップルやご夫婦などの二人組だそう。
都心のオシャレなプライベートサウナも良いですが、自然を感じられる開放的なサウナを貸し切れるのって素敵ですよね。


川はこんな感じの美しさ。
取材は雨の翌朝でしたが澄んだ水が流れていました。日中はキャンプに来た子ども遊ぶ穏やかな川です。
流れ自体は異なりますが、かの有名な養老渓谷まで車で15分のエリアと言うと、川と森の美しさがイメージしやすいでしょうか。


隣にある脱衣所で水着に着替えてサウナに入っていきます。
ちなみに入浴後はキャンプ場のシャワーを使えるので、アウトドアサウナのワイルド感が心配な人にも安心してオススメできます。


なによりウッドデッキというのも清潔な感じがしてくつろげますよね。


さっそく、加藤さんにサウナ小屋の中を案内していただきましょう。
自然が気持ちいい系サウナだと思っていたら、サウナ室も本気すぎた


冒頭でもお伝えした通り、sauna enはサウナ室がガツンと熱いのが魅力です。
250kgという大量のサウナストーンを乗せたストーブがしっかり室内を暖めています。月に1回すべての石を掃除するのが大変だそうですが、こだわりポイントなので量は減らせません。


使うのは、加藤さん達が営む伐採業で出た薪。


そしてロウリュに使うのは伐採した木を蒸留して加藤さん達が作ったアロマ水です。


もちろんサウナ小屋も手作りです。
伐採業とサウナが無駄なくリンクしています。
加藤さんによると木材は育った地の気候に合うと言われているそう。きっとこのサウナ小屋もこの場所で長く愛され続けるんでしょうね。


さて、ストーブを見下ろす高い座面に上っていきます。
座面が高いメリットといえば、足もとから頭までしっかりアツアツということ。手作りサウナ小屋やバレルサウナあるあるの「隙間風でなんか足が寒い」問題がまったくありません。


「屋根が片流れなのでロウリュの熱が一気に来ますよ〜!」と加藤さん。
サウナが好きすぎて、同級生が立ち上げたsauna enに合流する形で移住しちゃった本格的なサウナーです。サウナーが運営してるサウナって信頼度バツグンですよね。


たしかに片流れの屋根を伝って熱気がすごい!!
部屋の構造のおかげで無駄なく室温が上がり、約90度からなんと最高110度になるそう。ロウリュ前からしっかりアツアツで、ロウリュをすると一瞬で汗が噴き出ました!
手作りのアロマは自然でとても優しい香りでした。
同時利用は4人まで。プライベートサウナなので大きな声で談笑しても良いですし、一人の時は寝そべっちゃっても良いですよね。
しっかり体を温めたら……


熱をキープしたまま川にザブン。
冬は7〜8度、夏は21度と季節によって温度が変わるのも自然の醍醐味ですが、取材日(6月)は17度で本当に丁度良い川水風呂でした。


台風の後は砂地が増えたりと、行くたびに地形が少し変わっているのも、自然そのものの面白さなんだそう。
川に入ったのなんていつぶりでしょう。サウナのおかげで自然との距離を縮めることもできちゃいました。
井戸水風呂も誕生! サウナー視点で進化し続けてます


川に入った後は外気浴&森林浴。
これはととのう。


市街地からのアクセスも良い場所なのですが、しっかり森の中に入っているので車や街の音もぜんぜんしません。
川のせせらぎ、鳥のさえずりを聴き、頭上の木々の揺れを見ていると本当に心が穏やかになります。
「森の中でくつろぎたい」という要望・期待に100%応える、ガッカリしないアウトドアサウナ体験でした。


そして2025年12月にウッドデッキ2段目が、この6月には新たに水風呂が増設されるなど、少しずつアップデートされているのもsauna enのすごいところです。


サウナ小屋から出て10秒、冷たく綺麗な井戸水の水風呂に一気に入るのもサイコーですね。
水深も80cmあって、一気に全身が冷却されます。加藤さん自身の身長が高いので、しっかり浸かれるように作ったんですって。
天候と季節に左右されやすい川の水に対し、安定した水風呂を追加して盤石なサウナ施設になっていました!
着実に拡大・進化を続けているので、次に訪れたときはまた新しい何かが増えているかもしれませんね。
移住して、生きる術を探してたどり着いたサウナの物語。帰りに1杯とサウナトークを


たっぷり2時間サウナを楽しんだら、キャンプ場のカウンターバーでセットのドリンクを飲んでくつろげます。
日帰りなら定番のオロポ。キャンプをしていく人は冷えた生ビールがオススメです。


サウナに行って運営者側と話す機会って実は少ないですが、ここではドリンク片手に加藤さんとサウナトークもできちゃいます。
自身がサウナーなので、全国のサウナ情報を交換しているそうですし、高校の同級生と3人で移住者として生活している加藤さん達のストーリーを聞くのもとても良い時間になると思います。


提供写真
加藤さんに先んじて、地域おこし協力隊として2022年3月に大多喜町へ移住した2人が、千葉という林業が難しい地域で伐採業に出会い、切った木を活かす方法を模索して辿り着いたのが、「自分たちで木を消費できるサウナ」だったそう。
ちなみに伐採業とは、山に入って木を切り出すのではなく、民家の裏などに立つ一本の木を、ロープとスパイクで登り、小さく切って落としていく「特殊伐採」の技術を使う仕事です。



自分の技術で得た木が、サウナ小屋の材料になり、薪になり、アロマになる。
地域に根ざし、自然に支えられながら自分の力で生きていく循環の中にこのサウナがあると思うと、なんだかいつもより深くととのったような気がしました。
グッズも充実! 土地と人と木の縁でできている『sauna en』施設概要
公式サイト:sauna en
公式Instagram:http://www.instagram.com/sauna_en/
所在地:〒298-0272 千葉県夷隅郡大多喜町中野575
営業時間:9:00 〜 21:00
料金:1枠2名2時間 平日 ¥12,000、土日祝 ¥15,000。
3名以降 +¥3,000/人
利用:水着、タオル、サンダルは持ち込みが必要。
駐車場:キャンプ場の駐車場あり


ちなみに、自家製アロマはまだ販売していないそうですが、sauna enではグッズも販売しています。


オリジナルキャラクターの「ロウリュウくん」は、代表が友人とデザインしたもの。
サウナーはステッカーが大好きな人も多いですよね。訪れた記念にぜひチェックしてみてください。
自然の開放感、本気すぎるサウナ室と選べる水風呂、そして温かい人柄。すべてがつながった「sauna en」、ぜひ大切な人と訪れてみてください。
キャンプ場との同時利用で割引きがあったりもするので、詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。個人的に、キャンプ友達とまた来たいと思います。
おわり








