ガイドブックのない国「ジョージア」首都の穴場観光地を地元美女と巡ってきた
ジョージアはかつてグルジアと呼ばれていた東ヨーロッパの国で、旅行や移住先として人気上昇中。首都トビリシのジョージアワインやシュクメルリなどのグルメやショッピングなど、地元民オススメの観光スポットを紹介します。
いま観光地をはじめ、移住地としても注目度が急上昇中の「ジョージア」。実はまだ日本語のガイドブックがありません。
国土も人口ともに北海道の80%ほどの小国であり、「日本人の99%が行かない国」というネガティブともポジティブとも言えるコピーがささやかれるほどのマイナー国。
しかし現在はインターネットを中心にその秘めたる魅力が露見し、この国がマイナーと呼ばれなくなる日もそう遠くないでしょう。
ジョージアと言えば缶コーヒーのイメージからアメリカのジョージア州をイメージされることが多いですが、それもそのはず。
2015年4月14日まで日本での正式名称はグルジア(ロシア語読み)であり、改正によってジョージア(英語読み)が正式な呼称となったため、「グルジア」と聞くとピンと来る人もいるはずです。
現地の公用語はジョージア語で、現地語では国名を「サカルトベロ」と言います。
西にトルコ、東にアゼルバイジャン、北にロシア、南にアルメニアと、多くの国に囲まれたジョージア国は歴史上様々な国の交差点となり、独特な文化を築き上げてきました。
前置きはさておき、本日は現地在住者であるライターのKOHと、ジョージア生まれジョージア育ちの地元美女であるゆきちゃんが、ジョージアの首都トビリシで地元民オススメの観光をレポートします。
日本語ガイドブックがまだ無い国であるのにも関わらず、ガイドブックに載っていなさそうなスポットばかりを攻めて行きますよー!
タイのバンコクに移住したが辛い食べ物が苦手という理由で全く行ったことのないジョージアに移住。酔っ払った時だけ英語と韓国語が話せる。ジョージア語を週に1単語ほど勉強中。
日本語を巧みに話す19才のジョージア人。ジョージア語はもちろんのこと英語、ロシア語も日常的に使用。現在は中国語を勉強中。自称陰キャのガイドアシスタント。
目次
地元民オススメのジョージアグルメ
レモネードとシュクメルリが美味しい「Wine Garden」
まずはグルメスポットからのご紹介です。
Wine Gardenという店名であることから「昼間っから酒か?」と言われれば、それもジョージアの観光スタイルとしては大いにアリなのですが、ジョージアのワインバーは日本で言うところのカフェにあたることが多いです。
店舗の名称としてもWine&Coffeeと書いてあることも多く、休憩やランチがしたいときに入店してみるとカフェと変わらず過ごすこともできます。
ここはホームメイドレモネードとシュクメルリが美味しいんだよね、ゆきちゃん来たことある?
小さいとき来たことあるけどあんまり覚えてないな〜。
ホームメイドレモネードが生理食塩水かと思うほど全然抵抗なく身体にスッと入って来るから試してみて欲しい!
こちらの店舗で、ホームメイドレモネードは1リットルからのオーダーになります。
案外ひとりでも飲めてしまいそうな絶品であり、写真のレモネードはレモン&オレンジのタイプなので、色はオレンジ寄り、微発泡で自然な甘さがあります。
ジョージアのレモネードってどこに行ってもあるよね。
レモネードのないレストランはほとんどないんじゃないかな?
日本で言うところのお茶の立ち位置だね。
ジョージアに来て驚いたんだけど、「レモネードはレモン味」だと思ってたら、「グレープ味のレモネード」とか「洋梨のレモネード」とか種類豊富なんだよね。レモネードに対する固定概念が崩壊した。
レモネードはフルーツジュースって意味だと思って大丈夫!
こちらのシュクメルリはジョージア料理を3品言うとすると、必ず名が出るほどのメジャーな一品。
鶏をふんだんに使ってニンニクが効いた、いや、効きまくったエネルギッシュな料理で、アジア人が一人で一品を食べることはなかなか難しいくらいのボリュームがあります。
シュクメルリは同じ名前でも、乳製品をベースとしたシチューのようなクリーミなタイプと、アヒージョのように透明な外見のオイリータイプと二種類があります。
今回のシュクメルリはクリーミータイプであり、ガツンとオイリーな透明タイプに比べてマイルドな食べ心地が特徴的です。
この記事を見てジョージア旅行に行く人に最大の注意喚起をすると、1人1品を注文すると量が多すぎて再起不能になります。
とくに食の細い人は注文時のコツとして、2人の場合は1品、3人場合は2品、1人では・・・頑張ってください。
素朴な疑問なんですけど、ホームメイドレモネードってどうやって造ってるんですか?
レモンのレモネードとオレンジのレモネードをミックスして造ってるよ。
むむむ? じゃあ、そのレモンのレモネードとオレンジのレモネードはどうやって造ってるんですか?
そりゃ、買ってくるのさ。
混ぜてるだけかい!!!ホームメイドの概念!!!
Wine Garden
営業時間:12:00~夜間のお客さんが引くまで
定休日:なし、年末
料金:レモネード2.5ラリ、シュクメルリ20ラリ
住所:Davit Aghmashenebeli ave. 73a (placed in Ilia’s Garden former Rose Garden, Tbilisi
地図:GoogleMap
公式HP:https://www.facebook.com/winegardentbilisi/
ワインテイスティングが楽しい!「Karalashvili wine cellar」
次に酒のにおいを嗅ぎつけた一行が立ち寄った店は、ジョージア様式の内観が美しいワインセラー(ワイン販売所)。
販売のみではなく、一人あたり2種類のワインをテイスティングしたのちに気に入ったワインをグラスで注文できるバー要素も兼ねたお店です。
ジョージアがワイン発祥の地であることは国民のアイデンテティにもなっており、なんと入国審査ではワインのミニボトルがプレゼントされるほどの筋金入りなのです。
ゆきちゃんも普段ワイン飲む?
飲まない〜。未成年の時は飲みたいって言ってたけど、成人してから親戚の集まりで飲みなよって言われてもいつもイヤって言ってる。
ジョージア人の親戚飲み会とかすごそうだね・・・。
ジョージアワインはクヴェリ製法と言う独自の製法で造られます。
収穫したぶどうを地中に埋めたクヴェリ(写真参照)と言う陶器の甕(かめ)に入れて発酵させて造るので、基本的に防腐剤不使用の100%オーガニック製法。
この製法は8000年の間受け継がれ、科学的分析によって進化しつつも今でも一部のワイナリーでこの製法によってワインが造られています。
2013年にクヴェリ製法はユネスコ世界無形文化遺産に登録されました。
クヴェリ製法がユネスコに登録されたときは同時に「日本食」も無形文化遺産に登録されたから、いつか日本で食中酒として飲んでみたいなあ〜。
こちらのワインセラーでは、クヴェリから上げて間もないワインと、瓶詰めして寝かせているワインの二種類からテイスティングを選ぶことができ、さらにドライやセミスイートなどの種類を選択します。
ここのワインってどこで造っているんですか?
ワインによってぶどうは西のものや東のもの、ミックスもあるけど、ワイナリー自体はカヘティ州にあるよ。ジョージアワインの8割くらいはカヘティ州で造られているんだ。
この角笛みたいなやつお土産屋でもよく見るんだけど、一体なに?
これは羊とか牛の角で作る「カンツィ」。さっき言ってた田舎の飲み会(伝統的な宴)ではこれにワインを入れて永遠に一気飲みするの。
楽しそうだけど恐ろしい・・・高知県の「べく杯」みたい。
ジョージアワインの多くは種子や皮も入れて発酵させることから、ヨーロッパの白ワインに比べて色味がややオレンジであることが特徴的なんだ。
日本ではオレンジワインって呼ばれてますね。
世界的にはアンバー(琥珀)ワインって呼ばれることが多いかな。このワインがきっかけでイタリアやフランスでアンフォラワインが造られるようになったんだよ。
そういえばゆきちゃん19歳じゃなかった!?
ジョージアは18歳から成人だから大丈夫! ガーマルジョス!!(※ジョージア語で乾杯の意)
こちらのワインセラー、とても良心的な価格でテイスティングは無料、注文はグラス一杯でお会計は5ラリ(約180円)でした。
Karalashvili wine cellar
営業時間:10:00~24:00
料金:テイスティング無料、グラスワイン5ラリ〜
住所:19, Vertskhli St, Tbilisi
地図:GoogleMap
公式HP:https://www.facebook.com/karalashviliswinecellar/
山ヒンカリを食べよう!「Amo Rame Khinkali」
レストランやバーの密集エリアである地下鉄リバティスクエア周辺に位置するここ「アモ・ラメ ヒンカリ」は、ジョージア料理の代名詞とも呼べるヒンカリの有名店です。
実はこの「アモ・ラメ ヒンカリ」は、向かいにあるカフェ「アモ・ラメ カフェ」から分店として誕生したレストランです。
カフェながら週末限定でヒンカリを販売していたところ、地元民の口コミから話題となり、ヒンカリをメインとする分店を出店するに至ったという経緯があります。
ヒンカリとは、一言で説明するとジョージア版小籠包。
果物で言うヘタの部分が長く、クタッとなっている巾着状のものが町ヒンカリ、写真のように綺麗にフォルムが整っている小ぶりのものは山ヒンカリにカテゴライズされます。
ヒンカリは地域ごとに多様な形をしていますが、大きく分けてこの二種類と言えるでしょう。
一般的なヒンカリは牛と豚の合挽きですが、このお店では牛100%のものも提供されています。0.6ラリ(約22円)〜1ラリ(約36円)が相場のヒンカリの中で、1.3ラリ(約47円)と強気の価格設定。
トビリシでは山ヒンカリがやや珍しいこともあり、地元民の界隈では一番のヒンカリとも言われる絶品です。
町ヒンカリはヘタの部分を手でつかんで逆さにし、皮を少し噛んで穴を開けて肉汁を吸い、一周回しながら食べるのが正式な食べ方です。
一方でこちらの山ヒンカリはヘタに手で持つ幅がないので、フォークをヘタに刺して食べます。
町ヒンカリの癖で手が自然とヒンカリをひっくり返してしまう・・・
なんかハーブっぽいねこれ。
普通のヒンカリはパクチーとハーブが練りこんであるけど、これパクチーが入ってないから余計ハーブを感じやすい気がする。
町ヒンカリはどこでも食べる事ができるけど、山ヒンカリはなかなか見ないからここめっちゃおすすめ!
パクチーが嫌いな人にもちょうどいいね!
Amo Rame Khinkali
営業時間:12:00~23:00
料金:ヒンカリ(100%ビーフ)1.2ラリ
住所:3 Pavle Ingorokva St, Tbilisi
地図:GoogleMap
公式HP:https://www.facebook.com/AmoRameKhinkali/
ジョージア首都の穴場観光地
フォトジェニックが止まらない旧市街「オールドトビリシ」
グルメスポットの次は、ジョージアの歴史やカルチャーを肌で感じることのできる観光スポットのご紹介。
旧市街のオールドトビリシは、首都トビリシの街の中でもひときわ雰囲気のあるエリアです。
厳密には城塞や硫黄温泉エリア、ムツタミンダ山なども含む広域な歴史地区を差しますが、今回は古い家の立ち並ぶ市街地に足を運びました。
この旧市街では19世紀の宗教的で俗世的な建築物の数々を見ることができ、現在も多くの人々が暮らしている地域です。
近年は観光地化が進み、その景観を維持しつつもアートギャラリーやお土産屋、個人経営のワイナリーやゲストハウスなどが点在。特に木製のバルコニーが特徴的で、まるで絵に描いたような街を散策することができます。
街のどこを切り取っても写真に映えるなあ。
このまえ日本の雑誌の仕事でもこのエリアで写真撮ったよ。
ゆきちゃんほんといろんなことしてるね。
スポット詳細情報
景観も音色も美しい「サメバ大聖堂(至聖三者大聖堂)」
こちらのタージマハルを彷彿とさせる美しい建造物は、サメバ大聖堂。至聖三者大聖堂とも呼ばれています。1995年〜2004年に建築された新しい聖堂であり、南コーカサス一帯で最大の宗教的建築物です。
地上高は87mですが、丘の上に位置するため、平地や向かいの山から見ると、その実数以上に巨大さを感じます。
内部があまりにも美しかったため、今回は特別に許可をいただきひっそりと撮影させていただきましたが、基本的に内部は撮影禁止です。
広大な内部の壁面や柱には他の聖堂より圧倒的に多数の宗教画が飾られています。建物全体に響き渡る聖歌は、この建造物が反響をも見越して完璧に設計されているのではないかと深読みするほどの美しい音色です。
聖堂は高台にあるので、景観もよく内外共に観光することができます。
ジョージアの教会ってドレスコードが厳しいイメージなんだけど、髪とか脚とか布で覆わなくて大丈夫だった?
ここの聖堂はゆるいから大丈夫〜。
聖堂によって違うんだ・・・!!
(髪や脚は布で覆ったほうがベターです。)
正門から敷地を出ると一件だけですがお土産屋があるので、ついでに買い物をすることもできます。
サメバ大聖堂(至聖三者大聖堂)
営業時間:8:00~22:00
料金:無料
住所:19 Gumbri II Dead End, Tbilisi
地図:GoogleMap
穴場のローカル温泉「Bagni Sulfurei Zolfo」
ジョージアの首都トビリシはその名が「暖かい」という意味からきており、トビリシが温泉街であることに由来します。ただし街のいたるところに温泉があるわけではなく、基本的に浴場は一箇所に固まっています。
そんな中でポツンと温泉街から離れた位置にあるこの温泉こそが知る人ぞ知る穴場。
観光名所の温泉密集地に比べ、入浴料金はおよそ半額かつリノベーションしたばかりで、設備がとても綺麗です。
ジョージア人ってはあんまり温泉入らないって聞いたけど実際どうなの?
ジョージアの温泉は観光客がほとんどかな。ここの温泉は観光地じゃないから地元のおじさんたちがよく行くところだよ。
じゃあ、ゆきちゃんもあんまり温泉行かない?
硫黄のにおいが臭すぎて無理〜。
トビリシの温泉施設の多くは公衆浴場と貸切風呂の二種類があり、どちらかというと貸切風呂が主流です。
こちらは貸切風呂のみとなっており、部屋によって設備や料金は異なります。
料金は10ラリ(約360円)〜60ラリ(2160円)であり、本日は特別に一番大きい部屋を案内してもらいました。
うっわ!日本みたい!硫黄の香りがいいね〜!
(硫黄むり・・・)
なんでお湯の色が緑色なの?
今日はグリーンだけど、日によってグレーの時もあるぞ。うちは源泉をそのまま使ってるから100%ナチュラルの色なんだ。理由はわからない。
原因不明なんかい。
部屋によってはシャワーのみだったりもしますが、一番広いこの浴室はサウナも付いています。
サウナ愛好家にとってはやはり水風呂が気になるところ。
しかしこの温泉施設には水風呂はなく、その代わりに頭上の桶をひっくり返して冷水を被るシステムになっています。
ここって温泉エリアより綺麗で場所もそんなに悪くないのになんで向こうより安いんですか?
ここは観光地じゃないし、向こうより新しいからね。
(新しい方が安いってワイン見たいだな・・・。)
ここは出来てから150年、観光地のあっちは出来てから1500年だ。
年数の規模がすさまじい・・・。
Bagni Sulfurei Zolfo
営業時間:10:00~22:00
料金:10ラリ〜60ラリ
住所:2, 4 Kiev Street, Tbilisi
地図:GoogleMap
トビリシでショッピングをするならここ!
トビリシで一番オシャレな施設「ファブリカ」
ここからはお買い物スポットのご紹介です!
こちらのファブリカはトビリシの若者の聖地。ファッションやストリートカルチャーの中心地として若者が集まる場所になっています。
地元の大学生が週5は来てるとかよく言ってるんだけど、ゆきちゃんもよく来るの?
私は全然来ないなあ。みんなずっと外で話してて何やってるかほんとわかんない。
陽キャと陰キャの国境が見えた気がする。
ファブリカはもともと縫製工場だった建物をリノベーションして誕生した複合施設です。
施設の大半はホステルであり、一泊2000円ほどのドミトリーから1万円ほどの個室まで、バラエティ豊かで清潔な客室が揃っています。
ファブリカの一階のカフェってめちゃちゃノマドワーカーの聖地で、通信速度が上下どっちも40Mbpsも出るんだよね。
中庭でも全然Wi-Fi繋がるよ!
ファブリカは世界中のノマドワーカーが訪れる、旅人の交流の場にもなっています。
中庭にはおしゃれなカフェやアパレルショップ、雑貨屋、スケートボードショップなど、ファッションやアートに関連した店舗が多いので、宿泊や食事のみならずお土産やショッピングにも最適です。
ファブリカの中庭は夕方以降に賑わい始め、地元民や観光客問わずに団欒とした雰囲気が流れます。
訪問者の種別は人種の枠を超え、犬や猫もまったりとした時を過ごしています。ファブリカは、ジョージアで暮らす人々の雰囲気を感じる一番の場所です。
Fabrika
営業時間:各店舗により異なる
料金:宿泊20ラリ〜
住所:8 Egnate Ninoshvili St, Tbilisi
地図:GoogleMap
公式HP:https://fabrikatbilisi.com/
ジョージアの台所が丸わかり!大手スーパー「カルフール」
カルフールは品揃えの豊富なミドルクラスのスーパーマーケットです。
もちろん観光地ではありませんし、むしろフランス企業の経営するスーパーですが、ジョージアの地元の商品を一度に見ることができます。
旅行者からすれば珍品の宝庫なので、人によっては物色しているだけで一時間以上滞在できてしまうでしょう。
見て!すごいもの発見した!!
デカッッ・・・!!!
このパスタ5キロなんだけど500円だって!!!!
やっす!!
ジョージアは全体的に物価が安いのですが、お酒の価格もまた激安です。
写真のこれらは2.5リットルサイズのビールですが、価格は左から4.5ラリ(約162円)、6.95ラリ(約250円)、6.3ラリ(約226円)。
ジョージアはワイン発祥の地として有名ですが、ビールもまた絶品なのです。
KOHさんどれが好き?
右のカズベキビールが大好きで常に家にストックしてるなあ。ホームパーティーの時もいつもこのサイズのカズベキビール持っていくようにしてる。ジョージアにきた人には絶対にカズベキビールは飲んで欲しい!
カルフール
営業時間:9:30~22:00
住所:3 Vekua Street, Tbilisi
地図:GoogleMap
公式HP:https://www.carrefourgeorgia.com/
バスは細かい移動にとても便利!
ここからはジョージア旅行のコツをご紹介します!
流しのタクシーも多く走っているのですが、英語が通じないケースが多いのでやや不便にも感じます。地下鉄も一乗車0.5ラリ(約18円)で移動可能ですが、網状に張り巡らされているわけではないので目的地が駅から離れていると移動に苦労するかもしれません。
そこで便利なのがバスです。
グーグルマップで経路検索をすればバス経路が表示されるので、バスを駆使すればトビリシの街で移動に不便することはないでしょう。地下鉄と同じく、距離に関わらず一乗車は0.5ラリ(約18円)。
このバス停では13分おきに運行されており、ジョージアは大渋滞がほとんどないのでスムーズに移動可能です。
タクシー移動は配車アプリの利用がマスト!
正直、地下鉄もバスも使わず、タクシーで全ての移動をドアtoドアで完結させることができます。
贅沢に思えますが、徒歩20分の距離が100円ほどで移動できてしまうので使わない手はありません。
ジョージアにUberは無いのですが、YandexやBoltなどのタクシー配車アプリを使用することで現在地まで配車可能。
目的地も事前に住所を入力したりマップにピンを打っていることから、ドライバーと英語で話すことができなくとも無言で目的地にたどり着くことができます。
流しのタクシーに比べて乗車料金の相場は半額、空港で購入できる現地SIMでジョージアの電話番号を持って入れば登録することができます。
クレジットカードやデビットカードを登録しておけば現金の支払いで「細かいお金がない」などのあたふたするシーンもなくスマートに降車できるので入国してSIMを入れたらすぐに登録すべきアプリです!
地元民直伝!観光で覚えておくと便利なジョージア語
ジョージアの公用語はジョージア語であり、旧ソ連統治時代に教育を受けた人々はロシア語が第二言語です。
よって年配層は英語が通じないことが多く、若年層は英語教育の時代で育っているため、英語が通じます。
なのでところどころの単語はジョージアで話せたほうがコミュニケーションの面でも便利なことが多いです。
とりあえずこれだけは覚えといた方がいい言葉があったらいくつか教えて欲しい!
こんにちは:ガウマルジョバ
美味しい:ゲイムレイリア
乾杯:ガウマルジョス
みんなこのあたりよく使ってるよ〜!
ジョージア語で「ジョージア語話せない」ってなんて言うの?
カトゥリアルビツィっていえばOK。
在住者としてはこれが一番使える!
最後に
メジャーどころですら日本語情報が枯渇しているコーカサスの小国ジョージア。
今回は在住者のライターKOHと地元美女のゆきちゃんが観光地としてはマイナーな穴場を厳選してお送りしました。
メジャーな国に飽きた旅好きなひとも、旅ビギナーなひとも、歴史好きな人も、お酒が好きな人も、グルメな人も、インスタ女子ももれなく楽しめるこの国に足を運んでみてはいかがでしょうか。