福岡ヤフオク!ドームにこんなのあったの!?ホークスファンじゃない人も10倍楽しめる裏ガイド

福岡ヤフオクドームの楽しみ方を徹底解説。ホークスファンじゃなくても楽しめる様々なスポットをご紹介する裏ガイドです。他では出来ない観戦体験や、居酒屋やパブの情報も網羅してます。

こんにちは。1995年に王監督が福岡ダイエーホークスの監督に就任して以来のホークスファン、大塚拓馬(@ZuleTakuma)です。

僕は子どもの頃、「王塚貞治」というヒドいハンドルネームで1999年から6年ほど「Hawks応援共和国」というヒドい名前のウェブサイトを運営していたほどのホークスファンでした。

ホークスの本拠地・ヤフオクドーム(福岡ヤフオク!ドーム)は年々進化を続けており、長年のホークスファンの僕でさえよく知らない座席や企画がたくさんあります。

「フィールド上で寝っ転がって観戦できる席がある」
「ビュッフェと遊具のあるファミリーにとっての神席がある」
「一般の人がドームの屋根の上に登れる」

能ある鷹は爪を隠す……。普通に観戦するだけではわからないポテンシャルがまだまだあるのです。

そこで今回、一般ユーザーが知らないであろうヤフオクドームの魅力を余すところなく取材してきました!

ホークスファンでも知ってるようで知らない、実はかなりスゴイヤフオクドームの楽しみ方をご紹介します。

※この記事は2019年シーズン中の情報を掲載しております。

エクストリームホークス観戦!ヤフオクドームの「エモい席」

ヤフオクドームの席って、どんな場所をご存知ですか?
応援団のいる外野指定席、ゆっくり見るなら内野のS指定席やA指定席…。
でも、実はそれ以外にもたくさんの席があるんです。

「いやいや、どうせ高いんでしょ?」

それが実はそうでもないのです。ヤフオクドームのエモい席たちをご紹介します。

私たちが野球観戦で感じていたストレスとは…?

いきなりスゴイ席を紹介する前に、ちょっと通常のヤフオクドームでの野球観戦を思い出してみましょう。

大きなビジョンにホークス選手の熱いプレー。
売り子が売っている冷たいビールと、みんなでジェット風船。
そして勝ったら花火!と楽しい野球観戦ですが、一方でこんなことも気になっていませんでしたか?

【楽しい野球観戦で実は気になっていたことあるある】
・席と席の間が狭くて、長く座るのがきつい
・隣の人との感覚が近くて、周囲に気を遣う
・席によっては臨場感に欠ける
・席を立つときにも配慮が必要で面倒
・ビールやお酒、食事の値段が高い
・食事やトイレに行くのが面倒
・トイレが混む
・子どもが野球観戦に集中できない
・家族があまり野球好きじゃないので退屈がる
・横一列に座るので会話しづらい など

これまで「球場なんだから当たり前じゃん」とされていたような事柄ばかりです。

でも、実際この辺りが気になって、球場への足が遠のいている人や、招待券の時しか行かないという人も多いのではないでしょうか。

そんな方々におすすめなのが、ヤフオクドームにある数々の「エモい席」です。

野球観戦が大好きな人におすすめ「コカ・コーラシート」

まずはやっぱり、大人気のフィールドシート「コカ・コーラ シート」です。野球好きなら、一度は座ってみたいシートではないでしょうか。

鋭いファウルボールが飛んでくる恐れがあるので、ヘルメットとグローブの着用がおすすめされています。

特筆すべきは、この視界。

スタンド席のネットを越え、フィールドとの段差がなくなってしまうので、聖域にお邪魔しちゃっている感、超えちゃいけない壁を超えた感は野球ファンならわかってもらえるかと思います。

木製バットの打球音がいつもより鮮明に聞こえるのは、打球が飛んでくるかもしれないという緊張感のせいです。打球音って「カキーン」じゃなくて、「パカラアッッッ!」っていうんですね。

シートはスタンド席の座席よりクッション性があるので楽ですし、前の席との間隔が広めなので、ゆったりとしていますね。長時間座っても快適そうです。

ちなみにホークスが勝利した後は、写真のように当日のヒーローの選手がハイタッチに来ることもあります。

コカ・コーラシートは野球観戦が大好きで、その辺の草野球でもついつい見入ってしまうような、生粋の野球観戦好きの方におすすめのシートです。

ただ逆に言うと、ライト層の人にとっては、最初こそ非日常で楽しいでしょうが、野球観戦そのものに集中せざるを得ないので、すこし退屈かもしれません。

また、チケット代が1席12,000円~16,000円と高額なので、野球への情熱が必要となりますね……。コアファン向けの座席です。

まさかのベッド席!意外と見やすい「ホームランテラス」

ヤフオクドームのホームランテラスは一塁側と三塁側で形態が異なります。
それぞれ、詳しく違いを解説していきましょう。

ライト側ホームランテラス席(福岡トヨタ ホームランテラス)

ホームランテラス席はこのような特別な入口から入場します。

ライト側のホームランテラスは、テーブル付きのカウンター席となっています。
当たり前のようにテーブルがついているのは、なんだか新鮮です。

備え付けの席になっており、自分で引っ張り出して座ります。
隣の人との間隔は一般的なカフェのカウンター席くらいの間隔はありますし、後ろとの間隔が開いているので、席を立つときに通りにくいようなことはありません。

フェンスが低いので迫力があります。
単なる外野フライでもボールが自分に向かってくる感じがあり、フィールドシートに似た迫力を感じることが可能です。

野球中継でホームランテラスを見ていたときは勝手に「見にくそうだな~」と思っていたのですが、実際に座ってみると迫力もあるし、見やすいし、テーブルもあるし「なかなか快適だな~」と思いました。

やっぱりスタンド席から一歩前に出て、フェンスの中に降り立っている感覚は野球ファンとしてドキドキしちゃいますね。

こちらのライト側のホームランテラス席。テーブルもついて広々快適、フィールド内ならではのスリルもあるのですが、価格は4,500円~6,000円。

なんだかんだ言っても外野席なので、席の豪華さの割に安くなるのです。
内野のS指定席が4,000円~6,500円と同等の価格設定になっていますが、僕は迫力とテーブルのある快適さで同じ値段ならホームランテラス席を選びます。

レフト側ホームランテラス席(SANKYU ホームランテラス)

レフト側のホームランテラス席はライト側とはまた違う雰囲気になっており、こちらも注目です。

ご覧の通り、レフト側はボックス席になっているのです。
家族みんなでテーブルを囲んで野球観戦ができます。

ボックス席は横一列に並ぶスタンド席よりも会話がしやすく、みんなでワイワイ楽しみやすいのが特徴です。

独身の頃はボックス席なんて何とも思っていなかったし、なんなら「なんか邪道だよな」なんて思っていました。でも、ボックス席って、子どもがいるとホント助かるんですよね。

「このテーブルは私たちのテーブル」って、できるのが安心するし、ある程度子どもがはしゃいでも対応できます。

ちょっとこぼしてもふけるし。テーブルがあるから拾えるし。
ちょっとグズっても、子どもの手や足が前の人に当たったりしないし…。

さらにレフト側のホームランテラス席にはもう一つ面白い席があります。

ペアのデッキチェア席です。席は完全にフラットにして、横になることもできます。

非日常、ここに極まれり。

横になると視界はこんな感じ。まさかドームで身を放りだすことができるとは。
まるでフィールド上で寝てるみたいですよ。にやにやしちゃいます。


うわーっ!!ホームランボールがーっ!!

……なんてことも起こるかもしれませんよね。面白い席です。

そんな体験ができるレフト側のホームランテラス席の金額は以下の通りです。

テーブル席(ペア)9,000円~12,000円
テーブル席(4名)18,000円~24,000円
テーブル席(6名)27,000円~36,000円
デッキチェア(ペア)9,000円~12,000円

こちらもライト側のホームランテラス席と同じように、1人あたり4,500円~6,000円の価格を守っているのです。

どの席もテーブルがあり、パーソナルスペースが守られます。デッキチェアに関しては、足を伸ばして野球が見られるのです。しかも、ホームランボールが飛び込むかもしれないというオマケつき……。

快適なボックス席の割に安いので、ライト層のファミリーにもおすすめの席だと言えます。

女子限定のかわいいソファー席「タカガールシート♥キレイモ」

一塁側のS指定席上段にあるピンク色のゾーン。こちらが女性限定シートの「タカガールシート♥キレイモ」です。

中学生以上の男性は利用できない、本当に男性禁制のシートとなっています。

僕は男性ですが、球団の許可を得て、特別に座らせてもらいました。
ソファー席なのでなんだか家にいるみたいにリラックスして見られます。

通路にはピンクのマットが敷いてあります。ふかふかで、スペシャル感がありますね。

ソファーのピンク色やデザインにはいくつか種類があり、とってもかわいい!
野球場のイメージをいい意味で壊してくれる、面白い空間が広がっています。

一人あたり一個、荷物を入れられるカゴが備えられているのも嬉しいポイントだと思います。地べたにバッグを置くのは嫌ですもんね。

タカガールシートは観戦記念グッズが付くのも魅力の一つ。月ごとに女子をターゲットにした様々なかわいいホークスグッズがプレゼントされています。

そんなタカガールシートの料金は以下の通り。

2名席:7,000円~12,000円
3名席:10,500円~18,000円

1名あたり3,500円~6,000円です。場所的にほとんど変わらないS指定席が4,000円~6,500円という価格設定になっていることを考えると、かなり安いと思います。

女子グループで観戦するときは、ぜひ候補に入れてほしい席ですね。

オードブルと電源付のBOX席「やまや めんたいこBOX」

外野席の後方エリアの一角に、大きな明太子型のオブジェが特徴的なボックス席のゾーンがあります。これが「やまや めんたいこBOX」です。

「やまや めんたいこBOX」は、やまやの明太子をモチーフにしており、ボックス席の形態になっています。

広いテーブルがあるので、ファミリー観戦の場合は毎日の食卓の雰囲気のまま、野球観戦が楽しめるのです。

外野の後方エリアなのでスタジアム全体がよく見渡せ、打球の行方もしっかりと確認できます。

座席のデザインは何種類かあり、それぞれ明太子をイメージした独特のデザインになっているので、SNS映えします。また、各座席にコンセントがあるので、スマホの充電もできるのです。

そして極めつけは明太子料理のオードブル。各ボックス席にオードブル料理がセットになっているので、家族や友だちと食事をしながら、野球観戦を楽しみましょう。

そんな「やまや めんたいこBOX」の価格は6名ボックス席で18,000円~30,000円。

1名あたり3,000円~5,000円でこの席でゆっくりと野球観戦を楽しむことができます。
明太子料理のオードブルがつくことを考えると、かなりお得ですよね。

外野席のボックス席だからこそ実現した、お得なチケットです。

ビュッフェ付きで楽しめる欲張り野球観戦「ビクトリーウイング」


(C)SoftBank HAWKS

ビクトリーウイングはビュッフェ料理を楽しみながら、ワンランク上のシートとフリースペースのラウンジでゆっくりと野球観戦ができるシートです。

ビクトリーウイングには以下の4席種が用意されており、それぞれに特色があります。

・シスコシート
・JA全農なごみシート
・JALスカイビューシート
・ECCキッズパーク

その中でもとくにオススメできる「JAL スカイビューシート」「ECC キッズパーク」についてご紹介します。

ビュッフェで大満足の野球観戦「JAL スカイビューシート」


(C)SoftBank HAWKS

JAL スカイビューシートは、ビュッフェに加えて、数多くのフリースペースがあり、大人同士の野球観戦に向いたスペースです。

+2500円を払えばアルコールの飲み放題も可能。
そんなワンランク上の観戦体験を実現できるシートで、ライト層にも幅広くおすすめできるシートです。

ビュッフェにはJALの機内で提供されるコンソメスープが提供されるのも、なんだか嬉しい…。

JALスカイビューシートは1席5,500円~7,000円で座れます。もちろんビュッフェの値段込みです!

子ども連れ野球観戦の理想形「ECC キッズパーク」

ECC キッズパークは、こどもが遊べる遊具とビュッフェ料理がセットになったシートです。

子どもが小さいうちはもうここにしか座りたくないと思っているレベルなので、家族で行ってきた体験を交えて、少し詳しくご紹介させてください。

ファミリー向け神席!ECC キッズパーク体験レポート

ビクトリーウイングのECC キッズパークは、2児の父親である僕が、小さなお子様をお持ちのご家族にもっともおすすめしたい席です。まさに「神席」だと思っています。

値段はビュッフェ込みで大人が4,800円~6,000円、子ども(4歳~小学生)が1,800円~3,000円で、3歳以下は無料です。

まずは子どもが自由に遊べる遊具。

このクッション空間だけではなく、奥には豪華な複合遊具もあります。

遊具ゾーンがかなり広いので、基本的に子どもは夢中になって、ここで遊んでくれるはずです。

うちの息子もかなり長い時間汗だくになりながら、走り回って遊んでいました。

そんな子どもが遊んでいる姿を確認しながら、親はビュッフェ。
これだけでも、親としては最高なんですよね……。

妻はローストビーフと軟骨の煮込みという肉攻め。
わがままな感じがビュッフェらしくて、とても良い。

ちなみに遊具のそばにあるビュッフェの台は、小さな子どもでも取れる高さになっています。
このへんまで目を向けているのはさすがです。3歳児の息子でもビュッフェが楽しめました。

お腹いっぱいビュッフェのご飯を食べたら、席についてプレイボール!

もちろんここでもビュッフェのごはんを食べながら、ゆっくり野球観戦ができます。
でも、野球の試合をずーっと集中して観戦するなんて、うちの子にはまだ無理。

試合開始して1時間くらい経つと自ら席を離れ…

また遊具ゾーンで思いっきり遊ぶ!!

お腹いっぱい食べて、お腹いっぱい遊んで、気が向いたら野球も見て、ということができる席です。

自由に動けるスペースが広いので、ベビーカーを押して行ってもあまり邪魔になりません。

ちなみに席についていなくても、試合の状況を伝えるテレビが多数設置されているので、席を離れていても試合の状況がわからなくなることはありません。

ECCキッズパーク利用者専用のトイレや授乳室も完備されており、混雑とも無縁です。

親は息抜きをしながらおいしいものを食べ、息子は野球観戦を楽しみながら思いっきり遊んで、充実した休日を過ごすことができました。

妻は「居ていい場所が多いのがいい」と言っていました。

確かに子どもがウロウロしても、遊んでいても、「ECC キッズパーク専用の場所」が広いので、気持ちに余裕があります。

スタンド席で決められた席にいないと、席にまた戻るのが面倒くさいという状況は、けっこう精神的に負担があったんだなと気づかされました。

息子は帰り道ですぐにスイッチが切れたように爆睡。
子どもは遊べて、親は息抜きができる最高の環境で野球観戦を純粋に楽しむことができました。

ぜひ、子ども連れの方はECCキッズパークの野球観戦を体験してほしいと思います。

野球観戦 × お酒が好きな人へ!ヤフオクドーム内英国風パブ&居酒屋


(C)SoftBank HAWKS

ヤフオクドームで野球観戦ができるのは、チケットを買って入場する各席だけではありません。

ヤフオクドーム内では、ホークス戦を楽しみながらお酒が飲めるお店が2店舗あります。
野球を観ながらお酒を飲むのが好きだという人は、むしろこちらの店舗で飲んだ方が楽しめるかもしれません。

窓から試合が見れてビールも安い!衝撃のコスパ「HUB」

ヤフオクドームの7番ゲートの横にある入口、こちらが英国風パブの「HUB」です。
2019年4月にオープンした九州初上陸のお店です。


(C)SoftBank HAWKS

店内はこんな感じでメチャメチャいい雰囲気。

イギリス風の雰囲気なのに、ダイエーホークスの佐々木誠選手のユニホームや99年の福岡ダイエーホークス初優勝の胴上げ写真なんかが飾られてあって、もう最高過ぎませんか……(古参ホイホイ)

ホークスの試合はテレビで全試合観戦することができるのはもちろんですが……。


(C)SoftBank HAWKS

ちょっと!!なんだこの席は!!

試合はなんとこの席から丸見え。……にも関わらず、このカウンター席に座るために追加料金は一切かからないのです。すごすぎる。

僕も座ってみました。
窓でさえぎられてはいますけど、気分はもうボックス席ですよ。これ。

だって、この視界ですよ。これはもう野球観戦だと思います。

「これでこの席が無料なんておかしい。きっとメニューが高いんだ。」

そう思ってメニュー表を開いてみました。

と思ったら別にそんな高くないんですよ…。おかしいな…。

カクテルとかなんなら、むしろけっこう安いし。なにこれ、どうなってるの…?

HUBの店長にも確認してみましたが、メニューの料金改定の予定もなければ、ドーム丸見えの席で別途料金をとる予定もないのだそうです。

野球が好きな友人と久々に福岡で会う時、仕事帰りにホークス戦を見ながら飲みたくなった時、野球というより野球を観ながらお酒が飲みたい時。

そんな様々なシーンで活躍する穴場スポットだと思います。


(C)SoftBank HAWKS

この記事で大々的に紹介してしまうのが惜しいような場所です。ぜひ一度、ホークス戦がある日に行ってみてください。

英国風パブHUB
営業時間:平日16:00〜23:00、土日12:00〜23:00
定休日:年中無休
座席数:222席
>>公式サイトはこちら

実はダイエー時代からある老舗オフィシャル居酒屋「鷹正」

ヤフオクドームの5番ゲートそばにあるのが「おふぃしゃる居酒屋 鷹正」です。

実はダイエー時代からある老舗居酒屋ですが、ホークスファンでここで飲むという人は知りません。僕も今回の取材ではじめてお邪魔しました。

店内はホークスグッズやユニフォームで囲まれてはいるものの、普通の居酒屋の雰囲気。
試合中ですが、やはり穴場スポットであるようで、空席もあります。

お店の中はドームであることを忘れてしまいそうになるくらい、本当に単なる居酒屋です。
「HUB」のように窓から野球観戦を楽しむことはできませんが、店内の至る所にあるディスプレイで試合の模様を見守ることができます。

福岡の居酒屋らしくメニューはどれも美味しくて安価です。
選手の名前がついたメニューがたくさんあり、ホークスファンは楽しめるでしょう。

ちなみにヤフオクドーム開催ホークス主催試合で、ホークス選手がホームランを打つと、10分間生ビールが100円(税込)という激アツなサービスも実施されています。

よりいっそう野球観戦が楽しくなりそうですね。

ホークスの熱い試合とおいしいお酒とお料理が楽しめ、会話にも花が咲きます。

ドームにいるのにテレビで試合を見ながら飲んだ後、実際に試合を見たファンの熱気を共有しながら帰路につく……そんな唯一無二の体験ができる面白い居酒屋です。

おふぃしゃる居酒屋 鷹正
営業時間:ナイトゲーム16時~23時半(23時ラストオーダー)、デーゲーム11時~試合終了後2時間まで
定休日:ヤフオクドームホークス主催試合開催日、ヤフオクドームコンサート開催日のみ営業
座席数:140席
>>公式サイトはこちら

あの開閉式の屋根に上れる!「ヤフオクドームツアー」

ヤフオクドームには、通常スタッフや選手しか入れない場所を案内してもらえる「ヤフオクドームツアー」という、バックステージツアーを行っています。

ヤフオクドームツアーは、以下の5種類です。

・ドーム満喫コース
・アドベンチャーコース
・OB解説付練習見学コース(試合日のみ)
・コカ・コーラシート練習見学コース(試合日のみ)
・試合終了後フィールド体験コース(試合日のみ)

実はこの中の「アドベンチャーコース」は、ヤフオクドームの屋根の上に上るという、超エキサイティングなコースです。

屋根に上る「アドベンチャーコース」体験レポート

ヤフオクドームツアーの受付は、7・8ゲートの間にある「総合案内所」で行っています。
こちらで受付を済ませると、ヤフオクドームツアー用のパスをもらいました。

これを首から下げて、ヤフオクドームツアーに出発です!
まずはヤフオクドームのフィールド上に案内してもらえます。

フィールドに降り立つだけでも、ファンにとっては感涙物の体験です。
選手が普段プレーしている人工芝の上に降り立ちました。

人工芝の上はぬいぐるみのようにフッカフカ。
就活のイベントなどでフィールド内に来たことはありましたけど、芝を保護するシートが敷かれているので。やっぱり特別な気分です。

フィールドに降り立った後は、ホークスビジョンのデモンストレーションを見せてくれます。この場所から見ると、鳥肌立ちます。自分がホームランを打ったみたい……。

デモの後は記念撮影タイム。

ベンチの前にはデスパイネ選手のホームラン後のパフォーマンスをしている等身大パネルがありました。

デスパイネ選手のこのポーズをふっかふかの芝生の上でやるのは、体幹が必要なことを思い知らされます。足伸ばしてバランスとるの難しい……。

もちろん松田選手の「熱男~!」もありますよ!

ベンチの中に入ることもできます。自分の姿をホークスビジョンに映した状態で記念撮影することも可能。

こんな風にカメラに向かってポーズをとると……

ホークスビジョンにデカデカと映し出されます。
今、この瞬間、ヤフオクドームは僕のもの。な気がする。

こんな感じで一度はやってみたかったことが、次々にホイホイ実現しちゃうのが、ヤフオクドームツアーです。

ここまでは「ドーム満喫コース」と同じ内容でしたが、「アドベンチャーコース」はここで分かれます。
アドベンチャーコースの面々は関係者用通路を奥へ奥へと進んでいくのです……。

エレベーターの乗り込み、いよいよ屋根を目指して上っていきます。

ここからはヘルメットを被って進んでいくとのこと。
ソフトバンクホークスの球団関係者でも、ほとんど立ち入ることのないゾーンです。

ちなみに右手に見える無数のグレーの物体はホークスビジョンです。

一つ一つのビジョンにメーカーのロゴステッカーが貼られており、とてつもなく手間のかかった大がかりなビジョンだということがよくわかりました。

階段を上っていくと、ビジョンの上に到達し、フィールドが見えます。

写真の奥にレフト上段の看板が見えます。とんでもない場所を歩いているのがお分かりいただけるでしょうか。

まだまだ上へ向かいます。階段の下を見るとこんな感じ。

さすがに下を見ると高すぎてコワいです。この階段を上ったところが、記念撮影スポットです。僕も写真を撮らせてもらいました。

パシャッ

これ、よく意味が分からないと思うので、別アングルからどのへんで撮った写真なのかをご説明します。

ココです。

こんなところで写真を撮るなんて、まさにアドベンチャー。
しかし、このコースはまだまだ先へ進みます。目的は屋根の上なのです。

ちなみにツアーのコースには入っていませんが、こちらの階段に上ると、屋根の中心部分に行くことができるそうです。怖すぎ。
こちらは勝利の花火を仕掛ける花火師さんが通る道なのだとか……。

花火師さんは試合中ずっと、屋根の中心部分で試合が終わるのを待っていると聞き、スゴい仕事だな……と思いました。

そして、この小さな扉を抜けると…。

パーッと光が差し込んできました。これは屋根と屋根が重なっている間から漏れている光です。

ヤフオクドームは屋根が閉まっていても完全に密封されているわけではありません。ざっくりと屋根が重なり合っているだけなのです。

なんとなく構造は知っていましたが、実際にそれを感じると感動します。

我々はさらに上へと上っていきます。ちなみに写真の階段の段差に大きな隙間があるのは、屋根が動くからです。

ついに僕らは一つ上に重なっている屋根へと身を移します。開閉式ドームを実感する瞬間です。

そしてさらに屋根と屋根の間を歩いていくと、しゃがまないと入れないような小窓が見えてきます。

ここを抜けると……

ついに屋根の上です!外に出ました。コワい!!

撮影用のパネルが用意されていて、記念撮影ができるようになっています。
「ヤフオクドームの屋根までのぼってみた」というパワーワード。

カップルにおすすめの鐘なんかもあります。

屋根の上がゴールとなり、アドベンチャーコースはここから元の場所に戻って終了です。高所恐怖症の方には絶対におすすめできない、非常にエキサイティングなコースとなっています。

僕はこのアドベンチャーコースを体感した翌日にホークス戦をECCキッズパークで観戦したのですが、いつも見ていた「ルーフオープンショー」にやたら感動。思わず動画を撮影してしまいました。

自分が歩いていた場所が本当に動いているのを見ながら、「あそこ歩いたんだもんな~」と感慨深かったです。

このアドベンチャーコースはホークスファンはもちろん、海外の旅行客や建築に興味のある人などにも人気なのだとか。ヤフオクドームの冒険にぜひチャレンジしてみてください。

ヤフオクドームツアー「アドベンチャーコース」
料金:4,000円(グッズ付)
対象年齢:12歳以上
所要時間:70分
>>詳しくは公式サイトへ

他にもあるヤフオクドームツアーのコース紹介

人気のヤフオクドームツアーには「アドベンチャーコース」以外にもお手頃価格のコースが数多くあります。ぜひ体験してみてください。

ホークスファンにオススメ「ドーム満喫コース」


(C)SoftBank HAWKS

「ドーム満喫コース」はヤフオクドームのフィールドに入ることができるほか、ブルペンやプレスカンファレンスルームやロッカールームなどを見学できます。


(C)SoftBank HAWKS

見学料金もお手頃なので、野球が大好きな子どもにもおすすめの楽しいコースです。

料金:大人(高校生以上)1,500円、子ども(中学生以下)800円
所要時間:60分

野球少年や野球経験者におすすめ「OB解説付練習見学コース」

バックネット裏の<みずほ>プレミアムシートで、選手の練習風景を見ながら、ホークスのOB選手による解説を聞けるマニアックなコースです。

著名なOB選手から選手たちの練習方法や、試合の見どころについて聞くことができます。

料金:大人(高校生以上)1,500円、子ども(中学生以下)800円
所要時間:60分
※試合開催日のみ実施のコースです。

コカ・コーラシートを格安体験「コカ・コーラシート練習見学コース」

三塁側のコカ・コーラシート(写真は一塁側)から、選手の練習を見学できるコースです。
ホークスの選手の練習風景を至近距離でじっくり見学することができます。

練習中、ホークスの選手たちは大きな声を出しながら練習をしているので「あ、マッチの声だ」なんて分かったりして、結構楽しめるはずです。

コカ・コーラシートのお試しのような気持ちで、参加してみるのもよいと思います。

料金:大人(高校生以上)1,200円、子ども(中学生以下)700円
所要時間:40分
※試合開催日のみ実施のコースです。

野球小僧にオススメ「試合終了後フィールド体験コース」


(C)SoftBank HAWKS

試合終了後のフィールドに入り、ベースランニングやキャッチボールなどを楽しめるコースです。

野球少年など子供たちにとっては思い出に残る体験となるはず。料金は手ごろなのでおすすめです。

料金:大人(高校生以上)1,200円、子ども(中学生以下)700円
所要時間:40分
※試合開催日のみ実施のコースです。

>>ヤフオクドームツアーについて詳しくは公式サイトへ

ヤフオクドームはまだまだ楽しめる!

ヤフオクドーム、ヤバくないですか…?

普通の野球観戦の楽しみ方は完全にスルーして、ちょっと変わった観戦方法やドームの企画を紹介しただけでこれだけのボリュームなのです。

スゴイ席で他ではできない観戦体験をするもよし。
「飲み」に全振りして、居酒屋やパブで楽しむもよし。
シーズンオフにバックステージツアーを楽しむもよし。
屋根に上ってプロポーズするもよし。

さまざまな楽しみ方ができるヤフオクドームで、ぜひあなたにあった楽しみ方を見つけてみてください。

僕は少なくとも年に1回は子どもとECCキッズパークに行こうと思うので、チケット争奪戦はどうぞお手柔らかに。