新宿から1時間!やおきファーマーズクラブの親子農業体験が超自由
やおきファーマーズクラブは新宿から電車で約1時間、JR相模線・相武台下駅から徒歩6分の場所にある農業体験施設です。親子で野菜を収穫するイベントの様子を通して、体験の流れと魅力を紹介します。
こんにちは、SPOT編集部です(写真は違います)。
最近は都心部にも子供向け施設が増えていますが、なかなか見つからないのが土と触れあう場所。体験農場って、遠方にあったり駅アクセスが複雑だったり、町中にあっても制限が多かったりして探すのが大変ですよね。
でも、ちょうど良い場所が神奈川にありました!
今回お届けするのは、1月に神奈川県座間市で開催した親子農業体験イベントのレポートです。
会場は新宿から電車で約1時間の農業体験施設、やおきファーマーズクラブ。JR相模線・相武台下駅から徒歩6分で、自由にのびのびと野菜が収穫できる施設となっています。
都心からのアクセスが簡単で、こんなに自由に野菜収穫ができる場所はとても貴重。今回のレポートを通して魅力を感じたら、ぜひ体験予約してみてほしい施設です。
なお、今回のイベントは「撮影した写真のデータは全て参加頂いた家族にお渡しします!」ということ以外、基本的にすべて通常営業時と同じ流れで進行して頂いています。
目次
座間市のファーマーズクラブに集合&出発!
まずはやおきファーマーズクラブに集合する初対面の親子の皆さん。下は1歳から、最年長は小学4年生まで、子どもたちの年齢も雰囲気もバラバラです。
大人目線だと、この環境で新しく友達を作るのは難しそうで少し心配……(ネタバレになりますがめちゃくちゃ友達になってました)。
「皆さん揃ったので出発します〜」
大人イベントだとまずアイスブレイクや自己紹介で一体感を演出する場面ですが……挨拶もそこそこにゆるっと出発。今回は天気も良いので畑まで歩きます。
一列にならんで遠足みたい。
10分程の距離でも子どもたちは通り過ぎる色々なものに興味津々。元気いっぱいに歩いてました。
一方の大人たちは「畑、思ってたより遠いな・・・」と疲れ気味。大人は平日の疲れが残っているものなので、分かります。
子供はそんなことお構いなしに元気マックス。
親子農業体験はまだこれからですが、一体どうなるのでしょうか。
実は多い「野菜収穫に憧れる子ども」
畑に到着しました。道具の使い方の説明を受ける子どもたちの表情は真剣そのものです(時には全然違うとこ見てる子もいます)。
実は今回集まった家の多くが、お子さん自身が野菜を収穫したいと言ったことが参加のきっかけ。
5歳の彼は、普段は野菜は苦手なのに、自動車のCMでにんじんを収穫するシーンを見て、どうしても根菜収穫をしたくなったんですって。
ふとしたきっかけで新しい世界に興味を持つ子どもたち。それぞれの思いを胸に、野菜収穫に向かいます。
自由な収穫の中で、子どもたちは掘ることに夢中
じゃあ、掘っちゃって下さい! の号令と共に飛び出す大人と子どもたち。
今回収穫したのは冬でも収穫できる野菜、ヤーコン、小ネギ、大根などです。
大ものが掘れました。これがヤーコン……滅多に見かけないですよね。
レアな野菜なので毎年ヤーコンを堀に来るリピーター家族もいるそう。
っていうか子どもたち、ず〜っとイモ掘りに集中しています。大人が「もういいかな」と満足する倍の時間、一心不乱に掘りまくっていました。
このように、やおきファームでは基本的なガイドはしますが、畑でどう過ごすかは子どもたちの自主性に任せています。
自分たちが食べる範囲内なら、気の済むまで芋を掘ってもよし。
小ネギをその場でムシャムシャつまみ食いするのもよし。
子どもたち一人ひとりが、土と自分との向き合い方を見つけ出していました。
かと思えば……
「そっちひっぱって!!」「せーの!」
突然みんなで野菜をひっぱったりと大忙し。
自己紹介などもなしに、畑でみんな一緒に遊んでいました。これぞスタンドプレーから生じるチームワークですね。
自由にして良い土と野菜を前にした子どもたちのはしゃぎっぷりに、見ているだけでこっちも楽しくなりました。
ちなみにやおきファームではイモをひとつ掘るたびに追加料金をとったり…という従量課金システムは一切ありません。
大人の皆さんも安心して、自分の収穫や写真撮影に集中していました。
畑には沢山の発見がある
夏と違ってカラフルで目立つ野菜が沢山とれるわけではありませんが、冬の畑もやることは沢山あります。
麦がよく育つようにみんなで苗を踏んで駆け回ったり……
土に肥料をまいたり……
「ねえねえ!! 肥料食べてみてよ!!」
笑顔で駆けてきて無茶言ったり……
最後はみんなでカブトムシの幼虫を探したりしました。畑って、野菜をとるだけの場所じゃないんだなぁ。
「カブトムシ持って帰る……」
「持って帰らなくていいから埋めてあげて〜」
集合したときは本当に盛り上がるか少し不安でしたがすっかり打ち解けて、皆さんの笑顔に安心。あっという間の2時間でした。
みんな写真も撮られ慣れて、気の利いたポーズも飛び出すように。
お母さんによると「こんなポーズしてるの見たことない」とのこと。自由な農業体験を通して、家では見られれない一面と出会えるかも?
子供って、こうやって小さな発見を繰り返して成長していくのかな……なんて胸が熱くなりました。
「なんで全身ひっつき虫だらけになってるの〜〜」
気付いたら体中についていたひっつき虫(センダングサの種子)を取り終わったら建物に戻りましょう。
とれたて野菜を自分で料理して、食べる
やおきファーマーズクラブでは、収穫した野菜を使って料理も作ります。
手伝ってとも手伝わないでとも言わず、吉間さんがぬるっと調理を始めようとすると……
「お手伝いしたいっ!!」
「僕も!」「私も!」と、みんなでお料理タイムになりました。自主性に涙。
活躍したのは料理のお手伝い経験も豊富な小学4年生。最年長としてみんなのサポートをしてくれました。
積極的な子どもたち……
……を見守る保護者たち。
「ネコの手にして!!」「見ててこわい……」
「ママのこと見ないでいいから包丁見て〜〜〜!!」
見守る側が追い詰められてる……
そんな保護者のドキドキも意に介さず、子どもたちは料理を楽しんでいました。
みそ混ぜるの上手いな!
ハンバーグの焼き加減いいね!
味はどう?
「うーん……」
「あつくてわかんない……!」
自然発生するコントに思わず笑顔の大人達。
最後はみんなで一緒にご飯を食べて終了です。
自分で収穫して、自分で料理した野菜、みんなバクバク食べていました。
今日楽しかったことを聞くと、「畑で走ったこと」「料理」「幼虫探し」「味見が面白かった」など、みんなバラバラで個性的。大人にも子供にも新発見があったようで、普段の生活ではできない体験の大切さを感じました。
「パパと沢山遊べて楽しかった!」
こっちが泣いちゃう。
やおきファーマーズクラブで親子の楽しい農業体験を!
季節によってとれる野菜が違ったり、田んぼに行ったり餅つきしたりと変化はありますが、基本的な体験の流れは今回紹介した通りです。
都心から1時間という絶妙な距離感で、これだけのびのびと農業体験できる施設はそうありません。
「野菜ってどうやってできるんだっけ?」「土ほったことない」「野菜とってみたい!」という子供の好奇心をきっと満足させられる場所なので、思い立ったら是非参加してみてください。
やおきファーマーズクラブ
住所:神奈川県座間市座間1丁目3208
電話:070-5542-5378
料金:大人2,000円 高校生・中学生1,500円 子ども1,000円
時間:原則13:00~16:00(稲刈り特別期間に限り10:00~14:00の場合も)予約・詳細:やおきファーマーズクラブ
収穫した野菜をお持ち帰り。沢山とれて良かったね!
おしまい