寒い……家の中が寒すぎる……
着る毛布+電気ストーブ+暖房で自宅の寒さを乗り切る女、イズです。
一人暮らしを始めて早10年、これを買ったら生活の全てが終わってしまうと思い導入を見送ってきたアイテム「こたつ」。
今年こそこたつでぬくぬく過ごしたい……こたつから一歩も外に出ない生活を送りたい……
そんなとき、うっかり見つけてしまったのがこちらのプランでした。
その時代を経験していないZ世代にもノスタルジーを感じさせ、ますます人気が高まっている昭和レトロブーム。
オリエンタルホテル東京ベイさんでは、従来の昭和レトロから1歩進んだ進化を意味する「2.0」を採用し、ただ古いではなく新しさや遊び心が随所に散りばめられた、「あえてなにもしない」贅沢な時間を過ごすことができます。
そんな「昭和レトロ」から連想されたアイテムが「こたつ」。
プランを企画したマーケティング担当者さん曰く、ご自身のぐうたらな性格と欲望が全て詰め込まれたプランとのこと。
家の中を移動するのが面倒という理由でワンルームに住んでいるわたしも、ぐうたらに関しては負ける気がしません。(ぐうたらで争うな)
担当者さんがどれほどまでにぐうたらなのか、この目で確かめに行かねば……!
そして、こたつに入って一日中ごろごろしたいという欲望も叶えたい!
家にこたつがなければ、こたつがあるホテルに泊まればいいじゃない。
マリーアントワネットもきっとこう言うに違いありません。
ということで、早速ぐうたらこたつライフを体験してまいりました!
気になる「昭和レトロ2.0プラン」の内容も詳しくご紹介します!
ノスタルジーを感じる客室
どーーーん!
これがホテルの客室!?!? 撮影スタジオじゃなくて!?!?
昭和の軒先が表現された昔懐かしいレトロ風な壁面ポスター、障子をイメージした壁紙は、思わずタイムスリップしたような気分になりますね!
こたつ布団の模様が絶妙なレトロ感を漂わせている……
オリジナルのポスターの内容が、今回のプラン内容とリンクしているのも遊び心があります。
「月刊こたつでみかん」が気になりすぎる……
推しが尊い感じの写真も撮れます。(本当は手洗いのポスターです)
障子からはネコちゃんが顔を出しています。
芸が細かい!
元々こちらのお部屋は、子育て中のママの声から生まれた「キディスイート」というコンセプトルーム。
ホテル最上階の12階に位置しています。
小さなお子様の転落の心配のない広々としたローベッドや、靴を脱いで寛げるコルクの床は、こたつでごろごろする環境と相性抜群!
こたつで寝落ちしそうになっても、すぐそこにベッドがあるぞ!
内装イメージである「パリのお菓子屋さん」の名残がお部屋から感じられます。(昭和レトロの壁紙とあまりに対照的でギャップがすごい)
ごろんとこたつで寝転がって天井を見ると、ライトが全然眩しくない!
間接照明みたいな優しい光がお部屋を包み込んでくれるので、ゴロゴロしながらマンガを読んだりするのにも最適です。
ベッドとリビングスペースを分けるカーテンが付いているので、就寝時間が異なる同行者とそれぞれの時間を楽しむことができます。
すごい……子育て中のママの声から生まれたお部屋なのに、こたつでだらだらしたい人間とニーズが一致している……
ユニットバスルームはお子様向けの備品が揃っています。
ぐうたらを加速させる数々のアイテム
こちらのプランには、こたつライフをより満喫するための客室備品がご用意されています。
こたつの下から登場したのは、折り畳み式の畳とビーズソファ!
人をダメにすることにぬかりがない備品……
もうわたしはここから一生出られないかもしれない……
最大宿泊人数の3名分ご用意されているので、自分だけのマイビーズソファを確保できるぞ!
こたつから一生出られない可能性があるので、手の届く範囲に電源は必須。
コンセントもUSBポートもこれ一台、タワー式の電源タップは複数人で宿泊するときの強い味方ですね。
これが昭和レトロ2.0……!
こたつから一歩も出たくないけど、どうしても手が届かないときの救世主、マジックハンド。
昭和末期の生まれであるわたしですら初めて見たよ、マジックハンド。
企画したマーケティング担当さんの、マジでこたつから一歩も出たくないという強い意志をひしひしと感じる……ここまでしてこたつでダラダラしたいのか……
こたつを満喫しよう
早速こたつに入ってゆっくり過ごします。
まずはこちら。こたつといえばみかん!
普段全く果物を食べる習慣がないのに、こたつに入るとおみかんが食べたくなるのはなぜなのか……人類のDNAに刻まれているのか……?
みかんのむきかたって、性格がでますよね。
プラン限定客室備品である急須との組み合わせで、驚くほど実家感が加速します。
レトロ食器は今大注目のアイテムですが、こちらは田舎のおばあちゃんのおうちにあったガチの昭和レトロデザインです。
急須の持ち手の安定感のなさがホンモノだ……!
湯呑みの蓋のサイズが絶妙に違うところとか、ここはうちのおばあちゃんの家なのか?
昭和レトロとアップルウォッチが驚くほどミスマッチ!
お茶はもちろん、紅茶などのティーパックは、ホテル館内のアメニティステーション「TIROIR」で無料でいただくことができます。
今後一生機会がなさそうな、急須でアールグレイティーを注ぐという貴重な体験をしました。
こたつでだらだらするならおやつは必須! 駄菓子の詰め合わせもご用意されています。
駄菓子の中身は平成から令和まで愛され続けている定番のラインナップなので、みんな大好き間違いなくおいしいやつだ!
アラサー世代は「プチプチうらない」のチョコレートで懐か死にます。
パーティーの準備が整いました!
なんと紙皿やカトラリーも、アメニティステーションでいただくことができるんですよ!
食べ物だけではありません、こたつからかろうじて這って届く冷蔵庫には缶ジュースが3種類6本ご用意されています!
冷蔵庫とこたつの位置関係が完全に計算されている……企画者のマーケティング担当さん……本物のなまけものだ……
客室の雰囲気にあまりに馴染み過ぎているこちらは冷凍庫です。
こたつから手の届く範囲に冷凍庫とゴミ箱まで用意されているこの環境。
中を開けると……
わ~~~い!
全世界こたつで食べたいものランキング第1位! アイス!!!
こたつでガンガン温まった環境で食べる冬のアイスって、なんでこんなにおいしいのでしょう!
スマホを見ながら片手で食べられる「チョコモナカジャンボ」、ごろごろ寝転がりながらお口に頬張れる「アイスの実」、ちょっと一息つきたいときに満足感のある「雪見だいふく」。
完全に”わかってる”ラインナップだ!!!
館内にはコンビニも併設されているので、追加のアイスを用意することも可能!
これはぐうたらが捗りますね。
そして今回のプランで楽しみにしていた注目のアイテムがこちら!
ファミコン!!!
昭和レトロの名にふさわしい最高のアイテム!
こちらはニンテンドークラシックミニシリーズで、本体にソフトが内蔵されているタイプになります。
カセットにフーフー息を吹きかけたりしなくていいので安心!(このネタがわからない人は30代以上の大人に聞いてみよう)
余談ですが、リセットボタンを押すとセーブできる仕様だそうで、我々世代はゲームプレイ中にリセットボタンを押すなんて恐ろしいことできないよ……と戸惑ってしまいました。(いいところでネコにリセットボタンを踏まれて絶望したことがあるひとはわたしと握手)
ゲーム内のBGMとか効果音が懐かしくてたまらない! 最高の休日!
パックマンとか、知っていたけどプレイするのは初めてのゲームもたくさんあって白熱しました。
これは一瞬で時間が溶ける……
テレビゲーム以外に、カードゲームもご用意されています!
こたつでトランプなんて……完全に正月の実家でやるやつじゃないですか!
神経衰弱をするとき、カードをバラバラに置くのが当たり前だと思っていたのですが、きれいに整列させるご家庭もあると聞いてびっくりしました。
みなさんはどちら派でしたか?
Z世代にアンケートを取った人気のカードゲーム「犯人は踊る」と「ボブジテン」。
こちらは対象人数が3人からにも関わらず強引に2人でプレイしてみましたが、ババ抜きを2人でやるくらい味気ない展開になってしまったので、ぜひ複数人でご宿泊のときにお楽しみください。
昔懐かしいゲームだけではありません、ブルーレイプレイヤーもありますよ!
同行者の意向により、なにわ男子さんの映像を浴びるように見せられた結果、「初心LOVE(うぶらぶ)」のサビのダンスが踊れるようになりました。
みなさんもお気に入りのディスクを持参して、ぜひこたつでオタ活をお楽しみください!
総括
ぐうたらする環境が整いすぎている。
自宅にいると、家事や自分の予定に追われてしまってなかなかゆっくりすることができませんが、こうして環境が整っていると、永遠にごろごろし続けられてしまう!
お部屋の備品で遊びまくるのはもちろん、手をつけられていない本や電子書籍を持参してだらだら読書したりするのも楽しそうだなと思いました。
また、スタジオみたいなお部屋の内装を活かして、コスプレイヤーさんたちが撮影などで利用されるのにも良さそう!(お部屋をカーテンで区切れるので、ベッドスペースを着替えスペースとして活用できる!)
オリエンタルホテル東京ベイさんでは、今後もイースターやハロウィン、クリスマスなど季節のイベントに合わせた様々なコンセプトルームを企画されているそうです。
どんなお部屋が登場するのか楽しみですね!
みなさんもぜひ、遊びに行ってみてください!
↓オリエンタルホテル東京ベイの取材記事はこちら↓