食べて、飲んで、泊まる!「道の駅 伊豆のへそ」は、温泉と地ビールといちごスイーツの楽園だった

最高の道の駅、伊豆のへそを徹底レポート!いちごのおすすめお土産ランキングやレストランの紹介から、実際にホテルに宿泊。温泉やお部屋の雰囲気も写真と共にご紹介。レンタサイクルもあり、日帰りでも宿泊でもずっと楽しめます。

こんにちは。SPOTライターの田中嘉人(@yositotanaka)です。

いきなりSNS映えさせちゃってすみません。

とってもメルヘンチックで最高なのですが、じつはとある道の駅なんです

そう、ここは静岡県伊豆の国市にある「道の駅 伊豆のへそ

こちら、もともと2005年から道の駅として運営されてきたのですが、2018年11月23日に大幅リニューアル! 食べて、遊べて、泊まれる!「伊豆のへそ」の名のとおり、伊豆旅行の拠点としてふさわしい複合施設として生まれ変わりました。

静岡出身かつ道の駅好きのぼくとしては当然チェックしておきたいところ!そこで今回は「道の駅 伊豆のへそ」を徹底的にご紹介します! ぜひ、おでかけの参考にしてみてください!

※取材・撮影は三密を避けて実施しました。手指のアルコール除菌も徹底し、写真撮影時以外は常にマスクを着用していました。

いちごの楽園で、SNS映えする絶品スイーツに囲まれる

では、さっそく各施設を巡ってみましょう。

まずはいちごのイラストが可愛らしいこちらの建物から!

こちらは「いちごBonBonBERRY・伊豆の国factory」。洋菓子から和菓子までありとあらゆるいちごスイーツを取り揃えた、いちご特化型の専門店です。

なぜいちごなのか。

じつは、静岡県のいちご生産量は、全国トップクラス! なかでも伊豆の国市は県内有数の生産地で、ここだけの話、東京のあの高級フルーツパーラーにも出荷しているそう。そんな自慢のいちごをより気軽に、かつ1年中楽しんでもらうためにオープンしたお店です。

ソフトクリームに、パフェ、スムージー、ケーキなどとにかくいちごスイーツメニューのラインナップがすごい。

なかには、ソーシャルディスタンスを意識した長さが45cmの「いちご大福串」などのユニーク商品や、

凍らせたいちごの果実をかき氷機にかけた「ボンボンかき氷」といった期間限定商品も!ど、どれも美味しそうすぎる……!

店内はいちごの赤を基調とした可愛らしいデザインで女性やカップルのお客さんで賑わっています! あま〜いいちごの香りが嗅覚をくすぐる〜。

ケーキのラインナップもすごい。く〜〜〜どれも美味しそう!

購入した商品をいただくことができるおしゃれなイートインスペースも完備。伊豆のハイセンスなティーンのデートは、ここで決まりでは!?

では、ぼくも注文してみます!

おすすめメニューTOP3は、「ボンボンかき氷」「ボンボンベリーソフト」「ボンボンミルク」とのこと。ここで「帰れま10」やりたいなぁ……!

ぼくが熟考の末、注文したのはド定番の「ボンボンベリーソフト」

いちごペーストを練り込んだソフトクリームの頂点にいちご丸ごと鎮座。よく見るとわかるのですが、フリーズドライにしたいちごの果肉を散らしています。贅&沢……!

こういうスイーツに対する「可愛い」という評価がいまいち理解できてなかったのですが、ついに今日できました。

めっちゃ可愛くないですか。

 

あんぐ。

くう〜……めちゃくちゃウメェ……!!

ソフトクリームとフルーツを一緒に食べると、果実の酸味ばかりが際立ってしまいがちですが、一切そんなことありません。

もちろん、いちご特有の甘酸っぱさはあるものの、いちご味のソフトクリームといい感じにマッチして一体感がすごいです。そして、フリーズドライいちごの食感もアクセントとして最高です。これは本当にみんな食べたほうがいい逸品です。

いちごBonBonBERRYのオススメお土産ランキング発表!

「いちごBonBonBERRY・伊豆の国factory」の魅力は、イートインで食べられるスイーツだけではありません。

お土産のラインナップも定番から変わり種まで、すごすぎるんです。たとえば……

いちごの爽やかな酸味とバターのコクが一度に味わえる「いちごバター」や、

まさかの変化球「いちごのドレッシング」

こ、これは……?

なんと「ワイルドストロベリー栽培キット」

植木鉢入りなので、これだけでワイルドストロベリーが自宅で育てられちゃいます!「そこまでやるか!?」って商品ですね。

では、ここでスタッフに聞いた「いちごBonBonBERRY・伊豆の国factory」のお土産おすすめランキングを大発表!まず第3位は……?

いちごといえば、やっぱりこれ!「いちごジャム」!!

じつは原材料のいちごの品種もさまざまで「紅ほっぺ」「章姫」「きらぴ香」の3種類があります。3つ買って食べ比べしてもおもしろいかも!

続いて第2位は……いちごのチョコをサックサクのミルク生地でサンドした「いちごのラングドシャ」!!ラングドシャって美味しいですよね〜……!

そして、栄えある第1位は、こちら!「いちごのバームクーヘン」!!!

見てくださいよ……これ……生地が「いちご味」→「練乳味」→「いちご味」の三層になっていて、最後にいちごのチョコがコーティングされているんですよ。いちごと練乳、そしてチョコなんて、もう最強でしょ……!!

しかもバームクーヘンはひとつひとつ店内で手づくり! 店内を漂うあま〜い香りの発生源はココでした!こりゃ美味しいに決まってるぅ!

お子さまを連れてきたら大興奮すること間違いなし! 紹介した商品以外にも、めちゃめちゃ種類があるのでぜひご自身の目でチェックしてみてくださいね!

農産物時直売所「伊豆・村の駅」は、静岡そのもの

続いて紹介するのは、道の駅といえばでおなじみの農産物直売所!

「伊豆・村の駅」を紹介します!

道の駅のなかに村の駅があるという若干複雑な構造になっていますね。

それにしても野菜たちの鮮度がすごい!

空芯菜も青々としています!

それもそのはず、この売り場には近所の農家さんが毎朝作物を持ち込んでいます。もし品切れになったら農家さんのところへ連絡がいき、追加で作物を届けてくれるそう。

いつでも新鮮な野菜や果物が手に入るってわけ!

それでいて、お値段も手頃! バスケットボール大のスイカが3000円前後で買えるなんて……!

メロンも500円台からあります。メロンが500円台って!

そしてなによりオススメしたいのが、

しいたけ!なんとこれ「ステーキ用しいたけ」なんです。

じつは、伊豆はしいたけの栽培がとてもさかん。ジャンボな見た目とは裏腹に、味は芳醇で、食感は肉厚&ジューシー。大味なんてことはありません。

もちろん干ししいたけや、

しいたけスープなどの加工食品もある。さらに……

こ、これは……?

こちらは「THIS 伊豆 しいたけキャッチャー」。UFOキャッチャーの要領でなかのしいたけのサンプルをゲットすると、しいたけの商品と交換してもらえるらしい!やるっきゃない!!

……あ、あれ?

あれあれ……?

………………。

……気を取り直して、店内の他の商品も見てみましょうか。

続いては厳選食品や調味料などをチェックしていきましょう!

まずはこちらの「ねこんぶだし」。北海道日高産の根昆布と、静岡県焼津の老舗鰹節店「新丸正」の荒本節を使用した出汁。味噌汁、うどん、だし巻き卵、炊き込みご飯まで、何にでも使えるうまみたっぷりの万能調味料です。

続いては、お湯を注ぐだけでスープが食べられる「和風わかめスープ」。こういうのが家にあると、いざというとき助かるのよね〜。

そして静岡といえばやっぱり缶詰!

そして伊豆といえばやっぱりわさび!

さらに地酒もたんまり。

もちろん、静岡茶やお茶を使ったお菓子のお土産もたくさんあります。

こんなことを言ったら元も子もないですが、わざわざ静岡方面や伊豆の観光地エリアへ行かなくても、THE静岡なお土産を充分に購入できるんですよね。

だから「村の駅」だなんて謙遜しないで、もう「静岡そのものでいいのではないでしょうか……。ものすごい充実ぶりでした。

海外でも人気の自転車ブランド「MERIDA」をレンタルしてサイクリング

じつは「道の駅 伊豆のへそ」ではアクティビティも楽しめます!

そう、なんと言っても伊豆はサイクリストの聖地!

敷地内に併設の 「MERIDA X BASE(メリダ・ベース)」には、ヨーロッパで高い評価を誇るスポーツサイクルブランド「MERIDA」の国内取扱全車種が展示されているそうです。

ヘルメットとか持ってきてないので少し不安ですが、行ってみましょう!

温室のなかを進んでいきます。ちょっと不思議な感じですが、リニューアルオープン前の洋ラン特化型植物園「洋ランパーク」の名残りです。

ところどころに「MERIDA」のモデルが配置されています! スタイリッシュでマットな質感がかっこいい!

しばらく歩くと展示スペースに到着しました! 

見てください……この豊富なラインナップ……!なんと展示台数は常時200台以上。

しかも、ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、子ども用の最新車種を含めたすべてがレンタル可能なのです!

しかも、販売価格100万円以上の最新車種にも乗れちゃう! 「購入するにはちょっと手が出ないけど……」という方にもおすすめです! そして気になる料金は……

費用は2,500円〜/2時間。さらに、ヘルメットやグローブなども無料で借りられるので、手ぶらでもOK! 絶対におトクだ!

せっかくなので、ぼくも試乗させていただきました!借りたのは、最近話題のE-BIKE(電動自転車)。ぼくのように脚力に自信のない運動不足人間にも安心ということなのですが……ホントかな?

う、うおおおおおおおお……ッ!!!

は、はやい〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!

驚くほどスイスイです。電動アシスト付き自転車とは段違い。感覚としては、自転車を超えて、原付に近いです。これなら天城越えして下田にペリーのお迎えにも行けるぞ!!

「MERIDA X BASE」では、初心者向けに近場をさくっとガイドさんが案内してくれるコースから上級者向けの伊豆半島一周コースまでユーザーの要望に応じて用意してくれます。

伊豆の道路は渋滞が多いので、自転車でスイスイ移動するのもアリ!「道の駅 伊豆のへそ」にクルマを停めて、「MERIDA X BASE」で自転車をレンタル。下田や南伊豆の民宿でしっぽりの一泊二日の旅、なんて最高ですよね……保険にも加入するので、万が一の事態にも安心!

併設のアクセサリーショップではMERIDAブランドのアイテムがあります。「MERIDA X BASE」限定のアイテムがあるので、自転車好きは必見!

御殿場高原ビール! 伊豆の国ビール!! 肉!肉!肉!

体を動かしたらお腹が減りました!さあ、お楽しみのレストランへ行ってみましょう。

「GKB-fu」(ジーケービーフ)はリニューアルオープンしたばかりステーキレストラン(残念ながら取材時はオープン前でした)。しかも、御殿場高原ビールと伊豆の国ビールという静岡が誇る2大地ビールが味わえるという、いわば天国です。

泣く子も黙るサーロインステーキや、

肉感をしっかりと味わえるイチボ

みんな大好き厚切り牛タンステーキ

子どもも大喜びのハンバーグまで!

しかも、すべてのメニューでごはん、サラダ、スープが食べ放題という腹ペコさんには最高の空間なのです。

そして、もちろん施設内に併設された醸造所でつくられた、出来立ての地ビールも味わえる……! 肉と地ビールのマリアージュ……ここで暮らしたい……!!

 

源泉掛け流し温泉付きのリーズナブルホテル「HOTEL HESO」

お腹いっぱいになったので、本日宿泊するホテル「HOTEL HESO」へチェックインします。レストランでビールをたっぷり飲んでも隣にホテルがあることの安心感ときたら……!

フロントは、「MERIDA X BASE」へ向かう通路の入り口脇にあります。

「HOTEL HESO」の特徴はなんと言ってもリーズナブルなお値段。シングルでひとり3,990円〜宿泊できます(キャッシュレス対応OK)。しかも、源泉掛け流しの温泉付き!! 伊豆に来たなら、やっぱり温泉には入りたいもんね〜。

そしてもちろんwifiも完備しています。「たまった仕事を終わらせるために日常を離れて1日カンヅメ」なんて利用もアリかもしれない!

ぼくが宿泊する部屋は「#ビジネスチャンス」。ほかにも「#大人たちの休日」や「#ナイスカップル」、「#いつも一緒に…」「#Little Princess」といったユニークな名前が付けられています。それにしても「#ビジネスチャンス」だけちょっと浮いてない……?

部屋はこちら。コンクリート打ちっぱなしっぽい壁紙でシックな印象。

ひとり用なので決して広くはないけど、全体的にインテリアのトーンも落ち着いています。学生時代はこういう部屋で一人暮らししたかったなぁ!

トイレも温水洗浄機付き。掃除が行き届いています。

ちょっとだけ休憩して、自慢のお風呂をのぞいてみたいと思います。

お風呂は、宿泊棟から少しだけ離れたところにあります。着替えやバスタオル、タオルなどは部屋に用意してもらっているものを持っていきましょう。

入浴は宿泊者と「MERIDA X BASE」で自転車をレンタルしたひとたち限定。日帰り入浴のみの利用はできないのでご注意ください。

更衣室で着替えたらさっそく浴室へ!

浴室は木目を基調としたコンパクトなデザインです。壺湯もある!

そしてボディタオルもレンタル可能!いや〜かゆいところに手が届く(ボディタオルだけに)素晴らしいホスピタリティーだなぁ。

まずは1日の汗を流しましょう。シャンプー、コンディショナー、ボディソープは備え付けられています。

個人的にすごくよかったのが、シャワーの水圧の強さ。頭皮にビシビシくる感じが気持ち良すぎました。さて、きれいになったところで温泉に入ってみましょう。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!

さすが源泉掛け流し!ちょっと熱めで、泉質はアルカリ性。いわゆる“美人の湯”というやつですね。お肌ツルッツルになりそう!「とはいえ、道の駅の温泉でしょ(笑)」とちょっとナメててすみませんでした!めっちゃいいです!

壷湯は少しだけぬるめ。いままでいろいろな温泉に入ってきたけど、この泉質はかなりいいです。同じ静岡だけど、観音温泉や寸又峡温泉に近いイメージです。

すっきりさっぱりしたので、パジャマに着替えて就寝……

……の前に、「伊豆・村の駅」で購入してきた地ビールとおつまみで晩酌です。

ウエルカムドリンクとして部屋の冷蔵庫に入っていた伊豆の国ビール(右上の缶)もここでいただきます。おつまみはわさび丼とホテイフーズの焼き鳥、あとはチータラです。途中追加でお酒やおつまみを買いに行ったりしながら、伊豆の夜は更けていくのでした……。

「伊豆のへそ」、最高だ〜〜〜〜〜〜!

まとめ 〜「道の駅 伊豆のへそ」より愛を込めて〜

一泊二日で「道の駅 伊豆のへそ」をご案内してみましたが、いかがだったでしょうか?

もちろん「道の駅 伊豆のへそ」を拠点に伊豆全域の旅行を楽しむのもありですが、目的地にしても充分にポテンシャルがある施設です。

個人的には、絶品いちごスイーツと地ビール、そして温泉が最高でした。

そしてお土産もしこたま購入しました。

ぼくが購入したのは、いちごバームクーヘン、いちごラングドシャ、いちごジャム、ジャンボしいたけ、ねこんぶだし、空芯菜、ミョウガ、わさびの茎の酢漬け、地ビール、地サワーなどなど。

原稿料を差し引くと完全に赤字です!

ぜひみなさんも新型コロナウイルスに注意しつつ「道の駅 伊豆のへそ」へ足を運んでみてください。あ、帰宅してすぐジャンボしいたけを焼いてみたのですが、めちゃめちゃ美味しかったですよ!

(おわり)