別府市長がYoutuberに?調子こいてるから元祖YoutuberのMEGWINと一緒に文句言ってきた_PR
別府市長が、Youtuberならぬ「湯Tuber」になるということを聞きつけた元祖YoutuberのMEGWINさん。一言物申すため、ヨッピーとともに別府に駆けつけました。
※本日の記事はサントリー「BOSS」の提供でお送りいたします。
世界有数の温泉地として知られる大分県別府市に、長野市長というちょっと変わった政治家が居る。
こちらが別府市の長野市長。突然「別府の遊園地を温泉にする!」とか言い出して周囲から「は?」みたいなリアクションが返ってきた。
別府市長はかつて、「別府のPR動画が100万再生を達成すれば、ラクテンチ(別府にある遊園地)を温泉にします!」と豪語し全国的なニュースになったことがある。そして作成されたPR動画は見事100万再生を達成。その後クラウドファンディングで1億円の資金を集める事にも成功し、その無謀とも思われた「湯~園地」企画は開催されたのである。
そんな無茶とも言えるチャレンジを経て開催された湯~園地。当時のレポートはこちらをどうぞ!
そんな別府市の長野市長が今度は「Youtuberになる」などと言い出した。
なんでも、温泉の素晴らしさを世に広めるため、温泉を愛する「湯Tuber」に別府温泉のお湯を届けるキャンペーンに協力しているらしい。Youtuberならぬ「湯Tuber」である。
そしてその話を聞いてブチ切れた人がいる。
元祖YoutuberのMEGWINである。
MEGWIN……元祖Youtuber。Youtubeのサービス開始前から自分で出演、制作、編集した動画をインターネットにアップし続け、日本におけるYoutuberの先駆者として知られる。ワタナベマホトなど「尊敬するYoutuber」にMEGWINの名前をあげるクリエイターも多い。メインチャンネルであるMEGWINTVのチャンネル登録者は115万人を超える。
※この記事を書いてる人
「ちょっと、なんでそんなに怒ってるんですか」
「これ、舐められてるな、って」
「は?」
「いや、絶対Youtuber舐めてるでしょ!? Youtuberにかけて“湯Tuber”ってダジャレじゃねえか!そもそもYoutuberって簡単なもんじゃないからな!」
「え?でもYoutuberってとりあえず辛いもん食べて『からーい!』とかリアクションしてればいいのでは?」
「お前も舐めてんのかよ!」
「いや、それは冗談です!Youtuberの人達の大変さはよくわかりますよ。動画撮って編集してっていうのを毎日でしょ? 僕には絶対出来る気がしないですもん」
「そう!簡単じゃないんだって!企画考えて、撮影して、編集してってのを毎日!それに今はYoutubeやる人がめちゃくちゃ増えてて競争も激しいし!生半可な気持ちでやれるもんじゃないから!市長だかなんだか知らないけどさあ!軽々しく言われると腹立つじゃん!しかもなんだよ『湯Tuber』って!温泉を愛してやまない人のことだと!?わけわかんねえよ!」
「それで今から別府市長に文句言いに行くっていう?」
「その通り!」
「面倒くさいやつだな」
そんなわけで面倒くさいやつが大分県に襲来しました。迷惑この上ない。
空港から別府に向かうバスの中でもずっと怒ってるMEGWIN。
「いやほんと、Youtuberなんて苦労の連続だよ。腹が立つ事も多いしさあ」
「Youtuberやってて腹が立つ時ってどういう時です?」
「後輩だと思ってたやつに、チャンネル登録者数であっさり抜かれたりとか……」
「それ、逆恨みって言うのでは」
「でも俺、2005年からネットに動画をアップしてるからね。もう13年だよ。13年かかってるんだよ。もちろんHIKAKINやはじめしゃちょーみたいに成功してめちゃくちゃ稼いでる人達もいるけど、そんなのほんのひと握りじゃん。俺だって別に『めっちゃ稼いでる!』ってほどじゃないし。動画の制作とかスタッフ雇うのにもお金かかるしさ。みんなすげー苦労してるんだよ」
「最初は自前のサーバーに動画をアップしてたんでしたっけ?」
「そうそう。自前のサーバーで、Windows Media Playerで見るやつからはじめて。Youtubeは2009年に始めたんだけど最初の1年は収益ゼロ円だからね」
「どうやってそれで生活するんですか……」
「動画制作のバイトやったり貯金食い潰したりとか。貯金が400万円無くなって、借金が500万円出来たよ。その返済が終わったのも最近の話だからね」
「oh……。めっちゃ苦労してますね……」
「だろ!? そりゃモノ申したくなるじゃん!」
そんなわけでガチ切れしてるMEGWINさんと別府市役所に来ました。
大丈夫?これ「不審者だ!」って警備員に止められない?
「でも、『文句言わせてくれ!』って言ってよく市長が受けてくれたね」
「大丈夫です。そういう人なんで。僕も昔、意気揚々と文句言いに来たのに市長に丸め込まれて東京に戻ったことがあります。でも気を付けてくださいね。僕は何度もお会いしてるからわかるんですけど、あの人は本当に丸め込むのが上手いから……」
「大丈夫、ガツンと文句言ってやるから!Youtuber舐めんなっつーの!」
そんなわけで……、
別府市長の登場です!
なんでも、これから湯Tuberとしての撮影があるらしく、ガウン姿でのご登場!
「ちょっと!なんなんですか!湯Tuberって!だいたいガウン着て出て来るし!絶対Youtuber舐めてるでしょ!?」
「そんな事ないですよMEGWINさん。今日はMEGWINさんにお会い出来て光栄だと思ってますから!」
「えっ、俺の事知ってるんですか?」
「そりゃもちろん存じ上げてますよ!」
「いやいやいや! 適当に言ってるだけでしょ!?」
「とんでもない!今日もね、家を出る時に息子に、『お父さん、今日MEGWINさんと会って来るよ』って言ったら息子が『えーっ!お父さんMEGWINに会うの!?すげぇ!』って言ってました」
「えっ、本当に?」
「本当ですよ!子供からするとMEGWINさんはヒーローですからね。そんなMEGWINさんにわざわざ別府まで来て頂いて恐縮だなって心の底から思ってます」
「あー、そうなんですね。それはちょっと、こちらこそ恐縮しちゃいますね……」
「ちょっと!丸め込まれつつありますよ!」
「本当だ!あぶねえ!いや、今日はガツンと『Youtuber大変だぞ!』ってのを言ってやろうと思ってるんですよ。実際舐めてますよね!?」
「そもそもYoutuberじゃなくてあくまで湯Tuberですからね!? それに舐めてるつもりはありませんけど、たしかにその大変さは存じ上げないかもしれないですね」
「でしょ!? マジで大変なんだって!」
「そうそう。再生回数稼ぐのだってめっちゃ大変ですよね?」
「そう!細かく細かく積み重ねてね。1000再生が1万になって、それが10万になって、とか」
「MEGWINさんが最初に100万再生突破したのってどれくらいかかりました?」
「初めて100万再生いったのって、その動画を公開して3,4年経ってからだよ。ジワジワ伸びてさあ」
「なるほど。ちなみに、別府市が作った湯~園地の動画は100万再生突破するのにどれだけかかったんでしたっけ?」
「えーーと」
「3日ですね」
「……」
「割とすぐでした。『あ、こんなもんなんだ』って」
「おい!!!!やっぱり舐めてるだろ!!!」
「嫌だなぁ。舐めてませんよ~!ハッハッハ!」
あからさまに調子に乗り始める別府市長。
「ウソウソ!いや、別にあれは私の手柄ではないですから!クリエイターの方々もいらっしゃるし、協力してくれた遊園地の方もいますし、何より別府市民12万人がついてますからね!みんなのお力を借りた結果です!」
「でもそれだってズルいじゃん!色んな人に手伝ってもらって自分だけ美味しいとこどりしてさあ!」
「いや、おっしゃる事もわかるんですけど、別府市の顔として、先頭に立つっていうのも市長の大事な仕事なんですよ。私が動画に出て、市長が先頭に立ってやるんだぞ、っていう気持ちをアピールする事で市民の人達に情熱が伝わるわけじゃないですか。逆に私がああやって動画に出なければ『本気でやるんだぞ』っていう気持ちが伝わらないし、結果的に企画が成功していなかったと思います」
「まあ確かにそれはそうだけどさあ。でも僕らは下積みからコツコツやって、なんとかスポンサーがつくようになったりしてやっと人を使えるようになったり経費を使えるようになったりするのに、市長だからってそういう経験もせずにいきなりああいう風に動画作れるっていうはずるいですよ」
「言っておきますけどMEGWINさん、私だって散々下積みしてきましたよ。なにせ私は市長選に立候補して2回落選してますからね。選挙に落ちると一発で無職になるんですよ。それこそMEGWINさんと同じようにお金にだって散々苦労してきましたし、やりたい事がやれないジレンマもたくさんありました。それが下積みじゃなくてなんなんですか?」
「うーん、確かに……」
「あー、やばいな、この流れは」
「そういう悔しさがあっても、私は『絶対この別府市を良くするんだ!』っていう気持ちを持って頑張ってきたんですよ。確かに『いい所どりだ!』って言われるかも知れませんが、その代わり失敗したら全部僕の責任ですから。仮に大失敗して批判されて、それで選挙に落ちたら僕は次の日から無職になるんですよ?でもそれがトップの宿命じゃないですか。現場の人が楽しく仕事が出来るように、トップが顔を出して方向性を示して、その上で責任は全部俺が持つよ、っていう。裏側には大きな大きな責任があるんです。果たして、それをいいところどりと呼ぶんでしょうか?」
「確かになぁ」
市長に丸め込まれつつあるMEGIWIN。
「Youtuberの皆さんだって、インターネットで色々言われるじゃないですか。楽して稼ぎやがって、とか。政治家も同じですよ。色んな人から色んなことを批判されてね。それでも『なにくそ!』って思って一生懸命仕事して、それで結果を積み重ねていくんです。僕だって湯~園地の時は色んな事を散々言われましたけど、結果的にテレビに新聞、インターネットで大きく取り上げられて大成功で終わったらもう何も言われなくなりましたからね。政治家もYoutuberも結果が全て、っていう意味では同じですよ。シビアな仕事です」
「なるほど。わかりました。僕こそ政治家を舐めてたのかもしれませんね」
「完全に丸め込まれとる。何しに来たんだこのオッサン」
撮影を見学しよう
さあ、このあとは実際に市長室で動画の撮影がある、という事で見学しに来たんですが、めちゃめちゃ人が居てビックリしました。
えっ、こんな大がかりなの!?
この日の撮影のために、特注品の風呂桶を用意したり、実際に別府の温泉をここまで運んできたりしたらしい。
「俺だってこんなにお金かけた撮影したことないわ……」
「お気持ち、察します」
髪型や湯気の具合を確認し、いよいよ本番!
そして完成した動画がこちら!
「なんなんだよ!やりたい放題じゃねえか!」
「僕に言われても困るわ」
ちなみに、この日の撮影はサントリー「BOSS」の新しいキャンペーンの告知用で、「温泉大好き“湯 Tuber”求む!別府温泉のお湯が当たる!」キャンペーンの動画撮影でした。
別府市長は初代 湯Tuber として“湯情出演”。「いつでもどこでも温泉に入りたくてしょうがない!」、「温泉の魅力を広く伝えたい!」という方を募集中。
選ばれた3名の方には、別府温泉のお湯が届けられ、温泉の魅力を伝える動画にご出演いただきます!
「えっ、これマジの温泉じゃん」
「そうですよ。どうせやるならやりすぎないと」
「ここも?マジの市長室?」
「はい。マジの市長室です」
「えっ、怒られないの?」
「まあひょっとすると怒る人がいるかもしれませんけど、でもこうやって本気でやるからこそ、MEGWINさんやヨッピーさんといった、今をときめくインターネットのスターが取材に来てくれたわけじゃないですか?それだけでもやる意義はじゅうぶんにありますよ」
「まあそうだけど……」
「また簡単に丸め込まれた」
そして翌日
「いやー、でもやっぱりあれはずるいよね……」
「あれだけ意気揚々と乗り込んだくせにあっさり丸め込まれておいて何言ってるんですか」
「まさかあんなに大がかりな撮影するとは思ってないじゃん……」
「俺だってお金さえあればやりたい企画がいっぱいあるのにさあ」
「それを言えば市長だって『財源さえあれば……』みたいな政策いっぱいあると思いますよ」
「まあそれはそうなんだけど……」
「別府名物の関サバ関アジ、美味いすね」
「うん。美味い。なにこれ。こんなの食べたことない」
「まあ、こういう美味いものが食べられただけでもいいじゃないですか」
「まあね」
「いやーしかし、」
「別府ってマジで良い所だわ……」
「でしょう……」
そんなわけで今回、『”湯Tuber”に「別府温泉のお湯」が当たる』キャンペーンのほか、全国8か所の豪華温泉宿泊(1泊2日)を100組200名様にプレゼントする『日本の豪華温泉当たる!』キャンペーンも実施中!
詳しくはこちらのWEBサイトから。
【提供】
サントリー BOSS
https://www.suntory.co.jp/softdrink/boss/
【撮影協力】
別府市
https://www.city.beppu.oita.jp/
ひょうたん温泉
http://www.hyotan-onsen.com/
【ロケ地】
別府海浜砂湯
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail9.html
北浜テルマス
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/shieionsen/detail8.html
大和田鮨
https://tabelog.com/oita/A4402/A440202/44000628/
ひょうたん温泉
http://www.hyotan-onsen.com/
【制作】
SPOT編集部