「地方」と「都会」って結局どっちが暮らしやすいの?佐賀に10日間移住して比べてみた[PR]

今回は10日間、実際に地方に体験移住してみて、暮らしを体験するだけでなく、都会から佐賀県に引っ越してきた方や、子育てをしている方に色々お話を聞いてみたいと思います。

※本記事は佐賀県広報広聴課の提供でお送りします

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こんにちは。インターネットでライターをしている長橋と申します。
本日は、九州の佐賀県から「さがびより(お米)」と一緒にお送りいたします。

突然ですが、地方に移住」っていう選択肢、考えたことありますか?

ここ数年、Twitterを中心としたSNSでは、頻繁に「都会暮らし派」と「地方暮らし派」の意見の交わし合いが勃発しており、このようなつぶやきが皆さんのタイムラインに流れてくることもあったかと思います。

簡単にまとめると……

【都会暮らし派から見た地方】

・仕事の選択肢が少ない
・娯楽の選択肢も少ない
・交通機関が発達してなくて不便
・人付き合いが面倒臭そう
・虫が多い

【地方暮らし派から見た都会】

・家賃が高い
・満員電車がつらい
・子育て環境が悪い
・自然が少ない
・ご飯が美味しくない
・人が冷たい

みたいなイメージがあるのではないかと思います。
ざっくり言えば「バリバリ働いて、バリバリ消費したい人は都会」「のんびり暮らしたい人は地方」みたいな住み分けになっているのでしょうか。

なお、僕は東京生まれの東京育ちですので、地方出身の人から……

「都会はご飯がまずすぎるっぺwwwwwwwwww」
「満員電車とか完全に意味不明っちゃろwwwwwwwwwwwwww」
「毎日コンクリートに囲まれて生活するとかありえんばってんwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」(方言のイメージは適当です)

みたいな事を言われるたびにイラッとしながら「じゃあ地方にドーム球場ある?ないでしょ?ディズニーランドある?ないでしょ?東京ならイベントも多くてコミケもあるしゲームショウもあるし、渋谷も新宿も池袋も銀座も六本木もあるし、しょっちゅうあちこちでテレビのロケやってるし、芸能人もたくさん見るから」みたいな事を早口で言うのですが、結局のところ、都会の良さも地方の良さも、実際に住んでみないとなかなかわからないのかもしれません。

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ということで、佐賀県にやってきました!

 

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参照元:佐賀新聞よりスクリーンショット http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/445749

なぜ佐賀県に来たかと言うと、国内100都市を対象に野村総研が実施した「成長可能性都市ランキング」で、佐賀市が「都市の暮らしやすさ」部門で1位に選ばれたからです。

理由として生活費が全般的に安く、少ない経費で良質の住宅に住むことができることや、人口規模に対する医療機関や飲食店の数が多く、地域の絆の強さなどが評価されたようで、「子育てしながら働ける環境がある」部門でも3位に入ったそうなのです。

何もない県」とか言われてるくせになかなかやるじゃないか、佐賀!

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長期滞在の味方、ウィークリーマンション

今回は10日間、実際に地方に体験移住してみて、暮らしを体験するだけでなく、都会から佐賀県に引っ越してきた方や、子育てをしている方に色々お話を聞いてみたいと思います。

なお、今回は少しでも現地の生活に近い状態にしようとホテルではなく、佐賀市内に“ウィークリーマンション”を借りて生活をしていきます。では早速、検証してみましょう!

地方に住んでみてわかったこと

家賃が全然違う

地方は都会と比べて“家賃が安い”とよく聞きます。

このあたり、実際はどうなのでしょうか?
試しに物件情報サイトを覗いてみると……、

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参照元:SUUMO(スーモ)よりスクリーンショット http://suumo.jp/

佐賀の中心部、佐賀駅から徒歩10分圏内でもこの金額。
だいたい4万円~5万円くらいで一般的な独身用マンションに住むことが出来ちゃいます。
中心部から離れれば3万円くらいの物件もたくさんあるので、予想通り都会に比べると地方の家賃は激安と言えるでしょう。

東京の都心部と比較すると、2分の1から下手すると3分の1くらいの金額になるのではないでしょうか。
千代田区や港区、渋谷区なんかだとワンルームでも家賃が10万円超えたりしますからね……。

とは言え、福岡や大阪、名古屋などでは都心部でもそこまで家賃が高くないので、「地方は家賃が安い」と言うよりは「東京の家賃が異常に高い」と言えるかもしれません。

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参照元:SUUMO(スーモ)よりスクリーンショット http://suumo.jp/

さらに、賃貸ではなく“庭(畑)つき一戸建て”は、都会では考えられないような価格で手に入ります。
家賃の金額差も大きいけど、売り家の金額差はもっと大きい。このキャプチャは中古住宅ですが、2,000万円で土地付きの豪邸が買えるのです。

佐賀県を例にすると、住宅地の平均価格は 25,600円/㎡ となり、47都道府県中 4番目の安さなんだそう。
東京都の311,800円/㎡ と比べると、1/12以下の値段です。はちゃめちゃな安さだなこれは。

ちなみに佐賀県では余ってる土地を少しでも減らそうと、月に1,000円くらいから貸してくれるところもあるとかないとか。
中には古民家を安い金額で借りてカフェを開いたり、民宿を経営したりする人もいるそうです。

土地代が安い分、他のことにお金を使うことができるので、その点は本当に羨ましい……。

 

悔しいけど、食べ物はやはり美味しいし安心

3年前に地方移住をした友人は、会うたびに「地方が米や野菜はもちろん美味しい。なおかつ、まだ都会に進出していない地方独特のグルメを探せば、都会の人が知らない本当に美味しい店がたくさんある。チェーン店で満足してる都会の人が本当に可哀想」などと言ってきます。ちなみに彼から同じことを4回ほど聞きました

まあそんな友人の話は置いておいて、実際に地方のグルメはどうなのでしょうか?
今回は佐賀県周辺で、主に地元の皆さんに愛されているお店に伺ってみました。(ちゃんと地元の皆さんに聞きました)

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左上「ドライブイン鳥の一番定食(980円)」、左下「らーめんもとむらの玉子ラーメン(620円)」、右上「井手ちゃんぽん本店のちゃんぽん(700円)」、右下「呼子のイカの活き造り単品(2,000円)」

これはね、確かにめちゃめちゃ美味しいです。

どれも感動して思わず「うまっ……!」って声が出ちゃうくらい美味しい。海鮮系は鮮度の違いが明らかですし、
左下の佐賀ラーメンなんて、これまで色々な豚骨ラーメンを食べているけれど、東京では絶対に食べられない美味しさ。あとは適当に入った小さい居酒屋とかでも、新鮮で美味しい食べ物が出てきます。

東京にももちろん美味しいお店はたくさんあるのですが、東京で美味しいものを食べようと思うと、すごく並ぶか、すごくお金を払うか、っていう感じになるのではないでしょうか。

フラッと立ち寄ったお店が美味しい、みたいな体験に出くわす確率は地方の方が高いのかもしれませんね。東京で適当に居酒屋に入るとけっこうひどい目に遭いますから……。パスタを油で揚げただけのお通し、あれは誰が喜ぶんだろう……。

しかしながら博多、大阪なんかは都会でも飲食店のクオリティが高い事で有名ですから、都会というよりは東京にもっと頑張ってほしい所です。もちろん東京でも美味しいお店は本当に美味しいんですけどね。

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佐賀を代表する九州のソウルアイス「ブラックモンブラン」の九州限定エクレア。佐賀県に滞在中に4個くらい食べた。美味い。

ちなみに、地方は外食の値段も安いと思われがちですが、行ってみた感じどこもそれなりの値段だと思いました。ファミレスも回転寿司チェーン店の値段も当然都会と変わりませんし、カフェや居酒屋だって同じくらい。もちろん地元に根付いた安いお店はあるとは思いますが、都会にだって激安立ち飲み居酒屋なんかがたくさんあるのでその辺はあまり変わらない気がします。

家賃など住宅費以外については都会も地方も、物価の違いってそこまで無いのかもしれません。漁港が近くて魚介類が異常に安い地域はあったりしますが。(おばちゃんがやってるお弁当屋さんとかはかなり安い)

 

遊ぶところがないのは本当

佐賀の繁華街の周りを見渡しても、最先端のオシャレを提案する洋服屋さんや、外国から来たパンケーキ屋さん、雑誌で話題の美容室などはどこにもありません。

したがって、どうしても地方都市は、イオンモールのような大きなショッピングモールにテナントもお客さんも集中するようです。確かに、都会と比べると、地方では買い物や遊ぶ所の選択肢が限られてきてしまうのは事実だと思います。

加えて、よく議論の対象になる「ライブやイベントの開催」の問題。
地方の環境では、イベントの度に「遠征」をすることになりますが、都会に住んでいれば平日でも会社帰りに気軽にライブハウスに立ち寄ることができるでしょう。
音楽好き、イベント好きの人にとっては、都会に住んでいた方が有利なのかもしれません。

ただし……

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今回僕がお邪魔した佐賀県からは、電車、バス、車のどれかに乗れば、すぐに福岡県の博多に行くことができるのです。

ちなみに僕は佐賀駅から特急(片道1,130円)に乗って博多に向かったのですが……

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約35分で到着しました。だいたい大宮駅(埼玉)から新宿駅に行く時間と一緒です。
そう思うと、サラリーマンは佐賀から博多に通勤もできるし、若者は遊びに行くことも簡単にできるでしょう。

「普段は地元でのんびりして、買い物や遊びに行く時は近くの都会に行く」みたいなパターンだと、メリハリのついた生活が出来るかもしれませんね。

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ちなみに佐賀駅の周囲にも案の定、何もありませんでした。(ちょっとばかしのお店はありますが)

まあ、駅前に何もないと言っても、それは仕方ありません。佐賀県ならずとも、地方都市の駅前には基本的に“何もない”ことが多いのです。(特に佐賀駅は新幹線が走っていないこともあるので)

とはいえ車を1時間も走らせれば……

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こんなに綺麗な海を見に行くことだって出来るし……

 

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これぞ日本の原風景!っていう景色も見れるし……

 

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でっかいショッピングモールでのお買い物もできちゃいます。(ここは「ゆめタウン」という施設。佐賀が日本一大きいらしい)

 

自然がいっぱい

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これはもう言うまでも無いでしょう。

都会に比べると圧倒的に大きなメリットと言えます。
佐賀市内はそれなりに発展していますが、車で30分ほど走らせると、山も海も川もあります。

そして空気が美味しい!

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波戸(はど)岬で食べられるサザエのツボ焼きは4個で500円。異常な安さ!

確かに「買い物する場所」「娯楽施設」みたいな意味では遊ぶ所は少ないのですが、ドライブをしていて気持ちの良い場所はたくさんあるので、釣りに出かけたり山登りしたり海や川で泳いだり、という意味での「遊ぶ場所」は都会よりも圧倒的に多いと言えます。

 

ただし、車は必須といえる

地方都市では電車やバスの本数が1時間に1本なんてのは当たり前。
都会と比べて交通機関は整備されていませんし、電車の駅よりも国道のロードサイドにお店が集中している事も多いです。

ゆえに、車が無いと間違いなく不便です。

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逆に言うと車を持っていれば、電車の待ち時間などを気にせずどこにでも行けるということ。車の運転に慣れている方は、車社会の方が暮らしやすかったりするかもしれないですね。(都会と比べて渋滞もそこまで起こらないよう)

ちなみに、軽自動車が普及している都道府県ランキングを見ると、佐賀県が第1位。
100世帯当たり104.0台と、全国平均のほぼ倍だそうです。まさに一家に一台ってヤツ。

 

実際に「地方に移住をした人」に話を聞こう

ということで、10日間暮らしてみて色々メリットデメリットについて考えてみましたが、正直10日間だけではわからないことが多くあります。
ということで、実際に都会から佐賀に移住をした先輩方に、移住後の暮らしについて聞いてみることにしました。

マイホームを持つのは東京じゃなくてもいいのかな?って選択肢が生まれた。

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はじめにお話を伺った岩楯ご夫妻は、半年前に東京から佐賀県の伊万里市に移住をしたばかり。
現在、岩楯忠介さんはフリーのライターとして生計を立てており、妻の愛久美さんはイラストレーターをしながら家事などとの両立をしているそう。

二人はどんなきっかけがあって移住を決意したのでしょうか。

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「なぜ東京から佐賀に引っ越したのですか?」

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「子ども二人が成長して大きくなってきて、当時住んでいた家が手狭になってきたんです。そこで都内を中心に引っ越しを検討したのですが、やはり東京でマイホームを持つとなると正直高くって

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「なるほど。子どもが大きくなって家が手狭になるっていうのはあるあるですよね……」

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「家を建てるのに、数千万円かけたところで、住んでいた家より一部屋増えるくらいで。なおかつ窓を開けると隣にすぐ家があるような環境に、果たして数千万円の価値があるのだろうかと思いました。そこから、もしかしてマイホームを持つのは東京じゃなくてもいいのかな?って選択肢が生まれたんです」

 

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建設中の新しい住居の前でパチリ。間取りは建坪50坪の4LDKで、おまけに庭60坪と、山林150坪が付いてきたそう。(おまけに山林が付いてくるって意味がわからない)

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「移住するって言っても色々選択肢はあると思うんですが、その中でもなぜ佐賀県に?」

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妻の実家の近くだったのです。やはり子どもがいると、いざという時に頼める人が近くにいるのはとても安心しますし、それは妻としても嬉しいのかなと思いまして。僕自身、地方での暮らしは初めてだったのですが、妻や子どものためにもなるしと思い、決意いたしました

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「実際住んでみてどうでしょうか?」

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「今のところかなり楽しく暮らしています。決して都会が嫌いというわけではないのですが、こちらの方が自分自身に合っていたのかと思うんですよね。自然に囲まれながら妻や子どもがのびのび生活しているところを見ると、とても安心します

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「7歳と5歳のお子さんがいるとのことでしたが、子どもの反応はどうだったのでしょうか。もう学校や幼稚園で友達がいる頃ですよね」

 

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「引っ越した当初は、『東京の方が良い!』って騒いでいました(笑)。周りの友達と離れたくないっていうもあったり、あんまり田舎が好きじゃないと言っていたり。都会に慣れすぎていたのかと思います。とはいえいざ住んでみると、虫や花を採って遊んでいて、すぐに順応していきました。今はもう帰りたくないって言ってますね。

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「ちなみに、気になるお仕事の方は順調でしょうか?」

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「はい、意外かもしれませんが、仕事の引き合いはたくさんいただきます。僕はライターの仕事をしているのですが、佐賀での仕事も自然とくるようになりまして。これ、なぜかというと、注目されるからなんですよ

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「確かに、佐賀に住んでいるライターさんは僕の知り合いにもいないですね」

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「東京から来て仕事をしてる人が珍しいっていうのはもちろんあるとは思うんですけど、伊万里にはライターを専業でやっている人がいなかったんです。なので例えばメディアの相談をしたかった企業さんから連絡が来るようになって。逆に東京に住んでいた時より忙しいくらいです」

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「いいですね。僕も東京で埋もれそうになりながら必死に個性を探しているところです……。とはいえ、東京との仕事に比べ、金額感の違いはあるのでしょうか?」

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「そうですね。まだビジネスとしてお付き合いをしていないところも多いので、確信を持って言えないのですが、相当違う(低い)と思いますね。ライター業を“仕事”っていう風に思っていない会社もありますし」

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「(やっぱり安いのか……)」

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「なので、今のところは東京の仕事で稼ぎながら、こっちで新規でもらう仕事は“育てていく”感覚で働いています。東京と同じことをしようとは思わず、地方でしかできないことをやりたいなと

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「ありがとうございます。同じライターとしても応援しています!」

お二人は、佐賀県の魅力をほっこりイラスト付きで紹介する「すごいよ佐賀県」というTwitterアカウントを開設しています。
佐賀県のために何か貢献できることはないか、「地元を盛り上げるための役割を何か担うことができないか」と考え、運用を始めたらしい!

すごいよ佐賀県
https://twitter.com/sugoiyosaga

ギャップはあったけど、自分の中で物欲の価値観が変わっていった

お次は、佐賀県武雄市にて「おかわりのうえん」を立ち上げ、自ら代表取締役として働く境さんにお話を聞きました。
境さんは2010年に結婚を機に福岡市から移住。現在は2児の母として子育ても真っ最中だそう。

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「なぜ、佐賀に来たんでしょうか?」

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「主人の実家が武雄市だったので、嫁いできた形になります。もともと主人の両親がやっていた農園を手伝っていたのですが、2人はいずれ農業ができなくなってしまいますよね。その時に手遅れにならないように、自分たちでやり方を変えて、人を採用して、農園を運営していこうと思ったんです」

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「なるほど。旦那さんの実家の農業を引き継いだんですね。佐賀での暮らし、想像していたものと比べてギャップはありましたか?」

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「ギャップはありました。私は福岡の普通のサラリーマンの家庭で育って、大人になっても会社員として働いていたので……」

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「そのギャップとはなんでしょうか?」

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「来てまず思ったのが、車が本当に必要なんだなと改めて感じましたね。当時私は“AT限定”だったんですけど、“MT車”に乗れるように教習所に行ったりもしたくらいです。ただ暮らしの環境としては、自然が溢れていてびっくりしました。ウグイスは普通に鳴いているし、カブトムシやホタルは夜外にいるだけで見つけられる。生活の一部としてこのような自然があるというのが、とても驚きました」

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境さんのお家から見た景色。ジブリ映画に出てきそう。

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「引っ越してきて不便に感じることはなかったのでしょうか」

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「当初は買い物に行きたいなとか、遊びに行きたいなとか、そういう気持ちはすごくあったんです。ただ、こっちで生活をしているうちに、武雄市の周辺も栄えてきましたし、なにより自分の中で物欲の価値観が変わっていったんです。“そうじゃなくても良いかな”という考え方が出てきたんですよね。多分、自分のことよりも子どものことを考えるっていうのも大きいと思います。遊びに行くのも、普段から出かけることは少なくなったのですが、大きな休みが取れた時にかなり遠くに行くようになりました」

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記念にどうぞ!ということで、青梗菜をいただきました(美味しく食べました!)

境さんが運営する「おかわりのうえん」は、子育てをしながら働ける環境を持っている会社。
パートの皆さんもお子さんを連れて職場に来ているんだそう。

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「仕事をしたいけど子どもがいるからできないっていう環境は、あまりよくないのではと思ったんです。今の仕事なら子どもと一緒に作業も出来ますし、子育てをしながらも仕事ができますよってことを伝えていきたいなと思っています」

おかわりのうえん
https://ameblo.jp/okawarifarm/

いろんな人と出会って、喋って、見て、感じて欲しい。

最後に取材させていただいた、伊万里市にあるカフェ「LIB COFFEE」の代表を務める森永さん。森永さんは、長崎県からの移住者でした。
東京でサラリーマンとして働いていたこともある森永さんは、なぜ伊万里市でカフェを開くことになったのでしょうか。

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「なぜ佐賀に来たのですか!」

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「簡単に言うと、都会であくせく働くサラリーマンが嫌になりました(笑)」

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「おお、『仕事に疲れた』っていうのは読者の方の中でも多そうなパターンです!」

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「高校を卒業して、横浜の大学に通っていたんです。大学に入れば何か見つかるはずだと思いまして。目標もないまま、そのまま東京で食品会社の営業職として就職しました。ただ、毎日せわしい満員電車に揺られ、仕事に追われていくうちに、自分の視野が狭くなっていく気がして。3年間は働こうと思ったんですけど、耐えきれず逃げるようにして、実家の長崎に帰ってきたんです」

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「なるほど。僕も会社が嫌いでサラリーマンを辞めた人間なので、分かる気がします」

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「長崎に帰ったあとは、ハローワークで職を探し、半導体の会社で働くことになったんです。ただその仕事って、決まったことを囲われた中でやっていくような仕事で……。何事にもワクワクしたい自分の性格と職場環境にズレを感じたんですよね……

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「職場の環境って、マジで大事ですよね…」

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「はい。で、そんな時にたまたま伊万里のバーで飲んでいたら、マスターがめちゃくちゃかっこよくて、こんな人になりたいと思いまして。さっぱり仕事を辞めてしまい。そこのバーで働きながら、このカフェをオープンさせました」

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「物語が急展開」

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「僕はもともと夢が何もなかったんですよ。でも、もっといろんな場所があって、人がいて、職業があって、選択肢があることを若い頃に知っていたら、自分の生き方がもっと濃いものになったのではと思うんです。なので、若いみなさんにはぜひそうしてほしいと思いますね」

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「都会に出てしまう若者もいるとは思いますが」

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「多分、10代や20代は、まだこの土地のような地方の環境を誇りに思えない理由があると思うんです。先ほどの話と矛盾しているようにみえるかもしれませんが、僕は高校卒業後、外に出るのは推進派。もっといろんな人を見るために外に出て、そうすると地元の良さをもっと知ると思うんですよ。なので、いろんな人と出会って、喋って、見て、情報を持ち帰って来てほしい。そうすれば帰ってきた時に、自分にあった働ける場所を探せると思うし、思ったよりも働く場所があることを知ると思います。まあ、本当は僕ら大人が誇りを持ってもらえるような土地にしていかないといけないんですけどね」

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LIB COFFEE IMARI
住所 佐賀県伊万里市伊万里町乙180
時間 月〜水 / 8:00 – 19:00 金 / 8:00 – 21:00 土・日 / 9:00 – 19:00
定休日 毎週木曜日 / 不定休
電話 0955-25-9849
WEB http://lib.in.net/coffee/

さて、ここまで3名の方にお話をお伺いし、移住や子育てのお話をしてきました。
お話を聞くと、「皆さん自分で起業してたくましい」という印象があるのですが、「自分で仕事を作るというのは難易度が高い」と思う方も多いのではないでしょうか。

例え「移住をしたい!」となっても、手に職がなかったり人脈がない場合はなかなか難しいですよね。
サラリーマンの方なんて、なおさらそうだと思います(勇気が出ない気持ちわかります)。

 

地方のサラリーマンにもお話を聞く

ということで、実際に佐賀県で事業を展開している企業で職業体験をさせて頂きながら、佐賀で働くサラリーマンの方々にもお話を聞いて来ました。

まずはインターネットをよく利用している皆様にはお馴染みのこの会社…

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Cygames(サイゲームス)だーー!!

Cygames
「神撃のバハムート」や「グランブルーファンタジー」「Shadowverse」など大人気ソーシャルゲームを数々世に送り出している大人気ゲームの制作会社。

今回の取材では、働かせて頂くということもあり、まずは皆様の前でご挨拶。

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僕「えーっと皆様、グラブってますか?」

若い方が多く、20代の方々がほとんどのように見えます。

 

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今回僕が訪れた Cygames 佐賀デバッグセンター は、今年の夏に開設されたばっかりなので、とても綺麗。
主な仕事としては、「デバッグ」と呼ばれる“開発中のゲームの不具合(バグ)をお客様に届ける前に発見するための業務”を行います。

 

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一人一台のパソコンとデュアルディスプレイが完備。綺麗なお姉さんもいた。

実際に僕もデバッグの業務(お試しで)をやってみたのですが、難しいけど、意外と楽しい。
「なんだここ、ゲーム好きな人からしたら天国のような職場じゃない?」と思いました。もちろんテスト環境であれば、ゲームし放題です。

 

なぜ佐賀県に?

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「佐賀県で働いている感想を皆様にお聞きしたいのですが、その前に……なぜCygamesさんは佐賀にオフィスを作ったのですか?

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「Cygamesの代表渡邊が佐賀県出身ということもあり、デバッグセンターを作って、佐賀にいる方々と何か仕事ができないかという話から始まりました。実際にこの3人は九州に来たことがなく、どういう人口でどういう人が集まるかを模索しているところからスタートしたんです」

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「おお、そんなところから」

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「調べてみると情報系の専門学校があって、学生も結構いることが判って。専門学校や大学に行って先生の話を聞きに行ったんですけど、優秀な方々はいらっしゃるんですが、でもそういう方々は今まで大阪や東京に就職先を求めて飛び立たれるということが多かったそうなんです」

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「ゲーム会社って、今まで佐賀にはなかったのでしょうか?」

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「はい、私たちが佐賀県で初めてのゲーム会社だと思います。で、蓋を開けてみると応募は県内からがほとんど。求められていたんだなということがわかりました。それに加えて他の県から引っ越してまで来られる人もいて……東京からも一人来ました(笑)。そのような方は、佐賀を盛り上げたいという気持ちが強いように見えますね」

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「もうひとつの理由としては、“外注に頼らず、クオリティを担保し、スタッフを育てていきたい”ということもあります。当社のゲームはお金を払っていただいている以上、ステータスなどのバグはNG。自分たちの目でちゃんと見て、責任を持って、最高のクオリティを担保しながら、それを私たちでやっていくことに意味があるんです。会社の人間として働くので、責任をより持てるんですよね」

佐賀で働くということに関して

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「実際に働いている方々は生き生きしているのでしょうか?」

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「環境はすごい良いと言っているのを聞きますね。思ったよりも楽しそうに仕事をしている人が多いです。東京の場合は結構ベテラン勢が多くなってきたので、佐賀は若手を中心に組織作りをしていければなと」

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「佐賀と東京、仕事をする環境は変わってないのでしょうか? 不便だったりしません?」

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「むしろよくなってますね。羨ましい、行きたいなという声も東京から聞きます。同じような仕事をしているのに、夕焼けが綺麗だったりとか東京にないものがたくさんあったりするので……」

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「とはいえ、佐賀だからゆっくり仕事ができるんじゃないかというと、それはちょっと違くって。むしろそういう方は合わないかなと思うんです。みんな東京と変わらないマインドで仕事をしてもらっているので、仕事は仕事として東京と同じようにやってもらいます」

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生活リズムが東京と違うので、定時も変わっているそう。「佐賀は7.5時間労働で10時から18時半です。早く帰る文化が根付いていますからね」と平岡さん。

働き口はある?

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「ちなみに社員って募集していますか? もしかしたらこの記事を見て入りたいって方がいるかもしれません。」

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「はい。していますよ!」

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「おお、どんな人がCygamesさんに向いているのでしょうか?」

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「未経験者の人ですと……情熱がある人と一緒に働きたいですね。ゲームがとても好きっていうだけでも嬉しいです。教える環境は整っているので、パソコンが苦手な人も結構いるんですよ。とはいえ、“ただバイトがしたいだけ”っていう人は厳しいかもしれません。せっかく働いていただくんであれば、キャリアアップを狙って欲しいですし」

 

飲み物も無料である(羨ましい)

左の自販機は無料。無料って単語、最高。

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「3年後には従業員の数120人を目指して、クオリティを担保できる組織作りをしていければなと。最終的には、外注に任せている仕事をすべて社内でまわせたら良いですね」

ということで、Cygames 佐賀デバッグセンターでは一緒に働く人を募集中。
ゲームが好きで地方で働きたい! とお考えの方は、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
https://www.cygames.co.jp/recruit/career/career-16580/

他の会社の方にも聞いてみる。

2つ目の会社は、東京・福島・そして佐賀で事業を展開するEWMファクトリーさん。(WEB制作会社)

今回は新規事業である……

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ドローンを動かしながら、お話を伺いました。

 

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生まれて初めてのドローンです

お話を伺った福島さんに聞くと、「佐賀はめちゃめちゃドローンを飛ばしやすい」とのこと。

 

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「都会でドローンを飛ばせるところって、かなり限られてくるんですよ。住宅密集地や空港の近くなど、様々な制限がありまして、これでは練習もままならない状態。その分佐賀だと飛ばせる場所が豊富なので、事業として展開したら伸びるのではないかと思いまして」

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田んぼでドローンを飛ばすって、なんだか不思議な気分です

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「ドローンの仕事って、どんな仕事があるんですか?」

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「いろんな形があります。空撮の仕事をもらうこともあれば、ドローンを買ったけど怖くて飛ばせない人に向けて導入指導をしたりとか、法律周りのレクチャーをしたり、また、購入を検討している人や子どもたちに小さなドローンを体験させるようなこともやっています」

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お、飛んだ

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「そういうドローンのような“新規事業”をやっている会社は、佐賀に結構あるものなんでしょうか?」

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「最近、かなり増えてきたと実感しています。何故かというと、実験をしやすい街なんですよね、ここは。ドローンの事業もそうですけど、弊社では「こねくり家」というカフェ事業を佐賀市内で行っているのですが、そこは畑もあって庭もあって……。そんな場所を東京で見つけるって、まあ大変だと思うんです」

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古民家を改装した「こねくり家」。なにこれ住みたい。

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「佐賀のような地方だと、そういうお店を新しくオープンしてくれるだけでありがたいと、行政に歓迎されるほどで。ゆえに、新しい事業の実験はすごくしやすいのかなと思います。ここで成功すれば、同じような地方で課題をかかえているところってすごく多いんで、展開も視野に入れれるでしょうし」

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「余っている古民家とかがありそうですもんね」

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「そうですね、かなりチャンスだと思いますよ(笑)」

めっちゃ楽しい!

めちゃくちゃ楽しい!(操作は案外難しくない)

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「ちなみに、福島さんは以前、東京でお仕事をされてたということでしたが……」

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「はい、東京で働いていました。まあよく言われることですが……都内で働いているときは、正直余裕がありませんでした。20代前半で、経験値がなかったということもあると思うのですが、気を張っていて、目の前の仕事をこなすことで精一杯で。そういった生活に比べると、今は“人らしい暮らし”をしているのかなって感じはありますね」

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じゃあ佐賀で暮らす方がご自身には合っていると……

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「そうですね……。自分には合っていると思います。とはいえもちろん、東京で働いている時も楽しいことはたくさんありました。よく友人には、“東京と佐賀、どっちがいいの?”って言われるんですけど、正直、どっちって言いづらいんですよ」

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と言いますと……

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東京も東京で良いところがたくさんありますから。仕事の面では辛いこともあったけど、自分を磨くとか力をつけていく部分に関しては、刺激になったことがすごく多かったし、入ってくる情報も多かったので、スキルアップはしやすいんだろうなと思います。また、佐賀で同じ世代を100人集めようと思い立った時。東京だとSNSなどを使えば簡単ですよね。かと言って佐賀ではかなり厳しいんです」

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なるほど……

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「東京での暮らし、地方での暮らし、どちらにせよ20代に自分がつけた力でどのように今後の人生を展開していくかがキーになるのかなと思いますね。今までは、やれって言われたことをこなすことで精一杯だったのが、それを地方で活かせるってすごくやりがいを感じるんですよね、今は。地域の人が喜んでくれる顔が直接見れるので…」

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「30代とても楽しそうですね。ちなみに、佐賀での暮らし、どんな人が向いていると思いますか?」

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めっちゃ飛んでる。豆粒みたいになった。

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「結局、佐賀でどんなことをしたいかによると思うんです。こんなことがやりたいなっていう気持ちを少しでも持っていないとダメで。チャレンジしたいとか、仕掛けたがりとか。自分の人生を自分で決めたい人が向いていると思いますね」

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「なるほど。“もっとゆっくりした生活をしたい〜”みたいな人が向いているとの答えが出てくると予想していましたが……意外でした」

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「都会に疲れて、田舎でゆっくり過ごしたくて、順風満帆な生活を求めて佐賀に来るのはたぶん、苦労します。確かに佐賀はすごくのどかですし、時間の流れも東京と比べると遅く感じます。とはいえ何もしなくても生活ができるかというとそうではありません。仕事は仕事でキチンとやる必要はありますから。まあ、自給自足で何も頼らないという生活スタイルをすれば違ってきますけどね(笑)

なのでそれよりは、東京では出来ないチャレンジをしたいと思って移住をする方が良いと思います。県の受け入れの体制も整いつつあるし、まだまだビジネスチャンスはたくさんあると思いますので」

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「逆に、東京で事業に失敗したから地方に行って再挑戦っていう選択肢もありますね」

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「そうですね。まあ僕がITの業界にいるからかもしれないんですけど、ここ最近のITの技術を活用すれば、首都圏と地方のギャップは埋まってきているようにも感じるんですよね。これは東京にいないとできないよねってことが、ちょっとずつ減ってきている気がしていて。逆に、地方でやっていることを東京で展開してもできるかなと思いますし。人生、挑戦をし続ける方が楽しいですから。特に佐賀はオススメですよ(笑)」

EWMファクトリーでは一緒に働く人を募集中。
九州・佐賀で生活しながら最先端の技術に触れられます。ITを活用した仕事にチャレンジしてみませんか?
https://ewm.co.jp/recruit/

 

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とは言え、思ったように飛ばしまくるのはかなりの難易度です

ちなみに佐賀県の最低賃金は737円。東京と比べれば確かに安いけど、10年前の東京は739円でした。
そう考えると10年後に佐賀をはじめとした地方も上がっている気もしますね。

また佐賀のような地方では、人を採用する場所のだいたいが口コミなんだそう。東京のように大手求人企業が手を伸ばしていないので、ネットの情報だけを頼りにしないで、もし移住を考えるならば地域の方にお話を聞いてみるくらいの方がいいかもしれません。(LCC使えば往復14,000円で行けるしね)

なおどこの県もそうですが、他地域から移住をしてきた方へ向けて、「住宅購入・家賃助成」というシステムがあることをご存知でしょうか。

メリットが大きなものや、特殊なものなど、市によって差が生じる場合もあるので、興味のある方は、ぜひ気になる地域の制度を調べてみては?

https://www.sagasmile.com/supported-system/

それでは最後に、子育て世帯には気になる「子育てのしやすさ」について調べてみました。

子育てってどうなの? 実際にベビーカーで押してみた

佐賀県では、先ほどの話にも出た「子育て」の支援も充実しているそう。
都会と地方では、どのような子育てのしやすさの違いがあるのかも気になるところ(僕は独身で子どもはいないけど)

ということで、まずは自分でベビーカーを街中で押して、東京との違いを体験することに。

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赤ちゃんのかわりに、米10kgを中に入れて移動します。

まずは簡単にウィークリーマンションの周辺を回っていきます。

すると……かなり暑いことに気づきました。

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都会と比べて大きな建物がなく影が少ないので、日差しが強いのです。
これでは赤ちゃんもとても暑そう。大丈夫かなぁ。

 

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水辺って気持ちいい。

でも、都会と比べて車通りも少ないので、日陰を見つけて心地よくベビーカーを押すことが可能。とはいえ国道は車通りがすごいので、なるべく押さないようにした方がいいと思います。

また、交通手段が通っている駅に向かってみたのですが……

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佐賀駅は佐賀で一番大きな駅にもかかわらず、新宿や渋谷など比べて全く人混みがありません!これは、人が少ないことで得られるメリットの一つではないでしょうか。

電車の中も割と空いているので、周りの乗客の方の迷惑にもなりにくいかと思われます。

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ちなみに佐賀駅のような大きな駅はエスカレーターやエレベーターも完備されていますが……

 

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隣の「鍋島駅」には、長い階段しかありませんでした。これはベビーカーには辛いところ。

とはいえ……

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地方では車社会が根付いています。
もちろん、保育園や幼稚園に行くにも買い物に行くにも、遊びに行くにも、赤ちゃんはベビーカーだけの移動ではなく車に乗せた方が早いのです。
街中や電車でベビーカーを押して移動している人はほとんど見かけず、さがびより(お米)を乗せたベビーカーを押しながら一人で自撮りしている私は、東京以上に浮いておりました。

 

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電車に乗ってベビーカーを押すのはしんどかった経験があるので、車の移動ってなんて楽なんだろうと改めて実感。

東京都心だと、駐車場を借りるのにも2〜5万円程度かかります。
加えて家賃も高いので、車の保有自体が困難ですし、道も混雑しており「都内を車で移動する」という選択はなかなか取りづらいのが現状です。
(もちろんその分、電車やバス等でどこでもいけますが)

 

子育てをしている方々に聞いてみよう

さて、ベビーカーで押すだけでは実際の子育てについてはほとんど分からないので、子育てをしているなおかつ子育て支援に取り組んでいるママさんにお話を聞いてみました。

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唐津市在住の山田ケイさんは、子連れで気軽に行けるママカフェ&ハンドメイド雑貨のお店「スイートホームクローバー」を経営しています。

9年前に旦那さんの転勤で唐津に来た山田さんは、もともとこの地に永住する予定はなかったそうですが、それから1年後に家を建てたんだそう。

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「来て半年間は、それこそひきこもって泣いてばっかりで、ふさぎこんでいた状態だったんです。子どもはその時2歳だったのですが、自分は初めての子育てだし、だれも知らないし、話す人もいないし、子どもを連れて行けるところがなくて」

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「どのようにして、友人を作っていけるようになったのでしょうか」

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「子どものために友達を作らなきゃ、と思っていたのですが、ある時それをやめたんです。よしっ、自分で居場所を作ろうって。ママカフェという括りにするようにしたのも、ひとりで子どもを連れてきてもお客さん同士で会話が起こったり、最初は無口だった人も自分のことを話すようになったりと、自然にコミュニケーションが生まれればいいなと思ったんです。やっぱり、話せる場所がないとダメなんですよね、女性って。」

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「行動力がすごいですね……」

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「いえいえ、自分は元々、誰かの輪の中に入ってっていうのがすごく苦手だったんですよ。とはいえ主婦になって子どもができたら、自分では想像ができないくらい生活が変わるので、コミュニティに頼りたかったのかもしれません。自分がそういう思いをしたから、ママカフェや小さい子どもを連れてもこれるような場所を作ったんです」

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月に何度かワークショップを開催しているそう。

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「どんな方がお客さんとして来られているんですか?」

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「うちに来る人は、だいたい育休中とか産後間もない時に子どもを連れてくる人が多いです。もちろん仕事をしている人もいます。でもこれって、佐賀の唐津だけの話だけではなくて、どんな地方にも“誰かに話を聞いてもらいたいお母さん”ってたくさんいると思うんですよね。家にいると主人しか会話をする相手がいない。そういう状況って、負しか生まないんですよ。他の地方の人も、こういうところを自分で作ってみてはとは言わないけど、見つけてほしいなと思いますね」

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「佐賀の子育て支援はどうでしょうか?」

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「他の県のことは詳しくわからないのですが、佐賀はとても充実してると思いますね。私にはここの支援はピッタリなのだと思います。特に私が住んでいる唐津市は。とはいえ他の地域でももちろん、子育て支援センターはいくつもあるので、何か困った時や、話し相手が欲しい時は積極的に利用してもらいたいなと思います。ネットがいくら発達しているとはいえ、実際に誰かと会って、お話しする事は大事なんですよね

Sweet home Clover

住所 佐賀県唐津市養母田910-3
電話番号 090-7461-5299
営業時間 水曜日・木曜日 11:30〜15:00 (オーダーストップは14:30)
URL http://ameblo.jp/sweet-home-clover/

山田さんが住んでいる唐津市は、平成16年という全国的に見ても早い段階から、子育てする人にやさしく安心して子育てができる街づくりを目指しているそう。
http://karatsu-kosodate.net/about.html

次に、佐賀市役所富士支所にある「富士ふれあいるーむ」を運営している、福岡から移住された村上嘉子さんにお話を聞きます。

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「富士ふれあいるーむ」は赤ちゃんからお年寄りまで誰でも利用できる交流の場として開設。
月~金曜の10時~16時まで自由に利用することができ、大人も子どももホッとできる空間、居場所となっているそう。

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「ここの立ち上げ当初は、周りの人に誰が来るのと言われたんです。月曜から金曜まで、全部開けておく必要あるの?って。でも、やっぱり毎日空いているから意味があるわけで。元々は月に1度ほど、お母さんが集まる場があったのですが、例えば当日に子どもが熱を出して行けなかったら、そのお母さんは2ヶ月触れ合えずに過ごすことになるじゃないですか。いつでも誰でも来れるっていうことを謳うことに意味があるってことを説得の末、開設に至りました」

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「当時(2009年頃)はまだ、子育て支援が浸透してなかったんですね」

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「そうですね。もちろん今でも、栄えている場所に比べれば来る人の数自体は少ないのですが、誰が来てもほっとできる場所があるとないでは大きく違うと思うんです。そういう子育てをする環境が山にもあるっていうのはすごく大切なのかなと」

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「佐賀県って、15歳以下の年少人口の割合が全国3位なんです。家庭に3人の子どもがいるのはスタンダードな状態。そんな環境だから、都会のような1人で精一杯という環境に比べると、はるかにおおらかな人たちが多いんです」

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「3人って多いですよね……」

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「そう思いますよね(笑)。このように子育ての環境は、やっぱり都会と比べてまるっきり違うと思います。価値観が違いますから……。例えば塾に行って中学受験をするのが当たり前な地域にいるのと、当たり前のように公立の学校に進学する地方。どちらが正しいかは一概には言えないですが、子育てのしやすさにおいては佐賀は負けない自信がありますよ」

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ボランティアとママスタッフで週1~2回開催している子育てサロンでは、お母さんたちの要望を聞いて計画を立て、バスハイクや工作のほか、地域の方を講師に迎えての和菓子教室などを開き、親子で楽しんでいます。

富士ふれあいるーむ
住所 佐賀市富士町古湯2685 佐賀市役所富士支所2階
開放日 月曜~金曜日 10:00~16:00
子育てサロン 週1~2回 10:30~12:00
対象 赤ちゃんからおじいちゃん、おばあちゃんまで
参加費 無料 (有料のイベントあり)
TEL 0952-58-2311

 

ちなみに佐賀県が進める「子育てし大県(たいけん)”さが”プロジェクト」では、佐賀で子育てがしたいと思われるような様々なプロジェクトを推進しているそう。

小さなお子様やその保護者、または妊娠中の方の外出や通院等をサポートする「子育てタクシー」の運行や、面積が広く、子育てしやすい空き家を活用した子育て世帯向けの住宅の取得やリフォームをサポートする「すまい・る」支援事業など、安心して働きながら子育てができるんですって。確かにこれはスゴイ。

https://saga-kosodate.jp/

10日間、佐賀での生活をしてみて

さて、ここまで離脱しないで本記事をお読みいただき、ありがとうございました。
みなさんは、今後の人生をどう生きていくかを、もう決めているでしょうか?

個人的には10日間佐賀県で暮らしてみて、地方への移住、ありだなと感じています。
僕はこれまで100%、東京で一生を終えると思っていたのですが、そこにひとつ選択肢が増えたということ。
何かのタイミングで東京を出たいなと思った時に、移住をしても良いのでは? という答えが出てきそうです。

とはいえ都会に慣れ親しんだ人は、いきなり地方で暮らすと虫がいっぱいいたり、テレビのチャンネルが少なかったり、クレジットカードが使えないお店が多かったりと、地域の人とのコミニュケーションに苦戦したりする人もいるとは思います。(佐賀はテレビのチャンネルがなぜかとても多いけど)

今回僕は佐賀に行って、結果“自分に合ってるかもしれないな”と感じたわけですが、このように自分が暮らしやすいかもしれないと思える土地を見つけるのが一番大事だと思います。知らない街に行って暮らすのは、誰だって躊躇しますもんね。なので、ちょっといいなと思ったら、旅行をしてみて環境を見てくるのかも良いかもしれません。

なお佐賀県での暮らしやすさを改めて紹介すると……

・人口10万人あたりの一般病院数が全国5位、薬局数は全国1位。
・台風や地震などの自然災害が少ない。
・温泉がいたるところにある
・博多(福岡)に近い
・海が綺麗
・ご飯が美味しいお店が多い
・土地が安い
・子育てしやすそう
・話す言葉に、みんなトゲがない

これは僕の主観も混ざってはいますが、実際に感じた結果です。

ということで、もし、移住を考えるなら候補の一つに「佐賀」を加えてみてもいいのではないでしょうか。
県の移住支援も充実しておりますので、移住を考えている方は、一度相談してみるのがいいかと思います。
10日間しか住んでいないけれど、自信を持ってオススメします!

佐賀への移住について、詳しくはこちら
https://www.sagasmile.com/

以前、SPOTで佐賀県のいいところを紹介した記事はこちら
https://travel.spot-app.jp/saga_yoppy/

 

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波戸岬で食べたさざえのつぼやき(4個500円)は本当におすすめ!

【提供】
佐賀県広報広聴課
【制作】
SPOT編集部
【協力】
佐賀県の皆さん

(取材・文・カメラ 長橋 諒

\ しっかり取材に行く旅メディア /

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