【愛媛】東洋のマチュピチュ「マイントピア別子」で丸一日過ごしてみた

愛媛県新居浜市の「マイントピア別子」は、別子銅山の施設跡を利用したテーマパーク。鉱山観光に加え、砂金取り、バーベキュー、温泉、「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる東平貯鉱庫跡などが楽しめる愛媛県のおすすめ観光スポットです。家族連れでも遊びにいけるのはもちろんのこと、実は歌手で声優の水樹奈々さんがPVを撮影した場所などもあります。

錆びた鉄骨

 

崩れ落ちる瓦礫…

 

山奥の通洞…ッ!
ああ…ゾクゾクする…!!

人工物と自然とのコラボレーション。見ているだけで引き込まれてしまいそうです。どこだ…!?ここはどこなんだ…っ!?

 

こんにちは、ライターのみやけ(@a_komotomo)です。私は今愛媛県に来ています!
一泊二日を道後温泉・松山市街で満喫したあと、車を二時間ほど走らせて愛媛県・新居浜市まで来ました。

 

ここには先に紹介したような写真が撮れて、偉大な日本の産業遺産も学べて、かつ遊べて、しかも最高の温泉で癒されることができる!という夢のようなテーマパークがあるというのです。

 

山道を登って行くと…

 

来ました。ここが愛媛県・新居浜市が誇るテーマパーク、マイントピア別子です!!

マイントピア別子

愛媛県・新居浜市の産業基盤となった別子銅山の施設跡を利用したテーマパーク。住友家は、この別子銅山を280年ものあいだ一貫して管理し、日本の近代化を進めるとともに巨大な財閥へとなるへと至った。

鉱山観光はもちろん砂金取りやBBQ場、温泉施設も併設している。東平ゾーンの廃墟となった採掘場本部は“東洋のマチュピチュ”としても有名。

マイントピア別子は単なる「鉱山観光」に留まらず、ありとあらゆるエンターテイメントが詰まっている観光地とのこと。
だって、東洋のマチュピチュですよ?このパワーワード、まずは直接自分の目で確認しなければならない。気合入れすぎて開園前に到着してしまいました。

 

中に入るやいなや

 

至る所に出没する水樹奈々さん。

実はこのマイントピア別子、水樹奈々さんの楽曲「禁断のレジスタンス」のPVが撮影されたロケ地なんです。

 

ひたすらにかっこよくないですか??
これ、マイントピア別子内の「東平エリア」「旧水力発電所」にて撮影されているんです。

 

ロケ時の写真に、サインも

このマイントピア別子は、言わば「水樹奈々さんの聖地」でもあるのです。
水樹奈々さんは愛媛県・新居浜市出身。新居浜ふるさと観光大使にも任命されており、このマイントピア別子自体のPRにもかなり協力している印象でした。

というわけで、これからこのマイントピア別子を一日中かけて回るわけですが、あらゆるところに水樹奈々さんが出没してきます。それも楽しみにしつつ、鉱山観光から温泉まで紹介しまくりますよ〜〜!!

 

 

まずは旧水力発電所へ

鉱山観光と東平観光(バスツアー)はセットで買うとお得になります。価格は大人1,800円、中高生1,600円、3才〜900円。先に購入しておきましょう!

 

こちらは水樹奈々さんがPV内で演奏していた旧水力発電所。マイントピア別子の駐車場や館内から見ることが出来ます!マイントピア別子の本館のレンガ造りは、こちらの旧水力発電所をモデルにしたとのこと。

現在は老朽化のため、中には入ることができません。ですが何年後かには耐震工事をして入る事ができるかも…?とのことでした。

 

 

トロッコに乗って端出場ゾーンへ!

まずはトロッコで鉱山鉄道を通り、端出場ゾーンに向かいます。トロッコは一時間に三本の頻度で出ています。

 

朝早い便なので貸切です!

そしてここがポイント。トロッコで移動している間は、水樹奈々さんがナレーションをしてくれます。ファンにはたまらないですね…!

 

約5分間、水樹奈々さんに癒されよう

着いた!

 

一緒に来てもらった母。

ここからは歩いて端出場・観光坑道を進みます。

 

ここが鉱山観光の入り口。先に何があるのかわからないけれど、橋の上を渡って進みます。ドキドキ。

 

DSC02989

さっむ!!!!!!!

 

寒い。外はめちゃくちゃ暑かったのに(27度くらい)この気温差よ。寒さ、静けさ、そしてこの暗さ…恐怖心もいい感じに湧いてきました。

中での展示は別子銅山の歴史について。江戸ゾーンと近代ゾーンに分かれていて、それぞれミニチュアで展示されています。

当時の採鉱はもちろんノミを用いた手作業だし、採掘にともなう湧き水を汲み上げるだけでも数十人は要したり…今では考えられない程の過酷な肉体労働に心から「やばい…鉱山すごい大切…あとまず人間がすごい…」と感じます。なかなか意識しづらかった、鉱山というものの天然資源の重要性を実感しました。

 

精巧な作りなのですが

大体一円玉なのがクスッときます

さらに先に進むと別子銅山の巨大なジオラマがあります。これ、単に大きいだけじゃなく、細かな仕掛けがすごいんです。よーくチェックしてみてくださいね。

 

このトロッコ…動くぞ…!

別子銅山の歴史を学んだ後は、遊学ゾーンに入ります。

 

/ようこそ\

入ってすぐに、地下1,000mまで行くことが出来るエレベーターがありました。

 

え、これ勝手に入って降りていいの?

「ランプが点灯している場合は絶対に入らないでください」という厳しい注意と、その見た目のポップさとの温度差で困惑する私たち。周りにはスタッフも誰もおらず、二人だけ。恐る恐る中に入ると、ベルトも何も無い状態で一気にガコォンという音を立てて動きだします。

 

…結果30秒ほどで地下1000mに到達したわけですが、まじで怖かったです。鉱山観光でこんなにスリルを味わうとは思いませんでした。

敢えてここで言うとするならば、最後に担当者さんに質問した時の言葉は
地下1000mまで行ける体験が出来るんです。

 

リフトにも乗れます

 

ここでの遊びは基本セルフです。
乗り場に着いたら自分で下に移動したリフトを手前に戻し、扉を開けて乗り、扉を閉めたら自分でレバーを引いて降ります。次に乗りたい場合はまた自分で乗り場に戻ってリフトを戻します。

この、手作り感がなんともたまらない…
ジェットコースターもメリーゴーランドも無いけれど、ここは完全なるテーマパークでした。セルフ遊園地。

 

仲持ち体験も出来ます

仲持ち(銅の運搬)体験も出来る。女性は常に30kgを背負って山道を歩いていたらしい…

 

 

東平ゾーンにはバスツアーで行くべし

トロッコで戻ってきたら、次は東平ゾーンへ!噂の東洋のマチュピチュを見に行きます。

自家用車で行っても良いのですが、東平ゾーンへの山道は狭く険しいため、なるべくツアーバスで行くのがおすすめです。1日の本数がそこまで多くない&片道25分程かかるので、バスの時刻はしっかりとチェックしておきましょう!

このツアーでは、ボランティアのベテランガイドさんの話も魅力のひとつ。それぞれに得意分野があり、他の鉱山の話や豆知識等、つい聞き入ってしまうものばかりです。

 

第三通洞や変電所跡はツアーでは行きません:マイントピア別子公式サイト

東平ゾーンでの所要時間は約1時間。ガイドさんについて回るのも良いのですが、東平自体がかなり広いために、全てのエリアには行きません。そのため、あらかじめ行きたいところがある人は別行動してしまいましょう!

 

 

第三通洞

早速ガイドさんから離れ、渓谷遊歩道を歩いていきます。すると見えてくるのが…

 

こちら、行き止まりになっているのが第三通洞です。

 

緑に囲まれて、ひときわ映える黄色の格子。

 

どこか別の世界にでも繋がっているのか?というメルヘンな妄想も広がりつつ、でも吸い込まれてしまうような怖さもある。息を飲む美しさです。ずっと見ていたい…

 

こんなトンネルが遊歩道上にある。胸の高鳴りが止みません

 

 

いざ!東洋のマチュピチュ

駐車場から見下ろすこの景色、ここがまさに東洋のマチュピチュとして有名な東平貯鉱庫跡です。

 

ドン!

さらに階段降りて…

 

ドン!!!
これが、東洋のマチュピチュじゃ〜〜〜!!!!

 

ちなみにこちらが本物のマチュピチュです

ちなみにこちらが本物のマチュピチュです

大きさも異なり、本家の写真で見る程の壮大さはないのですが(行ったことない)、実際この東平貯鉱庫跡を生で見るとかなり圧倒されました。

なんとこの「東洋のマチュピチュ」という名前は本家マチュピチュ公認らしく、駐日大使も来日されたそうです。別子銅山から始まる国際交流…!

 

長年に渡って使い込まれてきた場所であるからこそ出せるこの雰囲気、この味。これでもか!という程、胸の奥をつついてくるんです。はぁ〜〜最高すぎる……

ドラクエなんかのRPGが好きな人とかにはたまらないんじゃないでしょうか…?思い込みですか…?私はこの世界観の主人公になりたいです。

 

ここもPVに出てた〜〜!!!

東洋のマチュピチュを間近で見て思うこと…

 

この場所に立つの、めちゃくちゃ怖くない!?

水樹奈々さんはこの東洋のマチュピチュの上に立って歌っているのですが、大分高いところかつ、足場が狭いんです。危険なので手前に柵があり、私たちは立ち入ることが出来ません。

 

だいぶ、だいぶ幅が狭い。

実際に行ってみたあとにまた水樹奈々さんの「禁断のレジスタンス」PVを見ると感慨深かったです。車も入ることが出来ない場所なので、かなり大変な撮影だったに違いありません…すごい…

東平ゾーンではバスツアーを利用しましたが、じっくり周りたい人には時間が足りないかもしれません。そんな時は思い切って自分で車で来てしまいましょう。山道だけ気をつけてくださいね〜!

 

もりの風でお昼を食べます

バスでまたまた戻ってきました!ちょうどお昼時な時間帯。本館二階の「もりの風」でお昼休憩としましょう。端出場ゾーンでも東平ゾーンでもたくさん歩いたので、お腹はぺこぺこです。

 

店内は広く、ゆったりと座れます。

 

お手玉御膳 1,150円

しらす丼の御膳にしました。豪華!

 

お約束の、コレです

こちらは「日本一の卵!」とメニューに書いてあった美豊卵(びほうらん)は愛媛が産んだ高級の卵。それを溶いて、しらす丼に一気にかけます。

 

めっちゃくちゃ美味しい。なんじゃこりゃあ。

山の中だからと完全に油断していました。しらすは見た目以上にたっぷり乗っていて、ふっくら。しらすとご飯が濃厚な卵に包まれて、一気にしっとりとした食感になって…本当に美味しい。下に敷いたゴマとシソがまじで良い仕事してる。しらすの塩気もバッチリです。

何を食べるか迷ったらとりあえずコレ頼んでみてください。本当に美味しかった!

 

別子カレーうどん 750円

こちらも期待を裏切らず美味しい。甘めの味付けがちょうどよかったです!おあげも甘い。

 

疲れた身体に甘いカレーうどんが沁みる…

 

 

砂金取りで一攫千金を狙う

お腹が膨れたら次は砂金採り体験です。一回600円。
水樹奈々さんもトロッコで「一攫千金を狙いましょう」と言っていたので、ガンガン採るぞ〜〜〜〜!!!

 

あっ…

「金」目的じゃだめらしいです。

 

何やら金以外にも天然石が採れるらしいのです。大きいから採りやすいとのこと。

 

ここでも基本セルフです。ビデオを見て砂金取りを学びます。

「テレビで良くみるけど絶対簡単 手ェ回すだけやろw」と思っていたのですが、これがものすごく難しかったです。いやはや、何事もやってみないとわからないものですね…

 

そんなこんなで難儀していたら見かねたスタッフさんが来てくれました。この時点で私の収穫はトルコ石のみ。

 

言われた通りにやっているつもりだけど、皿を回しているうちにキラキラが消えていく…

やっと、金が採れてきました!(右上)

女性スタッフさんからは「もっと思い切り!」と言われ、男性スタッフさんからは「乱暴すぎ」と言われた私ですが、なんとかスタッフさんの協力もあってちょっとは採ることが出来ました。母は米とぎの成果もあってか免許皆伝されていました。ずるい。

 

それでもほとんどは天然石

聞けば、いわゆる「砂金取りのプロ」らしき人が1日に6回も訪れることもあるらしく、それに比べたら私程度の欲はきっと大丈夫です。くれぐれも皆さん、純粋に利用してくださいね。

 

 

第四通洞と橋のコラボが素晴らしい

BBQ場を横目に、まっすぐ進んだところに第四通洞はあります。ここもかなりカメラに収めたくなるほどフォトジェニック…
中から風が通っていて、前に立つと涼しいです。が、ホコリも舞っています。気になる人はマスク着用!

 

橋と格子と雑草

私的ナンバーワン写真はコレです。サビと骨組みがかっちょええ〜!

大分年季入ってます。

せっせとスタンプラリーを押す母

 

写真に夢中になりすぎてあっという間に時間が経ってしまったので、時間配分はきっちりと。

 

 

天空の湯でかいた汗を洗い流そう!

鉱山観光も東平観光も、砂金採りもしたし写真も目一杯撮った!となれば、最後には温泉「天空の湯」に入りましょう。本館4階、一人400円で入ることができます。

ただの温泉と侮るべからず。この天空の湯「別子源泉」と呼ばれる源泉をしっかりと引いてきており、お風呂の種類も豊富なんです。(なんと岩盤浴もあります!)

 

露天はもちろん、つぼ湯や寝ころび湯まで:マイントピア別子公式サイト

わざわざこの温泉だけを目当てに、マイントピア別子に来る人も多いのだとか。
その理由は、露天風呂に入れば納得します。

 

寝転べる椅子があります

山奥だからこそ味わえる、森に囲まれた絶景が半端ない。
忘れかけてましたが、こちらは「別子銅山跡地のテーマパーク」です。でもこれだけでお腹いっぱいになるくらい満足度高いこの温泉…

居心地が良すぎたので風呂は全種類浸かり、髪の毛も顔も全身さっぱりしました。

 

こんな表情、自分でも初めて見た

こんなに牛乳を美味しく感じたの、いつぶりだろう…

 

お風呂からあがったら、母がスタンプラリーをコンプリートして、記念品をゲットしてました。

 

「孫が出来たらあげようかしら…」

 

せっかくなので色々質問してみた

開演前の朝8時に訪れて、気がつけばあっという間に夕方の5時。せっかくなので、今回の取材を快く承諾してくださった、マイントピア別子営業課長の神野さんに質問してみました。

 

神野さん「僕肖像権とかないんで」

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「このマイントピア別子、相当広いと思うんですけど。来場者数ってどれくらいなんですか?」
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月間6万人、年間にすると72万人ですね
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「めちゃくちゃ多くないですか!?!?つまり1日平均2000人は来てるってことですよね!?
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「まずは、ツアーで来られる方が多いんですね。今朝も50人団体で来ていたし、休日だともっと多いですよ。なので今回の東平ゾーンのバスツアーなんかは、休日だと予約必須です。
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「あ、確かに平日なのに団体さんが多かった気がします!でも正直その数にはかなりびっくりしました。だって、メインは別子銅山ですよね…!?」
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「ツアーで来られる方は年配の方が多いけれど、実はうちって新居浜市によるイベントも多いんです。ステージも広場もあるので。だから、観光目的以外では地元の若い人の方が多いんですよ。あかがねキッズパークも室内に併設しているので、雨でお子さんが退屈することもないし。」

 

あかがねキッズパークもかなりの広さ:マイントピア別子公式サイト

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「すごい…子供用ボルダリングもある…」
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「直近ですと、8月20日にサマーフェスティバルinマイントピア別子があり、なんとキュウレンジャーが来ます!
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「これは新居浜市のパパママは来ざるを得ない」

 

「この偉大な産業遺産を、受け継いでいきたい」と神野さん

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「イベントで遊ぶも良し、鉱山観光で遊ぶも良し、そして温泉で癒されるも良しという、家族連れには最高の場所ですね…!単なる観光地ではなく、地元の人にも愛されている場所ってすごく素敵です。」
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「先人たちが築いたこの偉大な産業遺産を、様々な取り組みによって受け継いでいきたいんです。300年前から知っていって欲しい。そう思いながら働いていますね。というわけでうちはこのマイントピア別子を観光・保養の二つの側面で考えています。」
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「どんな形であれ、ここまで多くの人に愛されている産業遺産ってすごく珍しいんじゃないんでしょうか…」
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「どの季節もおすすめですが、ピークは紅葉が綺麗な秋、11月です。県外の方も、県内の方も是非いらしてみてください!」
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「ありがとうございました〜〜!!」

 

 

どの季節でも行きたいマイントピア別子

締めのいよかんソフト。 350円

「別子銅山跡地のテーマパーク」
という一文だけでは想像も出来なかった楽しさ・偉大さ・癒しがマイントピア別子にはありました。

山の中の広大な土地で、学んで遊んで癒されて、いつもとは違った観光をしてみたい人にはマイントピア別子は強くおすすめします。あと写真好きの人にも是非行ってみて欲しい…!
桜も紅葉も生えていたので、どの季節に行っても楽しめます。絶対に綺麗!(ただし天気は晴れであって欲しい!)

マイントピア別子

  • 住所:愛媛県新居浜市立川町707-3
  • 電話番号:0897-43-1801
  • 定休日:年中無休
  • URL:http://besshi.com/

余談ですが、最近は水樹奈々さんの曲ばかり聞くようになりました。かっこいい。

\ しっかり取材に行く旅メディア /

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