AKBを卒業した私が、もし夜の世界で働いたらいくら貰えるか聞いてきた

SPOT読者の皆さん、初めまして&こんにちは。元AKB48の中村麻里子(@marikorima1216 )と申します。本人です。

カンタンに自己紹介しますと

わたしはかつて、8年間ほどAKBとして活動をしていました。

さて、かつてはチームAの副キャプテンとして活動し、AKB卒業後は2年ほど神戸のサンテレビさんでアナウンサーとして勤務し、2020年のいま、何をしているかというと

求職活動をしております!

やりたいことが多すぎてといえば聞こえがいいかもしれないですが、、いわゆる無職です。

今回ひょんな機会に恵まれ、SPOTでライターをやってみることになりました。

 

といいますのも、わたし椎名林檎さんの大ファンでして、もはや様づけで呼んでるレベルなのですが、その椎名林檎様のお言葉の中に

「女は変幻自在。それを面白がるしかないでしょ。もっと小気味よく生きる女性が増えたらいいなって、ずっと思っていました」

っていうのがありまして、私も変幻自在に色々やりたい!

 

そこで!

私にしか出来ず、かつ読者の方が気になるようなことはなんだと色々考えたのですが、、、

 

ようやく1つ思い浮かんだのが、、、

 

「元AKBって言って、夜の世界に入ったらどれくらいお金もらえるのか」

 

そう、これです。

 

椎名林檎様の曲の中でも、わたしが一番好きな曲は「歌舞伎町の女王」

歌舞伎町の、女王……。ちょっとどういう世界か覗いてみたい気持ちもある。

 

こんなことができるのは私しかいない!

ではではそんな訳で、中村麻里子、一世一代の渾身の突撃取材……行ってまいります!

 

夜の世界の「元締め」として活躍する「Y氏」に会ってきた 

がちゃ。キーーーー(ドアの開く音)


こんにちは! よろしくお願いしま……


なんかケータイ異常に多くないですか?集めてるんですか?


いやいや、業務の都合上、色んな人から連絡がくるので増えちゃって

夜の世界に生きる男、通称:「Y氏」(左)

  • 夜の世界の元締めとして活躍する。活動範囲は全国区。携帯は常に4台持ち。
  • キャバクラ、クラブなどへの就職を希望する女性の面談と斡旋を行う。
  • 他に、交際クラブなどの経営にも携わる大物との事……!

右は「なんか面白そうだから見に来た」と言うSPOT編集長のヨッピーさん。
「夜の世界に生きてはいないけれど、良く行くのでキャバクラには造詣が深いです」とのこと。それ、ただの客じゃないか。

 

そもそも、「キャバクラ、クラブ、ラウンジ」ってどう違うの?


さっきから、スゴイ全身に視線を感じます!


すみません、それが仕事でして!やっぱり夜の商売となると外見は重要ですから…。


そ、そうですよね!ところで、早速ちょっとお聞きしたいですが、私が夜の世界で働くとしたら、どこのお店をお勧めされますか?


そうですね……では、キャバクラ、クラブ、ラウンジとありますが、どこで働きたいですか?


そもそも違いが分かりません。


ざっくりまとめるとこんな違いがありますね。


なるほど!分かりやすい!


ちなみに今一番可愛い娘が集まっているのはラウンジです。比較的カジュアルな心持ちで普段着で働けるところがウケているようです。


普段着で出来るって敷居が下がりますもんね。


もし中村さんが働くなら、元AKBとかアナウンサーの経験と知名度もあるので、六本木とかがいいと思います。


きた!!!ここにきてAKBとアナウンサーの価値が! ちなみになんで六本木なんでしょう? わたし、歌舞伎町の女王になりたかったんですけど。


……実は地域によっても女の子とお客さんのカラーが違うんですよ。中村さんは清楚系ですし、芸能経験もあるので、比較的芸能人の多い六本木ってわけです。


え!そんな違いはじめて知った。ちなみに歌舞伎町はどんなお店が多いんですか?


歌舞伎町こだわりますね。それじゃあ次は、有名な歌舞伎町、六本木、銀座あたりを中心にどんなお店が多いのか紹介しましょう。

 

東京の中でも地域によって違う、夜のお店の個性


歌舞伎町、六本木、銀座はこんな感じの特徴があります。あと対照的な特徴があるのは、中央線沿線エリアのお店ですかね。

 歌舞伎町のお店の特徴

  ・キャストは昔のアゲハ世代がメイン(現在30代の世代)

  ・営業がっつりしていくスタイルで、競争が激しめな環境

  ・昼に本業をしている女性も多い

  ・頭の回転が速く、しゃべりがうまい女性が多い

  ・高級店は基本深夜1時まで営業している

  ・結構営業ノルマが厳しいお店も多い

 六本木のお店の特徴

  ・キャストも客も業界系(芸能界関連)の方がおおい

  ・昨今はハーフ系の女子が人気なイメージ

  ・スタイルが良く、高身長でドレス映えする女性が好まれる

  ・業界の人が多いので芸能界デビューする子も結構いる

  ・客層としては、外資系勤務、芸能人など個室のVIPルーム利用も好まれる

 銀座のお店の特徴

  ・女子大生のキャストも多い

  ・黒髪清楚系が好まれるイメージ

  ・地価の関係もあり、キャバクラよりもクラブがメイン

  ・客層には経営者も多く、キャストも経済の話が分かると重宝される

 中央線沿線のお店の特徴(高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、etc)

  ・勤め人が帰りにふらっと立ち寄れるカジュアルなお店が多い

  ・キャストの競争環境は上の3つより緩め

  ・都心のお店での競争に疲れた女性が行き着く事も多い……


なんだかすごい。成熟した多様な文化を感じずにはいられません! やはり地域によってかなり変わるんですね。

 

中村麻里子が働くとしたらどこで、実際いくらになるの?


聞くのドキドキしますがわたしだと、夜の六本木で時給いくらくらい貰えそうですか?


中村さんだと、おそらくですが、時給6,000円~くらいですかね?


時給6,000円!!ネットで調べた平均(2,000円〜5,000円)より高くて嬉しいです。。

高いと思いますよ!元AKBっていうももちろんですが、ちゃんと話せて会話のテンポも調整がききそうなので……

褒め殺してきますね。その手にはのりませんよ。


いえいえ!この、『ちゃんと目を見て話せる』っていうのが実はすごく大事なんですよ。面接の最中もずっと下向いて携帯触ってる人もたくさん居るので、そういう人はまず稼げないでしょうね。


そして、その手に乗らないと言いつつ満面の笑顔に本音が現れてしまうところがまた良いです


……近日中に駆け引きも身に付けます。

 

ちなみに採用面接って、どんなところを見てるの?


面接というと、どんな点を重要視されてるんでしょうか?


それじゃあ面接の基準についてご説明しますね

<面接時のチェックポイント>

1.顔!!! かわいいってお得!
2.スタイル 「ドレス映え」がとっても大事!
3.会話力 お客さんが話していて楽しいか、そもそもキャッチボールができないと会話にならないので……
4.身分証明 未成年ダメゼッタイ!
5.第1印象 パッと見て華やかだったり、癒やされたりする。いわゆるオーラ的なもの
6.居住地 どこに住んでいるかを要チェック!
7.接客経験 経験によってお給料も変わります。社会人といっしょ!
8.身体にタトゥーが無いか、目立つ傷や怪我などがないか……


え、けっこう審査項目あるんですね!きびしめ!


やっぱり接客業ですし、お客さんとかお店に迷惑がかかるといけないんで、面接はしっかりみるようにしてますね


ちなみに、スタイルとかはなんとなく大事なのわかるんですが、『居住地』がなんで重要なんですか?


お店から送っていく時に遠すぎると困りますからね。あと、働いてもらうお店を決めるときにも必要なので」


へー、送ってくれるんだ。高待遇なんですね!

 

ナンバーワンとか、トップの人達はどのくらい稼いでるの?


キャバクラとかクラブで、トップだったり、ランキング上位の人って実際いくらくらい稼いでらっしゃるんですか?


普通にトップレベルになると1ヶ月で1,000万を超える人も結構いますよ。


そんなに!確定申告大変そう。


いまだに給料は現金手渡しのお店も多いですからね。


そんな高額を持ち歩くの怖いですよね?


豪快な人も多いので、むしろ給料受け取ったまま朝まで飲んで丸ごと失くしてしまったとかって話も結構聞きますね。


超すごい。

取材を終えて

他にもここには書けないことも色々聞いてしまいましたが、普段なかなかお話を聞く機会のない、夜の世界のあれやこれを聞くことができました。
それは最高に刺激的で、思ったよりもずっと、普通の会社の営業さんが頑張るのと同様に、ちゃんと頭を使って自分を表現し、ファンを増やし、数字を積み上げていく事なんだなと思いました。

 

さて、そんなこんなでYさんから「六本木向き」とのお言葉を頂戴したわたしは、六本木に向かう事に致しました。

いざ出陣!

 

煌びやかな夜の世界で……

 

紹介いただき、中に入らせてもらいました

変幻自在に小気味よく蝶になったわたしのお願い、聞いてくれますか?

 

「5,000兆円ください!」

 

まとめ

中村麻里子、今回の直撃取材で実は一番聞きたかったけど聞けなかった質問がありました。

「AKBで女王になれなかった私ですが、夜の世界で女王になることは出来ますか?」

でも、Y氏のお話を聞いて、夜のお仕事で上を目指す女性の奮闘を聞くうちに、何か大切なことが分かった気がしました。

多分、女王になるって素質とかじゃなくて、一人の女性が自分の個性や才能を活かし、日々の営業努力を重ねて勝ち取った結果なんですね。

 

敬愛する林檎様の言葉を借りれば、「女王になれるとかなれないとか言ってるアンタが一番女王じゃない」って感じでしょうか。

(元は「ロックであるとかないか言ってるアンタが一番ロックじゃねぇんだよ」)

 

そんな訳で、今回の取材と執筆体験を通じてライターのお仕事をもっと知りたくなりました。「気になっているけど良く知らない」、「行ってみたいけどなかなか行けない」。

そんなアレコレを掘り下げて、記事にしてお届けしたい。

 

SPOTは、みんなの実体験を発信するおでかけ体験型メディアです。

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わたし、AKB卒業生 中村麻里子も、キャリア的に迷子な今、SPOTさんでこうして書かせて頂いたのも何かのご縁。

SPOT with 中村麻里子、そんな組み合わせで誠心誠意(いろんな人の助けを借りながら)お届けさせて頂く記事にスポンサードしてあげても良い、応援しても良いと言う挑戦的でイノベイティブな企業様、広告主様……ご連絡お待ちしております!

(※本文に「中村麻里子班宛て」と書いてくれたら嬉しくて泣きます。よろしくお願いします)

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