いま、マンホールがアツい。日本各地のこだわりマンホールにうっとり眺めてきた!

皆さん、今日も元気に下を向いて生きていますか〜!?

こんにちは!マンホールが好きすぎて、日本中を下向いてウッキウキで歩いているライターのウエチンと申します。

デザインマンホール、それは直径60センチの中にご当地の特徴が詰まった、とっても素敵な芸術作品。例えば東京都23区。ああ知ってるよ?サクラの花のマンホールだよね?と思う方は、よく見てくださってありがとうございます!!

でも、もうちょっとだけよーく見ると…実は、12〜13羽のユリカモメとイチョウの葉っぱも描かれているんです。

こんな感じで、ひと目でその土地が推しているものが分かってしまうマンホール。中には、設置場所までこだわりまくったものがあるんです。

そんな訳で、日本各地の設置にこだわったマンホールをご紹介!この記事を読んだら、明日から下ばかり見てしまうこと間違い無しです!!

 

群馬県渋川市 マンガ『イニシャルD』マンホール

群馬県渋川市といえば、マンガ『イニシャルD』の聖地! 代表的な聖地である伊香保温泉を中心に、昨年7月に7種類のマンホールが設置されました。

どれも作品に関係ある場所に設置されているのですが、特にこだわり抜かれた場所に設置されたマンホールがこちら!

ヤセオネ峠に設置された、ハチロク&FD(RX-7)のデザインマンホールです!!

ヤセオネ峠といえば、イニシャルDの作中に出てきた「秋名の下り」のスタート地点。ここから血沸き踊るようなドラマが展開したのです!そんな場所にあるこのマンホール、渋川市の偉い人がこだわりまくって場所を決めた風景が目に浮かぶよう…!

だって、ここ、たぶん下水道ないでしょ!?人里離れていてトイレもないので汚水処理する必要ないし、雨水も山が吸収してくれるし。そこに痺れて憧れます!!

ちなみに、このマンホールの前の路面には、こんなタイヤ痕だらけ。

『頭文字D』のリアルを肌に感じつつ、安全運転でマンホールを見に行くのはいかがでしょうか?伊香保温泉街からバスで行くこともできます!

なお、それぞれのマンホール前で専用アプリを使用すると、ARでキャラクターや『頭文字D』のロゴを入手して撮影することもできます!下手すぎる自撮りで恐縮です…

兵庫県明石市 子午線を感じるマンホール

兵庫県明石市にそびえ立つこちら、明石市立天文科学館の前にも、素敵なマンホールが設置されています。

日本標準時子午線が走る市、明石市。子午線の真上に、この天文科学館が建てられています。マンホールのデザインにも、子午線が描かれており、明石市の誇りであることがうかがえます。

かっこいい建物の前にあるかっこいいマンホールを見るだけでテンションは爆上がりですが、この天文台の中には、さらに素敵なマンホールが設置されているのです!!

ご覧ください、こちらのマンホール!なんと、ガチもんの子午線の上に設置されているのです。しかも、なぜか光る!!

この線をまっすぐ北上していけば、北極点にたどり着くんですね…!?そして南に向かえば南極点に!まさに地球そのものを、マンホールを通じて感じることができるのです。偉大だ!こちらももちろん、マンホールの下には下水道はありません。でも、そうまでして設置したいほどの魅力がマンホールにはあるのです。

 

マンホールごと世界遺産を感じよう!兵庫県姫路市

姫路といえば、やっぱりコレですよね!姫路城!!

 

……の、デザインマンホール!!

カラーマンホールは、手作業でカラフルな樹脂が流し込まれて着彩されています。この姫路城のマンホールは、型が群を抜いて細かく、超絶技巧が光る一枚となっております。職人芸、素敵すぎる…!

2016年に姫路城の平成の大修理が終わったことを記念して作られたこのマンホール。姫路駅から姫路城まで伸びる一本の道沿いに転々と設置されているのですが、中でも最高のフォトスポットとなっているのがこちら!

さ、最高のセンスですよ姫路市さん!!このマンホールも込みで世界遺産なのではないかと見まごうばかり…!

白くそびえ立つその姿から、白鷺城とも呼ばれる姫路城。足元のもう一羽の白鷺も合わせて、ぜひお楽しみください。

 

見えないところに異様なこだわりが…!長野県佐久市

長野県佐久市のマンホールの設置にも、とんでもないこだわりが隠されています。佐久平駅近くに燦然と輝くのは、あの不朽の名作『北斗の拳』のデザインマンホール!

こちらは『北斗の拳』原作者の武論尊さんが佐久市のご出身ということで設置されたもの。ケンシロウ、ユリア、トキ、そしてラオウ。点々と設置されたマンホールはどれもとても美しく、見て回るだけでとっても楽しいのですが、なんとこの7枚、上から見ると……

北斗七星を描くように設置されているのです!!

しかし、ここで大きな問題が。

せっかくの北斗七星を、上から見る場所が皆無なのです…!!背の高い建物が、佐久平駅前には無いのです…

いや、でも、聞こえる…ケンシロウの声が聞こえる…「お前はすでに見えている」。分かりました。マンホールを愛するマンホーラーたるもの、心の目で……いや、見えねえよ!!

佐久市の偉い方、どうか、せめてドローン飛ばして撮影し、地面に輝く北斗七星を私たちに見せてください!!

 

福島県福島市の朝ドラ・アート・マンホール

2020年にNHKで放送された連続テレビ小説「エール」。その主人公のモデルとなったのが、福島県福島市出身の作曲家・古関裕而さんです。

そんな古関さん、朝ドラを機に、福島では超プッシュされているんです!駅前にはモニュメントができ、新幹線の発射サイン音も古関さん作曲の「栄冠は君に輝く」のメロディ。古関裕而記念館がある通りは古関裕而ストリートと名付けられています。

そんな古関裕而ストリートには、もちろん古関裕而マンホールが!

このマンホールを見た時、私はマンホールの無限の可能性を感じました。なんと……

トリックアートの一部なんです!!

まんまるのマンホールをレコードに見立てた素晴らしい発想、福島県の偉い人は天才ですか…!?

 

マンホールカードをゲットするのもお忘れなく

とんでもなくこだわって設置されたマンホールの数々、いかがだったでしょうか?なお、今回ご紹介したマンホールは、どれも「マンホールカード」というコレクターズアイテムにもなっています。

配布場所は各自治体によって違いますので、お近くに行かれた際には、このサイトで配布場所をチェックしてみてください!

マンホールを堪能しつつ、旅の思い出に、ぜひともカードを持ち帰りください!