「水木しげるロード」がリニューアル!生粋の水木ファンが見どころをご紹介
水木しげるロードでおすすめしたいお土産や妖怪グルメをご紹介。リニューアルした水木しげるロードの見どころを、生粋の水木ファンである筆者が巡ります。妖怪ブロンズ像の紹介も。鳥取県境港市の一押しスポットです。
こんにちは!ぬりかべは二つ目よりも一つ目派。ライターのマサキマサユキ(@masakiyuki58)です。
本日は鳥取県境港市『水木しげるロード』に来ています!
「ゲゲゲの鬼太郎」新作アニメが絶賛放送中の2018年。水木しげるロードは25周年を迎え、リニューアルオープンしました。
今回のリニューアルで大きく変わったところは、下記のとおり。
- 歩道が拡大され、ゆったりと散策が楽しめるように。
- 夜間の演出照明がスタート。
- 妖怪ブロンズ像が177体に増加。妖怪の棲む場所などにより再配置&ゾーン分けされた。
今回は、新しく生まれ変わった水木しげるロードの魅力を、水木ファンの真崎真幸がリニューアル初日にご紹介します!
実はワタクシ、実家に水木しげる先生のマンガを大量所有している大ファンであります。
ガロ版の『鬼太郎夜話』が特に好きです。幼少期の誕生日プレゼントに古本屋で『妖奇伝』を頼んだことも。水木しげるロードの記事がどうしても書きたくてSPOTへ企画を持ち込みました!そして企画にゴーサインが出たときは嬉しくて叫びました。ウレチイッ!!
道中はしゃぎ過ぎるかもしれませんが、ここは妖怪の集うロードです。大目に見てやってください!それでは行きましょう。ゲゲゲゲゲ~
目次
水木しげるロードへのアクセス
『水木しげるロード』がある境港市は鳥取県の北西、島根県との県境に位置します。
新幹線を乗り継いで来ると所要時間は東京からは約6時間、大阪だと約3時間半で到着します。首都圏からのアクセスは飛行機で『米子鬼太郎空港』の利用が便利です。(羽田から米子まで約80分)各都市から高速バスも発着していますので、用途に合わせてご利用下さい。
水木しげるロードの玄関『JR境港駅』
水木しげるロードの玄関口『JR境港駅』と『みなとさかい交流館』です。
妖怪巨大壁画の存在感!
こちらのビル内に『境港市観光案内所』があるので、そこで大体の問い合わせはできます。とは言っても行き当たりばったりでロードを散策して、悩んだらロード近隣の住人に聞くのも旅の醍醐味だと思います。(地元の触れあいダネ)
駅に鬼太郎列車が停車してたのでパシャリ。列車は全6種類あって、こちらは「ねずみ男列車」。ビビビ!
ブロンズ像もさっそくお目見え。郵便ポストに鬼太郎が。境港に来たぜ~~って嬉しくなっちゃう!
これは河童の三平。鬼太郎、悪魔くんは知ってても『河童の三平』は知らない人多いんだよな。名作です。タヌキめっちゃ良い奴。シャンペイ!!
妖怪スタンプラリーに参加しよう
水木しげるロードを楽しむのなら必須アイテムなのがコチラ。『妖怪ガイドブック』!
ロードの案内やブロンズ像の設置場所、妖怪の説明などが記載されています。マストアイテムと言ってもいいです。
案内所やロード路面店舗で購入できます。価格は120円。(写真は最新版で、2018年7月時点のもの。第19版になります)
妖怪ガイドブックに記載されている妖怪のスタンプを集めるスタンプラリーが楽しめます。コンプリートしたら妖怪博士として認められ『完走証』が貰えます!
妖怪好きとしては素直に参加です。絶対に妖怪博士になるぞ、絶対にだッ!!
水木しげるロード~お昼の部~
「水木しげるロード」は今回のリニューアルで昼と夜で2倍楽しめるようになりました。この記事ではお昼の部と夜の部で紹介します!
君の後ろに『妖怪ブロンズ像』
『君のうしろに黒い影』は第4期鬼太郎の決めセリフですが、水木しげるロードに行くと『君の後ろに妖怪ブロンズ像』が体験できます。
その数177体!キャラクターの銅像がこのスケールで設置されている町は全国でも稀です。水木しげるロードすごい!!
こちらはガイドブックに掲載されている「水木しげるロード」の全体マップ。
お目当ての妖怪ブロンズ像はこれで探すと良いでしょう!
水木しげるロードでねずみ男と握手!!
人気の撮影スポットなので、並んでも撮りましょう。握手しすぎて手がツルツルになっとる。
ねこ娘もいるよ!
新作アニメからねこ娘を知った鬼太郎ファンだとビックリするだろうなあ。
ちびっ子諸君。ねこ娘ってこーゆー時代もあったんだよ。(にっこり)
出た!水木作品の人気キャラクター『サラリーマン山田』!!
ナイスな躍動感ですね~。山田のセリフ「フハッ!」が聞こえてきそう。
山田は数多くの水木作品に登場する、いっつも不憫な奴なんだけど、とても人気なキャラなんです。
人気すぎてラッピングバスのデザインにも起用されているほど。スゴイぜ山田!!
他にもゾロゾロと・・・
妖怪たちが待ち受けていますよ・・・
全種類インスタにアップしようかと思ったけど、当日は猛暑でフラフラだったので断念。
ぐぬぬ・・・それにしても色々な妖怪が現れるので見ていて飽きません。お気に入りの妖怪が必ず見つかるハズです。べとべとさん可愛いよ、べとべとさん。
憧れの妖怪と記念撮影も!『世界妖怪会議』
駅のすぐ側にある『世界妖怪会議』という広場。こんな感じのボックスが数か所に設置されています。
ここに私の大好きな妖怪がいるとの情報を得たので寄りますよ。
バックベアード様~~ッ!!
鬼太郎のライバル妖怪であり、アメリカ代表妖怪でもあり、一部ネット界隈で人気のバックベアード様です!いやーたまらんですね。
「ははははは」があるのがまた良い。水木作品で擬音(オノマトペ)は必要不可欠であります。擬音だけでご飯3杯は食べられるな。うふふ。
そりゃ記念撮影するよね。
今回の取材はもちろん1人なので、記念撮影は目が合った観光客に頼んでます。妖怪好きの私たちはアイコンタクトで分かり合えるのだ。
もちろんブロンズ像もあります。
他には『アササボンサン』という妖怪のブロンズ像が必見です。(名前出オチですが)
お店も看板も鬼太郎だらけ!
妖怪ブロンズ像もスゴイけど、ロードに面するお店も良い味だしてますよ。看板も世界観を合わせてて素敵だ。
酒屋さん。目玉おやじが一升瓶持ってる。「オイ!キタロー!ぬる燗で頼む!」
散髪屋のガラスに鬼太郎。2階の人形が良い味だしてるネ。
交番もかなり水木しげるロード感でてますよ。
「鬼太郎が町の平和を守ります!」そんな声が聞こえてきそう。
公衆電話。鬼太郎の家になっちゃってる!こんなに狭いと目玉おやじの茶碗風呂できんぞ。
歩行喫煙はやめましょう。鬼太郎が見てるぞ!的な看板。
トイレの看板が鬼太郎とねこ娘。
ロードの足元にも。徹底的に水木ワールドだ。
レトロなお店も健在で、観光地になる前の雰囲気を感じることもできます。水木しげる先生はこの町で育ったんだなあ。
鬼太郎たちと会える!
水木しげるロードには日替わりで鬼太郎の仲間たちが出歩いています。休日は記念撮影する観光客で列ができることも。
鬼太郎、ねずみ男、ねこ娘、悪魔くん・・・11体いるらしいです。サッカーチームできるな。GKには是非ぬりかべを!(でもぬりかべはいないらしい)
この猛暑日、中の人は大変だろうなあ・・・ん?中の人なんていません?たしかに!中には妖怪が入ってるハズだからね(コラ)
ねずみ男もいました。人気です!ちびっ子もニッコリ。それにしても・・・
この場所での写真撮影はジワる。おまわりさん、こっちです!!
妖怪神社で妖怪頼み?!
ここは妖怪神社。お祈りするのは神さまになのか妖怪になのか?ご神体は樹齢300年の欅と黒御影石です。
鳥居が一反もめんになってます。個人的には鳥居に『妖怪おとろし』が欲しかったな~
参考:妖怪おとろし(水木しげる記念館より)
目玉の石像が!くるくる水に浮いて回ってます。『目玉おやじ清めの水』といいます。
くるくる~く~る~♬
目玉で清めましょう。チベタイッ!
絵馬はもちろん鬼太郎。
妖怪神社
住所:鳥取県境港市大正町62−1
参考サイト:http://yo-kai.net/
パネルも人気の撮影スポット
このようなパネルも各所に設置されています。女性観光者がパネルで自撮りする光景をよく見かけた。
ブロンズ像と違って色があるから”インスタ映え”するんでしょうかね。
商店街の人が作ったんだとしたらすごい製作スキル。とっても上手な絵。
難易度高めの顔出しパネル。
これだと、ゲゲゲのミサワになりますね。
妖怪百鬼夜行 feat マサキマサユキ みたいな写真撮れた。境港に来たらみんなも撮ろう。
水木しげるロード~夜の部~
それでは水木しげるロードの夜の部を紹介します。やっぱり妖怪は陽が落ちてからですよね。ヒヒヒ・・・
水木しげるロードの新たな夜の顔
お昼の顔から一変、鬼太郎も夜の顔になりました。
今回のリニューアルの目玉になる『夜間の演出照明』がスタートです。
妖怪の影絵が現れました!!
これにはちびっ子たち大はしゃぎ!妖怪たちを踏む踏む!!ちょっと落ち着くまで撮影を待ってました(笑)
『べとべとさん、先へおこし』
それにしても妖怪のチョイスがマニアック。影絵になった時、映えるか、作成しやすいフォルムか?等で選んでいるのかもしれませんね。
ちなみに演出照明は夜の20~22時まで、歩行者天国の時のみの実施となりますのでご注意を!(平日は要確認)
友人やカップルと一緒に影絵して写真を撮れば、ちょっとだけ幸せになれます。
わし?ひとりですがなにか?
境港の銭湯『さかいポートサウナ』
お風呂に入りたくなったら『さかいポートサウナ』へ行こう!
水木しげるロードの玄関口『JR境港駅』に隣接する『みなとさかい交流館』4階にあります。
境水道を行き交う船や島根半島を眺めながらお湯に浸かれる銭湯です。
館内の休憩スペースにも鬼太郎の絵が飾ってあります。
水木しげるファンは歓喜すること請け合いの銭湯です。
子泣き爺と砂かけ婆ってところが分かってるネ。
やっぱり銭湯はサイコー!!
浴室は広くないけど、円形の天体部屋みたいでイイ感じ。浴槽の目の前は窓になっていて海を眺めながらゆったりできます。
観光で歩きまわった後はさかいポートサウナで汗を流しましょう。サウナと水風呂でリフレッシュ!
さかいポートサウナ
住所:鳥取県 境港市大正町215 みなとさかい交流館
参考サイト:https://www.city.sakaiminato.lg.jp/index.php?view=7171
水木しげるロードの真ん中で宿泊
当日は観光客が多過ぎて、宿を取るのも困難、夕飯も入店を断られ(食材がない)いろいろ大変でした。
リニューアルオープン初日は全国から観光客が集まったので、仕方がありません。
『妖怪 まくら返し』が出ないかと期待をしながら就寝します。おやすみなさい。
(まくら返しは出なかったけど、『妖怪寝癖つけ』は早朝出ました。)
オススメの妖怪グルメやお土産を紹介
ここでは水木しげるロードでオススメのグルメやお土産を私の独断で紹介します。
オススメは本当たくさんあって悩みました・・・是非みなさん、実際に水木しげるロードへ行って確認してみてください!
目玉を食べましょう『妖菓 目玉おやじ』
ここの名物は『妖菓 目玉おやじ』。
目玉が並んでる~~。ちょっと怖い~…
1個買うと、串に刺さった目玉が出てきます。箱入りも売っていますのでお土産にどうぞ。
やっぱり怖い!テカテカの目玉から息吹を感じてしまう・・・
このお菓子が人気なのは、こんな感じに写真が撮れるからです。
ここでも”インスタ映え”がポイントとなってますね。
どうしても撮りたかったので、近くにいた観光客の方にお願いしました。お邪魔してすんませんでした。
目玉を食べます。ガブリッ
人生で一度は目玉をかじる体験しておきましょう。食育になります。知らんけど。
妖怪食品研究所
住所:鳥取県境港市本町4
参考サイト:http://www.kenkyujo.jp/
思わず注文!『一反もめん焼き』
一反木綿のイカ焼きです。これはネタ的に食べておきたい。おいどん、イカ焼きになったとばい~。
店舗前に一反木綿!しかも三体も!白い三連星だな。ジェットストリームアタック(おっさんでゴメン)
炙られる一反木綿。作中でも一反木綿は焼かれがち。しっぽ焦げがち。
一反もめん焼き完成!!
ん?なんか思ってたのと違うな・・・メタボな一反木綿(笑)
比較画像です。ご査収ください。
浜のごっつぉ屋
住所:鳥取県境港市 大正町88
参考サイト:ぐるなび
境港まぐろラーメン本舗
水木しげる記念館の近くに位置する、目立つ看板のこのお店。”本まぐろラーメン”が名物とのことです。
本まぐろの切り身が乗っかっています!
まぐろラーメンにはわさびをスープで溶かして食べると美味しいらしい。珍しいな。
まぐろの出汁スープとゆずの皮の香りがマッチして、あっさりしていて美味しい!
まぐろの切り身が次第に火が通って違った味が楽しめる。言われた通りわさびも投入して食べたけどスープによく合う!!ネギが青ネギと白ネギが入ってるのも私の好みだ。
冬だと”蟹ラーメン”もあるらしいですよ。ラーメン好きの方、是非チャレンジしてみてください!
ペロリと完食。ごちそうさまでした。
見つけちゃった!
.reservation_button{margin:1em 0 0 !important;text-align:center}.reservation_button a{display:block;margin: 2.8em auto 0;height:60px;max-width:400px;border-radius:6px;background:#5db2f3;color:#fff;font-size:16px;font-weight:bold;line-height:60px;text-decoration:unset}@media(min-width:769px){.reservation_button{margin:1.5em 0 0 !important}}
まぐろラーメン本舗 太陽軒
住所:鳥取県境港市本町31
公式HP:http://ajiya-group.net/shop_maguro.html
参考サイト:ぐるなび
お土産に最適『妖怪おでん缶』
妖怪おでん缶!!めっちゃ気になる~!
ゲゲゲの妖怪楽園の限定品です。一反木綿とぬりかべのコンニャクが入ってます。これ企画した人エライ!中身が気になるので購入しました。
ラベルが数種類あってA型の真崎は悩みます(中身はおなじ)。
開封してみた。一反木綿の目の位置おかしいような気がしますが、まあよしとしましょう。
ぬりかべはもうそのままでぬりかべだよ。
ゲゲゲの妖怪楽園
住所:鳥取県境港市栄町138
公式HP:http://www.yokairakuen.jp/
とりあえず買っとけ!『限定レジャーバッグ』
水木しげるロード限定レジャーバッグ
別名コミックバッグとも表示されていまして、マンガの絵をデザインで使用しています。水木マンガ擬音フェチも思わずニッコリ。
カラフルでとっても可愛いので、とりあえず買っておきましょう。そんなに荷物なくても、帰って使えばいいじゃないか。各店舗で販売中です(600円)。
鬼太郎仕様が可愛い『妖怪がまぐち』
観光地でよく見かけるがま口専門店。ここ境港の「妖怪がまぐち」はナイスなデザインが揃っています。
こちらの『鬼太郎のちゃんちゃんこ柄』がまぐち。
めっちゃ可愛くないですか?黄色と黒が鬼太郎ファンはもちろん、阪神ファンも喜ぶデザインに仕上がってます。
わたしのチョイスはこちら。小銭入れ欲しかったんだよね!
お土産にしたら話題になること必至です!他にもバリエーションあるのでお気に入りを探してみて。
妖怪がまぐち
住所:境港市松ヶ枝町 14
参考サイト:http://telacoyawave.com/
ガス屋がヤバイTシャツ屋さんになっている
こちらは戸田油店。
本業はガス屋さんですが、観光地なのでお土産屋もやっています。こちらの限定Tシャツがヤバイ仕上がりになってまっせ!
ガロ版の鬼太郎Tシャツ!
鬼太郎が「ガロ」という雑誌で掲載されていた時の絵をデザインに使用。カラーも複数刷りなので、他のTシャツよりも値段は高めです。
水木しげるファンの心くすぐるイイ仕事をしてます!バックベアードのTシャツと迷いましたが、こちらを購入。2日目の取材はこちらを着用しました。
早朝の水木しげるロードをドヤ顔で歩く真崎。本当にオススメです。
戸田油店
住所:鳥取県境港市松ケ枝町18
参考サイト:ブログの記事
『妖怪スタンプラリー』はどうなったのよ?
「ところで真崎よ、妖怪スタンプラリーはどうなったんだよ?」
気にしてなくてもそう言って欲しい。ちゃんとコツコツ集めてコンプリートしましたー!
全部で35個のスタンプを求め、ちびっ子の列に並び、汗が目に入っても完走しましたよ。
こうやって指定されたページを出して、
ズレないようにそっとスタンピン!
集めたぜッ・・・妖怪博士に俺はなるッ!!(なった)
観光案内所でコンプリートを確認して、 妖怪博士!完走証をゲット!!
記念撮影を頼んだら、観光職員に蟹を頭に乗せられた。なんで??
水木しげる記念館
こちらは水木しげる記念館。
水木しげる先生の年表や作品パネル、妖怪の模型が展示されています。今回は時間の問題で急ぎ足でまわったので、次回はゆっくり来たいな。
ちゃんちゃんこ着た子供がフレームに入ってきた!(笑)
子泣き爺がリアル過ぎて怖かった件。
(館内は撮影禁止場所もありますので、撮影される場合はご注意ください)
水木しげる記念館
住所:鳥取県境港市本町5
参考サイト:http://mizuki.sakaiminato.net/
ミニインタビュー ~そこに住む人たち~
今回は地元の方からお話を聞ける機会があったので、インタビューもしてみました。
『ゲストハウス 鳥取境港 ”縁”』島谷勇志さん
メイン通りから一本入った通りにあるのがこちらの『ゲストハウス鳥取境港 “縁”』
三重県出身のオーナー島谷勇志さんが2016年にスタートした比較的新しいゲストハウスです。こちらのゲストハウスの特徴は、ファミリーや層や女性の旅人がメインのお客さんになっているところ。
私が境港入りする数日前、こちらのゲストハウスのWebページにたどり着き宿泊の問い合わせをしたのがキッカケとなり、インタビューさせていただけることになりました。
基本、ファミリーと女性のみが宿泊可能となっている為、(平日は男性可)私は宿泊できませんでした。しかし、島谷さんのご厚意で近辺の宿を教えて頂き、宿を予約できました。
一面に水木しげるロードの写真。
四季を感じる写真もたくさんあってロードの移り変わりを感じさせてくれる。
島谷さんはもともと旅が大好きで、以前から日本中を旅していました。その中でも境港「水木しげるロード」がお気に入りで、何度も通っていたそうです。
そんなある日、自分でゲストハウスをやろうと発起し、あれよあれよと空き家が見つかりこの地で開業することに。その間たったの4カ月ほど。
なぜ三重県から遠く離れた境港市へ移住したのか?疑問に思い聞いてみると…
「以前からこの町が好きで何度も旅行で来ていました。私は水木しげる先生のファンというよりかは、この町のファンなんです。大勢の人が町を盛り上げようと頑張ってきたその歴史にとても惹かれるのです」
てっきり水木しげる大好きマンだと思っていたら、『この町が好きだから』移住したし、ゲストハウスもはじめたとのことでした。
たしかに日本中探してもこんだけキャラ立ちした町はそう無いと私は思います。お世辞にもアクセスしやすい場所ではなく、地の利も少ない境港市。しかし、発信力は他の地方に負けないパワーを持っているのが『水木しげるロード』なのです。
壁一面に貼られた『メッセージカード』。お客様がイラストを描いて貼って帰るのだそう。
「水木しげるロードの観光客は、主にどこから来ていますか?」
「関西の方が圧倒的に多いですね。ドライブで来る方も多いです。九州は福岡、長崎くらいから四国は愛媛、高知からも来られますよ」
「米子空港、いい場所にありますよね。空港からは来ないんですか?」
「関東のお客様は飛行機で来ていますね。それ以外はほとんど鉄道か自動車です」
日本全国から観光客が集まっている…!
SNSでここを知った学生さんが「お金を貯めていつか境港へ旅行に行きます!」とメッセージをくれたりすることもあるそうです。
潜在的な観光客はまだまだ沢山いそうですね。逆に北陸や東北からのお客様は少ない様子。気になっているそこのあなた。境港に行かなきゃ!
もしも「水木しげるロード」が山陽新幹線の通る土地にあれば、今以上の集客力を持っていたでしょうね。そんな話で盛り上がりました。
「今年は『ゲゲゲの鬼太郎』の新作アニメが放送中で、水木しげるロードも盛り上がっています。その後のリピーターをどう惹きつけるか、アプローチしていくかが重要なのだと思います」と考えている島谷さん。
また来たいと思ってもらえるゲストハウスであり、町でありたい。そんな想いを胸に、島谷さんはこれからもこの町で皆さんを待っています。
これは宿泊されたお客様にプレゼントしている『目玉おやじの折り紙』。
ハートを持って入浴する目玉おやじ。かわいい。
ゲストハウス 鳥取境港”縁”
住所:取県境港市大正町59-1
公式HP:https://guesthouse-en.jimdo.com/
参考サイト:じゃらん・楽天トラベル
『妖怪ショップ ゲゲゲ』野々村久徳さん
こちらは『妖怪ショップ ゲゲゲ』。
水木しげるロードの中でも、ひときわ目立つこの店舗。オーナー野々村久徳さんにもお話をお聞きしました。
野々村さんは初代の振興会長を務めておられ、現在も観光客に楽しんでもらえるように尽力されています。
日頃は町の電機屋さんとして、土日は観光客向けに妖怪の人形を作るワークショップを開いています(不定期)。
驚かされるのが、野々村さんの造形技術。
店頭の模型は野々村さんが独学で習得して製作しています。
アッ!墓場鬼太郎!ファンは思わずため息が出る程のハイクオリティです。
野々村さんは生前の水木しげる先生と親交があり、アドバイスや相談に乗ってもらっていたのだそうです。
水木しげるロード発足時、水木先生は
「面白いところには、ほっておいても人が寄ってくる。あそびなさい。一生懸命あそびなさい。」と仰ったそう。
その教えを守り続け、現在も観光客の皆さまに楽しんでもらえる『あそび』のある町を続けていきたい、と野々村さんは語ってくれました。
子供たちがワークショップで作った一反木綿。ただいま乾かし中。
当日は外国人観光客が多く、目玉おやじを見て一言「amazing!!」
とても素敵なやさしい時間が流れています。是非寄ってみて下さい。
妖怪ショップ ゲゲゲ
住所:鳥取県境港市 大正町67
参考サイト:http://yo-kai.net/shop/yokaishop_gegege/
おわりに
水木しげるオタの2日間を紹介しました。少しでも境港『水木しげるロード』に興味を持って頂けたら嬉しいです。
山陰の日本海側、島根との県境にある境港市。そこには妖怪たちが楽しく過ごしている町があります。西洋のテーマパークでは味わえない、純和風かつどこか懐かしくもある妖怪の世界を体験してみませんか?
私は人生で3度目の水木しげるロードでしたが、来る度にちがう発見と体験ができてます。
鬼太郎イヤーの今年、少し足を伸ばして境港市へ遊びに来てください。思い出になることをお約束します。ゲッゲッゲッゲ・・・
あなたのきっかけになれたとしたら寄稿してよかったです。
またお会いしましょう。ほいじゃ~の~。