【夕陽日本一の街】静岡県「西伊豆町」を取材!地元の方におすすめ観光スポットを聞いた
”夕陽日本一の街”、静岡県の「西伊豆町」の観光スポットをご紹介。ライターのツマミ具依が実際に訪れて、地元の方におすすめの観光スポットを聞きました。日本の夕陽百選にも選ばれた名所「大田子海岸」や、海を眺めつつ新鮮な魚介を味わえる「堂ヶ島食堂」、お土産の品揃え抜群の「海産屋」など、伊豆旅行に適したおすすめのグルメスポットや景勝地をご紹介します。
こんにちは!ライターのツマミ具依です!
突然ですが皆さん、夕陽日本一の街「西伊豆町」をご存じでしょうか?
夕陽だけでなく、
こんな自然景観を楽しんだり、
ステンドグラス制作が体験できたり、
海の近くなので新鮮な海鮮も楽しめる場所なのです。
西伊豆町、場所はここです。
実際に西伊豆町に寄せられるコメントを見ると
「混雑しすぎてないのでゆったりできる!」
「伊豆に行ったことはあっても西伊豆ははじめてだから楽しかった!」
と大満足のご様子!
伊豆に旅行に行くならぜひ西伊豆町も要チェック!
今回は、そんな西伊豆町に生産者さんの取材記事でお邪魔しましたが、こちらの記事では地元の方に聞いたおすすめスポットをお届けします~!
(ちなみに、西伊豆はふるさと納税お礼の品の「西伊豆町ふるさと納税感謝券」を使うとお得に旅することもできます)
目次
自然景観を楽しむならここ(堂ヶ島&沢田公園&黄金岬)
堂ヶ島
西伊豆町はリアス式海岸で、駿河湾とともにでこぼこした岩浜や島が眺められる景勝地です。
西伊豆町に来たからにはこの景色を見ずに帰れませんよ~!
多くの景観スポットが存在する中、迷ったらここ!
堂ヶ島です。
展望台や休憩所などもあり、広くてゆっくりできます。
見てください、この日本画のような絶景!!
堂ヶ島は「伊豆の松島」とも呼ばれるほどなんですよ。
約30分でほどで、遊歩道を一周することができるのでちょうどいいですね。
堂ヶ島の遊覧船
堂ヶ島にきたらぜひ乗ってほしいのが遊覧船!!
しかし、残念ながら今回は強風のため欠航ー!!(大ショック)
運航状況はホームページでこまめにチェックができるので、運行していたら絶対に乗ったほうがいいです!
乗れていれば最高に魅力的なクルージングができたのです……!
このように洞窟の中に入るんですよ~
間近で見る自然は絶対キレイだし、冒険っぽくてワクワクしますね!
(非常に悔やまれる)
天窓洞(てんそうどう)
この洞窟は、天窓洞(てんそうどう)という必見スポットなんです。
上から洞窟内をのぞきこめるのですが、先ほどの遊覧船に乗れば
こんな素敵な青い洞窟を楽しむことができます!
遊歩道を散策していると洞窟の穴を上から覗き込むことができます。
光が海面に差し込み、輝くエメラルドグリーンは神秘的で美しい!
地層も見られる
他にも注目してほしいのは地層。
伊豆半島が海底火山だった時代に噴火を繰り返してできた地層は、ミルフィーユ状で白くてなめらか。
地層がキレイって思ったのはじめてかも!
時期がよければ河津桜も!(2月上旬~3月上旬)
また、毎年2月上旬~3月上旬までの約1ヶ月の間には、河津桜(かわづざくら)も、楽しむことができます。
一足早く春の訪れを感じることができますよ。
海女さんが営むお土産屋さん
「おねえちゃん!寄ってってよ~!」
威勢よく声をかけてくれたのは地元の海女さん。
堂ヶ島には海女さんが営むお土産屋さんがあります。
西伊豆町は海女さんが最盛期には100人近くいて、天草をとる姿が名物でもありました。
海の貝殻を使った手作りの品の数々。
どれも涼しげでかわいらしく、女性は特に目を引かれてしまいますね。
イベント「日本一の夕陽ブイヤベース」
ちょうど西伊豆町の食材でできたブイヤベースが配布されるグルメイベントが開催されていました!
ラッキー!!
「日本一の夕陽ブイヤベース」と題し、真っ赤な夕陽に見立てた大鍋のブイヤベース!
300人分あるそうです。
長蛇の列ができ、イベントは大変賑わっていました。
おっきい伊勢海老が贅沢!
これを無料で配布してるんなんて太っ腹~!
スープは濃厚で具材には味がしっかりしみこんでました。
こんな素敵なイベントが開催されるのは、西伊豆町を盛り上げていきたいという地元の人々の賜物ですね。
日本一の夕陽
夕陽を名所としている町は日本全国に多数ありますが、西伊豆町は「夕陽日本一のまち宣言」をしています。
役所のホームページでは、夕陽の見ごろの時間帯が毎日更新されているので、チェックして夕陽の時間を待ちましょう。
16:00。
西日がゆっくりと沈み、夕方になったらお待ちかねの夕陽マジックアワーが近づいてきます。
……20分後
きたーーーーー!!!
わぁぁぁ!!
きれーーー!!
広大な海と島の間に輝く夕陽が、空を茜色に染め、思わずうっとりしてしまいます。
うっとりしながら夢中でシャッターを切りました!
本気で良い写真を撮りたい人向けに、夕陽の撮影方法のアドバイスや撮影場所を案内してくれる「夕陽ボランティア」という活動もあるんだとか!
西伊豆町では毎年夕陽フォトコンテストを開催しているので、うまく撮れたら応募してみてはいかがでしょうか。
今回は堂ヶ島にて夕陽をみたんですが、上の写真の「大田子海岸」は日本の夕陽百選にも選ばれている西伊豆町屈指の夕陽スポットです。
夕陽の美しさは変わりませんが、どこから夕陽を眺めるか選ぶのもまたひとつの楽しみ方かもしれませんね。
堂ヶ島
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2910-2
●遊覧船●
運行時間:8:15~16:30
料金:大人1600円 子ども800円
ホームぺージ:http://www.izudougasima-yuransen.com/
沢田公園
堂ヶ島のほかに沢田公園もおすすめです。
このように眺め抜群!
なのですが……
この絶景を温泉に浸かりながら味わえるんですよ~!
温泉は絶壁の先にあるので、開放感も満点です!
癒し効果がすごすぎる~!
沢田公園露天風呂
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2817−1
営業時間:
9:00~18:00 10月から2月
9:00~19:00 3月から5月、9月
9:00~20:00 6月から8月(7月第3日曜から8月第3日曜まで 6:00~20:00)
定休日:火曜日(祝日のときは翌日休)
料金:大人600円 小ども200円
ホームページ:http://www.town.nishiizu.shizuoka.jp/kakuka/kankou/kankou/onsen/sawada.html
黄金岬
黄金岬は、岩肌が夕陽で黄金色に輝くことから名付けられましたが、夕陽の時間帯でなくても十分な見ごたえがあります。
その理由は、静岡県内で初めて奇岩百景に選ばれた岩の形にあります。
よ~く見てください。
何かに見えてきませんか?
そう……
馬です!!
崖の先が馬の横顔に見えるのです。
この見た目から馬ロックと呼ばれているんですよ~。
見れば見るほど馬にしか見えません!!納得の命名ですね。
名付づけらたのは比較的最近で、4年前に地元の商工会青年部がもっと観光客に来てもらおうと愛称を公募して決まったそうです。
縁起のいい馬の岩は勝負運に強いというパワースポットにもなっています。
西伊豆町にはほかにも
ゾウ、
ゴジラ、といろいろあり、
他にはライオン岩もあるそうで、まるで動物園のよう!
お子さんと家族旅行をしたら絶対に盛り上がりますね。
景観に美しさだけじゃなく面白さもあるなんて、西伊豆町やりおる~!
黄金岬
西伊豆町で体験ならここ「黄金崎クリスタルパーク」
西伊豆の地域は、ガラスの原料である珪石(けいせき)産地として、数十年にわたり日本のガラス文化を支えていました。
そのガラス文化の魅力を美術館や作品づくりを通して伝えているのが、黄金崎クリスタルパークです。
現在もガラス作家が暮らす町として、展示や販売をしています。
注目ポイントは体験工房ができるところ。
小さなお子さんも体験できる、ガラスに画を描くサンドブラストが人気です。
今回は本格的なステンドグラス作りにチャレンジしてみます!
ステンドグラスでできたキャンドルを作ります。
まずは好きなガラスの色を選びます。
色や柄がたくさんあって迷うな~!
この色に決めた!!
ステンドグラス作りなんてもちろんはじめて。
先生が横で見本を見せながら丁寧に教えてくれます。
ふむふむ。
よーし!やってみよう!
「……??」
「すみません、もう一回教えてもらえませんか」
バカなのでもう一回聞いてしまいました……。
それでも先生は優しく教えてくれます!
左の銀色の棒がハンダと呼ばれ、スズと鉛が混ざってできています。
これがパーツをつなげる接着剤の役割となるんですね。
ハンダを接着したい箇所にあて、ハンダコデで溶かし、馴染ませてつなげていきます。
ハンダを溶かすハンダゴテは先が高温なので、持つときは緊張ぎみに。
ハンダが溶けるとジュッと音がします。
……ってもっともらしく説明してるけど、はじめは不器用すぎてうまくできませんでした……!
はじめ(上)はボコボコだったけど、後半(下)はコツがつかめてきました!
どんどんハマっていってきた!
1枚のパーツを立体につなぎ合わせていきます。
ハンダがきれいに溶けてつながると気持ちいい!
磨いてロウを流し込み、20分ほど冷やせば……
できましたーーー!!!
とってもきれい!!
キャンドルの灯が西伊豆町の夕陽のよう!
このガラスの輝きとともに、西伊豆町をいつでも思い出せそうです。
誰かにプレゼントするのもとても喜ばれそうですね。
黄金崎クリスタルパーク
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2240-3
営業時間:9:00~17:00
定休日:年中無休
ホームページ:http://www.kuripa.co.jp/
西伊豆町のおすすめグルメはここ!(堂ヶ島食堂&沖あがり食堂)
堂ヶ島食堂
堂ヶ島から道路を挟んですぐのところにある堂ヶ島食堂は、海を眺めながら一息つけるグルメスポット。
堂ヶ島の景色を見に行くなら、ここでのランチもセットでプランに入れちゃいましょう!
注目すべきは、なんといってもところてんが無料で食べ放題というところ!
しかも、店主自らが堂ヶ島で採った天草を使っている自家製ところてんなんです!
たれは酢じょうゆと黒蜜の2種類を用意。
東の人は酢じょうゆ、西の人は黒蜜を好むそうです。
味を比べられるのもいいですね。
黒蜜はスイーツみたいで食後にもいけちゃいます。
こちらが店主おすすめメニューの「俺の!ぶっかけ丼」。
女性にはありがたいレディースサイズもあります。
豪快な漁師の食事をイメージした丼ブリ。
新鮮なぶつ切りのお刺身はごろごろしていて食べごたえ抜群!
めかぶのネバネバでヘルシーな口当たりなのにボリューム満点で、イメージ通り漁師のように口に掻き込みたくなります。
堂ヶ島食堂はメニューも豊富で、刺身やフライの定食系から、ご当地グルメの潮カツオうどんまであります!
どれにするか迷ったら、それぞれ違うメニューを頼んでシェアしてみるのもいいですね!
堂ヶ島食堂
住所:静岡県賀茂郡市に伊豆町仁科2045-3
営業時間:11:00~15:30
定休日:木曜日(不定休あり)
ホームページ:http://dougashima.net/
参考サイト:ぐるなび
沖あがり食堂
漁港直営店のおきあがり食堂では、イカの美味しさを思う存分味わえます。
全国でも貴重な採れたてのスルメイカを使った丼ブリや定食が食べられるんです。
メニューは、赤い漬イカと卵の黄身を夕陽に見立てた「夕陽丼」、シンプルにイカ刺身を乗っけた「イカス丼」など。
味は本格派でも名前はユニーク。
名物はイカ刺身と漬イカの2種類がたっぷり乗っかった「イカ様丼」。
2017年のFish-1グランプリ・プライドフィッシュ料理コンテストでグランプリを受賞しているお墨付きの一品です。
透明感のあるイカを口に運ぶと、食感が良いのに柔らかく、噛むと甘みとうま味が口に広がります。
黄身と合わせるとまろやかになり、これがご飯ととっても合う!
ここにくればきっとイカの美味しさに驚かされるでしょう!
沖あがり食堂
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科980-6
営業時:11:00~14:00
定休日:火曜日
ホームページ:http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-420/guide/okiagari.html
参考サイト:ぐるなび
宿泊するならここ!堂ヶ島温泉ホテル
西伊豆町には多くの宿泊施設がありますが、温泉好きならここで決まり!
堂ヶ島温泉ホテルです。
堂ヶ島で唯一、掛流しの自家源泉の温泉が楽しめる宿泊施設なのです。
お部屋に入ってもあの美しい眺めを楽しむことができます。
部屋だけでなく……
お風呂からも見えるんです!とっても贅沢ーー!
こんなホテルはなかなかありませんよね。
でもせっかく温泉つきのホテルにきたなら、客室の普通のお湯に浸かるのはもったいない……なんて思いませんか?
実は、このお湯も全て温泉なんですよー!
実質貸し切り温泉です!
そして気になるお食事は……
採れたてのお刺身
金目鯛の煮つけ
海鮮鍋
めっちゃゴージャス!!!
一番お得なプランでこのレベルってすごい!
女将さんオススメの金目鯛の煮つけからいただきます!
おいし~~!!!
肉厚で味がよく染みてて美味しすぎる!!
ほかにもポークと野菜のせいろや、桜エビとシイタケの釜飯、茶碗蒸しまで全部美味しい!!
完食致しました!
朝食にはアジの干物が出てきました!これも絶品!
ホテルの庭を抜けると、そのまま海に行けるのでまるでプライベートビーチのよう。
春から夏の終わりの時期には、潮が引くことで島まで続く道が現れるトンボロ現象が見られます。
このトンボロ現象は、静岡県の天然記念物に指定されているというから、時期が合えばぜひ見てみたいですね。
こちらが自慢の温泉の露天風呂!
駿河湾とそこに浮かぶ島々を一望できるので、時間を忘れるほど極楽気分に浸れます。
トロリとした泉質でお肌にやさしく、化粧の湯と言われています。
大浴場のお湯も温泉で、寝湯やぬる湯も楽しめ、24時間入浴可能なのもうれしい。
しかも温泉水は飲むことができるので、身体の中からも温泉の効能を浸み込むことができます。
温泉水は、売店で買うこともできますよ。
ここに一泊すれば心身ともに心ゆくまで癒されるでしょう。
堂ヶ島温泉ホテル
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町仁科2960
ホームページ:http://www.doh.co.jp/
参考サイト:Yahoo!トラベル・じゃらん
お土産を買うならここ!「海産屋」
お土産なら、なんでも揃う海産屋へ!
看板に描かれた社長の似顔絵が目印です。
ここ海産屋は、ただのお土産屋ではなく、魚屋さんが運営する干物屋なのです。
自家製の干物は、1枚1枚丁寧に手開きし、新鮮なうちに天日干ししています。
ランチタイムなら食事処もあるので、店内でもその味を確かめることができるんですよ。
干物には、自家製の堂ヶ島の塩を使われています。
塩分豊富な温泉水と、西伊豆町沖合の海水を混ぜ合わせて釜ゆでして造られたこだわりの味です。
店長の鈴木さんはとても気さくな方で、採れたての魚介類を1つ1つ解説してくれます。
試食も豊富で、何を買おうか迷ってしまうくらいです!
このように西伊豆町のお土産がぎゅっとまとまっています。
旅の終わりに寄ってまとめ買いして帰りましょう~!
海産屋
住所:静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須2132
営業時間:8:00~17:00
定休日:不定休
ホームページ:http://kaisanya.com/
いかがでしたでしょうか。
はじめての伊豆旅行も、伊豆に行き慣れた人も、ぜひ西伊豆町へ足を運んでみてくださいね。
私は遊覧船にリベンジしに行きます~!!泣
ライター・ツマミ具依(@tsumami_gui_)