【完全に異世界】Twitterでバズった「上色見熊野座神社」のある高森町に行ってきた
「マジで異世界」とTwitterで話題になった上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)がある、熊本県 阿蘇郡 高森町の観光スポットをご紹介。樹齢400年以上と言われる話題のパワースポット「高森殿の杉」、阿蘇の雄大な山々を望むことができる「月廻り温泉館」、数量限定の”あか牛丼”が食べられる「やま康」など、上色見熊野座神社へ行くならあわせておすすめしたい周辺の観光スポットやグルメスポットを、ライターが実際に巡りました。高森町へお越しの際は、ぜひこちらの記事を参考にコースを組んでください。
こんにちは! 鹿児島ライターのちえ(@kirishimaonsen)です。
少し前に、Twitterでとある熊本の神社が話題になったのを、ご存知でしょうか?
苔や草木の織り成す緑、整然と並ぶ石灯篭が、まるで異世界のように神秘的な景観を作り上げているこちらの神社。熊本県 阿蘇郡 高森町(たかもりまち)にある上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)です。最近この神社を目当てに訪れる観光客の数が増えているようです。
そこでお伝えしたいのが、高森町には他にも素晴らしい見どころがたくさんあるということです! 南阿蘇の奥座敷と言われる高森町。豊かな大自然やおいしい食べ物、温泉だってあります。もし上色見熊野座神社へ行くなら、合わせて他のスポットもたくさん楽しんでもらいたいです。
ちょっとお見せすると…
樹齢400年以上と言われる「高森殿(たかもりどん)の杉」や、
石段を下った先に社殿がある「下り宮」の草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)、
阿蘇の山を望む絶景露天風呂だってあります。
そして、阿蘇に行ったら絶対食べたい「あか牛丼」のおいしいお店もあるし、
隣町の阿蘇市へ足を伸ばせば、噴煙を上げる阿蘇の火口を覗けます。世界的にも貴重な風景です。
というわけで、今回は熊本県高森町周辺の旅を紹介していきましょう。
目次
高森町へのアクセス
高森町までは、熊本空港から車で約50分です。今回の旅は、レンタカーが必須です。バスでは行けない場所も多いので、空港でレンタカーを借りましょう。
今回紹介する高森町は、【最終決定版】「熊本に行ったら絶対に立ち寄るべき観光地」を実際に現地で見てきたで紹介されているいくつかのエリアから近いです。
高森町の中心エリアから各観光スポットへの時間(車)
・白川水源から 約15分
・阿蘇ファームランドから 約30分
・黒川温泉から 約90分
一日高森町をじっくり回って、夜は黒川温泉や阿蘇ファームランドに宿泊するのもよいかと思います! 他の阿蘇の絶景スポットと合わせて旅行の計画を練ってみて下さい。
レンタカー参考情報
神社
上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)
まずはSNSで話題になった神社からご紹介。
上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)と長い名前なので、地元の人は「熊座神社(くまのざじんじゃ)」「穿戸神社(うげとじんじゃ)」などと呼んでいるようです。
この神社は、アニメ映画『蛍火の杜へ』の舞台となった場所でもあります。原作となった同名の漫画は、熊本県出身の漫画家で現在『夏目友人帳』を連載中の緑川ゆき先生が描かれたものです。
鳥居をくぐると、人の世界から境界線を越えて異世界へ入ってしまったかのような幻想的な風景が広がっています。
高い杉の木が日光を遮っているせいか、深い森の中にいるような静けさと暗さ。参道には100基近い石灯篭が並んでいます。
私は早朝に訪問しました。朝靄のたちこめる早朝に訪れると、よりいっそう神秘的な雰囲気を肌で感じられます。
石垣や石段は苔に覆われ、そこから草木が芽吹いていました。
この神社では、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、石君大将軍(いしぎみだいしょうぐん)が祀られています。
さらに、社殿の先の道を進むと「穿戸岩(うげといわ)」というパワースポットへ続いています。
巨大な岩に大きな穴が空いている様子は、なんだかとても不思議。この穴は、阿蘇山の神である健磐竜命(たけいわたつのみこと)に仕えていた鬼八法師(きはちほうし)が蹴破ったと伝えられています。
岩の向こうは崖になっており、あたり一面に森が見えます。岩を通して見える空がきれいでした。
上色見熊野座神社は、訪れる季節や時間帯によって雰囲気がすっかり変わります。こちらは日中訪れた時に撮影した写真です。木漏れ日がとても綺麗でした。
苔や草木の緑も、明るく感じられます。
緑のきれいな季節の訪問がおすすめですが、雪の積もった冬景色も美しいです。その際、雪道の運転はくれぐれも気を付けてくださいね。
上色見熊野座神社(かみしきみくまのいますじんじゃ)
- 場所:阿蘇郡高森町上色見2619
- TEL:0967-62-1111(高森町政策推進課)
- URL(高森町観光サイト):
http://www.town.takamori.kumamoto.jp/
草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)
草部吉見神社は、130の石段を下った先に社殿がある「下り宮」。日本の神社は石段を上る構造になっているところがほとんどで、「下り宮」は極めて珍しいです。宮崎の鵜戸神宮、群馬の貴前神社と並んで「日本三大下り宮」と呼ばれています。
社殿の隣には大きな杉の木が寄り添っています。社殿を見下ろしながら参道を進むのはあまりない体験なので、とても新鮮な気持ちでした。
主祭神は、草部神話の主人公である日子八井命(ヒコヤイノミコト)。神武天皇の第一皇子です。
私が訪れたときは、ほかに誰もいなくて、とてもひっそりとした雰囲気でした。手水は、あたりの緑を水面に映していてとても涼しげです。
社殿には猿と鷲の迫力ある木の彫刻が施されています。
社殿の脇には、沼と湧水スポットがあります。沼の周りにはシダ植物が生い茂っていました。
草部吉見神社(くさかべよしみじんじゃ)
- 場所:阿蘇郡高森町草部2175
- 営業時間:17:00-23:00
- TEL:0967-62-1111(高森町政策推進課)
- URL(高森町観光サイト):
http://www.town.takamori.kumamoto.jp
グルメ
あか牛丼(数量限定)が食べられるお店・やま康(やまやす)
熊本といえば、あか牛丼! 高森町にもおいしいあか牛丼が食べられる「やま康(やまやす)」というお店があるんです。
テーブル席と座敷がある広々とした店内。
南阿蘇の雄大な景色を望み、開いた窓からはさわやかな風が通り抜けていく、心地よい空間でした。
この「気まぐれあか牛丼」をごはん大盛り、あか牛1.5倍にボリュームアップした「気まぐれメガあか牛丼」1,900円というメニューもあります。
やま康で仕入れるあか牛は、生産者が明確な個体識別番号を割り当てられたA3~A5等級の熊本県産厳選素材です。その日仕入れたあか牛は、その日のうちに使い切るという鮮度へのこだわりもあり、あか牛丼は売り切れ次第終了するメニューです。
そして、気まぐれあか牛丼には、一頭のあか牛から少ししか取れない「いちぼ」「ランプ」「てんまる」という希少部位が使われています。どの部位を使うかはその日の仕入れによって決まるので“気まぐれ”丼と名付けられています。
見てください! このミディアムレアに焼かれたあか牛の艶やかさ…。焼きすぎず、生すぎず、ほどよい焼き加減です。
温泉卵を崩して…。あか牛に絡ませながら食べると、肉の味わいがよりまろやかに感じられます。
ほどよい噛み応えがありながらも、決して硬くない。食べ応えのあるあか牛。赤身が多く霜降りの少ない肉質なので、さっぱり食べられます。
ちなみにどのメニューを頼んでも、漬物は自由に食べられます。おかわり自由のセルフサービス形式です。
あか牛と漬物は相性ピッタリです。あか牛を食べる合間に、漬物を食べると口の中がさっぱりします。
コーヒーは食事にプラス100円でおかわり自由。阿蘇はお水がおいしいので、コーヒーもひときわおいしく感じられます。
地元民にも観光客にも大人気のお店なので、土日祝日はお客さんで大賑わいです。長いときは2時間待ちなんてことも…。基本的には平日の11時頃に訪問すると、ほとんど待たずに入店できます。
営業開始前の10時ごろからお店の前に整理券12組分と受付表が置いてあります。もし土日祝日などの混雑しやすい曜日に行かれる場合は、一度立ち寄って整理券をもらい、南阿蘇の神社や自然などを楽しんでから、11時の営業開始時間に戻ってくるといいでしょう。
阿蘇の自然を散策した後のあか牛丼は、きっとよりおいしく感じられるはずです!
ちなみに、整理券の裏には、周辺の穴場スポット案内が載っています。こういう細部への気遣いって、お店の人のホスピタリティを感じられて温かい気持ちになりますね。
やま康(やまやす)
- 住所:熊本県阿蘇郡高森町3191
- TEL:0967-62-0888
- 営業時間:11:00からあか牛在庫終了迄
- 定休日:水曜日、2月には冬季長期休業あり(※冬に行かれる方は電話確認してください。)
- URL:http://www.hanakougen.jp/
- 参考サイト:ぐるなび
郷土料理の田楽を味わう。「高森田楽の里」
高森町には高森田楽という郷土料理があります。その歴史は、江戸時代に諸国行脚に出た当時の村人が京や出雲で田楽を食べて帰り、その後この地方特産の里芋に調理法を応用したのが始まりと伝えられています。
田楽は日本各地に伝わっている料理ですが、高森田楽は、地元特産の里芋に加えて、ヤマメやサワガニなどを加えた野趣あふれる料理です。
そんなこの地域に根差した田楽を提供する「高森田楽の里」。築210年ほどの茅葺屋根の建物は、高千穂にあった庄屋を移築したものです。緑に囲まれた、ひっそりとした雰囲気です。
囲炉裏を囲み、田楽を炭火で焼いて食べるスタイルです。高森に田楽が伝わった頃からこのように焼いて食べているようです。
炭火が赤々と燃えていました。揺らめく炎を見ていると、心が落ち着きます。
「田楽定食」1,890円を頼みました。田楽(つるの子芋、豆腐、ヤマメ、沢ガニ、こんにゃく)、だご汁、きび飯、漬物、生揚げ、山菜の付け出しと、結構ボリュームがあります。
きび飯は、おにぎりにしてもらい、味噌を塗り焼きおにぎりを作るという選択肢もあります。
だご汁は醤油で味付けされています。田楽の味噌味と、違った風味が楽しめるようにとの配慮がうれしいですね。
こんにゃく以外の田楽は、囲炉裏の炭火に串を立てて、じっくり焼きます。
田楽に塗る味噌は、山椒味噌、ゆず味噌、季節の味噌の3種類が用意されています。私が訪問したのは5月末、季節の味噌は大葉味噌でした。くるみ味噌、ふき味噌などその季節に応じた山里の味が楽しめるようです。このお味噌がすばらしくおいしいのです!
味噌は自分で塗ります。これが楽しいんです! 炭火で串が熱くなっているので、席に置かれた手袋を利用しましょう。
他にも「炭火鶏焼定食」や「赤牛の耕焼定食」などのメニューもあるので、がっつり食べたい人も満足できるかと思います。
お店の前にはベンチが置いてあるので、食事後はここで茅葺の建物を眺めながらのんびり休憩するのもよさそうです。
別館には、阿蘇の物産を取りそろえた「土産処けやき屋」と、炭焼珈琲の「喫茶かざぐるま」もあるので、合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょう。
高森田楽の里
- 住所:熊本県阿蘇郡高森町大字高森2685-2 らくだ山公園入口
- TEL:0967-62-1899
- 営業時間:3月下旬~11月:10:00~19:30(O.S)、12月~3月中旬:平日は10:00~17:00(O.S)、土日祝は10:00~18:30(O.S)
※冬休み、年末年始の営業時間は問い合わせをしてみてください。- 定休日:無休
- URL:http://www.dengakunosato.com/
- 参考サイト:ぐるなび
絶景
高森殿(たかもりどん)の杉
樹齢400年以上と言われる大きな杉の木が見られる、最近話題のパワースポット「高森殿(たかもりどん)の杉」。駐車場に車を停めると、目の前には草原で草をはむ赤牛の姿が!
入口から坂道を登って5分ほどのところに、左手に曲がる細い道があり、こちらへ進むと「高森殿の杉」にたどり着きます。特に看板もなく、道も目立たないので注意してください。
こちらが「高森殿の杉」。まるでうねるように伸びた枝が、少し異様な雰囲気です。ここに来るまでの高原の風景とは一転して、神秘的な空間が広がっています。
延びた枝が地面に達し、そこに根付き、さらに成長している様子には、力強い生命力を感じました。
高森殿の杉のある場所から、少し奥へ行ってみるとジャスミンの花が咲いているのを見つけました。
地面一面に白い花が落ち、まるで白い絨毯のよう。あたりには、濃く甘いジャスミンの香りが漂っていました。
戻る道中には、阿蘇の雄大な風景が一望できました。青い空、遠くに見える阿蘇の山々、近くの草原、これぞ阿蘇というべきすばらしい風景です。
高森殿の杉(たかもりどんのすぎ)
- 住所:阿蘇郡高森町高森3341-1
- TEL:0967-62-1111(高森町政策推進課)
- URL(高森町観光サイト):
http://www.town.takamori.kumamoto.jp
棚田風景
阿蘇の麓にある高森町は、山に沿って傾斜地が広がっているため、見事な棚田を多数見ることができます。
この棚田は、草部吉見神社のすぐ脇にありました。
水田に植えられたばかりの苗が整然と並んでいます。
こんな田んぼを見ていると、どこか懐かしい気持ちになりませんか?
子ども時代の夏休みの思い出と重なるからでしょうか。帰省したおばあちゃんの家だったり、学校の行き帰りに通った畦道だったり、ザリガニ釣りに行った場所だったり。誰しも、田んぼの風景とリンクする、懐かしい思い出があるのではないでしょうか?
私が子どもの頃は、毎年夏になると米農家である祖母の家に遊びに行っていました。農作業をする祖母の傍ら、いとこたちと畦道で花を摘んだり、魚を捕まえたりして遊んでいました。おやつに食べたスイカやきゅうりがとてもおいしかったです。思い出と一緒にセミの鳴き声やうだるような暑さ、夏の入道雲が思い出されます。
のんびり田んぼの周辺を歩いてみると、懐かしい思い出がよみがえってくるかもしれません。田んぼの畔にはさまざまな草花が咲いていました。
これは春紫苑(はるしおん)。子どもの頃“貧乏草”と呼んで、「触ると貧乏になる」なんて言って遊んでいた人もいるのでは?
姫女苑(ひめじょおん)という花と良く似ていますが、見分け方はかんたんです。花を折って中が空洞になっているのが春紫苑。姫女苑は中に綿のようなものが詰まっています。
高森町には、そこかしこに棚田や田園風景が広がっています。ちょっと車を停めてあたりを散歩してみると、その素朴な美しさに心動かされます。
隣町・阿蘇市の中岳から望む火口
阿蘇の噴煙を上げる火口が見られる場所があります。隣町の阿蘇市にありますが、高森町の中心地から車で30分程度なのであわせて紹介します! まずは車で阿蘇山ロープウェー西駅舎を目指します。
高森町から阿蘇山ロープウェー西駅舎へ行く場合、県道111号線の阿蘇南登山道を登っていきます。この道中の風景が最高に気持ちいいんです!
ちなみに阿蘇駅の方からは、県道111号線の阿蘇東登山道「阿蘇パノラマライン」を通っていくルートもあります。
見晴らしのいい草原、雄大な山々。景色が美しく、空気は澄み渡っており、爽快なドライブでした。
阿蘇山ロープウェー西駅舎の駐車場にたどり着きました。ここからは、ロープウェーに乗って中岳火口に近い阿蘇山ロープウェー火口西駅舎まで行けたのですが、現在は自然災害により長期運休中です。(2018.6時点)
火口近くまでは、代行バスか車、徒歩で行くことができます。代行バス阿蘇山ループシャトルは、往復大人1,200円(子ども600円)。車で行く場合は、普通自動車800円、軽自動車600円での通行運賃を支払って進みます。
火口周辺では、有毒な火山ガス(二酸化硫黄・SO2)が流れています。ぜん息、気管支疾患、心臓疾患などの持病がある方、体調不良の方は生命に関わる危険性があるため、火口周辺は立入禁止なので注意してください。また、その日の火口の状況によっては、見学できないこともあります。阿蘇火山火口規制情報のサイトから最新情報を確認しましょう。
もし火口まで行けなくてもがっかりしないでください! 阿蘇山ロープウェー西駅舎館内や周辺の風景など、見どころはたくさんあります。
山麓の阿蘇山ロープウェー西駅舎2階では、「阿蘇スーパーリング」を上映中です。直径6メートルの阿蘇の山々を模したスクリーンに、プロジェクションマッピングで四季折々の風景が映し出され、まるで阿蘇上空を飛んでいるような臨場感と迫力が楽しめます。料金は大人500円、小学生250円です。
また、駐車場周辺からは雄大な山麓の風景が見られます。
私が訪問したのは5月末、ミヤマキリシマが咲いていました。緑の高原に、パッチワークのようにピンクの鮮やかさが彩を添えています。
ミヤマキリシマはツツジの一種で、九州の火山帯だけに咲く花です。阿蘇のほかには、九重、霧島、雲仙などで見られます。火山灰や火山ガスなどがとりまく厳しい環境でも、可憐な花を咲かせる様子にほっと心が和みました。
私が訪れた日は、火口が規制されていなかったので、車で阿蘇山ロープウェー火口西駅舎の駐車場まで行きました。車を停めて歩いて火口周辺を歩きます。
一般観光客が活動中の火口を間近で見られる場所なんて、世界でも珍しいです。そのため、世界各地から観光客が訪れています。
火口は長さ約1.1キロメートル、幅400メートルで、7個の火口が並んでいます。現在活動しているこちらは、第一火口。
火口の中の池は雨水によってできた「湯だまり」。白とエメラルドグリーンを混ぜたような不思議な色あいです。
火口付近の岩肌は、ゴツゴツしていてとても迫力がありました。
阿蘇山ロープウェー
- 住所:熊本県阿蘇市黒川808-5
- TEL:0967-34-0411
- 営業時間:9:00~17:00(阿蘇スパーリングの最終受付は16:45です。)
- URL:https://www.kyusanko.co.jp/aso/
温泉
月廻り温泉館
ふるさとのすぐれた景観を未来に残す「新くまもと百景」の一位に選ばれたのが、ここ月廻り温泉公園。阿蘇の雄大な山々の景色が一望できます。
そして、この公園内には月廻り温泉館という温泉施設があります。
立ち寄り湯の料金は500円。
窓が大きく明るい浴室。内風呂のほかには、露天風呂、水風呂、サウナが揃っています。シャンプー、リンス、ボディソープも置いてあります。
泉質はアルカリ性単純温泉。やわらかい湯ざわりで、浴後はさっぱりとします。
露天風呂の前に広がるのは、阿蘇5岳の雄大な山々。
ゆったりお湯に浸かりながら、阿蘇の風景を眺めていると、旅の疲れがほぐれてきます。
水風呂とサウナもあるので、交互浴好きにはうれしい施設。掃除が行き届いており、清潔な浴室内です。
月廻り温泉館
- 住所:熊本県阿蘇郡高森町3015
- TEL:0967-62-1628
- 営業時間:10:00~20:00 (冬期は19:00まで)
- 定休日:火曜日
- URL:http://tsukimawari.com/
さいごに
さいごに、取材している時に道中で撮影した風景や花の画像をお届けして終わります。「野の花と風薫る郷」というキャッチコピーのついた高森町。いたるところで可憐な花が咲き、風が薫るような美しい風景にたくさん出会いました。
暑くなってくるこれからの季節、風景を見ているだけで涼やかな気持ちになれます。今年の夏、行ってみてはいかがでしょうか。
取材・撮影:ちえ(@kirishimaonsen)