【旅行我慢してる人にお届け】沖縄本島一周「エア」パワースポットめぐり
沖縄のパワースポットを綺麗な写真で紹介。龍の神が祀られた辺戸岬、沖縄最大のパワースポットである大石林山や、子宝に恵まれる岩、駐車場からのアクセス抜群な轟の滝など、本島の浄化されるスポットをたくさん巡っていきます。
こんにちは!沖縄在住の鈴木サラサです。みなさん、お元気ですか?・・・私はお元気じゃありません。(知らないよ)
今年は新型コロナの影響で沖縄に行きたくても行けなかったという人も多かったと思います。
「ゴールデンウィークに沖縄への航空予約が6万人もいる」なんてニュースもありましたが、ほとんどの方が自粛してくれたのは事実。
ずっと前から予約して楽しみに準備していたのにも関わらず、泣く泣くキャンセルといった方も多かったのではないでしょうか。
そういう私も、仕事は全てキャンセル、友達や家族とも会えない、遊びにも飲みにも行けず・・家の周りを少し散歩して写真をあげようものなら自粛警察の取り締まりにあい、それなら過去の綺麗な海の写真でもあげようかと思うと必須なのが『※コロナ前の写真です』『#時差投稿』『#過去スタグラム』という誰に気を遣っているのかわからない注釈とタグ。
全てが面倒くさくなり、毎日スパイスから作るカレーの投稿をすることしかできません(悲)
なんだろうこのモヤモヤ淀んだ気持ち。なんだかすごく邪悪な自分になっている気がする・・。
そうだ、みんなで浄化しよう!
ということで私が今から!
この記事で!!
浄化&癒しの旅にご案内します!!!!(完全に怪しい)
沖縄は今でも御嶽(うたき・祭祀などを行う祈りの場)が地域ごとに数多く点在し、ユタやノロと呼ばれる(巫女やシャーマン的な存在)な人々が祭祀を司っています。
自然崇拝が根付く沖縄には、至るところにパワースポットと呼ばれる場所があり、その土地のパワーに圧倒されることもしばしば。
「コロナ鬱かも・・」「なんかもやもやする・・」というあなた!今こそ、浄化の時です!
(是非、いつか沖縄に訪れるときの参考にしてください)
※大切な祈りの場なので、立ち入り禁止の御嶽や、神人(かみんちゅ)と呼ばれる人と一緒ではないと入れない場所も多々あります。そういった場所に立ち入るのは厳禁。今回は観光でも行きやすいスポットをご案内します。
※コロナウィルス感染拡大防止のため、現在多くの施設が休業しています
そしてもちろん・・・
※今回ご紹介する写真は全て新型コロナウィルス流行前の写真です
目次
聖地めぐりの心構え
1・大切な祈りの場です。「お邪魔させてもらっている」という気持ちで祈る時は自分の名前を名乗り静かに手を合わせる。
2・祈ってる人に話しかけたり勝手に写真を撮ったりしない。祈りを邪魔しない。
3・聖地内の物を持ち帰らない(石、植物、貝がら、サンゴなど)
4・ゴミを出さない、捨てない(余裕があればゴミ拾いしたい)
5・蚊やハブに注意(特に雨上がりの草むらは危険)
6・立入禁止の場所には絶対に入らない。立入禁止じゃなくてもなんとなく「入って大丈夫かな?」と思うところには近づかない(触らぬ神に祟りなし!)
沖縄の人々の大切な場所ということを理解し、神社や御嶽では帽子・サングラスを取ったり、大声で会話しないなど最低限のルールを守りましょう。また、今回ご紹介するスポットのほとんどが自然豊かな場所なので蚊がやばいです!特にO型のあなた!気をつけて!(私O型ですが人の倍は刺されます)ちなみに、沖縄は夏だけじゃなくて年中蚊がいるので、冬場も油断大敵ですよ!
【挨拶】空港すぐ!美しい海の上にそびえる琉球八社の最上位・波上宮
那覇空港に到着したあなた!まず初めに向かうのは美ら海水族館ではありません!(今回はね)
空港から車で10分。沖縄に着いたらまず挨拶しに行きたいのが琉球王国時代、王府から特別に扱われていた琉球八社の中で最上位の波上宮。つまり沖縄の中で最も格式の高い神社です。地元の人からは「なんみんさん」の愛称で親しまれています。旅の安全祈願も兼ねてお参りに行きましょう!
沖縄らしい赤瓦が美しい・・。
主祭神は伊弉冊尊(いざなみのみこと)、速玉男尊(はやたまをのみこと)、事解男尊(ことさかをのみこと)。海上交通安全、旅行、豊漁、豊穣、縁結び、安産、家内安全、長寿、才能開花、出世など色々オールマイティーにありがたいご利益がいただけます。
狛犬ではなくシーサーがいるのも沖縄ならでは!ちなみに口を開けているのがオス、閉じているのがメスです。この表情、ひょうきんで可愛い・・!ちなみに私が着物を着ているのは初詣時の写真だから。近くに着物レンタルしているお店もいくつかあるので(私はここで借りました♪)着物や琉装で町歩きもおすすめです。しかし!今回は聖地巡りなので動きやすい服&歩きやすい靴でお願いしますね!!
さらに神様を近くに感じたい、浄化したいという方は「ご祈祷」をお願いすることを強くおすすめします!参拝客で賑わう境内よりも静かでさらに厳かな空気が流れ、何より神主さんが自分のために祝詞を読み、鳴らしてくれる神楽鈴の「シャンシャン・・」という音色を聞いていると全身のけがれが綺麗になっていく気がします・・。
10:00~16:15 の祈祷受付時間に行けば当日でも祈祷してもらえますが、結婚式や祭典時はできないので電話してから行くのをおすすめします。私もコロナが落ち着いたら最近運転し始めた車と一緒にご祈祷してもらう予定です!
※この写真は撮影の為に入らせて頂いた時のものです。祈祷中の撮影はご遠慮ください。
しかも!普段入れない内部を眺め放題!波上宮だけあって「波」の装飾が映えてますね!中も美しいし天井も美しい!もはや住みたいここに・・・(誰)
そして波上宮に来たら、駐車場に車を止めて波之上臨港道路を歩いて登ってみてください。絶対に!
じゃーん!!!!!(昭和の効果音)まるで海の上にたつ竜宮城のような神々しすぎる波上宮!!最高か!!!
ほとんどの観光客のみなさんが参拝だけで帰ってしまうのですが勿体なさすぎる・・!なかなかこんな景色を見られる場所ないですよね。これを見ずに帰るのは損オブ損!!!!!
波之上臨港道路の波上宮の目の前だけ、手すりが朱色に塗られているのも尊い!!!!!この一角だけなので行ってチェックしてみてくださいね。
そして、波上宮に隣接する波の上ビーチ。こちらは那覇市唯一のビーチで、別名「開運ビーチ」とも呼ばれています。国際通りからも徒歩で行けるほどアクセス抜群なのでいつも人で賑わっていますが、このビーチに行くとなぜか心が落ち着き、頭痛が治ったりなど不思議な体験がたくさんあります。それはきっと、波上宮が見守ってくれているからに違いない・・。
観光客の少ない冬場などは透明度も増してこのクリアで素晴らしいグラデーション!
ビーチから見る夕日も格別。やばい、1箇所目なのに波上宮愛が強すぎてここにずっと居たくなってしまう・・・(徒歩15分のところに移住しました)なんみんさん、いつもありがとう!!!!
住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
TEL:098-868-3697
料金:無料
営業時間:24時間参拝可能(祈祷受付は10:00~16:15)
【風水】パワーは健在!首里城公園の穴場夕日スポット
続いてのスポットは首里城公園!去年の首里城火災は思い出すだけで涙が出てくるほどショッキングで悲しい出来事でした・・。「首里城が燃えています!」という信じられない野外放送で目を覚ますと、私の家からも首里城が燃えているのが見え、恐怖と悲しみでいっぱいでした。
しかし!建物は燃えても土地のパワーは健在・・どころかパワーが増しているそうです!(知り合いのユタ情報)
首里城は琉球風水で最高の場所に建っていて、とても良い気が流れる場所。土地自体がパワースポットなんです!また、かつて周辺には10箇所の御嶽もありました。その御嶽の中でも、一番格式が高く、今も残っている首里森御嶽(すいむいうたき)は「神様が造った聖地」と言われています。入場券を買って首里城に入る手前にあるので素通りする人が多いのですがここがベストオブ首里城御嶽です・・!(火災の影響で見学不可でしたが6月以降見学可能区域になる予定だそう)
そして私的に超おすすめなのが夕暮れ時。首里城を左手に案内板を頼りに歩いていくとたどり着くのが・・・
「西のアザナ」というスーパービュースポット。那覇市街を見渡せ、晴れた日には慶良間諸島の島影も見えます。
ここで沈む夕日を見ていると、琉球王朝時代の王様たちもこの夕日を眺めていたのか・・ていうか今、同じ景色を見てる・・!と琉球王朝時代に想いを馳せることができ胸がときめきますね・・。(よね?)
那覇の町に灯りが灯り初めるマジックアワー最高。蚊さえいなければもっと最高・・・(夕方はめちゃくちゃ蚊が多いので虫除け対策必須です)
ちなみに、もっとパワーを感じたいという方はここに向かう途中にある「京の内」に寄りましょう。緑多い茂る森ですが、かつては神女などにより祭祀が執り行われた城内最大の信仰儀式の場であり、今でも拝所がある神秘的なスポットです。
住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2
TEL:098-886-2020
料金:火災の影響により現時点で無料区域のみ見学可
営業時間(無料区域):4月~6月、10月~11月8:00~19:30、7月~9月 8:00~20:30、12月~3月8:00~18:30
【祈願】一つだけ願い事を叶えてくれる樹齢300年の大木
西のアザナまで来たら、歩いてすぐのスポットに寄らせてください!
日本の道100選にも選ばれた金城町石畳道を少し下っていきます。琉球石灰岩が敷き詰められた石畳の道、沖縄らしさよ〜!
「赤木はこの先」なんとも手作り感溢れる親切な案内板を頼りに歩いていくと・・・
突然ひらけた広場のような場所に着きました!ここには、内金城嶽(うちかなぐすくうたき)と呼ばれる、琉球王国時代から使われている祈りの場を中心に樹齢200年以上といわれるアカギの大木が6本生育しています。
中でも圧倒的な存在感を放っている樹齢300年の大アカギの木!樹齢300年というと私の人生ざっと10回分!人生の先輩すぎる!!しかも『1年に1度、旧暦6月15日に神様が降りてきて願いを聞いてくれる』というスーパーお得なスポットでもあります(違う)
1人1回、1年に1つのお願いならお願いできるらしい。私は緊急事態宣言前にコロナの収束を心からお願いしたのですが、沖縄は今のところ21日連続で新規感染者ゼロ!(5/21現在)どうか、全国、全世界もお願いします!!!(土下座)
300年も生きている先輩を目の前にすると、きっと自分の悩みなんてすんごいちっぽけで一瞬の出来事なんだろうなと思いますね。たまには休憩して(もう2ヶ月くらい休憩してるけど)また歩き出そうと思います!ありがとう先輩!
金城町の大アカギ
住所:那覇市首里金城町3-18
TEL:098-917-3501(那覇市文化財課)
料金:無料
営業時間:特になし(夜間は暗いので注意)
【休憩】洞窟カフェと会いに行けるガジュマル・ガンガラーの谷
波上宮で神様に挨拶を済ませ、首里城で風水パワーをチャージし、アカギの神様に願い事を伝えたので次はちょっと休憩できる場所に行きましょうね!那覇から南下してやってきなのは南城市にあるこちら!
見ての通り、カフェです!(えっ)
天然の鍾乳洞を利用して作られたケイブカフェ。洞窟内は天然のクーラーのようにひんやりしてて気持ちいい!サンゴで豆を焙煎し、洞窟の地下水で淹れたコーヒーなど、洞窟らしさ満点(?)のドリンクが飲めます。
時々、天井から水滴が落ちてきますが、これは今でも鍾乳洞が成長している証。喜んで浴びましょう!(え?)
また、こちらは日本人のルーツとも言われる「港川人(みなとがわじん)」の居住区だったともされており、今でも発掘調査が行われている場所。上の写真のシートに覆われている部分はこの時まさに発掘調査中でした!
さて、コーヒーブレイクして休憩できたのでそろそろ行きましょうか。
・・・ここは、一体???!!!
こちらは、ガンガラーの谷ガイドツアーでしか踏み込めない亜熱帯の森。そう、ケイブカフェはただの入口にすぎないのです!!この森の中にも御嶽や神聖な洞窟があり、ガイドさんの説明を聴きながら歩く1時間20分のツアーはあっという間!
そして最大の見所に到着!
今にも喋りかけてきそうな存在感の「大主(うふしゅ)ガジュマル」。樹齢は150年。さっきのアカギ先輩の半分の樹齢ですが、木によって全然伸び方が違うんですね。アカギ先輩は太く大きく成長しているように感じましたが、大主ガジュマルさんはとにかく天に向かって伸びているような感じ!この迫力は圧倒されます・・!
どの角度で見てもすごいでしょ・・!?沖縄には至るところにガジュマルの木が生えていますが、この大主ガジュマルを見た時の衝撃は忘れられません。見るというか、「会う」というか・・・なんか生きてる感がすごいんです!(生きてるんだけど)
ガイドツアーに参加しないと会えないので(1回大人2500円)まだ数回しか行けてないのですが、年間パスポートとかあったら絶対買いたい!#会いに行けるガジュマル
ちなみに、「ここの御嶽に拝みにくるユタもガイドツアーに参加してるんですか?!」と聞いたところ「ユタは無料で、好きな時に入れます」とのことでした。
・・・ユタのVIP感すごい!
住所:沖縄県南城市玉城字前川202番地
TEL:098-948-4192
ガイドツアー料金:大人: 2,500円/1名
高・専・大学生: 1,500円/1名(要学生証提示)
保護者同伴の中学生以下: 無料※ユタは無料
営業時間:9:00〜18:00
【宇宙】昼も夜も絶景!知念岬公園
ガンガラーの谷から少し北上、世界遺産でもある沖縄屈指の聖地・斎場御嶽(せいふぁうたき)・・・には今回は寄らず、(寄らないんかーい)斎場御嶽のすぐ近くにある穴場絶景スポット、知念岬公園にやってきました!!
海の上に浮かんだように岬の上に建つ公園は見渡す限りの海ビュー!!!!360度・・とまではいかないけど250度くらい絶景!!!(ざっくり)岬なので、風が強い日が多いのですが、風に吹かれていると自分も「この風の一部なんじゃないか・・」と、どこまでも飛んで行けそうな気分になるので不思議ですね!!(それ危ないよ〜)ドライブがてらぜひ立ち寄ってほしいスポットなんですが、ここ、実は、、夜もすごいんです・・・・!!!!!
天の川〜〜〜!!!!!!銀河〜〜〜!!!!!宇宙〜〜〜〜!!!!ミルキーウェイ〜〜〜!!!!!
沖縄本島で天の川の見える貴重な星空スポットなのです!!!天の川の左側にキラリと光っているのは火星。季節によっていろんな星が見られるのもわくわく!ちなみにこの宇宙的なモニュメントの名前は「宇宙軸より無限の記憶」。深い・・・だいぶ深くて意味がわからないのですが、自分自身も宇宙の一部ということだけはわかりました(キラリ)
当たり前ですが夜、めちゃくちゃ暗いし、人はいないけどハブはいるかもしれないので、必ず足元を照らして歩いてくださいね!(怖)
知念岬公園
住所:沖縄県南城市知念字久手堅523
料金:無料
営業時間:特になし(夜間は暗いので注意)
【子宝】琉球版アダムとイブのいる浜比嘉島
知念岬で風になったのでそのままの勢いで北上!中部の東海岸にある海中道路にやってきました!本島と平安座島をつなぐ海の上につくられた全長5kmの道、それが海中道路です。(海中っていうより海上だけど)
この周辺には平安座島、浜比嘉島、宮城島、伊計島と橋で繋がる離島が4つあります。車で気軽に離島めぐりができるのでドライブに超おすすめ。今回は浜比嘉島に行ってみます!
まずやってきたのは神々が住むと言われる聖地・浜比嘉島にある岩でできた小島・・。
小島の左側に続く道を歩いて行きます。満潮時は波が打ち寄せて道が滑りやすいので足元に気をつけましょう。
すぐに到着!琉球石灰岩でできた洞窟に囲まれたほこらのようなものがありますが、実はお墓!アマミチューの墓です。お墓なのにパワースポット?と思うかもしれませんが(私も思いました)
浜比嘉島には琉球(今の沖縄)をつくったと言われる夫婦の神様、女神アマミチューと男性神シルミチューが祀られているお墓があり、五穀豊穣・無病息災・子孫繁昌のご利益があると言われていて日本全国から子供が欲しい夫婦が訪れる子宝パワースポットなのです。沖縄版アダムとイブですね!
女神様のパワーが降り注いでいる・・・(気がする・・)
次に向かうのは島最大のパワースポットと呼ばれるシルミチュー霊場。冷んやりとした空気、木々が揺れる音しか聞こえない静寂の空間・・・こ、ここは・・・明らかに下界とは違う空気が流れている・・・!!
鳥居をくぐって108段の長めな階段(煩悩の数ですね・・)を登りきると、頑丈な柵で囲われている洞窟が・・・!これ絶対絶対立ち入り禁止のやつじゃん・・!!!!
こちらはアマミチューとシルミチューが住んだと言われており、洞窟内には子宝を授かる霊石が祀られています。まさに愛の巣なんですね〜〜〜!!!!!立入禁止なのも納得・・!旧正月にはこちらの前で三線や舞を奉納するそう。住んでたっていうか、住んでるよね、それ。
お邪魔しました!!!!
アマミチューの墓
住所:沖縄県うるま市勝連比嘉
シルミチュー霊場
住所:沖縄県うるま市勝連比嘉1606-33
TEL:098-965-5634(うるま市商工観光課)
【浄化】気軽に行ける!轟の滝
高速で一気に北上!次の目的地は沖縄本島最北端のIC、許田IC近くにある「轟の滝(とどろきのたき)」に行きます。
その前に・・・
許田ICを出てすぐのところにある「道の駅許田」は沖縄で最初にできた道の駅!気軽に食べられるテイクアウトグルメや、お土産、南国フルーツなど魅力的な物が並んでいるのでついつい寄り道しちゃう場所です。高速に乗る前、乗ったあとの休憩にも最適だし、ここの天ぷらが好きすぎて素通りはできません。ゴーヤ入りの野菜かきあげ、もずくの天ぷらなど、沖縄のファーストフードをぜひ食べてってよね!(誰?)
そんな道の駅許田から車で10分。轟の滝に到着!沖縄の滝って見るまでに結構険しい道のり30〜40分濡れながら歩くことが多いのですが、こちらは駐車場から5分歩くか歩かないかくらいで見ることのできる親切な滝です。(外出自粛でなまりきった体にも優しいいい・・!)
高さ28メートル、滝つぼの深さ6メートル、深さ1.5メートルの轟の滝。「轟」と名付けられているだけあって水の勢い最高!(海外の水圧弱すぎるシャワーにもこれくらいの勢い見習ってほしい)マイナスイオンも大量に放出されている!こうして滝のそばで水しぶきを浴びていると、修行の一つに滝行がある理由がわかりますね。全ての穢れを洗い流してくれて良い気がめっちゃ入ってくる気がします・・!(見てるだけだけどね)
辺りは公園のように整備され、展望台や子供達が遊ぶのにもってこいの水遊び場がありますが遊歩道を少し逸れると手付かずのせせらぎを発見!
水の流れる音、虫の声、葉っぱの揺れる音を聞きながら、緑の匂いがする新鮮な空気を吸い込んで深呼吸・・
今、絶対私の肺綺麗になってる・・肺まで浄化されるのすごい・・。
見上げると緑のカーテン・・!ここはビーサンで来て裸足でパシャパシャやりたいところ。透明度の高い水は冷たくて気持ちい!そして何より駐車場から近いのが最高!!!(2回目)
轟の滝
住所:沖縄県名護市数久田594
TEL:098-052-3394
料金:大人200円(70歳以上100円)、小人100円(小学生から高校生)、未就学児、障がい者は無料
営業時間:9:00〜20:00
【生まれ変わる】沖縄最大のパワースポット大石林山
轟の滝を出て約1時間、ほぼ沖縄最北端の「大石林山(だいせきりんざん)」に到着!本島最北端のICを出てから更に1時間ってめっちゃ遠い・・。ここに着く頃には「道の駅で天ぷらを食べておいて良かった〜!!」と心から思っているはず。ここからまた歩きのターンがやってきますよ。。
大石林山のある一帯の山林は安須杜(アシムイ)の森と呼ばれ、琉球王朝時代から聖地として崇められてきた神聖な場所です。
敷地面積は東京ドーム11個分!太古から続く亜熱帯の森を散策しながら、巨石や奇石、大パノラマの絶景を見ることができる、沖縄最大のパワースポットです。
神聖な山と聞くと、命綱が必要な崖の淵を岩壁に貼り付きながら登っていくというイメージがありますが(ハードだね)ここはなんと!バリアフリーエリアがあるほど万人に優しい聖地!
奇岩・美ら海コース(1200m、所要時間約60分)やんばる森林コース(1000m、所要時間約30分)バリアフリーコース(600m、所要時間約20分)という3つのコースがありますが、今回参加するのはこの中のどれでもなく・・・
スピリチュアルガイドツアー(120分)!!!!!
なんと、このコース、普段はユタしか入れない立入禁止の聖域や拝所にガイドさんと一緒に入れるというスペシャルなツアーです。ちなみに一般の入山料が大人1500円のところ、こちらのツアーは4000円!(入山料込み)倍以上の料金ですが、気付いたら参加してました・・。早速、コース外の柵から入場です!(スタート地点からもう他のコースと違う)
道幅の狭い道を少し歩くと早速聖域の入口に到達したようです・・。
なんか「門番」って感じの巨石with木。この木が妙に人間っぽく見えるのは気のせいでしょうか??夜中とか絶対歩いてそうなんですけど・・。
聖域の入口となる「御天男神天下り」。この巨石に両手と頭をつけ、その後背中もつけてエネルギーを通してもらうとのことで早速失礼しました!
浄化されて空っぽになった私の身体にパワーを〜!!!!(胃には天ぷら入ってるけどね)
パワーを充電したのち歩いて行くと神殿に到着しました。
「ここは聖なる神殿です。御天お許しなく立ち入らないこと」。・・果たして私たちはお許しを受けて立ち入っているのか・・・という疑問を持ち始めちゃったのですが、ガイドのおじいのマシンガントークを聞いてみると「この場所の神様には色々な係(血筋・不成仏霊の処理・不動産・器楽・食富)があって、このツアーに参加してすぐご利益を感じる報告が多発している!」とのこと。例えば、家が売れなくて困っていた人がこのツアーに参加した後、急に話がまとまって期待以上の価格で売れたそう。ほほう・・。
「これは生まれ変わりの岩。ここに入ったら生まれ変わるから!」とおすすめされたので入ったのですが、私、生まれ変わったほうがいいのか・・・そして神殿の岩に私のような下界の人間が入ってもいいのか・・・謎が深まります。。
こちらは写真を撮ると白い仙人のような老人が映ることがあると言われている不思議な場所。ここで最初に仙人の姿を見た人は、宝くじで「億単位」の大当たりをしたそうです。(まじか)
無駄にシャッター切りまくりましたが仙人現れず。若干しょんぼりしていると「ここに落ちている葉っぱを持ち帰って財布に入れておきなさい!」と言われたので(ご利益があるらしい)先端にハートの穴が空いているこの葉っぱを拾ったのですが、「聖地のものは絶対に持ち帰らない」というルールが私を苦しめます・・・\(^o^)/
人間の先祖の血筋管理をつかさどる女神様が立っているという拝所。先祖の血筋管理ってすごいな・・。
このステージのようになっている場所は、芸能の神様がいて歌や踊りを奉納する方もいるとか。松任谷由実さんやUAさんもここで祈願したそう!(歌ったのかなぁ?)
立入禁止のロープをくぐり、一般のコースに一旦合流すると「美ら海展望台」でやんばるの森と海を一望!海の色が今まで紹介してきた場所とは違い紺碧。深い青です。
さらに道は続きます。行く手を阻むのは、三回くぐると生まれ変わると伝えられている「生まれ変わりの岩」。1回目で過去を捨て、2回目でリセット、3回目で新しく生まれ変わるらしい・・・私、つい先ほど生まれ変わったばっかりなんだけど、また生まれ変わらなきゃいけないのか・・。ちなみに参加者全員、生まれ変わってました。みんなそんなに生まれ変わりたいの・・。
こちらは「骨盤石」。女性特有の病気に悩んでいる人にご利益があるとされていて、岩に触ると体の弱っている部分の血行を良くしてくれるそう。「車いすの人が岩を触ったところ突然歩けるようになったり」、生まれ変わりの石とセットでお祈りすることで子宝に恵まれるという奇跡が多々あるとのこと。
それにしても数々の奇石はそれぞれ表情が違って見ているだけで本当に面白い!大石林山は2億5千年前に作られた石灰岩が長い年月をかけ、雨水や地下水などによって浸食されてできたカルスト地形というんだそう。中には自然にこんな形できるの?!という岩もあったりして、岩好きにもたまらないスポットになっております。
ここでスピリチュアルガイドツアーは終了。最後に一般コース内にある大石林山のご神木、御願(ウガン)ガジュマルへ!
ガンガラーのガジュマルとは違い、横に広く広く伸びていくようなガジュマルですね。
神々が宿る木といわれ、キジムナー(木の精霊)の目撃情報があったり、写真を撮るとオーブがよく映り込むんだとか!全然オーブ写りませんでしたが・・(修行が足りない)
那覇空港から車で往復4時間、さらにコース散策で2〜2時間半なので行くのには余裕のある時間と気合いが必要ですが、沖縄に息づく自然崇拝を肌で感じ、自然いっぱいの不思議空間を歩いていると願いが叶っても叶わなくても、仙人が出て来なくてもどうでもいいくらいスッキリした気分になりました!精霊や仙人という言葉には惹かれるけど、見ようと思って見えるものじゃないからいいんですよね!(前向き)とにかく生まれ変わりたい人には一番のおすすめ聖地です!(笑顔)
住所:沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
TEL:0980-41-8117
料金:大人(15歳以上)1500円、小人(4歳〜14歳)550円、シニア(65歳以上)900円
スピリチュアルガイドツアー:大人(15歳以上)4,000円、小人(4歳〜14歳)2,500円
営業時間:9:30〜16:30(17:30閉園)
*スピリチュアルガイドツアーは前日17:00までの電話予約制
【感謝】龍神様が祀られている本島最北端・辺戸岬
大石林山で生まれ変わって神聖な自分になったところで、最後に向かうのは本島最北端・辺戸岬!なんとここから車で3分!(近っ)長い道のりもやっとゴールを迎えます・・!
切り立った岸壁に打ち付ける白波、ゴォゴォーという力強い風の音。まるで最果ての地にでもやってきたかのような雰囲気。ちょうどこの時、雲間から差し込む太陽の光に照らされて光る岸壁の神々しいことよ・・・
沖縄の南国らしいエメラルドブルーの海も大好きですが、この吸い込まれそうな深い蒼さも素敵です。。ここには不動明王様の像も置かれていて、見守ってる感満載でした。(ありがとうございます)
しかし、本当の目的地は・・・・
こちら!岩場に囲まれた「辺戸龍神龍王神(へどりゅうじんりゅうおうしん)」が祀られている祠。荒波が岩に打ち寄せる音、風の音が岩の反響効果で龍の鳴き声のように聞こえます・・。今回紹介した中で一番身が引き締まり、緊張した場所。
もはやここで手を合わせていると、ただただ感謝のエネルギーに包まれ、個人的なお願いとか悩みとか一切出てきません。(さすが生まれ変わった聖なる私)大きな力を感じつつあたたかい気持ちになる不思議な場所。今もユタや神人と呼ばれる人々の祈りや修行の場になっているそうですがそれも納得です。。
辺戸岬に訪れた際はぜひぜひ手を合わせてみてくださいね!
辺戸岬・辺戸龍神龍王神
住所:沖縄県国頭郡国頭村字辺戸
TEL:0980-41-2101(国頭村役場 )
料金:無料
まとめ
沖縄本島一周、エアーパワースポットめぐり!なかなかの長旅でしたが、いかがでしたでしょうか?
コロナで滅入っていた気持ちが少しでもスッキリしたり、穏やかな気持ちになってもらえればすごく嬉しいです!沖縄の豊かな自然は見ているだけで私たちの心を癒してくれます。自然崇拝という言葉、宗教的でなんとなく苦手なイメージがある方も、自然に癒された、元気をもらったという経験はあるんじゃないでしょうか??
綺麗な海や空が見せてくれる日々違う表情、雄大な自然が作るアートのような造形美、それを見て感動したり、感謝の気持ちを持つことで私はいつもパワーをもらっています。何も喋らない木の下で、悩み事を考えているだけで自分の本当の気持ちが整理できたり・・自分だけのパワースポットは実はすぐそばに、たくさんあるのかもしれません。
みなさんが日々、笑顔でいられることを最後にお祈りしてエアースポットめぐりを終了したいと思います!
ではまた!
撮影・執筆 鈴木サラサ(Twitter・Instagram)