※この記事は「まもレール」の提供でお送りします。
こんにちは。ヨッピーです。わりかし家事育児を楽しんでやっております。
お?なんや?ワシの顔はシール台帳か?
さてさて、本日は「『まもレール』というサービスが便利だから紹介してチョ!」という依頼を受けました。
まもレールがどういうサービスかと言いますと……、
子どもが対象駅の改札を通ると、
親のスマホに通知が飛ぶ!
これによってだいたいの所在地がわかったり、子どもの帰宅時間を予想出来るようになるっていう寸法です。
■まもレール
https://www.mamorail.jp/
通知が飛ぶだけで「おっ、ちゃんと行ってるな」って安心出来たり、「帰る時間はだいたいこれくらいだな」と逆算出来るわけであります。
※要するにこういうことです。
心配だからといってGPSで常時監視っていうのはどう考えても、間違いなく、絶対的に、純度100パーセントの確率で子どもに嫌がられると思うのでこれくらいの寄り添い方がちょうどいいのかもしれない。
しかしながら、自分が子どもを育てる側になって、「まもレール」以外にもつくづく「やたらと便利なものが出来とるな」とびっくりしております。例えば見守りカメラ。
寝ている子どもの姿をスマホから確認出来るし、AIが映像を解析してうつぶせ寝になってる時や顔に布がかかってる時に通知を飛ばすことが出来るモノまであるのだ。
これがあればスマホで子どもの姿を確認しつつ、ゆっくりお風呂に入ったりすることが可能!
他にもドラム型洗濯乾燥機や食洗機、ロボット掃除機に電気調理鍋など、面倒臭い家事もかなり時短できるようになりつつある。
そこで僕は思いました。
「逆に、こういうのが無い時代はどうやって家事・育児してたの!?」
いやほんと、無理ゲーじゃない!?
というわけで奥さんのおばあちゃんに当時のお話を聞いてみました。戦時中産まれの85歳!
※LINEのテレビ電話で通話しています。
最近の家電は本当に便利だし、昔の二層式の洗濯機とかにはもう戻れないなと思うんですけど、当時の家事・育児って便利なものが無い中、どうやってこなしてたんですか?
そうねえ。結婚して、子どもが出来た時にはもう洗濯機がありましたけど、元々はタライに洗濯板でしょう。あれが大変でねえ。洗濯機が家に来た時は「天国だ!」って思いましたねえ。
あの、ローラーで絞るタイプの?
そう。今からするとそれでも不便なんでしょうけど、洗濯板に比べたら天国ですよ。当時は布オムツだから洗濯物も多いし、「これが無い時代の子育てってどうやってたの!?」って。
今と同じこと言ってる……!掃除はどうしてました?
掃除機は無いからホウキを使って窓からはき出してましたねえ。はき出し窓がどの家庭にもありましたから。ただ、小さい子どもがいる時に掃き出し窓を開けていると出て行っちゃうから、夏の暑い日でも窓を締め切って、風が入らなくて暑かったですねえ。
クーラーが無い時代ですもんね……。
そうそう。あとは買い物も大変でしたね。今はスーパーがあるからお肉も魚も野菜も全部いっぺんに買えますけど、当時はそれぞれ別々のお店に行って順番に買い物をしてましたから、子どもが小さいうちは大変で!
子連れでお買い物に行くんですか?
ひとりはおんぶして、ひとりは手を繋いでっていう感じでね。料理だってイヤイヤ期は大変ですよ。
専業主婦だったってお伺いしましたけど、そんな状況でお祖父ちゃんに対して「ちょっとは手伝え!」とか思いませんでした?
それは思わなかったですね。むしろ男性に台所を使われるのは今でも抵抗があるくらいで。お砂糖とか包丁とかね、自分が思った場所に、思った通りに戻されてないと嫌で(笑)
ヨッピー母にも聞いてみた
孫にデレデレの我が母。
孫に会いに来た僕の母親にも聞いてみました。年齢は73歳。
母親は3姉妹の長女で、一番下の妹が産まれた時にはもう7歳だったので当時の子育てもなんとなく覚えているそうです。
お祖父ちゃんもお祖母ちゃんも家で商売してたやろ?子育てってどないしてたん?
お祖母ちゃんも仕事で忙しかったからな。そらもう放置やで。妹がまだ小さい時な、おくるみ巻いてカゴに入れたまんまほったらかしやったもん。今やったら考えられへんやろうけど。当時はそれが普通やったんちゃうか。
かつての育児。育児?
そんなんでちゃんと育つんかいな……。
育たへんよ。おばちゃん、つまりお祖母ちゃんの妹が遊びに来てた時にな、その妹見て「こんなに大きくなってるのにグルグル巻きで可哀想に!」って言うておくるみから出して、おばちゃんが来てる3日間くらいずっとおばちゃんが遊んでくれてたんやけど、おばちゃんがいる間に立てるようになってたもんな。普通に成長してたらとっくに立ってたんちゃう?
もはや虐待やないか。おおらかな時代と言うかなんと言うか……。家事とかどないしてたん?
お祖母ちゃんが頑張ってたけど、子ども達もかなり手伝ったで。洗濯なんかはタライに水張って、石鹸と洗濯物入れて上から踏むやんか。それですすいでから絞って干すんやけど、シーツなんかは広げる場所が無いからそれ抱えて河原に行って広げて干しておくねん。風で飛ばんように四隅を石で押さえてな。それで夕方取りに行ったら乾いてる。
ご飯とかはどないしてたん?お祖母ちゃんの家ってけっこう長い間、かまどでご飯炊いてたやろ。
そら大変やったと思うよ。お風呂も五右衛門風呂やったし。薪割るもの大変やったけどあれもだいぶ手伝ったな。田舎やったし、子どもが家のこと手伝うのは普通やったで。今の子はテレビもゲームもあるし、塾も習い事もあるから忙しくて手伝いする暇も無いやろ。お母さんの頃はせいぜいラジオがあるくらいやったから暇やし、ラジオ聞きながらみんな家の手伝いしてたわ。
テレビも無かったんか。
近所のお醤油屋さんがお金持ちやったから早くにテレビ買いはってんけど、近所の人みんなで見せて貰いに行ってたで。お祖父ちゃんもプロレスの日は見に行きよったわ。
ちょっとやってみよう
「実際、どれくらい大変やったんやろ」というのが気になったので試してみることにしました。
まずは洗濯から、実際に手を動かしてる時間がどれくらいになるのか実験してみます。
タライ+洗濯板+洗濯石鹸を使ってタイムを測ってみる。
ちなみに洗うのは、
バスタオル1枚
フェイスタオル4枚
Tシャツ3枚
短パン1枚
綿パン1枚
パンツ1枚
肌着3枚(幼児用)
ズボン2枚(幼児用)
トレーナー2枚(幼児用)
以上、親子ふたりの休日丸1日分って感じです。
腰が破壊される。
秒で腰が死にました。これはかなりキツい。
すすぎを2回終えたら絞ってベランダに干します!
【かかった時間】
洗濯:13分
すすぎ×2回:18分
ハンガーにかけて干すのに:8分
合計39分!
ちなみに朝10時に干して16時に取り込んだのですが、タオル類が全然乾いてなくてビビりました。
晴れてたのに!え!?なんで!?
そんなわけで、
全部手洗いでの洗濯
二層式洗濯機での洗濯
最新型の乾燥機能付き洗濯機での洗濯
でそれぞれにかかる時間を表にするとだいたいこんな感じになるんだと思います。
1家4人ならこの倍になるので乾燥機能付き洗濯機なら、
普通の洗濯機に比べて1日あたり16分の時短、
全部手動に比べれば77分の時短になる計算です。
やってみた感想
端的に言えば腰が死にました。というか親ふたり子どもふたりの4人家族だとしたら単純計算で倍。「洗濯だけで1日90分かかる」という計算になるので僕が当時のお母さんならタオルを毎日洗濯とか絶対やらないだろうなと思いました。子どもが泥だらけで帰ってきたら発狂すると思う。
そして朝10時に干したのに全然乾いてない事については意味がわからなくて本当にキレそうになりました。脱水が足りてないのか干す時間が足りてないのかよくわかりませんが、もう二度とやりたくない。
===ちょっとCMです!===
そんなわけで気合いと根性で乗り切るのにも限界があるので、便利なサービスはサクサク使っていきましょう!
「帰る時に連絡してね!」って子どもに言っても、だいたい忘れて無視されるのが親の悲しいところですが、「まもレール」を使えば改札を通った時に親のスマホに通知が飛ぶので子どもの帰宅時間もバッチリわかる!
まもレール
https://www.mamorail.jp/
続いてどんどんやっていきましょう。
食器洗い
更に食器も同じ量を手洗いと食洗機を使うパターンで比べてみます。使用後そのまんまだとあまりにも見た目がアレなのでざっと洗ったやつを改めて洗い直しております。お昼ご飯に使った食器類。
食洗機は食器を放り込んで洗剤入れるだけ!
手洗い 6分50秒!
食洗機 1分45秒!
だいたいこれぐらいの量を昼と夜2回洗っているので、1日換算だと、
手洗い 13分40秒
食洗機 3分30秒
っていう感じで1日あたり10分の時短!
更にホウキで掃除したあとに雑巾で拭く昔ながらのパターンと掃除機+クイックルワイパーの現代パターンで比べたり、
買い物も普段のようにスーパーではなくお肉屋さん、八百屋さんと別々のお店で買ってみたりもしました。
掃除だの買い物だの地味な写真ばっかり続くな。
ちなみに掃除はホウキ+雑巾が3分40秒、掃除機+クイックルワイパーが4分30秒だったのでむしろ昔のやり方の方が早かったです。クイックルは「両面使っておかないと損だな」と思って2度掛けした影響もあるので結局のところどっちも同じくらいでしょうか。
そして流石にかまどでご飯を炊くわけにはいかなかったので、土鍋ご飯とすき焼きを作りました。
すき焼きにしたのは良い肉を半額で売っているのを発見したからです。
100g 1,000円の霜降り和牛に半額シールが貼られて5oo円になっていた。
スーパーじゃない肉屋さんのほうがこういうのも多いのかもしれない……!
ちゃんと美味しかったしこれはなかなか良いぞ……!
そして、買い物にしろ料理にしろ、このふたつは思ったほど手間じゃなかったので普段に比べると30分くらい時間がかかったかなー、って感じです。やっぱり一番デカいのは洗濯ですな。洗濯板での洗濯は本当に地獄……!
おかんに結果報告
……というわけで色々試してみたんやけど、家電が揃ってる僕らの世代と、かまどでご飯炊いて洗濯板で洗濯して、っていうお祖母ちゃんの世代を比べると、洗濯80分、料理1時間、買い物30分その他もろもろって感じで多く時間が取られる計算なのね。
他にもお裁縫したり、そもそも大家族やったりするやろうから、やっぱり1日あたり、今と比べたらお祖母ちゃんの世代は家事育児に5時間くらいは多くかかってたんちゃうかと思うんですよ。
まあそれぐらいやろうな。
でも、おかんの時代は二層式とは言え洗濯機があるし、スーパーも炊飯器もガスも水道もあるから、乾燥機とか食洗機なんかの時短分を足して「便利になった~!」言うても1日あたり30分くらいの時短ちゃうかなって思うねん。ロボット掃除機とか宅食とかフルに使ってもせいぜい90分の時短やろ。
うん、そんな感じで合ってると思うわ。
おかんの時代から比べて90分しか時短になってへんのに、共働きが増えたぶん今の人の方が大変やん。
そらそうやで。私も「今の子は大変やな~」って思ってるもん。今は近所付き合いもあんまり無いやろ。お母さんの時代はまだ近所付き合いもあったし、専業主婦の人が多かったから子どもを預けたり預かったりお互いしてたしな。紙オムツがあるのは今の人が羨ましいけど。
便利なものが増えて良かった、というより、「今の人は便利なものを使いこなしていかんと日常生活もおちおちやっていかれへん」っていうのが実情ちゃうか。
スマホは便利やけど、無かったら何にも出来なくなるのと同じやな。最初は「便利やな~」で使ってても結局「それがないと困る」っていう風になるんやと思う。
科学がこれだけ発達してるのにおかしい……。家事育児がそれほど楽になってないとは……。
ほんま可哀想。
ひとごとか。
というわけでそろそろ忘れてるかもしれませんが本記事は「まもレール」の提供でお送りしております。
改札でタッチするとスマホに通知!子どもの見守りサービス『まもレール』を使ってみた!
https://travel.spot-app.jp/mamorail_5sai/
こちらの記事では実際に使ってみたレポートをお届けしているのでこちらも是非見てみてください!
初めて親から離れて、子どもだけで「初めてのおつかい」に行ってみた結果はいかに!?
ちなみにこの「まもレール」みたいなサービスはどう思う?
これはええね。あんたが小学校の時に上本町の塾に通うようになったけど、あんたは電車賃だけちょろまかして塾行かんとそこらへんで遊んでたもんな。
……。
遊びに行って連絡も無いし全然帰ってこんくせに、急に帰ってきて「メシまだ!?」とか平気で言うしな。
……。
塾から全然帰ってこんから、心配して迎えに行ったら公園で友達と遊んでて、親見られんのが恥ずかしいのか知らんけど、「いちいち来んなババア!」やしな。あんたも子どもを持つ親の気持ちが少しでもわかったらええと思うわ。