都会で出会えるぬくもり!『深大寺手作り市』を楽しみ尽くしてみた!
東京都調布市にある深大寺(じんだいじ)の観光・散策は、都心からほど近く癒されるおすすめスポット。蕎麦に温泉、植物園などリラックスできる場所がたくさん。綺麗な湧き水が出ることが有名で、そのお水を使ったおソバは絶品です!
こんにちは!ライターの天木です。
今回は、都心からほど近い癒しスポット、『深大寺エリア』の魅力を探るために定期的に開かれているイベントの日に行ってきました!
目次
都内有数の癒しエリア 深大寺
深大寺といえば、東京都では浅草の浅草寺に次ぐ由緒あるお寺です。
古くから良質な湧き水が出ることでも知られる地域で、湧き水を生かした『深大寺そば』が名物。たくさんの人が集まる観光地にもなっています。
深大寺へと続く道には、たくさんの参拝客。お土産屋さんもズラリ。
湧き水が豊富な深大寺エリアには、こんな水路がいたるところに流れています。
道沿いにはこんな大きな水車も。
「たまには日常を離れて癒されたいけど、遠出するのはちょっと…」という方に、深大寺周辺はまさにオススメのスポットなんです!
「深大寺手作り市」とは
都内有数の癒しスポットとして知られる深大寺エリア。その中でもひときわ個性を放つイベント、それが、『深大寺手作り市』です。
「深大寺手作り市」とは、深大寺エリアで年に数回開かれているハンドメイドアイテムの即売イベント。2019年には、3月〜7月・9月〜11月と、真夏と真冬以外ほぼ毎月開催が予定されています。
様々な手作りアイテムが集う『深大寺手作り市』の様子と街の魅力を徹底レポートしちゃいます!
深大寺への行き方
やってきたのはJR吉祥寺駅。深大寺へは、ここからバスに乗って向かいます。
公園口を出て直進した先、大きな通り沿いにバス乗り場があります。
4番または6番系統のバスが深大寺行きです。バスに揺られること約30分。
深大寺入口に到着! バスを降りて右へ進んでいきます。
と、お蕎麦屋さんの暖簾が見えてきました。
ここ深大寺周辺は、蕎麦屋さんが数大く軒を連ねることでも有名です。昔から良質な湧き水がたくさん出ていたことから、そばが名物になったそう。
早速、イベントに向かう前の腹ごらえ。
深大寺エリアでも一押しのお蕎麦屋さん、『湧水』さんで、名物の『湧水天もり(1450円)』をいただきました。
麺は繊細でつやつやとした細麺。しっかりとしたコシがあり、噛むたび蕎麦の豊かな香りが口に広がります。
天ぷらも揚げたてのサクサクで美味でした!
この日は開店直後にお伺いしたのでそれほど待たずに入れましたが、休日やお昼時は大行列が必至の人気店です。ご利用の際はぜひ早めに行ってみてくださいね。
湧水(ゆうすい)
住所:〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5-9-1
TEL:0424-98-1323
詳細:http://www.yusui.co.jp
いよいよ深大寺手作り市へ!
さて、腹ごしらえも済んだので会場へ向かいます!
『深大寺手作り市』の人気ぶりが伺えます。さっそく、どんなお店があるのか見ていきましょう。
世界にひとつ、木のぬくもりを感じるカトラリー
さまざまな木材で作られたおはしやカトラリーが販売されています。
ひとつひとつ丁寧に手で削って作るので、それそれ微妙に形や風合いがことなるんだそうです。普段お店などでの販売はしておらず、店名のとおり“きまま”にやっているお店とのことなので、まさにここでしか出会えないレアなカトラリーと言えますね。
やさしい甘さ!健康にも◎な手作りはちみつ
続いて、こちらは手作りの国産はちみつが売られているブース『蜂蜜専科癒しの木』。
どれも済んだ色合いで、とっても美味しそうです!
はちみつを使った手作りお菓子も。
国産のはちみつはまろやかで優しい甘さ。カロリーが低いので砂糖の代わりに使うことでダイエットにも良いんだそうですよ。
このお店は普段からイベントなどへの出店がメインで、『深大寺手作り市』へは、ほとんど毎回参加しているそうです。遊びに行った際はぜひチェックしてみてくださいね♪
深く力強い味わい。エチオピアからやってきた野生のコーヒー!
次に、会場を奥まで進むとなにやらインパクト大な表示が目に飛び込んできました。
野生…?
遠くからでもひときわ目を惹かれる看板。
こちら『CAFE花』さんは、人の手で栽培された豆ではなく、農薬や化学肥料を使われずに野生で育ったコーヒー豆を使ったコーヒーを出すお店。世界的にもとってもレアな豆なんだとか。
コーヒー好きにはたまりません!さっそく淹れてもらいましょう!
豆は数種類ある品種のうち、その場で嗅いで好みのものを選びます。今回は右側のややすっきりした風味のものを選びました。
お値段はこちら。暑かったのでこの日はアイスコーヒーをチョイス!
そうして出来上がったのがこちら!う…美しい!
飲んでみると、その美味しさにも驚きました。上の方は薄くあっさりとしていて、底に行くほど濃く深い味わいが広がります。
コーヒー「もし喫茶店で飲むなら、1,000円はくだらないコーヒーですよ」と微笑む店主さん。
こんなに美味しいコーヒーをこんなに手軽に楽しめるなんて、深大寺手作り市、おそるべし!
気に入ったらコーヒー豆を買って帰ることもできます。
癒しの音色。可愛くてどこか懐かしい手作り楽器たち
美味しいコーヒーに舌鼓を打っていると、背後からなにやら「ピロピロ〜」という不思議な音色が…。
振り向くと…
そこにはまるでジブリ映画の中から飛び出してきたかのようなおじいさんが、手作りのオカリナを吹いていました。なんだこれ!い、癒される〜〜〜〜〜!
緑の木陰が揺れる中、美味しいコーヒーを飲みながら流れるオカリナの音色に耳を傾ける…。
東京にここまでの癒し空間が存在したのか…!?と驚きを隠せません。
手作りのオカリナは販売もされていました。見た目もとっても可愛い! 深大寺手作り市、ますます深いです。
正体は、カリンバというアフリカの楽器でした。実際に演奏しているのを聞かせてもらうと、ポロンポロンとオルゴールのような音色。童心を呼び起こす、哀愁のある響きでした。
超個性的!アニマル雑貨
続いてこちらでは個性的なアニマル雑貨が置かれています。
みんななんとも言えない表情。一度みたら忘れられない個性的なペンたてです。
「この形が作りたくて、ペンたての用途はあとから考えました」と語る作家さん。ディティールへのこだわりがつまった作品なんですね。
深大寺手作り市では、このほかにも手作りのおもちゃや雑貨など魅力的なお店がたくさん!
定期的な開催が予定されていますので、深大寺エリアに興味がある方はぜひイベントに合わせて遊びに行ってみてくださいね! 都内有数の癒しエリア深大寺を2倍3倍楽しめること間違いなしです!
※今回ご紹介したブースは全体の一部です。イベント出店ブースは毎回変わる可能性がございます。
深大寺手作り市
住所:東京都調布市深大寺元町5-15-1
今後の開催予定:6月15日(土)・16日(日)、7月14日(日)・15日(月祝)、
9月15日(日)・16日(月祝)、10月13日(日)・14日(月祝)
11月23日(土祝)・24日(日)
詳細:http://tedukuriiti.web.fc2.com/
イベントの無い日も楽しめる通年スポット!
もちろん深大寺エリアには、イベントのほかに通年で楽しめるポイントもいっぱいです! 深大寺への参拝のついでに、こんな過ごし方はいかがでしょうか。
食べ歩き
深大寺へと続く道には、お土産やさんや食べ歩きできるお店がたくさん!
写真の「深大寺だんご(¥100)」や、そばを使った「そばまんじゅう」などがオススメです。
植物園
都内唯一の水生植物園、『神代植物公園 水生植物園』。深大寺エリアらしい『そば畑』をはじめ、豊かな自然と触れ合えます。無料観覧エリアあり。
神代植物公園 水生植物園
開園時間: 9時半~17時
※本園の最終入園は午後4時まで
※水生植物園の閉門時間は午後4時30分
※月曜休園(祝日の場合は翌日)
入園料:一般・大人 ¥500(団体:¥400)
65歳以上 ¥250(団体:¥200)
中学生 ¥200円(¥160) ※都内在住・在学の中学生は無料
小学生以下無料
詳細:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index045.html
絵付け体験
『むさし野深大寺窯』では、気軽に焼き物の絵付け体験ができちゃいます♪
ちょうど元号が変わるタイミングだったので、筆者は「令和」と書いてみました。
好きな色を選んで絵を描くだけなので、心者でもとってもカンタン!
焼き上がりまではたったの20分。お値段もとってもリーズナブルで気軽に絵付け体験が楽しめるのでぜひチャレンジを♪
むさし野深大寺窯
住所:東京都調布市深大寺元町5-13-6
料金:らくやき20分コース ¥200〜(写真の湯のみ¥1,100)
詳細:http://jindaijigama.com/
日帰り温泉
帰り際には、日帰り温泉『湯守の里』なんて癒しスポットも…♪
泉質は、こんな感じの真っ黒なお湯。ミネラルたっぷり。一切加水されていないため、体にも優しい天然温泉です。お肌がさらさらになりますよ。
ちなみに、帰りは温泉から京王線調布駅・JR武蔵境駅までの無料送迎バスが出ています。観光で歩き疲れていても楽チンですね♪
深大寺天然温泉 湯守の里
住所:東京都調布市深大寺元町2-12-2
営業時間:10時~22時
料金:一般 平日・土¥1,000 日・祝¥1,100
小学生以下¥600(夜間・繁忙期特別料金あり)
1日いてもたっぷり楽しめる深大寺エリア。都内有数の癒しと、手作りのぬくもり溢れる出会いを求めて、ぜひ足を運んでみてください!
取材・文 天木(あまき)