LCCの早朝便に乗るために朝早く成田空港に着く方法を考えた

成田空港で早朝便の飛行機に乗る場合、時間によっては始発でも間に合わないことも。バス・電車・タクシーなどそれぞれの場合で東京方面から朝早く成田空港へ到着する方法とお得な小技、暇つぶしとなる過ごし方をご紹介します。

SPOTをご覧のみなさんこんにちは。とくめい(@tokumewi)です。

これまでにLCCのセールで安く旅行に行くコツを伝授してきましたが、セールによっては人気のない早朝便のみ対象ということも少なくありません。

今回私が利用した東京(成田)発→福岡便も朝7時に出発し、チェックインの締め切りは朝6時30分までと朝が早いです。

朝6時30分のチェックインが出来る電車に乗れる方はいいのですが、そうでない方はどうするのでしょうか。

そこで本記事では、LCCの早朝便に乗るために東京方面から朝早く成田空港へ到着する方法&お得な小技をご紹介します。

※取材が9月の為、記事内の料金は消費税8%で計算されております。

考えうる移動手段・選択肢

成田空港へ早朝へ到着する方法は「公共交通機関の利用」「自家用車の利用」「空港に前入りする」の3つが考えられます。

・電車

・自家用車

・タクシー

・高速バス

・成田付近のホテルに前泊

・成田空港内で朝まで過ごす

それぞれメリットとデメリットがあるため、順番に見ていきましょう。

ちなみに航空券自体の最安値はskyticket(https://skyticket.jp/)などで確認できます。

電車で早朝の成田空港へ向かう場合

東京駅、新宿駅、上野駅、品川駅から始発電車に乗って、成田空港の第3ターミナルへ向かう所要時間や運賃を比較してみます。(時刻や運賃は執筆時点)

電車で移動する場合、第1ターミナルは「成田空港駅」、第2ターミナルは「空港第2ビル駅」が最寄り駅となります。

※2019年9月時点Yahoo乗り換え案内調べ

今回のように朝7時台のフライトだと、チェックイン締め切りまで残り12分しかありません。ギリッギリです。電車で空港へ行く場合、駅構内の移動時間やトラブルによる遅延なども考慮すると間に合わなくなるリスクがあります。

チェックインやお土産などを購入する時間などを考慮して、余裕を持って1時間前には到着しておきたいです。

電車の最寄り駅は「空港第2ビル駅」

東京方面から成田空港へ1番早く到着する路線は「京成成田スカイアクセス アクセス特急」です。日暮里駅を05:22に出発して空港第2ビル駅に06:12に到着します。

LCCの多くの便は第3ターミナルを利用するため、第2ビルから第3ターミナルへの移動する時間も考慮しないといけません。

徒歩で第3ターミナルに行くと10~15分(630m)

無料のターミナル連絡バスを使うと5~6分ほど

第2ターミナルから第3ターミナルに移動する際、徒歩で行くと10~15分程度掛かりますが、無料のターミナル連絡バスを使うと5~6分ほどで到着します。大きな荷物を抱えた状態だと想像以上に遠く感じるかもしれません。

最近はバスの利用者が増えているため、時間ギリギリだと満員で乗れなくなることも。LCCの便に乗るには何事も早め早めの行動が大切です。

自家用車で早朝の成田空港へ向かう場合

成田空港には第1・2ターミナルに大型駐車場があるため、自家用車を使って成田空港へ向かうのも選択肢の1つ。

公共交通機関と比べて時間に融通が効き、大型の荷物を持っていても楽に移動できます。小さなお子様がいる家族連れにもオススメです。

おすすめは深夜に入庫する「早朝・深夜割引」を利用すること。

深夜0:00~早朝8:00に入庫、または深夜22:00~02:00に出庫すると「早朝・深夜割引」が適用されて駐車場料金が半額~1日分無料で利用可能です。

※1:2019年6月成田空港調べ。民間駐車場7社の最安値料金平均値。
※2:P-3、P-5駐車場を利用時。詳細は「料金シミュレーター」をご確認下さい。

駐車場に長期間車を預けると料金がどんどん跳ね上がってしまうため、割引が適用できる1~3泊の短期旅行に向いています。

タクシーで早朝の成田空港へ向かう場合

都内から成田空港へタクシーを使って向かうことはできますが、当然料金は他の移動手段よりも高くついてしまいます。

日本交通の「成田空港定額タクシー」を例とすると、最低でも2万円+高速代が発生します。

LCCで飛行機代を節約できたとしても、空港までの移動でお金をかけてしまっては意味がありません。

LCCなら往復チケットが買えてしまう値段なので、どうしても飛行機に間に合わないときの最終手段として頭に入れておいてください。

高速バスで早朝の成田空港へ向かう場合

東京駅や銀座駅から出発する高速バスは、深夜~早朝にかけて運行しているため始発電車に乗るよりも早く成田空港に到着できます。

時間帯によっては予約者のみで満席になることもあるため、事前に予約しておくことをオススメします。予約日時を間違えると返金できないため、予約する際は日時をきちんと確認してください。

深夜バスは料金が2倍になりますが、夜明け前に成田空港に到着できるため余裕を持った行動ができます。

バスの本数は東京シャトルが多く、THEアクセス成田は朝4時台からでも1,000円で移動できるのがメリットです。

東京シャトルでは、お台場の「大江戸温泉物語」や成田空港のカプセルホテル「ナインアワーズ」とタイアップして、施設の割引特典を受けられるプランも用意しています。

東京シャトルの成田セットプランで大江戸温泉物語に安く滞在できるプラン

今回は東京シャトルの「東京お台場 大江戸温泉」のセットプランを使って、早朝の成田空港へ移動してみます。

大江戸温泉物語の最寄り駅は、りんかい線は「東京テレポート駅」、ゆりかもめは「テレコムセンター駅」です。私は前日の21:00頃に新橋駅からゆりかもめに乗って向かいました。

電車賃も節約したい方は、都内各地から出ている無料シャトルバスを使って移動しましょう。時刻表(PDF)に書いてある通り、夜中には運行していないためご注意下さい。

大江戸温泉物語から東京方面に帰るバスは混雑していたので、出発時刻よりも早めに並んでおくほうが良さそうです。

大江戸温泉に到着したのは夜21時30分頃。バスの出発は早朝3:55なので6時間は滞在できます。

そしてお得に泊まる方法なのですが、

大江戸温泉物語の入館料は2,936円、深夜2時以降は深夜割増料金として2,160円が追加されて通常は合計5,096円になります。これが……

東京シャトルの予約完了メールを見せると、成田バスプランが適用されて1泊1,770円※で滞在できてしまいます。

※2019年10月以降は1,800円

館内では浴衣に着替えて過ごします。

お風呂にのんびり浸かったり、フードコートでご飯やお酒を楽しんだり、レストルームで仮眠をとったり…とそれぞれ好きな時間の過ごし方で楽しんでいました。

お風呂も夜間だと人も少なくゆったりと浸かることができました。その後は館内をぐるっと一周してレストルームで仮眠。バスの出発が深夜なので寝過ごさないようアラームをセット。

朝3時55分発の成田空港行き高速バスに乗ります。

私以外にも利用者が3人いたので話を聞いてみたところ、大江戸温泉物語のセットプラン利用は初めてらしく、これから行く目的地の話などをして眠気を誤魔化します。

東京駅八重洲口前に到着したのは朝4時30分頃。流石にこの時間帯では乗車客はゼロでした。

発車時刻が過ぎてバスはそのまま第3ターミナルへ向かいます。

向かっている途中でウトウトしてしまい、目覚めたときは空が明るくなっていました。大江戸温泉物語から成田空港までの乗車時間は1時間30分程度なのであっという間に到着します。

そして定刻より早い朝5時30分に成田空港へ無事到着しました。

出発時刻の1時間半前に到着したので、チェックインを済ませたあとにお土産や朝ごはんを買う余裕が生まれたのが良かったです。

参考リンク
東京大江戸温泉(通常料金+ネット割引)(https://www.asoview.com/base/153429/)
東京シャトルを使用しない場合はこちら。

成田付近・空港内のホテルに前泊するプラン

朝早く起きるのが苦手な方は、成田空港付近のホテルに前泊してしまうのも手です。早朝便に間に合う時間に送迎バスを運行しているためギリギリまで寝られます。

個人的におすすめしたいのは、成田空港内にあるカプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」です。宿泊以外にもデイユースやシャワー利用にも対応しています。

デイユース: 1,500円/最初の1時間(以降1時間毎500円で延長可能)

シャワー利用: 1,000円/1時間以内

成田空港第2ビル駅に直結しており、案内も至るとこにあるので場所が分かりやすいのもポイント。

以前東京や福岡のナインアワーズに宿泊したことがありますが、シンプルで洗練された館内やゆとりのあるカプセルルームは想像以上に過ごしやすかったです。アメニティも充実しているので女性にもオススメです。

館内では高速なWi-Fiが飛んでいて、カプセル内でコンセントとUSBコネクタから電子機器の充電もできます。

参考リンク ナインアワーズ成田空港
Yahoo!トラベルじゃらん

成田空港内で朝まで過ごす

LCCを利用する方の中には、宿泊費も浮かせるために空港内で朝まで過ごすチャレンジャーな方もいます。

成田空港では24時間営業の飲食店やコンビニや、第2ターミナルにある無料休憩スペース「北ウェイティングエリア」などを利用して時間を潰します。

北ウェイティングエリアにあるソファーや畳スペースで仮眠をしたり、お手洗いや電源を借りることはできますが、貴重品や荷物の盗難・紛失は自己責任です。

まとめ:予算と時間に合わせて選ぶのがいい

様々な移動手段を比較してみた結果、深夜バスを利用して大江戸温泉物語やナインアワーズでの宿泊コースが一番手軽に疲労も少なく過ごせるのではないかと思います。

もう少し遅い時間なら始発電車で向かっても十分間に合うはずです。

とにかく旅費を節約したいなら、成田空港内で朝まで粘るのも意外と悪くないと思います。その際は貴重品の管理は十分注意して下さい。

予算とフライト時刻に合わせて、自分に合った方法で早朝便を利用してみてはいかがでしょうか。

 

最安値はskyticket(https://skyticket.jp/)などで検索が出来ます。